午前四時のまだ薄暗い横断歩道で手をふった。
いつもすれ違う同じ配達仲間のお兄さんがバイクでやって来たからだ。
お兄さんとは言っても一廻りくらい年下のおじさんだ。
信号で、鉢合わせに止まったの ...
一人で死ねばいいのに

幼い子どもを巻き込む心中のニュースを見る度にそう思う

生きてりゃ辛いこともあるし死にたくなることもあるだろう

止めはしないし、そもそも止められないけれど

...
春風の 人混みかき分け 我が身へと 身を撃つほどの 馬場の香りや この胸の痛みに耐えなくては
いま

人を愛することの難しさを知ったような気がする
生まれ育った環境で嘘や裏切りに遭い
肉親ですら憎み
信じることすらできなくなった彼を
どうして助けること ...
穏やかな時間
静かに雨が降る
過去に熱線で焼かれた街が
いまは優しい顔で観光客を迎えている

あの地獄は夢だったの?
七十九年前の悪夢が私の肌を
焼き尽くしたのに

「水を・・・みず ...
煌めく夢に手をかざし
君は笑むよ、愛のため
優しい君のその夢は
きっと叶う、君のため
そう君はいま、どこにいても
苦さ厳しさ乗り越えてゆく
囁く夢は夢ならず
君は果たす、皆のため
強き ...
 

対岸に住むひとのことは気にしない
すべてを受け入れてもべつにいいけど
計画が狂ってしまった神さまなんかの
おだてに乗る気はさらさらないね

野菜や果物をいっぱい摂ろう
朝に大 ...
特に声を大にして主張したいことではなくとも、「これは否定したい!」と思うことがあれば、こちらに書いていただければ良いと思います。
ただし、「俺の好きなものを否定しやがって」という第三者のコメントは ...
いい加減な僕が言ってやる


ろくでなしの僕が言ってやる


ブルーハーツみたいにさ



生きてることが素晴らしい




書く事は簡単で

何の責任もとれないけど ...
 
 クラスでも部活でも

 キモいやつは排除される

 それが世の常

 今ならわかる

 私、キモかったんだよね

 わかるよ

 私もあなたたちがキモかったから

...
日々ひび割れていく
成長痛と共に
涙が滲んでも
それが養分となって
伸びて
またひび割れて
生きていくって
瀕死の状態
地獄に思えるのは
頭の中のせいなのかな
ひび割れないように
...
ぽつん ぽつん 
また ぽつん
雨だれ一滴、また一滴

通り過ぎるもの、落ち響き
消え入りながら終わること無く

響き落とし増幅し
皆々方と外れ重なり
すっと音信絶える

かと想 ...
コップに残る水の
ぬるさに 立ちのぼる気配

窓辺のほつれた糸が
風にふるえて 何かを問う

なにもない机のあしもと
捨てられた 言葉の裏がわに
わたしが置き忘れたものを
君が知らず ...
仕事終わり

無性に

他人が作ってくれるものを飲み食べたくなる

帰り途には

コメの付く名の大店喫茶店がある

窓際に座り

あったかいカフェオレとサンドウィッチ

ゆ ...
今となっては、この国の中心にある石像も

遠い昔は小さな村であったらしい

石像には、伝説が添えられている



小さな村に予言者が訪れた

そして、一枚の絵を描き上げ

この ...
スカートのホックがかからなくて
手を離した
十分に太りすぎた

決して焦らないこと
こんな自分を否定しないこと

まずは健康を願うこと
ほんの少しの回復を喜ぶこと
心が和らいでい ...
○「田植えの季節」
田んぼが冬の眠りから目を覚ました
蚯蚓も目を覚ました
蛙も目を覚ました
蛇も目を覚ました
田んぼの上では
燕が風を切っている
里山では鶯が春を歌っている
田んぼの中 ...
明け方の夢の出口で
思わず振り返ってしまった古本街のオルフェが
見失ったのは未来でした

季節をカンニングしたような短いスカート
の制服の少女は
ショウウィンドウに影を吸い取られて脱色して ...
花ひらく
春の命の
輝きに
みんな笑顔で
桜も笑顔
天を仰いであなたを想う
眩しいコバルトブルー
君の笑顔はそこに映る

僕が君に優しく話しかける
すると君はにっこりしてくれる
そんな毎日が幸せで

何かあったら空を見る
君の ...
 

新しい足の痛みが
信念を揺らし
光を求める視線だけが
その揺らぎを抑え込める
だから
前を向いている

なにも探さない
まだただの一点をみているだけだ

それでもまだ ...
ほどけていく
朝の気配と
牛乳だけが白い
メガネの
遠い向こう
身体の在処
その不在

親の顔が見てみたい
度々そう言われ、毎日
親の顔を見るのが
不思議だった
見に来 ...
誰とは言わないけどの前置きが
好きではない
誰とは言ってください思う
あてこすり、ほのめかし
ダメ、絶対

やっぱり好きと言われると
えらく敏感に怒る方がいる
出戻りか、出戻りなのか
...
整骨院のウォーターベッド
横になりスイッチを入れると
足から背中 首を通って後頭部まで
強い調子の泡がマッサージしてゆく

私はただ
たゆん たゆんと 身を任せる
その10分ほどの間は  ...
きみの何気ない頬笑みでぼくは生かされている
交差する熱視線は刹那から永遠に続くと思った

きみの手のひらはとても柔らかく暖かくて
冷たいぼくの手を優しく包んでくれた
戸惑うぼくの頬は少年のよ ...
目を閉じた
耳を塞いだ
それでも
逃げられはしない

胎児のようにまるまって
外は怖いと泣きわめいて
信じてなんかいないのに
誰か助けてと
呪文のように繰り返す

どこにも行 ...
訳もなく
溢れる涙があって
訳もなく
叫びたくなる夜で

独りがつらくて
それでも孤独をもとめて
飲み込んだ薬が
にがい

誰にも知られなくなくて
こんなにこんなに
吐きそうな ...
白い波に揺られて僕は重たい瞼を開く

世界は逆さまで
まるで砂漠のなかを歩く浮浪者

戯けた王様が嘲笑いながら僕の頭を叩く
痂の雪が積もるときもう一度僕は光を閉じた
振り向かない君
その瞳に僕は映らず君はそのまま僕の側をすり抜けてゆく

忘れなくちゃ、君を
もう君は必要ない
そう心に言い聞かせながら

それでも僕は未だムダな期待を持ち続けている
言 ...
夢も抱かずに愛も懐かずに脱け殻のように生きてゆこう

明日なんてないんだ
希望なんてないんだ
古びた扉を開ければ
意地悪な壁がデンと胸を張りながら聳え立つ

ほらドコにも行き場なんてない ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
詩で人生を語らず洗貝新散文(批評...7*25/6/4 5:43
一人で死ねばいいのにたいら自由詩2+25/6/4 4:46
春疾風Norane...短歌125/6/4 0:16
荊という名の愛を栗栖真理亜自由詩425/6/3 23:54
許さない自由詩125/6/3 23:45
君の夢自由詩125/6/3 23:42
泣きそうな宝石秋葉竹自由詩525/6/3 21:40
これは否定したい!6会議室25/6/3 21:07
ああ チバさんうし自由詩6*25/6/3 19:54
一輪挿しおやすみ自由詩225/6/3 19:35
grow自由詩925/6/3 18:59
まほろば──入梅、夏はじめひだかたけし自由詩9*25/6/3 18:42
見えない音飯沼ふるい自由詩6*25/6/3 16:13
雨日和の昼寝花野誉自由詩10*25/6/3 15:09
巨像aristo...散文(批評...325/6/3 14:17
過食木葉 揺自由詩825/6/3 12:07
独り言6.3zenyam...自由詩2*25/6/3 11:09
密室〈trente-quatre 34, trente-ci ...藤原 実自由詩225/6/3 11:09
笑顔咲く長野充宏短歌025/6/3 8:42
コバルトブルー自由詩125/6/3 8:37
未来のうた声秋葉竹自由詩125/6/3 7:37
水滴もしくはたもつ自由詩625/6/3 6:52
日常の変りゅうさん自由詩025/6/3 5:48
整骨院にてさち自由詩425/6/3 1:59
きみにレタス自由詩8*25/6/3 0:17
生まれてきてしまったから進羅自由詩425/6/2 23:56
枯渇自由詩125/6/2 23:47
愚者と微睡み栗栖真理亜自由詩125/6/2 23:07
君に告ぐ自由詩125/6/2 23:05
空虚自由詩025/6/2 23:03

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