水琴窟がカゼノネと戯れている
白鷺に預かるオパールははじめから砕け散っていたものだからね
口惜しいが泪がそのうち、仕切り内側でそぼ降るであろう
こうして御顔を託されたのだ、
平然とした菊よ、お ...
墓参りも行けずに
気になっていた京都の町は
無精者を待たずに
盛大な炎によって
結界の門を閉じる
雨と雷は
上賀茂さんが振り払った気がした
煙と一緒に
みんな登っていく
帰ってしまう ...
ライムやぞ
わざわざやぞ
わざありのらいむやぞ
とだいぶ大きくでたあと
抜け落ちた穴のあと
ほぼカラやぞ
仮宿にサイフ忘れた
抜かれて最終なんぼ計算したらつらいぞ
そんなささいなことど ...
小さな手、
小さな手を差し出して
二人、手を繋ぎ行く川沿いの道
あれはとても乾いた夏の日、
おまえは水が飲みたいと言った
おれは川の水を両手のひらに掬い
おまえの口許に持っていった
...
「通俗水滸伝豪傑百八人之壱人」に
「短冥次郎阮小吾」という
絵があるんだ ...
幼少期
病弱で風邪をよくひいた
愛情と食べ物にいつも飢えていた
少年期
正直者で学力ふつう体力ふつうだった
青年期
寂しい一匹狼で
いつも虚勢を張っていた
気が小さいといわれる ...
太陽がギラギラ射す中で
一日中外で働いている人たちがいる
僕の隣家の屋根をなおしている人たちがそうである
僕はクーラーのきいた部屋で
この過酷な労働を眺めながら過ごしている
僕なら半日もたな ...
この哀しみは誰のもの
其処で泣いてる子供が言う
目を閉じれば消えてしまう世界
街角では老婆が荷車を押す
お日様は雲ってどこにもいない
クモの巣が縁の下で揺れている
みんなどこかへ行 ...
相変わらず
当たらない天気予報だが
最近は
その証拠が残らないように
実際の天気を
すぐに反映して修正する
という
あきれた所業が
目立っているようだ
即ち
ちょっ ...
鍋に大量の青ネギと
生姜とニンニクを入れ
ざく切りにした
自称詩人を一週間
次から次へと湧いて来る
灰汁を捨てながら
煮込み続けると
自称詩人特有の臭みが消えるので
そうなったら
鍋 ...
夕闇の静けさと共にやって来る
孤独が
病んだ肉体を忘れさせる
僕は学びながら
僕は体験しながら
此処に留まる
孤立ではなく孤独に沈潜し
他者に限りなく開かれて
青い水平線の向こうに ...
通学路狭いし車多い道事故も多いし対策急務
通学路使わず友と下校する変質者情報多発中
探し物見つけ出そうと動き出す目の前にあるのに気がつかず
枝豆は蒸し焼きにしたほうがいい茹でると栄養 ...
盆の晩夏に浮かんだ重い雲の隙間から
かすかな青い空が
ひかえめにのぞいていた
いたるところに停車された鉄の馬たち
それぞれが夏の欠片をカートに入れて
手綱を引いていた
盆は静かに終わりをむ ...
黒く青く
常に雨に濡れたように光っていて
羽毛のように頼り無く
且つ世界を
力業で一息に引きずり込み
呑み込む程に暗く重い
そんなお前の闇をお前は
...
慣れた雑音から
都合のいい言葉を拾いだし
持ち帰って洗う
良い音を聞かせ
温い茶をのませ
夜には撫でてやった
ぼんやりと月夜には
影を分けあって吸った
しばらく暮し ...
あの空の下からあの空の向こうまで、なだらかにせりあがりなだらかにくぼみながらどこまでも続くみどりの丘、その丘を白くつぶつぶと覆いつくすほどのあの羊たちがいっぺんに、シーツをめくりあげるように消えて ...
今年も
お墓参りが
出来た
夏が
終わってゆく
悲しい と
空気へつぶやく と
涙がふ と零れた
星々の
澄んだ光
この悲しみは
こころの
青い部分が
...
浮かんでは消えるあやふやな封筒の
瞳孔の記述はないのだが
のりしろが若く美学を降ろしている
そして傷ついた鴉は仰せのままに糸を引く
魂はその日、カレイドスコープの天命を
写真機の前にいった ...
○「想定外の時代の生き方」
「なったら
なったで
その時に考えましょう」
○「日本の防衛」
すでに外国勢力に
心と経済を
侵されている
○「心身統一協会」
僕は独り言を書 ...
戦争
平和
戦争
2019年10月12日の台風19号によって、田園調布のまちは大田区では最も大きな浸水被害のあった町内となった。
田園調布といっても高台にある3丁目とは違い、4丁目と5丁目の一部は川のそばにある。
...
二〇二一年六月一日 「エイン博士の最後の飛行」
ニーヴンは大好きなSF作家で、翻訳されたものは、すべて読んだけれど、いま、部屋の本棚に残っているのは、カヴァーが好みのものだけで、『ガラ ...
あらい浪が
きみの肌のどこかで
弔われている 私たちは
擁きあえる 芒の原にこぼれる
月影に這わせた 指のふしの奥で
髪を人に揃えさせ
葡萄を蓄えた仏間の
静謐をかき混ぜる
蝉の唄
かそけき音色で
奏でるピアノが
桟橋に朽ちるお骨を磨く
夜をうつくしいな、と思える
世界のかがやきの酷さ
...
エノラ・ゲイ
八月のあの日のようのエノラ・ゲイ
広島の空飛んでおりしや
薄い絹糸が伸びて来る
夕べ
美しい音の調べのなか
天使たちが踊る
銀の照り返し
迫り来る闇
君のトラウマなんて
みたくない
天使たちが歌う
広がる宇宙
ひとりぼっちの砂浜
...
今、私は窓を見上げて
あの時と同じ雲の流れを見てる
積乱雲は夏の雨を呼んで
ふと蝉の声が薄くなっていく
何年の時が経ったのだろう
鮮やかな命の傷みを刻んで
あの ...
二人の会話も水没して遺跡へ還る
時の流れは表層にすぎず
ましてや真っ暗闇
マッチ一本擦って消えるまでの
意識といのちの混同なんて
またすぐ誰かに発見されて
再定義される
そうやって繰 ...
けして認めたくない
間違ってるのか、愛の
呼び方も
愛し方も
懐かしい
記憶も
汚された
ピンクの清純が
震えながら
泣いていたのに
けし ...
○「介護苦」
育ててやった!
看てやっている!
の応酬になり
○「親子げんか」
口が悪いのは
親ゆずり
○「伯母さん」
久しぶりに一人暮らしの伯母さんを訪ねた
玄関が開いてい ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
金射の忘我
あらい
自由詩
0
22/8/17 10:38
送り火
ガト
自由詩
1*
22/8/17 1:58
ライムハザード
れつら
自由詩
1
22/8/16 20:25
乾いた夏の日
ひだかたけし
自由詩
5
22/8/16 19:44
天野屋利兵衛は男でござる
TAT
自由詩
1*
22/8/16 17:20
自画像
zenyam...
自由詩
3*
22/8/16 11:25
真夏の労働者
〃
自由詩
1*
22/8/16 11:13
風景
ひだかたけし
自由詩
4
22/8/16 11:12
イカサマ天気予報
st
自由詩
1
22/8/16 5:46
犬のエサ
花形新次
自由詩
1
22/8/15 18:12
孤独と思考
ひだかたけし
自由詩
2
22/8/15 18:04
通学路
夏川ゆう
短歌
1
22/8/15 17:56
町のスーパー
山人
自由詩
3*
22/8/15 17:03
オリジン弁当
TAT
自由詩
0
22/8/15 16:35
雑音
はるな
自由詩
3
22/8/15 14:30
数えられるもの
片野晃司
自由詩
15
22/8/15 14:22
※五行歌 三首「めちゃくちゃに すきとおるの」
こしごえ
自由詩
1*
22/8/15 14:07
Hz 2022/08/15
あらい
自由詩
0
22/8/15 12:23
独り言8.15
zenyam...
自由詩
0*
22/8/15 10:11
令和4年8月15日(月)
みじんこ
自由詩
0*
22/8/15 3:03
2019年10月 東京都大田区 台風19号
松岡宮
自由詩
1
22/8/15 1:39
詩の日めくり 二〇二一年六月一日─三十一日
田中宏輔
自由詩
12*
22/8/15 0:08
肌 芒の原
草野春心
自由詩
4
22/8/14 21:36
お盆
soft_m...
自由詩
0
22/8/14 20:06
エノラ・ゲイ
yasuto...
短歌
0
22/8/14 19:43
夕べの歌
ひだかたけし
自由詩
3*
22/8/14 18:51
赦してください
静
自由詩
1
22/8/14 17:04
球体の幽霊
ただのみきや
自由詩
3*
22/8/14 14:33
夜の甘い想い
秋葉竹
自由詩
0
22/8/14 12:37
独り言8.14
zenyam...
自由詩
0*
22/8/14 11:24
497
498
499
500
501
502
503
504
505
506
507
508
509
510
511
512
513
514
515
516
517
518
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523
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525
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528
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530
531
532
533
534
535
536
537
3.35sec.