あの、もと運動部特有の、「皆で同じ方を向いて同じように頑張る」みたいな考え方あるじゃない、いや考え方っていうかもうただのクセみたいな感じなんだと思うんだけど、もう思考の領域じゃないようなさ、ああい ...
海底の都市から見上げた空に
着水する紙飛行機が
ひろげる波の敷布と
雨だれがからむ
おおきな口で
迫るもの
不意に肩をだきすくめる
水草の気配
ここでは誰もが作曲家だから
ことば ...
私はきみを見つけられない
運動会で
通学路で
秋の遠足で
みんなおんなじ格好
赤いスニーカーだけが目印
毎朝、玄関で
ギーギー鳴らして靴紐をしめる
ダイヤル式のスニーカー
みんな ...
幻想の庭に咲く
赤々と艶やかな大輪の花を
呪い殺すように千切って
淡い光跡を残し貴女は沈む
深く澄んだ泉の底へ
湧き出る清水はこんこんと
幻想の庭を打ち壊し
なにが訪れたのだろうか
...
雨があがると見つかる落ち葉は
いまにも崩れそうで
そらの葉脈を
懐かしく見上げる
古墳の町で食べたたこ焼きが
まるくなる瞬間
わたしの壊れずにいる肺もいつか
ことばを持たないもの達にふれ ...
八宝菜かけてあんかけ焼きそばに
足りないぞ僕にはそれじゃ他の物
五目飯焼き鯖つけてビールくぃ
ハンバーグ鮭のムニエルハイボール
夏さらば冷やし中華が老い送る
時刻版
何故か懐かしい
青春の
一心不乱を
読み解いている
青い青い空が広がった
完璧な青だ
コンビニの旗がはためいて
吹き抜ける秋風の歌が躍動する
歩き始めたばかりの幼子が
風によろけて道に倒れ泣く
溢れる涙は銀に輝く陽光の糧、
光 ...
夏が来るのを待ちわびて
日差しの変化を追っていた
弾けるように外に出て
吹き出る汗を海に流した
いつまでも沈まない太陽に
お別れを告げることまなく
...
クロノスに
たゆたる想い
のせて発する
虹かかる
橋上からみる
マナー源泉
汽車ならば
警笛ならし
出発するのに
遠くにて
まだ見ぬきみは
そのときを待つ
手をあてて
胸の鼓動を掌で
聴くのは君の心を聴くため
きょうもまた
そんな目をして拗ねないで
可愛いえくぼが濡れそうにみえる
葉脈を
陽射しに透かし ...
おれの名前は泥つきのスコップ
またの名を墓あらしのスキップ、あだ名は泥まみれのステップ
赤錆の返り血をあびたあばら家に
おれをそっと 逆さに立てかけてはくれないか
おれは自由であ ...
おしよせる 一切の祈りを
ものともせず 飛んでいく
あおい飛蝗たち
届かないと知りながら
対岸へ跳ねた
少女だった 絶望だった
永久みたいな 夏も暮れかかり
ソーダの飛沫にも ...
古いロッキン・オン、適当に取り出してペラペラめくってみれば
ミック・ジャガ―がヴードゥー・ラウンジツアーをしてたのはいまの俺くらいの歳だった、まいるぜ
もちろん比べる相手も時代も違うってわかっ ...
心からの憐れみを
僕の首すじに当ててください
その湿っぽいやさしさを
信じることが
歩くように生きることだと想うから
街は嫌なことなんか
なかったと云い張る
崩れおち、 ...
ジョギングで夕暮れの道をゆく
いつもと同じ川沿いの道
途中で道をそれて
無心のままに
坂を上っては下りているうちに・・・
ふと、見知らぬ場所へ出て
立ち止まる
そこはどうや ...
日々の狭間に{ルビ疼=うず}く声を
告白した君は
夜にうずくまり、自らを守り
静かな力を蓄えている
苦しみ、惑い
やりきれない
悔し涙の落ちる{ルビ音=ね}が響く
この夜
遥か ...
ゆらりとゆるくといて。
土だらけの校内放送は 杜撰な草の上で 海水が透ける、ジャズの存在を
感情の雫と肌に当てる、光合成のただ
曲線の坂。レース間際の新しい風の中で
ボクは
...
朝でもなく
夜でもなく
その青に
重さを与えて
僕は生きる
綺麗なものが
壊れたら
それに相応しい
話を書きたい
愚かでも
未熟でも
さよならが付き纏う
日々の中で ...
響きのなかに潜むモノ
闇のなかで光るモノ
遠い郷愁を掻き立て
内なる未知に
意識を招き入れる
波打つ旋律、躍る木霊
意識はその残響に包まれ
これ以上ない歓びに貫かれる
意識は待 ...
台風か何かで風車倒された圧倒的な地球の力
赤ヘルの勢いはなく打ち込まれ打てない勝てない優勝はない
セリーグもパリーグもあり良い試合ファンの熱い応援受ける
金木犀記憶に残る香り持つ甘い ...
静かな朝だ、秋風吹く
走り過ぎる車の影が
澄んだ青空に映り透けていく
私の肉は相変わらず痛み
浮き立つ意識を押し留める
人よ、人よ、何処にゆく
時間は世界は
こんなにくっきり今此処に ...
なり損ねたものがあるなら
駅の売店でアイスでも何でも買って
座る席も無いから
しばらくは開かないドアの手前
流れる景色を見送りながら
さよならとも
うんともすんとも言わないで
ああそ ...
二〇二一年九月一日 「加藤思何理さん」
加藤思何理さんから、詩集『おだやかな洪水』を送っていただいた。おしゃれなつくりの詩集だ。さまざまな方向性をもった詩篇が並んでいる。物語性をもった詩篇 ...
一度は誰でも
通る道
ひき返せなくなる前に
誰もが一旦
つまずく道
僕らが生まれた頃には
すでに道は
できすぎていた
石ころ蹴って
道草くって
立ち止まってから ...
ペンギンカフェみたい
沈みそうな旋律で歩く
たまに目が合う女神のような街に
投げつける豪速球
勿体ない勿体ないって、全部本気だったんだから
罠にかかった小動物、逃がしたりしたら笑われるね
...
静寂を恐れているみたいに
世間は騒ぎ続けている
みんな自分のことを考えたくないのさ
小虫のようにまとわりつく真実のかけらのことを
街灯に拘束されたスピーカーからは
イージー・リス ...
翼が
溶けてゆく
悲しみに泣く天使は
今が
どれだけ大切なときなのか
わかっているのだろうか
泣いているときではないと
わかっているのだろうか
ほんとうのことを
...
朱天黒の篝火が爆ぜる
目眩の中で炙られる白昼夢の散弾を集めた
贄に均しい極熱、滾るような炎天のまばたき
吐出を嵌めた雪月花を、身に埋めたような心地で
のぼせ上がる四季を撫でてしまえない ...
二人寄り添い
昇った坂道
橙色に染まる
夕暮れに
奥まる時間を
二人して
ぐんぐんぐんぐん
遡行した
果ての果てに
開けた緑の
湧水大地に二人座す
静かに手と手を
握り合い ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
Let's roll
ホロウ・シカ...
自由詩
0*
22/9/6 23:19
海底の空
soft_m...
自由詩
2
22/9/6 22:23
赤いスニーカー
小原あき
自由詩
2*
22/9/6 21:32
幻想の庭
ひだかたけし
自由詩
2
22/9/6 19:11
雨あがり
soft_m...
自由詩
1
22/9/6 18:55
平日ローテーション
りゅうさん
川柳
2
22/9/6 16:04
2022年9月6日
足立らどみ
短歌
1
22/9/6 11:42
青に包まれて
ひだかたけし
自由詩
3
22/9/6 11:32
秋恋し
佐白光
自由詩
1*
22/9/6 9:27
挨拶の刻(旋頭歌)
足立らどみ
伝統定型各...
1
22/9/6 8:21
あんな嘘でも許してくれたね
秋葉竹
自由詩
0
22/9/6 0:29
泥つきのステップ
菊西 夕座
自由詩
0*
22/9/6 0:17
ばった
はるな
自由詩
2
22/9/5 23:18
まいるぜ
ホロウ・シカ...
自由詩
0*
22/9/5 21:45
夜のうた
秋葉竹
自由詩
2
22/9/5 21:01
ランナーズハイ
服部 剛
自由詩
0
22/9/5 20:39
道
〃
自由詩
0
22/9/5 20:36
誤 植
あらい
自由詩
0
22/9/5 20:29
僕の色
ミナト 螢
自由詩
0
22/9/5 20:14
意識という舞台で・マニフェスト
ひだかたけし
自由詩
3
22/9/5 19:22
地球
夏川ゆう
短歌
1
22/9/5 15:06
人よ、人よ
ひだかたけし
自由詩
3
22/9/5 11:40
フィドル
妻咲邦香
自由詩
2
22/9/5 10:51
詩の日めくり 二〇二一年九月一日─三十一日
田中宏輔
自由詩
13*
22/9/5 0:02
道のその先
シホ.N
自由詩
1
22/9/4 23:48
ピクニック
妻咲邦香
自由詩
0
22/9/4 23:24
燃えているか、リトルタウン
ホロウ・シカ...
自由詩
0*
22/9/4 21:55
さみしい青さ
秋葉竹
自由詩
1
22/9/4 19:28
朱天黒
あらい
自由詩
0
22/9/4 19:20
坂道
ひだかたけし
自由詩
3
22/9/4 18:03
490
491
492
493
494
495
496
497
498
499
500
501
502
503
504
505
506
507
508
509
510
511
512
513
514
515
516
517
518
519
520
521
522
523
524
525
526
527
528
529
530
加筆訂正:
神隠し
/
ただのみきや
[22/9/5 9:07]
修正
5.18sec.