秒速2m
まだ来ない夜明け

一日ごとに
増えていく知識

一秒ごとに
尽きていく命

得たものはいつでも
失ったものに釣り合って
途方に暮れる

秒速2m
夜明けが追い越 ...
街路樹の隙間から
バス停が見える
あれに乗れば
会えるのかも知れない

曲がり道で別れた人
咲き果てて枯れた花
泣き疲れて眠った猫

日曜日の時刻表は
当てにならなくて
それより ...
キミが悲しい気分になったら、昼でも夜でも、

満月が現れ、キミを応援する

キミがなんだかやる気がないとき

十匹のオオカミが現れ、キミを囲んで遠吠えをする

とりあえず、そんなシステ ...
KAMAKIRIの雄に生まれなくて良かった
KAMAKIRIは雌と雄が交尾した後
雌が雄を食べてしまうらしい

俺がもしKAMAKIRIの雄に生まれてしまったら
一生童貞通さなければと思って ...
秋の雲は美しい

どこまでも高く
澄み渡る青空で

自由自在に姿を変えて

行く先などを問うのは
野暮というもの

その千幻万化する神ごうしさは
天空に住む神の一人というあかし
...
吐き出した言葉はもう
戻らないと傘が言う
ほころんだきみのスカート思い出して


夕陽に滑り込むように電車が来て
ホームにひとが押し寄せ
「忘れちゃえ」と口を揃え
涙を連れ ...
 意固地になり夜が明ける

 周りに笑われ東へ西へ

 枯れすゝき行き場なく春迎え

 夏の潮風の中 檸檬に恋する

 子猫揺りかごに乗せ夕餉待つ
G線上のアリアを聴きながら
過ぎた日の思い出に
想いを馳せる
君は今、何してる
コロナ禍の元
遥かソフィアの空の下で

君の視線を
懐かしく思い返す
君が差し出した
暖かな、一杯の ...
個体というファイルに無理に綴じられた一貫性のない私たち 降り止まない雨が
心の奥底に言葉を溢れさせ
魂の隙間から
零れ落ちるような光滴たち
無数に煌めき散逸する
終わらない旅路の果てに
訪れるもの一つ
想い描けないなら
何億もの地上の眼を掃 ...
世界中で
自称詩人排斥の動きが
高まっている
世界の混乱の全ての元凶が
自称詩人にあると主張して
欧州で支持を伸ばしている
ナチョスがついに
イギリスを除く主要各国で
政権を奪うことに ...
壊れる前に補修するのは
もったいないから
壊れるまで使う

もったいないオバケが
救うべきは
もったいないオバカだ
夏の終わりが訪れた
これから季節は
秋から冬へと加速してゆく
風を涼しいと感じられるのも
今のうちだけだろう
電子タバコの煙を吸い込んで
白い煙を口から吐き出す
アルカロイドが血液に溶け ...
河の奥底から夜星を見上げる

闇の中に浮かぶ他者の琴線が

視界に流れ来る気がして空を掴んだ

幾つかの唄が鼓膜を震わせた


離れていても貴方を想おうと

世界の底で沸き上がる ...
左心室から流れた希望は絶望になって右心房に帰る
こうして人生は循環し、いつまでも未完なままだ。
 人の幸運 不運は

 右か左で決まってしまうのか

 右に行きたくても行けない

 左には行きたく無いのに

 行かざるを得ない岐路がある

 想う通りに進みたい

 運 ...
なんだか頼りない陽射しと
元気のない雲の勢いに
初秋の余韻を感じながら
病院の帰り道、車を走らせる
散らかった部屋に戻り
グラスに残った生温い
箱買いしたカフェオレの
残りを飲み干す
...
クイズムリオネア、司会のみのびんたです
スタジオの半周以上を囲む観客席は熱狂した拍手を彼に浴びせた
テレビのクイズショウ司会者は片手を上げて応え、
見計らって手を下ろすと拍手は鎮まった
今夜の ...
通っていた専門学校の 昔の
その 今も電車から見える建物の
様変わりしてしまった道を 僕は
ああ そして 冬の日に歩いていた
通りを 線路沿いに 駅から
宵闇通りをお迎えにあがります
ブン、はブンであり吾輩ではない
ようやく木に将来が吊るされた

ふるびた
    かんざしが
         流木に刺され

朝陽を待ちながらさみしく影 ...
過ぎ去っていく暮らしの中で

腕の中で抱き締めた匂いは

色褪せぬ記憶とともに生きている

作られた魂に染み渡る気持ちに

名前をつけられずにまた季節を終えた


誰しもが痛みと ...
 シーアスパラガスというものを見つけて身請けした。イスラエル産らしい。
 植木で見るような、ガサガサした葉で、初めて見たとき「なんかえぐみが強そうだな」と思った。完全なる偏見であることは後に判明する ...
眠りたいわけではないがこの脳が眠たがるから眠ってやるか 私の果樹園には
今にも倒れそうに
傾いだ梅の木がある

心が荒れて時化るときその木を思い出す
海から河へ河から海、海から流れる川と
言ったのは誰だったろうか、渡し守の唄か

心が時化て ...
          - die Schläfrigkeit im September


 文字は雨、


 もしくは、繪だ


 奴は、死の畫素を撫で


 内臟曰く、

...
其は虚慢に非ず 神より賜りし巨万の富。

天の国の所有者に災いあれ
そこには断裂の罪が在ろう
慰められる者に災いあれ
彼等の前に 泣き続ける{ルビ幼子=かみ}が在ろう
地を受け継ぐ者どもに ...
ある日家にやってきた
白い綺麗な子猫
「ノエル」と名づけた

成長が早く直ぐ大きくなった
仲良しでいつも一緒にいる

落ち込んでいたら
落ち着くまで
寄り添っていてくれる

家族 ...
怒りとも悲しみともつかない咆哮が脳裏でずっと続いていた、目蓋と眼球の間に、書き上げることが出来ない手紙が、皺にならないように丁寧に慎重に差し込まれているみたいで、そんな行場のない思いは瘡蓋の下でじ ... 移ろいゆくこの世界
求めていた自分の理想が
現実化するように祈っている
地獄に変じているこの社会を
天国にするための選択の時が
もうまじかに迫っている
いろいろな場所で
頑張っている人々 ...
アルマイトの弁当箱には
頭の焼け焦げたメザシが
白い飯の上に載っていた
梅干しが隅に添えてある
崩れた厚焼き卵もあった
新聞紙に包まれた弁当は
開ける前から魚臭かった
あまりにも見栄えが ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
ねむるTwoRiv...自由詩14*21/9/19 9:53
現在地ミナト 螢自由詩221/9/19 9:16
System墨晶自由詩3*21/9/19 8:44
KAMAKIRIこたきひろし自由詩221/9/19 7:57
秋の雲st自由詩321/9/19 7:18
置き傘微笑みデブ自由詩121/9/19 3:11
自由律俳句「食べられる退屈」(107)遊羽俳句1*21/9/19 0:40
愛しいイザベラへジム・プリマ...自由詩2*21/9/18 23:03
_いる短歌021/9/18 22:37
湧出ひだかたけし自由詩821/9/18 21:40
杉浦千畝花形新次自由詩1+21/9/18 19:34
もったいないオバカイオン自由詩2*21/9/18 17:40
この黎明の闇の中でジム・プリマ...自由詩2*21/9/18 16:19
再起の夜に自由詩221/9/18 14:26
循環希系杏っ子自由詩221/9/18 14:17
右か左か佐白光自由詩1*21/9/18 13:34
風の世紀の黎明ジム・プリマ...自由詩1*21/9/18 12:46
喝采ゼッケン自由詩221/9/18 12:11
渋谷に着く時番田 自由詩121/9/18 1:30
光合成帆場蔵人自由詩221/9/18 1:08
例え過ぎ去っても自由詩121/9/18 0:01
珊瑚草を喰ふ話。46U散文(批評...1021/9/17 23:59
_いる短歌121/9/17 23:14
渡し守帆場蔵人自由詩121/9/17 22:04
9月の眠氣墨晶自由詩1*21/9/17 20:34
エゴ・エリスⅢ 従者の祈りPAULA0...自由詩021/9/17 18:52
飼い猫の優しさ夏川ゆう自由詩221/9/17 18:13
静寂の裏側の出来事ホロウ・シカ...自由詩2*21/9/17 18:02
今、君の目の前でジム・プリマ...自由詩2*21/9/17 12:15
メザシの弁当atsuch...自由詩13*21/9/17 11:26

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加筆訂正:
地球征服は終わっていた/イオン[21/9/19 9:31]
4行名を追記しました。
4.57sec.