風なのか
名もなき季節を通りすぎ
名もなき町をめぐる
僕らは
ひとつだけ朝をください。
この胸がいっぱいになる朝をください ...
黄金にかがやく地平が在ル
あらゆる意味を無意味化する
強度に満ちた運動の果て
黄金に輝く地平が在る
それを夢見たのはいつだろう?
すべては澄みわたり凪いでいた
吹き抜ける風、高い空 ...
せばまり始めたことも知らないで
倍速の万華鏡をのぞいていた
若さは切なく
彼の耳になってから
草木はみるみる伸び
鳥は快活に舞っていた
従順な後頭部でチャイムを聞くと
猫が愛してくれ ...
なめらかな
エナメルの青
黒じみた
夜色の青
...
{引用=習作たちによる野辺送り}
鏡の森から匂うもの
一生を天秤にのせて
つり合うだけの一瞬
混じり合い響き合う
ただ一行の葬列のため
*
軒の影は広く敷かれ
植込みの小菊は ...
澄んだ秋のむこうに
傾いてゆくやわらかな光があり
時折 小さな風がうごき
耳はおのずから澄まされてゆく
この秋の虚ろをよぎる
ひそかな呟きのようなものに
それはひくく何かを語ってい ...
燐として仄めく
終幕のスパンコールと一緒に、
ひかりかがやく過去へ
あなたもほら 虹彩離陸。
永遠に消えない瞳孔が開き、
夜光雲を吸収する
見通し、
わたしを と のせた鳳翼で
...
植物の葉が緑色なのは
緑色の光が嫌いで
跳ね返しているらしい
光合成では太陽光の
赤と青だけ吸収し
緑は吸収しないで反射する
反射した緑が
見えているだけで
好きで緑の訳ではない
...
きみの幸福のために宇宙が誕生した
きみの幸福のために宇宙は存在する
きみの幸せは永遠のひかり
きみのステージはいまこの瞬間
きみの幸福は結果なんてもとめてはいない
ただ待っているだけ ...
狼がやって来る
身構えなければならない
狼がやって来る
銃に弾を込めて
狼がやって来る
棍棒を手元に置いて
狼がやって来る
暖炉に火をつけて
狼がやって来る
暖炉でお湯を沸かして
...
誰よりも
遠くへ飛べる気がしてた
ぶらんこ漕げば空に近い頃
かなしさと
やさしさはどこか
似ています
悲しいひと ...
豊かさは人間の屑の堆積の放つ鬼火の数で測れる
とろりと金色の滴りは オリーブや椿や葡萄の種から得たもの
蓮から採った精の封を切り ボウルに張った油におとす
傷を いつくしむこと
じくじくと痛む恨みを切りひらけば
妄念の脂が現れ 穢 ...
男の一生は
ちんぽに左右される
ちんぽの赴くままに
生かされる
ちんぽからの指令に
抗える奴がノーベル賞を貰うような
いわゆる偉い人になったりするが
大概の奴は
ちんぽには逆らえずに
...
底なしの儚い夢を墓でみる
五七五七七になる前の歌
雑草が僕よりも生き生きしてる
マンホールでブラックホールにフタをする
陽だまりは命のたまり場になった
北風が頬をなでて行くこの季節
涙が止まらない
今までの自分を振り切って歩んできた道
風の便りを確かめたくて
引き出しの下に眠っていた
古ぼけた便箋に記した ...
上越ではすでに初冠雪があったので
ここ下越でも
すぐに初冠雪が見れるだろうと思っていたら
今日遠い山々に
ちらほら白いものが見えていて
どうやら雲ではないようなので
早速望遠レ ...
止まらぬ波濤をたゞ眺めるだけの午後
チンドン屋去って深く溜息
木槿の蕾揃って何念じている
紅い花散るまでのすべて見届け
一度渡れば帰れそうにない橋の前
その角を曲がったら人の命が縮まるよ、と噂好きに脅されたのを気にしながら、私は暗い汚い細道へ入っていった。建物の壁が全部同じ色に染まっていて気味が悪かった。ぱらぱらと降る雨粒は水滴ではない何かくすんだ ...
時折は日陰の黒い石として世界を眺めていたいのですが
ははおやは居酒屋{ルビ居酒屋=いざかや}をしていた
食卓にはいつも
カラリと揚った
塩こしょうの効いた手羽先だった
から揚げは食べたことがなかった
小学生のぼく
肉を指で ...
いつかの初雪はみぞれでした
おとうさんもおかあさんも
いつもより暗くいつもより早い
そんな朝でした
いつかの初雪はみぞれでした
バス待つみんなが
弱くなりつつあるそれを
寒そ ...
君があまりにも傾いた樹木として
僕に近づいて来たように視えたものだから
君の大きな瞳の奥の
二三の星の連れ子を伴った
密かに見え隠れする
もう一つの月の貌を受けいれる
現実という測り知れな ...
金曜日の夜は心が躍る
明日と明後日がお休みだからという理由ではなく
金曜日というその響きが魅力的に聞こえる
金星も金木犀も
近未来も禁固刑も
金閣寺も錦華鳥も
金魚も禁猟区も
同じような ...
いつまで選挙なんてやるの
いつまでハロウインまねやるの
NHKぶっ壊せいつまでNHK政見放送でやるの
空が青いこと
水が冷たいこと
人が笑っていること
急に寒かったり
季節が隣で
急いでしまうこと
優しさの前で
戸惑う誰かの
ボタンが光ること
細かいもの全てが
クリスマスに
飾れ ...
わたしは壁のなかに育った
壁の外に
出たことも見たことも聞いたこともなかったが
外があることを知っていた
夏、庇の下に燕がやってくる
燕は夏に来て冬に去る
燕が冬を過ごす地がどこかにあ ...
あなたが淹れてくれた紅茶
身も心もぽかぽかになった
ただ温かいだけではなく
愛情深いキラキラした何かが
私の深い部分を煌めかせる
どんなに時間が経っても
冷めない気がする紅茶
...
地域で暮らす障害者と住民達の
出会いと交流の場として
「ふれあいコンサート」を
開催したいので是非とも
札幌で活動している「北方派五分楽団」にも
出演して欲しいのです
暮らしの中で
...
二軍を入れると二十数名になる
障碍者者を中心にした「北方派五分楽団」は
舞台に立ってパフォーマンスをするには
舞台会場にまで来ることが出来ること
月一回の練習には必ず参加することを
義務付け ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
思い出ノート
青色銀河団
短歌
1
21/10/31 19:23
約束
ひだかたけし
自由詩
3
21/10/31 19:00
ぜんまい式
自由美学
自由詩
0
21/10/31 16:58
十月三十一日
TAT
短歌
3
21/10/31 15:11
知らずにもとめて
ただのみきや
自由詩
8*
21/10/31 13:12
秋の物語
塔野夏子
自由詩
3*
21/10/31 11:09
苑、luminosity
あらい
自由詩
0
21/10/31 11:01
作り笑い
イオン
自由詩
1*
21/10/31 10:58
幸福論。きみへ。
梅昆布茶
自由詩
7
21/10/31 9:13
狼がやって来る
坂本瞳子
自由詩
2*
21/10/30 22:53
ひかりのノート
青色銀河団
短歌
2
21/10/30 22:15
_
いる
短歌
0
21/10/30 20:42
香油
46U
自由詩
7
21/10/30 17:19
ちんぽ人生
花形新次
自由詩
0
21/10/30 16:58
0だったこと
水宮うみ
川柳
2*
21/10/30 16:27
風の便り
佐白光
自由詩
2*
21/10/30 8:35
初冠雪が教えた寒波の通り道
st
自由詩
1
21/10/30 4:19
自由律俳句「食べられる退屈」(136)
遊羽
俳句
0
21/10/30 1:05
りりい捕物帖
阪井マチ
散文(批評...
2*
21/10/30 0:20
_
いる
短歌
0
21/10/29 23:26
愛の手羽先
平瀬たかのり
自由詩
5*
21/10/29 22:10
いつかの初雪
TwoRiv...
自由詩
6*
21/10/29 21:21
星星
本田憲嵩
自由詩
10
21/10/29 21:11
金曜日の夜は
坂本瞳子
自由詩
2*
21/10/29 21:01
あさって
ナンモナイデ...
自由詩
2*
21/10/29 20:31
HAPPY
ミナト 螢
自由詩
7*
21/10/29 19:17
わたしは壁のなかに育ったが
凍湖(とおこ...
自由詩
4
21/10/29 18:59
冷めない紅茶
夏川ゆう
自由詩
3
21/10/29 18:20
北方派五分楽団2
板谷みきょう
自由詩
3*
21/10/29 14:31
北方派五分楽団
〃
自由詩
1*
21/10/29 13:14
483
484
485
486
487
488
489
490
491
492
493
494
495
496
497
498
499
500
501
502
503
504
505
506
507
508
509
510
511
512
513
514
515
516
517
518
519
520
521
522
523
6sec.