「孤独死」とまるで孤独でない生や死があるように言われましても 疎外感を感じる。
誰にも言葉も心も届かないと。
そしてそれは思い込みでなく実寸大の事実である。
昼は1人自動車の中で弁当を食べる。
花柄の日傘を差して、駐車場まで歩く。
今日のことしか考えら ...
絡まるイヤホンを揉んで
非接触に移行できない未熟な時間
 

 月の下で生まれた  
 顔の中の赤星

 眩い月の光

 おまえの眠れない
 ひとつの夜
クソ溜めでも進むしかない。


ティーンだったわたし、ブルーカラーの髪に黒ぶちのダテ眼鏡。
パンクス気取りのしがないガール。

ガムテでぐるぐる巻きにしたコンバースにレッドタータン ...
秋の日の出は美しい

天空にたちこめる
夜明け前の

暗黒の闇を追い払いながら

地平につらなる山々を
クッキリと影絵に描き

前触れの
濃いオレンジ色の光帯が地平を飾る

...
その痛みにさわるな
わたしはそれが苦痛だときちんと知っている
だれに認められずとも
たしかにそこに存在してる傷

その痛みにさわるな
わたしはそれをおまえのために
加工したりはしない
病気

通院

悪化

投匙

薮?
あの日から

私の恋愛のシャッターは

下ろしたまま

もう二度と

上げることは無い

永遠に
 句を詠んでも明日は来ない

 思った以上に続くしつこい日常

 盆栽の白い実食べられるのか

 さらに狭くなる渋谷の空

 遺影を伏せる
僕は今日も街へ出かけた。人出は昨日とは変わって、少なかった。連休も終わりになると、出かける気力もなくなってくるのだろう。僕も、そこで何を買うのだということなどを、あまりもう、思わなかった。しかし、じっ ... 「嫌がらせとして長生きしてやる」と考えてもいい。参考までに。 もし、汝のこころが
本気なら
少々の障壁はもろともせずに

なんのこれしき

{ルビ空=くう}へ向かって、越えてゆく
夏の終わりの港で
堤防にひとり腰かけていた

(このまま海をずっとゆけば
 世界の何処へでも辿り着ける) と

ひとり言は港に置いて
堤防から下りた僕は
歩き始める

やがて秋めい ...
{ルビ古=いにしえ}の詩を{ルビ嗜=たしな}みつつ 
酒を呑み
体なきひと、我に語らん
 今夜の夕食は久しぶりにカレーだ。レトルトのカレーをたくさん買い置きしてある。何日か続けて牛ハラミの焼肉を食べたので、牛肉を食べるのは一日おきにしようと思う。
 牛ヒレ肉の切れ端を接着した加工肉のス ...
45歳と言わず
いっそのこと
50を越えたら
注射して眠らせちゃえば
良いんじゃないだろうか?
そうしたら
必死で生きるか
どうせ50迄だから
のんべんだらりと生きるか
二極化するん ...
西の空はコバルトブルーの残照だった
東の空には大きな満月が赤々と昇り
この地には不適応な僕が未だ息して
途方に暮れた名無しのまま
遠い記憶の余韻に包まれる

光、宇宙から放射され
万物、 ...
夜のもの夜にしかない星空の悩みの中で生きる人々

新しい結婚式場次々と式を挙げない若者多い

文通が何十年も続いてる子供のことや世の中のこと

作ったことない料理にも挑戦し失敗と言える失敗 ...
箱買いしたカフェ・ラテも切れたし
麩菓子を買うお金も無くなったので
スーパーで製氷機の氷を
分けてもらうことも出来ない
また生温かい水道水と
電子タバコだけの
侘しい生活に逆戻りだ
カフ ...
昨日と今日も、きみと私も同じじゃないから、何かを話そうとしたりする。
心も風景も変化を続け、話したい話の芽は日々生まれていく。

だけど、ふとよぎる想いを言葉にするのは難しい。
話したかったこ ...
二〇一七年十月一日 「蝶。」


それは偶然ではない。
偶然ならば
あらゆる偶然が
ぼくのなかにあるのだから。


二〇一七年十月二日 「「わたしの蝶。」と、きみは言う。」
...
ほおにあの子の、爪痕が残る夜



雨の国道に、紫の猫をみたような



寝室の前で哭いている猫



女の夢を知らない、男は火傷する



冷たい ...
 

さてもさても
今宵も意味のないものを書いた
かと自問してみると
どこかからそんなことはないよと
聞こえてくる
耳鳴りだろうかそうかそうか
捨て置け捨て置け
思いながらも

...
晴れた日の海のような青
遠い島まで泳いで行けそうな空

台風の落としものを拾う子ども
背中には
期間限定の羽

台風が去った朝に
台風の行方を考える
身軽なようでいて
実は
ひと ...
しずしずと夜が明けてゆく
早朝からクラッシックを流している
近所迷惑な騒音の確信犯だ
ただのPCスピーカーだけど
サブ・ウーハーを備えているだけあって
ハーマン・カードンの電気クラゲは
か ...
流星の獲れる量が減ったらしい
もうあまり祈らなくなった
風も長くは続かない
息をするのが苦しい
湿った土のにおい
吐いた息はすぐに持ち去られる
誰かに踏まれて
ひしゃげたままの火曜日
...
 土手の土筆摘み椿落ちる

 うるさいほど雲雀の声

 神籤の運誤魔化してまで福待つ

 自転車のブレーキ音朝を連れてきた

 今日最初に会った人におやすみなさい
僕は生きていることで、何もすることなく流れていく日々の中だ。寂れた、遠くに感じる、ビルの空。僕は、そんな、日々だ。冷えた風に秋を思わさせられた。何かが、誰かの横顔に見えていた。目の前から車が水しぶきを ... 遠い故郷を浮かべ
群青を帯び輝く細面が
水中に揺らぐように
潤む月は 夜闇に光沢を湛え
ぴんと張ったしずかな冷気が
月の無言を呑んでいる
しやめかな夜空に

散る
散る
熟れてゆく ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
_いる短歌221/9/21 23:35
看護学校日めくりカレンダー 繰り返し杏っ子自由詩121/9/21 18:01
イヤホン凍湖(とおこ...短歌221/9/21 17:05
夜に津煙保存自由詩4*21/9/21 15:43
だいぶダイブ / ある女の子篇末下りょう自由詩4*21/9/21 14:27
秋の日の出st自由詩321/9/21 12:06
その痛みにさわるな凍湖(とおこ...自由詩521/9/21 10:08
ヨロシク自由詩121/9/21 8:00
決意美香鈴自由詩1+*21/9/21 6:34
自由律俳句「食べられる退屈」(109)遊羽俳句021/9/21 2:05
菓子を食べに番田 散文(批評...121/9/21 1:23
_いる短歌221/9/20 22:43
服部 剛自由詩221/9/20 21:17
晩夏の夢自由詩221/9/20 21:15
或る夜の対話自由詩221/9/20 21:11
貧乏詩人の食卓ジム・プリマ...散文(批評...5*21/9/20 21:03
人生定年制Ⅱ花形新次自由詩121/9/20 20:51
ゴールひだかたけし自由詩5*21/9/20 20:11
結婚式場夏川ゆう短歌421/9/20 18:32
貧乏詩人の生活ジム・プリマ...自由詩3*21/9/20 18:18
話にならない話水宮うみ自由詩1*21/9/20 18:04
詩の日めくり 二〇一七年十月一日─三十一日田中宏輔自由詩13*21/9/20 17:20
魂を棄てた猫は、言葉が喋れないんだぞ秋葉竹俳句221/9/20 13:45
あいわずAB(なかほ...自由詩121/9/20 12:30
茄子の花そらの珊瑚自由詩13*21/9/20 10:33
詩作は継続してゆくジム・プリマ...自由詩4*21/9/20 7:29
ほし木屋 亞万自由詩021/9/20 2:16
自由律俳句「食べられる退屈」(108)遊羽俳句021/9/20 2:08
ある秋の一日に番田 散文(批評...121/9/20 1:43
花吹雪天寧自由詩321/9/20 0:22

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加筆訂正:
茄子の花/そらの珊瑚[21/9/20 12:38]
少し加筆しました。
3.65sec.