悲哀がトグロを巻いている
酒も飲まずにやっかいなやつが
これ見よがしの独白を不幸が笑う
瞑ったまま見通し脳内で溺死する

斜陽を浴びて滲む色すらない
沈黙の唇はただ冷たい
獣の思弁よ
...
生きるために生きる
生き物である私は
あるお方のおかげで
人間に戻ることが出来た
私にも善悪とその他がある



大丈夫大丈夫
と自分に
言い聞かせる
曇りという字の
雲の上に ...
秋、どよめく朝に

人は来る 人は去る

石のぬくもり、地の恩寵

川辺に彼岸花 赤々と群れ
戯れる犬、子供

名指され得ぬ天の標的に

生、とうめいな矢を放つ
きみの教室はいつも水浸し
ぼくの上靴にフィンが生えてきた
きみを追いかける足は上手く回らない
きみは息継ぎが苦手でいつも口ぱくぱくで
そんな間抜け面もとても可愛くて
ぼくの教室も常に水浸しで ...
乾いた感覚で日曜の夜の表面を滑っていく
音楽やアルコール、色のない浸透でゆらゆら浮かぶ
希望、のような、淡い文学を
手に入れたい、と
思っている


言葉は、薄く切っ先を重ねてい ...
必要という2文字がつくと
悪は善に化けるのか

最近
やたらと目につく
お粗末字幕

悪は悪以外の
何ものでもない事を
忘れてしまうと

こんな風になるよと
言わんばかりの
...
    

釈迦も孔子も死後については語らなかった。  

生もまだ解らないのに、死が解るはずがないと  

いう態度だった。  

もしかしたら、生は問題だが、死は問題では  
...
悲しいかい って 聞いてくれて

さみしいかい って 聞いてくれて

そんな 言葉を 夜に 手に入れて

満足なのかなあ

いやいや そういうわけでもない

ただただ  ...
朝起きて
窓を開け
詩を書きます
って言いました

そしたら俺は詩人になった
遠くで老婆がこっちを見ていた

階段を降りて玄関を出て
虹色に輝く木刀で斬り裂いた

あの老婆の
...
手にて 書く 物はない

何を 書いても 空しい

生きている 証が 欲しい




書くこと 考える ことが 好きらしい

何を 書いても 達成感が ない

私だけ ...
○「便利ロボ」
「お父さん!」と呼べば
いつでもどこでも
ママのところへ駆けつける
こんな便利なロボはない

○「情報化時代」
間違った情報が
正しい情報を駆逐する
過激な情報が
...
人ごみに混じってブリキの人形が
中身空っぽの体かぽかぽ言わせて歩いている

人間でないことを
わかっていないのは本人だけだ

周りの誰しもが
異物の混入に気づいている

おっさんが
...
(───パトカーのドアを開ける。振り向きざまに笑みを浮かべた少年が、後部座席へと乗り込む。

(少年は振り向き、笑みを浮かべ、パトカーに乗り込んでいく。

 ───厄介な事を起こしたの ...
太宰の長男に
障害があったことは
世間ではあまり知られていない
ダウン症だったと言われている
桜桃では、そのことに触れ
ひどく心配していることが
書かれている
太宰の死に関して
この長 ...
パスワードに
好きなものを設定すると
どれだったか忘れてしまうので
忘れたくても忘れられない
嫌な人の名前を設定した

おまえなんて大嫌いだと
キーボードで打ちのめす
いじめたあいつ
...
自称詩とは言え
やはり若者のものだ
若いから
ちょっと恥ずかしくて
人に見せられないものでも
若気の至りで許される

じじいやばばあは
自称詩人と言うより
むしろ他称死人と言うべき
...
ささやかな雨は降り
こまやかな雨が降り

時は溶け
時は進む

あなたは在った
あなたは消える

あなたはいない

軽々しく生きて
重々しく生きて

あるもの在る、 ...
神経が



















...
やる気ナスのままで続く僕ら秋

九理あり一理はどこか休肝日

あ~トマトジュースかかったヒマワリに

書いたもの残るというが欠いたもの

そのあとはどうなっちゃうの興味あり
毎日同じことが繰りさえされ
ひとは それを 幸せと 言う

喜びも多いが 悲しみも多い
私も ひとと 同じように 
幸せを思う

しかし 常に 一縷(いちる)の
不安が こころをよ ...
人は誓いを自ら破って

幾ばくかの情を亡くしていく

その繰り返しを見つめている

夕焼けを縁取る雲になりたい


古い映画に出てくるような

鈍い痛みに耐えかねて吸った

...
 今日もこの世界の中で生きている

 目覚まし時計の金属音で目蓋を開き

 時間の風が流れてゆくこの世界

 空間の踊り場でもがきながらも

 生きていることの素晴らしさ

  ...
おててはクマさん
つめたいお水でお米研ぎ研ぎ
あ、あまり研いじゃうと
えいよう、が損なわれちゃうよ

「お父さん、ちょっと黙ってて」

はい
すみません

だって、お前の初めての、 ...
虚空を見つめる
あなたの眼差しが
まるで異星人のよう

わたしには余り時間が残されていない

在るものを凝視しながら
進む時を生き
在るものの輪郭を確かめながら
肉体に滞在し

...
柔らかさから 数えられる
甘くて暗い音色が好き

欠けてゆく 微かに
シンバルに似た月が好きで
砂丘の向こう
足ふみならす鬨の声
青空にぽっちり
あらわれる 黒点が
道にあふれる
...
間を 呼吸する
しずかにおちついた心に
間を 見つめる
ただひたすら



魔に取り憑かれ
愛を遊離させた
時代に、
理想は喪失され
肉欲で埋め誤魔化し
それを愛と勘違いし
...
要は物理の世界ならともかく
普通に生きている毎日では
鍋はいきなり煮えたぎらない

誰でもわかる摂理の
紐づけができないと
陰謀論がやって来る

私は詩人になれぬ理由があり
悲し ...
僕が 生まれる 一瞬を

僕の 意識が 生まれる 一瞬を

いつも 夢で 見ていて




起きれば 僕が 生まれる 一瞬だと

思いながら 楽しく 夢を 見る


...
周りは林檎園ばかり
空気はほんのり林檎の香り

種類が多く
食べ飽きることは少ない
赤い林檎は美味しい

貰ったり
あげたり

土日祝日は人でいっぱい
林檎狩の人でいっぱい
静 ...
名探偵コナンが
1000話をこえて継続中だ

アニメでしか実現しない
魔訶不思議な世界なのに

誰も異議を唱えないのは
なぜだろう

SFだとワリキレバ
許せるかというと

S ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
投身万華鏡ただのみきや自由詩2*22/10/30 14:09
※五行歌 二首「大丈夫大丈夫」こしごえ自由詩3*22/10/30 13:48
天の標的ひだかたけし自由詩222/10/30 11:12
water classroomsちぇりこ。自由詩722/10/30 10:37
淡く、乾いた、透明な、不在のねことら自由詩322/10/30 7:35
お粗末字幕st自由詩322/10/30 7:25
生と死の問題を考える   ダンテ カフ...散文(批評...022/10/30 4:58
僕は まっとう だよ自由詩122/10/30 4:52
老婆とポイントカードmiyaki自由詩122/10/30 0:09
手にて 書く 物はない山田 三四郎自由詩022/10/29 22:24
独り言10.29zenyam...自由詩1*22/10/29 22:04
人々のある日雲野しっぽ自由詩1*22/10/29 21:05
理由 湯 煙自由詩4*22/10/29 20:10
太宰の長男花形新次自由詩122/10/29 19:34
忘れたいからパスワードイオン自由詩1*22/10/29 19:25
他称死人花形新次自由詩022/10/29 19:06
詩想4ひだかたけし自由詩6*22/10/29 17:37
ティーンエイジャーのための習作(或いは覚え書き。価値の無い走 ...TAT短歌1*22/10/29 17:27
なすがままりゅうさん川柳022/10/29 7:09
日は昇り 日は沈むダンテ カフ...自由詩022/10/29 3:58
雲になれたら自由詩222/10/29 1:14
生きていることの素晴らしさ佐白光自由詩1*22/10/29 0:28
ひとめぼれちぇりこ。自由詩422/10/28 22:50
肉と私ひだかたけし自由詩5*22/10/28 19:51
花屋への道soft_m...自由詩122/10/28 17:54
まにまにひだかたけし自由詩1*22/10/28 12:14
詩人の時代を夢みて足立らどみ自由詩322/10/28 11:41
僕の生まれる一瞬ダンテ カフ...自由詩122/10/28 11:11
林檎は赤い夏川ゆう自由詩722/10/28 7:35
勝手時間が流れる世界st自由詩322/10/28 7:10

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加筆訂正:
なすがまま/りゅうさん[22/10/29 7:11]
カテゴリを誤り俳句に投稿し削除。季語がないので川柳に上げなおしました。
3.2sec.