ポケットがあれば
朝と夜を
別々に愛せる

例えば
擦り減らないように
休ませてあげること

だけどいつかは
片方だけの重さを
支えるために
両手を使う日が来るなら

こんな ...
雨降る夜に
孤独を曝し
けぶる地平へと
走っていく
滾る思いを
冷雨に濡らし 

救われないと分かっていながら
逃れられないと分かっていながら
夜闇のなかを走っていく
ひたすらに、 ...
時々
自分が何処の誰だか解らなくなる

頭が痛いし
眼が霞む

言葉は何の役にも立たない

絶頂に至る迄は夜は明けない

昨夜死んだような気がしてならない

気狂いにはなれそう ...
ふうと息をつく
青空の下
草むらの上
砂の城を向こうに
ため息ではなく
影を探す
動き出しそうな遊具が
無表情に輝く
土曜日の朝が終わる
誰何する声のさなかのスイカ割り


数式といっしょになったお葬式


お惣菜コーナーにある物心


思い出す泥の匂いと冷たい火
「あぁあ、こんな地方の駅前で
 テレビ局ですが
 家ついて行っていいですか?
 なんて言われない限り
 うちらの世界は変わんないよね」
「でも、見せるものもないよね」
「そうだよね
 全 ...
からっぽの心を手土産に家へ向かって歩く
雪がふわぁっていっぱい降って
皆と一緒に居たかった
ふと降っていたのが
ちぎれた雲なのに気がついた


日の当たる場所に座って
帽子を深く被って ...
黄金色した木の葉が欲しい僕は
風に頼んでまだ離れたがらない葉を
無理やり取ってもらうんです


暖かなお日様の光をいっぱいに浴びて
草原に無造作に寝転んだ僕の下の草は死んだ


風の ...
これから始まる学芸会 
ゆっくり幕が開きはじめ
可愛いあの娘はお姫様 
憎いアイツが王子様

僕は一人で暴れ出し 
舞台の裏では大騒ぎ

王子と姫は手を取り合って 
舞台の上では ...
○「里帰り出産」
生活費はだれが払うんだろうか?
本人たちだろうか?
実家だろうか?

○「マイホームローン」
失業したので
長期ローンを払えず
家は手放し
妻子は出ていき
残った ...
それぞれが秘密を持てるがその代わり「ここまで言わなきゃわかんないのか」 車に乗れば交通事故もある
結婚すれば離婚もある
ワクチンを接種すれば副反応もある
外出すれば感染の可能性もある
これからは「◯か×」「100か0」ではなく
リスクをとる生き方をしていかなけれ ...
関係者すべての電話番号

メールのやり取りも、すべて消して


何処の誰ともわからぬ身分で

ふわっと次に行けよ


オマエの研鑽も

達成も

業績も

全部白紙で実 ...
お爺さんから聞いた
松茸がたくさん採れる場所

少ない年もあるけれど
たくさん採れる場所だと知った
迷いながらも辿り着いた

その場所までは距離があり
結構疲れてしまう身体

毎年 ...
最近流行りの言葉らしい

よく分からないので
知り合いの包茎大学法学部で
元革マル派の准教授に
意味を聞いたら
なんでも
「相模原で頑張っています」
の略だということ
都落ちしたキャ ...
地球儀から
中心を貫通している棒を引き抜き
棒を支えていた台を外してしまえば
残るは球体

蹴飛ばしてしまえば
あるいは空に投げ上げてしまえば

地球の中心を超巨大な棒で貫通させて
...
朝、起きて詩のサイトにログインしたら
ポイントの通知が9件もあって
驚いたけれど、とても嬉しかった
コーラも買い置きが尽きたので
氷水を飲みながら
ワードの画面を開いて
パソコンのキーを片 ...
じんましんが出たのはストレスがたまったせいだと思ってコンビニで我慢していたビール買って、一年以上我慢していたユニクロで試着しまくって、8000円散財した。
試着室の鏡に蕁麻疹の出ている39の苦悩を脱 ...
本日のお品書き~ラタトゥイユ


 夏野菜の押しあひ圧しあふラタトゥイユ

 
 この夏もラタトゥイユを喰いに食った。作り方が簡単、というかないようなものというかそこがいい。火を使いたくな ...
泣き落とし
センチメンタル




非生産
後ろ向き
 庭に他所の猫来て欠伸する

 夜更かしゝて何も得られず

 分譲マンションの壁剥がれ落ち

 丸い月のような蓮のうてな

 種つまんで突き指
たいていは「私でなくてもいい」のだが私でなくなることができない 夜虫の声に涼しさを感じながら

宵闇の日本海に車を走らす

水平線が朱に交わりながら

宙は名月の忠節を保っている


寂れた街に生きてきて

定めに逆らおうと声をあげた

...
現象として
秋らしい
すごしやすい夜
独り
古臭い記述を読む
妻を殺した哲学者か…
なあに
21世紀初頭
政治家の無策で
何人殺されたのだ
独り
闇を吸う
夏の空、玄関口
立ち尽くす我
庭木の揺れ、うねる大気

ああ世界が広がっていた!
己とは無関係に
何処までも眩しい異郷が

五歳の時のその体験を私は決して忘れない
じぶんとは全く無関 ...
不正義の世を
ゼラチンの眼を埋め込み
小陰にゆれる花の路を

くしゃみのように
承認のためのいいねを
三度繰り返し

地上の雲に巻かれ
頬をかすめた秋の風の中
きえていく歌を聞 ...
詩人の肖像は
誰にもわからない

あるときは
長く執拗な夏
異教徒の祈り

暮色の岸辺の苫屋の
清貧という夕餉

園遊会での貴婦人の
緊密なコルセットの誘惑

屋根裏の経済 ...
生きている者には
誰にも
朝が来る
夜が来る
そしてまた朝が来る
昼間どう過ごしたか振り返る間もなく
次々と
朝が来る
夜が来る
この朝と夜の繰り返しの中で
僕たちは生きる意味を見 ...
8760時間
四六時中
年頃年中

恋愛談議
……閉口
肩を抱きたい 肩を抱きたい、
麦わら帽子 夏のワンピース 黒髪
もてあます上唇を
さらにもてあます下唇が支えている
清楚な肉厚の均衡
開かれて不意にホワイトニング 鈴の音のようなホワイトニン ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
無題ミナト 螢自由詩121/9/25 18:48
DNAひだかたけし自由詩821/9/25 18:37
此処は何処だこたきひろし自由詩121/9/25 17:48
公園の風景坂本瞳子自由詩621/9/25 10:49
物心水宮うみ川柳5*21/9/25 10:41
家ついて行っていいですが…イオン自由詩3*21/9/25 10:11
十六歳の呟き板谷みきょう自由詩2*21/9/25 9:27
十五歳の呟き自由詩2*21/9/25 9:23
学芸会自由詩4*21/9/25 9:18
独り言9.25ホカチャン自由詩1*21/9/25 8:04
_いる短歌121/9/25 0:07
ウイズコロナホカチャン自由詩1*21/9/24 20:04
訣れ墨晶自由詩2*21/9/24 20:01
松茸狩り夏川ゆう自由詩321/9/24 18:37
SDGs花形新次自由詩221/9/24 17:48
地球儀からこたきひろし自由詩221/9/24 16:31
朝の憂いジム・プリマ...自由詩3*21/9/24 15:41
_杏っ子自由詩121/9/24 12:33
料理で俳句㉕ラタトゥイユSDGs俳句121/9/24 10:02
ヨロシク自由詩021/9/24 8:17
自由律俳句「食べられる退屈」(112)遊羽俳句121/9/24 3:57
_いる短歌021/9/23 23:29
海を見ながら自由詩421/9/23 20:58
すずしい夜ナンモナイデ...自由詩4*21/9/23 20:51
記憶の光景~去りゆく夏の日にひだかたけし自由詩721/9/23 20:25
秋風の中で津煙保存自由詩6*21/9/23 17:36
詩人の肖像梅昆布茶自由詩2121/9/23 9:48
朝と夜の間にホカチャン自由詩2*21/9/23 8:08
夢中ヨロシク自由詩121/9/23 8:06
ワンピース本田憲嵩自由詩821/9/23 3:24

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