夏は哀しみの季節
万物共生の大地から
伸長しようとする動植物
彼らは哀しみの歌を歌う
我らの繁栄も
いつまでも続かないと
バイエルの教本の新しいまま
ピアノを辞めてしまった日の夜か
右手、指番号の1番2番にて
恐る恐る、亀頭の皮を剥いたのは
波打ち際の賑わいに飽きて
少し沖へと泳ぐ
足が地球に着かなくなれば
急に独りが押し寄せる
海は突然生き物になる
いくつかのうねりを助走にして
高くそびえ立った
生まれたばかりのその腹 ...
愛してるという言葉を
伝えるのが私はへたなんだと思っていた
伝え方というか
表現の仕方がダメなんだと思っていた
だけど
何度伝えても何度伝えても
言葉は耳に届くけれど
言葉の意味は
...
いまとなっては
最大のチャンス
「下関名物毒フグ」で
ウラジミールを
暗殺しちゃえば
核武装なんて
物騒なはなしも
なかったろうにね
ついでに
街頭演説なんて
するときには
...
生きることは
きれいごとだけでは
生きられない でもね
きれいごとはきれいよと
Sさんは言ってくれました
ありがたい今
今はさまざまな存在や物事と
つながっている
どんなに ...
奇妙な旋律が反復される
たましいの奥底に眠る宇宙を起こしてと
剥き出しの孤独な個が表層を滑走しながら
たましいの深淵を開いていく
寂寥の荒野に響く木霊
黄昏の斜光
橙色に燃え上がる人声 ...
苦しむことができることに感謝
粘ることができることに感謝
闘うことができることに大感謝
灼熱の太陽の下で 労苦して働いていても
天国のように涼やかな
自然の風を感じられる ...
あなたはいつもせのびばかりして、あしをつらせては、またむりしちゃったなっておもってるけど、すこしずつもてるにもつのりょうをふやしているの。だからすこしずつあるいていけばいいの。だけどきづいてほしいの。 ...
壁を突き抜けた先にまた壁その先には檻が待っている
檻は守る形で展開されているのか?
知能犯を守るためにできているのだとすれば
虚構でしかないルールになってしまう
言葉の玉で撃たれる事を恐れては ...
七月二日 日曜
天氣 晴
起床 六時三〇分
就床 十時二九分
朝 総田さん達と一緒に學校へ行く
一回練習してからかへる
洋服を洗濯するやうに水にひたす
妹達と昆虫を採集に行く
晝 ...
夜の病床に独り横たわる友よ
今こそ詩人の炎を胸に秘め
静寂の彼方から呼びかける
君を慕った
在りし日の妹の声に
耳を澄まして
〝 ふたりの命 〟を共に生きよ
...
エスタブリッシュメントの
象徴のように思われ
攻撃の対象になることも多かった
しかし、不治の難病や
政治家にとって何よりも大事な
跡取りが出来ないことなど
決して思い通りの人生を送れたとは ...
死のハードルは
天よりも高いはずだ!
なぜ?どうして?
こんなに人殺しが多いんだ!
どうしても殺したければ
いきなりバーンとやらないで
卵をぶつけなさいよ!
卵を!
向こうの山に陽が沈むころ
痒みは痛みに変わるだろう
肉身がたましいに迫っている
普通でいられぬ苛立ちが
切迫した恐怖となる
救いはない
死の蒼い顔が踊る
今頃、娘はどうしてるだろ ...
「庭」よりも「庭園」という名が似合う観光地化したご近所さん
ライトアップすれば町内活気づく過疎化と聞けば寒いイメージ
打ち上げの花火魅力の輪が開く恋人同士を包むベール
絵の島の桟橋壊 ...
銀色のプラットフォームは静かだ
何かが終わってしまったような
白い虚ろな光があたりを満たしている
駅名表示もない 時刻表もない
すべての列車はもう過ぎ去ってしまったのかもしれない
他の乗 ...
朝に身一点を感じれば
一日は恐れずに足らず
繰り返す日々に
こうべを上げれば
また光の青空が広がり
僕はたゆまぬ努力する
勇気を持ち
リアルなひとりの人として
宇宙の瞳を凝 ...
ぼんやりとした面持ちで投票に出かけてから、ドトールの中で銃撃に関するニュースを僕は見ていた。特に何か関心があったわけではないが、あれだけ動画がSNS上で流されていると、知らず知らずのうちに何度も何 ...
二〇二一年一月一日 「わが愛しき娘たちよ」
『80年代SF傑作選』上巻の4作目は、コニー・ウィリスの「わが愛しき娘たちよ」女子寮にいる女の子が主人公。そのモノローグで語られる話がちっともおも ...
宇宙の中で
星が灯る
星が消える
登場する人がいる
手を振り去って行く人がいる
受け入れて
追いすがって
時には気づかぬふりして
宇宙を見ているのは誰
宇宙にいるのは誰
...
今やっている仕事の中で
自分にしか出来ないことに
自分ならではの使命感を持って
取り組んでいく
そこに自ずと
やりがいや
心からの喜びも
生まれてくるだろう
憧れ
憧れは雲一つなき空の青
雁の一羽の遠ざかりゆく
流れる
水のように
澄んでいる
信じている
包まれ抱擁され
揺らめく斜光のなか
神々は軽やかに踊り
隠された故郷を開く
恐れるな、
闇を病を
絶望の果てに灯がともる
君は遠く ...
七月四日、入院した。五十五年生きてきてはじめてのことだった。それまでは若い頃に酒の失敗で急性アルコール中毒で一晩入院したことがあるだけで、本格的な入院は初めてだった。いまも病室のベッドの上でこれを書 ...
俺は胡散臭いからSDGsとか何とかは嫌いだ理屈は分かるが数十年先の話を今されても危機の尻馬に乗って危機を煽って上前を掠め取ろうとするような詐欺師と本当に本当の未来を本当に憂いている本物の賢人を冷静に見 ...
手持ち無沙汰に膝にのせ
撫でたのは 猫でなく
ことば以前のなにか
死者からの便りのように
ふとカーテンをはらませて
沸騰する
静けさに
肌をそばだてながら
缶ビールの残りを一気に飲み干 ...
夜を越えてぼくらは生きてきた
いくつもの世界をたずさえながら
時を言葉に変換してやっと生きてきた
ぼくの笹舟は銀河のどのあたりまでゆくのでしょう
ぼくは僕であることが面倒くさくなって
...
○「因縁」
田舎で暮らしていると
さまざまな因縁というものを強く感じる
先祖の因縁、地域の因縁、家族の因縁、
親戚の因縁、時代の因縁、世界の因縁など
さまざまな因縁が積み重なって
今の自分 ...
自称詩人が
元首相の身代わりになって
撃たれたなら
元首相にとっても
日本にとっても
自称詩人本人や家族にとっても
どれだけ良かったことだろう
大切な人の命を救いつつ
自称詩人が思い描 ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
哀しき夏
渡辺亘
自由詩
0
22/7/13 17:42
皮
クーヘン
自由詩
2*
22/7/13 15:21
夏の泡
そらの珊瑚
自由詩
8*
22/7/13 14:06
祈るように
文字綴り屋 ...
自由詩
0*
22/7/12 20:36
いい死でした
ナンモナイデ...
自由詩
3*
22/7/12 20:25
※五行歌 二首「どんなに遠くても」
こしごえ
自由詩
0*
22/7/12 19:18
たましいの歌
ひだかたけし
自由詩
4
22/7/12 19:00
笑顔のファイター
ひろのふ
自由詩
0
22/7/12 11:09
てがみ(推敲後)
武下愛
自由詩
1*
22/7/12 10:10
壁と檻
〃
自由詩
1*
22/7/12 9:09
女學生日記 二十四
TAT
散文(批評...
0
22/7/12 8:26
声援
服部 剛
自由詩
1
22/7/12 1:06
悲しいと言うよ
花形新次
自由詩
1
22/7/11 21:38
死のハードル
zenyam...
自由詩
0*
22/7/11 20:26
均衡
ひだかたけし
自由詩
3*
22/7/11 19:46
庭園
夏川ゆう
短歌
0
22/7/11 18:12
銀色のプラットフォーム
塔野夏子
自由詩
5*
22/7/11 11:19
朝に
ひだかたけし
自由詩
3
22/7/11 11:10
夏の影
番田
散文(批評...
0
22/7/11 1:36
詩の日めくり 二〇二一年一月一日─三十一日
田中宏輔
自由詩
13*
22/7/11 0:01
星の命
木葉 揺
自由詩
3*
22/7/10 23:38
仕事は楽しい
ひろのふ
自由詩
1
22/7/10 20:29
憧れ
yasuto...
短歌
1
22/7/10 19:52
流れる水のように
ひだかたけし
自由詩
3*
22/7/10 18:37
木切れ
岡部淳太郎
散文(批評...
3
22/7/10 17:40
JUNK BOX
TAT
自由詩
1
22/7/10 16:29
純粋遊戯
ただのみきや
自由詩
2*
22/7/10 15:49
夜を越えて
マークアーモ...
自由詩
7
22/7/10 12:37
独り言7.10
zenyam...
自由詩
1*
22/7/10 11:21
自称詩人から変わるチャンスを無にした
花形新次
自由詩
2
22/7/10 8:37
478
479
480
481
482
483
484
485
486
487
488
489
490
491
492
493
494
495
496
497
498
499
500
501
502
503
504
505
506
507
508
509
510
511
512
513
514
515
516
517
518
加筆訂正:
※五行歌 二首「どんなに遠くても」
/
こしごえ
[22/7/13 7:57]
二首目を改稿しました。拝礼
純粋遊戯
/
ただのみきや
[22/7/11 8:40]
誤字など修正
3.56sec.