鍋物に柚忘れ山に入る

 いつか醒めなくなる深い眠り

 クリスマスの首はねる12月26日

 犬に咬まれ尚も上機嫌

 あぶく眺め手をこする
なにか言うときに
だれも傷つけないっていうのは
(ご存知でしょうが)結構難しいもんです
から、これからあなたは傷つきます。あなたもです
あなたも、あなたも、あなたも。いいですね?
( ...
現実を食っては言葉に変えてゆく蚯蚓のような管でありたい 静けさ 揺れる
にわかな雨、
光の空から
降り注ぎ

宇宙を回遊する言ノ葉たち
凝集しては散開し
思考の流れをこの界へ
屈曲しながら艶やかに
在る物、在る物、造形する

静けさ  ...
永遠のほうからきみが手をふった


夕暮れは{ルビ灰色=グレー}な憂いにゆれている


きみの言葉が音楽に混ざる春


そらに浮かぶ雲を思い浮かべている
眠れない夜にはねこを洗う 
静かにわめいてるドア越し
あけてはいけないと静止する
あけてみてみたいと開始する
それでは、有料、悠々、遊泳

幽霊、みたいではいられない
佇みながら座るため ...
寝返りを打てば
星が消えるような夜

邪魔者になって
夢の中から
光を奪ってやる

暗い部屋には
悪いことばかり
襲ってくる気がして

枕ひとつでは
身体を守れずに

腕を ...
街を越えて
町を越えて
村に辿り着く

山間の静かな場所
湖があり広い心になる

都会の渦に巻き込まれ
狭い心になっても
故郷に戻れば楽になる

都会を離れて村に戻る
全身が喜 ...
その夏、軒先の巣から落下した雛鳥を拾い、かたい土の庭に埋めて
はじめて心の
奥底に──
夏を感じた


(図書館の傘立てから盗んだ傘がわたしの唯一の武器で
傘にはマジックと紙とテープで名 ...
そりゃあそうだろう。
 降ってきたんだぜ。
 俺には確信を持った過ちにしかおもえなかった。
 ひとつやふたつじゃない。
 無数といういいかたが正しければ、おそらく無数という表記の仕方になる ...
幼さ
若さ

無鉄砲
向こう見ず


傷痕
教訓
 昨日あたりから隠れる支度始める

 無花果の木の下で待つ

 家族の一部の興味は引く家

 敗者の行列踏切渡っている

 一輪の花地球の裏で咲き
身の丈に合わない服を着てみて
この引きずっている感じが良いんだよ、と
大人ぶってみせた
わたしたちはもういない
スカートを折って丸めないで
シュシュで留めないで
靴下は真っ白で脹脛の半分く ...
君が物語の勇者だったら
まずはじめに何をしただろうか
氷の剣を手に入れただろうか
花の城を目指しただろうか
何でも良いのだけれど
其処に僕がいないことを
心から感謝する

ずっと ずっ ...
寺の庭の隅にある
竹筒から……石の器へ
滴る水がしずかにあふれている

そよ風が、頬を撫でる
温かな抹茶を、啜る

僕は今 幸せなのかもしれない
女のお尻は男よりも丸い
僕に耐えられぬ、痛みをも知るひとよ
あのなかにはもしや
青い小さな惑星が回っているやもしれぬ
いつの日かすべての人が生殖を「ただ飽きたから」やめるとしたら ちいさな
ちいさないのち
ちりはて
遠いみ空を
かけてゆく

)境界線を越えたなら
)きっと合図するからと
)しろくはかなくそう言った
)ちいさないのちにあふれる涙

あめがふり ...
朝早くから
点滅の信号を少年が渡る

いつまでもそれを忘れてしまわないように
いまはまだ赤い朝日に向かい
息を弾ませながら

この街で
一番高い白い建物を見上げて
右手を伸ば ...
抉り取られた枝、から
予告もなく傾いていく
網が からめとる とられない
誰かの手紙が捨てられて
落書きばかりにうんざり

ひさかたの果実にうつつをぬかす
転がる、ひかり、分散、なつのひ ...
初恋の夏を涼しくする君のガラスの靴の中の金魚か フレンドリ

できない
しない

孤立

温度差は髙いほど燃ゆ秋の山  昨今飲めないタブレット増える

 何かと大きく臭くて不便そうな紅い花

 都落ちの達人と呼ばれ

 落ち着いても水が飲めず

 窮して尚道草が恋しい
最近というよりも今日はとても寒かった。風に吹かれていると、忘れていくことは危険なことだと、いつの間にか思っていたりする。でも、人は友人も、家族のことも、読んだ本のことも忘れていくのはなぜだろう。そうで ... 暗闇ではなく空白
一枚の紙の様にも見えるが
裏表が無い
何も無い
何も無いと云う物が一つだけ有る
光源も無いので影も出来ない
そんな空白に
立体感の無い蝉が張り付いている

みんみん ...
手のひらの
生命線をかき切って
自らを
追いこみ生きる

手のひらを
見れば見るほど
自らの手という
奇妙な気持ち

手のひらを見る
その目を信じて
あるはずのない
...
ある日、暗がりで泣いていた

曇りガラスで
隔てられた向こう側
訂正を繰り返したが
少し強く
抱かれただけ
浴槽は少しせまく
触れたそばから、失っていく
外から
配達人の声がするが ...
通信が途絶えた時の液晶の色より外の夜は明るい 罪を、宇宙に、棄てた。

何処へも出て行けなかった
足がすくんでしまって。

反省して
謝罪して
許してもらえたから、

罪を、宇宙に、棄てた。


心で、白い、花が、
...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
自由律俳句「食べられる退屈」(95)遊羽俳句1*21/9/4 0:26
超メモはるな散文(批評...421/9/4 0:10
_いる短歌021/9/3 23:59
造形流ひだかたけし自由詩521/9/3 21:48
川沿いの桜水宮うみ川柳2*21/9/3 21:18
月のみえない夜にねこ帆場蔵人自由詩221/9/3 19:52
夜明けミナト 螢自由詩121/9/3 19:09
山間の村夏川ゆう自由詩321/9/3 18:42
鳥の息 / ある女の子篇末下りょう自由詩2*21/9/3 15:09
ネジ草野大悟2自由詩221/9/3 13:14
成熟ヨロシク自由詩121/9/3 8:06
自由律俳句「食べられる退屈」(94)遊羽俳句221/9/3 4:32
春は闘争、鳴神夭花自由詩921/9/3 2:16
作者と傍観者自由詩221/9/3 2:12
服部 剛自由詩221/9/3 0:25
ある夜のメルヘン自由詩721/9/3 0:22
_いる短歌021/9/2 23:11
ちいさないのちの歌ひだかたけし自由詩421/9/2 21:20
朝日と少年のうた秋葉竹自由詩121/9/2 16:19
夏至祭は終わった帆場蔵人自由詩521/9/2 13:10
ガラスの水槽秋葉竹短歌121/9/2 13:02
こみゅにぃてぃヨロシク自由詩121/9/2 8:05
愛を足立らどみ俳句321/9/2 6:44
自由律俳句「食べられる退屈」(93)遊羽俳句321/9/2 2:51
秋風に吹かれて番田 散文(批評...221/9/2 1:22
空白に蝉が一匹まいこプラズ...自由詩021/9/2 0:45
シホ.N自由詩121/9/2 0:25
還るときいっと自由詩121/9/2 0:12
_いる短歌221/9/1 22:50
宇宙への罪を、白い花によせて秋葉竹自由詩121/9/1 21:48

Home 戻る 最新へ 次へ
508 509 510 511 512 513 514 515 516 517 518 519 520 521 522 523 524 525 526 527 528 529 530 531 532 533 534 535 536 537 538 539 540 541 542 543 544 545 546 547 548 
加筆訂正:
愛を/足立らどみ[21/9/2 8:06]
高いをギミック的?に髙いに変更
4.2sec.