わたしは壁のなかに育った
壁の外に
出たことも見たことも聞いたこともなかったが
外があることを知っていた

夏、庇の下に燕がやってくる
燕は夏に来て冬に去る
燕が冬を過ごす地がどこかにあ ...
あなたが淹れてくれた紅茶
身も心もぽかぽかになった

ただ温かいだけではなく
愛情深いキラキラした何かが
私の深い部分を煌めかせる

どんなに時間が経っても
冷めない気がする紅茶

...
地域で暮らす障害者と住民達の
出会いと交流の場として
「ふれあいコンサート」を
開催したいので是非とも
札幌で活動している「北方派五分楽団」にも
出演して欲しいのです

暮らしの中で
...
二軍を入れると二十数名になる
障碍者者を中心にした「北方派五分楽団」は
舞台に立ってパフォーマンスをするには
舞台会場にまで来ることが出来ること
月一回の練習には必ず参加することを
義務付け ...
高い高い青空が
広がり 木々が
揺れている
秋が半ばを過ぎる頃
人は奥まる光のなか
ゆっくり揺らめき進んでいく

あゝこのかぐわしき大気のなか
暗い孤独な内面を
かなぐり捨てて裸にな ...
 だれわたしのためになんか
 なんにもしてくれない

 でもわたしは知っている。

 わたしもわたしのためになんか
 なんにもしてあげていない

 幸せになりたいという
 わたし ...
○「夫婦喧嘩 きっかけはささいでも 根は深い」

○「夫婦喧嘩 パッと始めて パッと終わるのがいい」

○「夫婦喧嘩 先に謝った方が大人」

○「夫婦喧嘩 愛が試される時」

○「夫婦 ...
 汲み取り便所に何を落としたのだ

 翼の記憶蘇るだけ重く重いだけ動けず

 彼岸過ぎ河馬のように水飲む

 見上げた空の青さに味噌汁の香り

 陽が昇り苔の壁に蝸牛の足跡光る
少し離れたところで双眼鏡を覗いていた、絞りやなんかの設定は出鱈目で、そもそも自分がそこを覗くことでなにを見つけようとしているのか、なにを凝視しようとしているのか分からなかった、それはしいて言えば暇 ... 是非もなく人事不省のまま放り出された場所でよくやってるよ 汽水域でしかいきられない乱反射は
椅子に座っても安らぎにはほど遠く
手から手と瓶のなか追いかけていた

 わたしの、わたし達の心は縛られることはない
 そんな風に真っ向から歌う事を忘れてしま ...
詩のとき 心は旅をする
命からとおくはなれて
あるものの全てにこまかくなってよりそう

愛などは 手に負えなくて
途方にくれた
炎はもう あかるすぎて
いられなかった
はじめて ...
まつげに乗ったホコリが目に入り眼球を汚していく。感情が自然とあふれて涙になっているらしいけどなんで泣いてるかわからない。なんで?て聞かれる、わからない、とのこたえが失望になる。わからない。なんでなのか ... 流浪の果てに出會う


濱邊にて、十月の焚火


ああ何だかオレにそっくりだね


だからと云って


互いに寄り添う氣など、ない


わかりあえないから一緖にいる、
...
おや
また5分くらい狂っている

これで買ってから2回目となるけど

原因ははっきりしないが
電波時計が狂うと厄介だ

デジタルの置時計なので
いちいち合わせ直すのが面倒だし

...
 若宮大路の鳥居3つ4つ

 大宰の短編思いだす滑川の青砥橋

 御成通り小町より居心地良い

 弁天参るつもりが佐助で迷う

 江ノ電と駆けっこした夕焼け空
 
こんなにも多くの人が生活をまだやめていないすごい世界だ 背伸びがしたい

若くもないけれど
アピールでもないけれど
頑張ってみたい訳でもないのだけれど
背伸びがしたい

無理したいのでもない
あとちょっとで手が届くとは思っていない
自信だ ...
変化する雲を眺めて
なんて潔くないんだろうと

軽めの涙さえ浮かべたりしていた

青空を泳ぐ
透きとおりそうな白さが
羨ましくてたまらない
真っ白なわたがし

後悔 ...
夢ひとつ羊雲のように
愛はひとつも翻訳されないままに

出版されない無数の文学たちが
ちいさな夜に点滅しては消えてゆく

すべての作品の消失点が世界を成すならば
僕も世界の一部なのかもし ...
誰かがシャワーを浴びている
雨はすっかり止んでいた
林檎を囓る少女が独り

光は妙に屈曲して
迸る水を艶かしく
向かいの鏡に映していた

今夜は早々と眠りに落ちる
明日はきっと晴れる ...
盗んだりしちゃだめだ
奪ったりしちゃだめだ
言葉を使ったり
力を使ったりして

暴力は僕らを馬鹿にする
誰かを偽物にしたり
殴りつけたあいつから
謝罪の言葉を聞いたりしてるうちに
舌 ...
 退屈な人ばかり饒舌になる

 南国の暑い村凋落す

 火にかけた圧力鍋たまらなく怖い

 頭にも雪積もるほどじっとしている

 ジグゾーパスルに異物混ざる
ちゅうとはんぱに知っているふりをしない事
無知はゆめの入口のようにきみを待っているのだから

神さまに出逢ったら日頃の礼を言ってみよう
少しはこの世界の愚痴をこぼしてもいいとおもう

そし ...
ねぇ、仕事は、永久ね。
 ねえ しごとは とこしえね


今年、年越しとしとこ!
 ことし としこしとしとこ
生きていたくはないけれど死にたくもない時にやるべきことリスト ああ
初々しい顔して
また夜が来た
ひんやり冷たい
風も吹く
向かいの家では橙の
灯りがともり
人影が
それは忙しく動いている
わたしは独り寝の床を整え
さっきからじっと座っている ...
 雷雨の中頭に避雷針立てゝ歩くが如く

 勢い止まらず足跡もころゝころ

 屋根瓦揃って満月に輝いている

 カンテラ探し夜も更けゆく早く寝よう

 味のあるチンピラ作る食えぬキンピラ ...
とおりすぎていった♂たちの
汗はとうにわすれてしまった。
わたしのなかの♀は
くるおしいほど
あふれつづけてはいたけれど
朝早い
日の出から間もない頃

まだ
昇りきらない太陽目指し
2つの飛行機雲が

まるで
太陽を射抜こうとしているように
長くながくのびている


流れる雲より高く
気持ちよ ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
わたしは壁のなかに育ったが凍湖(とおこ...自由詩421/10/29 18:59
冷めない紅茶夏川ゆう自由詩321/10/29 18:20
北方派五分楽団2板谷みきょう自由詩3*21/10/29 14:31
北方派五分楽団自由詩1*21/10/29 13:14
秋が半ばを過ぎる頃ひだかたけし自由詩521/10/29 12:44
だれか塗絵 祐作自由詩021/10/29 11:12
夫婦喧嘩ホカチャン自由詩1*21/10/29 7:59
自由律俳句「食べられる退屈」(135)遊羽俳句021/10/29 1:08
だから、まるで魚が水面を跳ねるようにホロウ・シカ...自由詩1*21/10/29 0:17
_いる短歌021/10/28 22:51
舗装路帆場蔵人自由詩821/10/28 18:43
詩のときはるな自由詩921/10/28 18:12
にわか雨這 いずる自由詩021/10/28 16:47
長袖墨晶自由詩1*21/10/28 3:18
電波時計の神話st自由詩521/10/28 3:17
自由律俳句「食べられる退屈」(134)遊羽俳句021/10/28 2:07
_いる短歌021/10/27 23:21
背伸びがしたい坂本瞳子自由詩2*21/10/27 22:42
ただ空に罪はないのだから秋葉竹自由詩021/10/27 21:02
エチュード1梅昆布茶自由詩1121/10/27 19:23
雨上がりの密室ひだかたけし自由詩421/10/27 19:15
柘植の枝で叩く竜門勇気自由詩2*21/10/27 1:30
自由律俳句「食べられる退屈」(133)遊羽俳句121/10/27 0:06
神さま 。ありがとう梅昆布茶自由詩10*21/10/26 23:48
永久仕事 ―とこしえしごと―水宮うみ自由詩2*21/10/26 23:27
_いる短歌121/10/26 22:57
独り寝の夜ひだかたけし自由詩521/10/26 20:15
自由律俳句「食べられる退屈」(132)遊羽俳句121/10/26 17:50
I, m coming草野大悟2自由詩121/10/26 12:29
太陽を射抜く飛行機雲st自由詩421/10/26 3:23

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