今日に歩けば途すがら、
薄紅の花束のふんわりと
一年ぶりの新たな逢瀬、
さるすべり咲き開き
並木道進みいけば
みんみん蝉も鳴いていら

この夏に賭ける想い
正に自由闊達に
渦巻き流れ ...
失われた現実を取り返そうとする心の働きが
怒りなら

失われた現実は取り返せないと受け容れたとき
悲しみが生ずる

さめざめと泣くことができたとき
人は前を向くことができる

が、君 ...
私からあふれる雨がまじり降り
何処かの約束した南国がきらきら光って
草木から滴る露と消える
大雨だ

私が消えるにはふさわしい
月日が経ったと思う
確かに君の誕生日は昨日だったと
カレ ...
夢は音符になること
単純な音符になりたい
わかるでしょ
見つかって
音になる日を
夢見てる
死に
たかる蟻たち
夏の羽をもぎ取り
脚を引き千切ってゆく
死の解体者
指の先で抓み上げても
死を口にくわえてはなさぬ
殉教者
死とともに
首を引き離し
...
夏の一日
わたしは蝶になりましょう。

蝶となって
あなたの指先にとまりましょう。

わたしは翅をつむって
あなたの口づけを待ちましょう。

あなたはきっと
やさしく ...
それはそうときゅうりに飽きた僕は
河童と名乗っていいのか?

いつもの茂みで寝転がり
雌の事ばかり考えている

世界がどんなに美しくても
そんなことどうでもいい

忘れられないのだ
...
 石破首相は続投を望んでいるようだが、僕は、そのことに関して、今後のことに憂いはない。石破氏はまごころを忘れてしまった、それは日本人ではなくなるということだ。
 国常立尊《くにとこたちのみこと》が蘇 ...
血の通った思考が剥がれた
声を失い体は権力の蔦に絡まれ
魂は音もなく闇に溶けた

仮想空間で無意識に流し込まれた
コントロールされた思考が
着色された鮮やかさで巡り

奴らの思い通りに ...
猿と甥回る、春は舞い踊るさ。
さるとおいまわるはるわまいおどるさ


対価にちまちまとまちまちに書いた。
たいかにちまちまとまちまちにかいた


美しい電子看板。晩夏。心停止。苦痛。
...
いつもと違った気持ちで
堤防を歩いてみたんだ
白い花が咲いてた
あなたにはきっと純白の服が似合うだろう
もう惑うのをやめて
愛を通じ合わせてみないかい
私に不満があるのなら
何でも言って ...
晴れている
蝉も鳴かない
正午

巨きな空白 が
其処に置かれたような
静寂

その静寂には
不思議な重さがある
その無が
世界ひとつ分と
釣り合うかのような

あるいは
...
勉強しましょ
街へ出ましょ
疲れたら
戻りましょう
散財しましょ
歌いましょう
侮られて
嫌われましょう
尋常過剰day
疲れたならば
帰りましょ
逃げてしまいま
鼬の人たちは ...
「変化と固定」

1人の葛藤が具現化した革新と保守をあわせ持つ
結果が綺麗に浮き彫りにされた開票を前にしても
誰も次の一歩が見つからない状態の令和7年7月

ネット詩人はネット詩サイトに挙 ...
 後頭部を撮影された老人、
 謹呈された詩集をかならず読む老人
 愛車モーリスはいつ廃車になったのか
 かれの離婚届を詩集がわりに読むか否か
 湖畔の嵐のなかで
 うつくしい水鳥のよ ...
インドから仏が広く伝わった


騒めいて
サメいて
わめいて
夏めいて


永遠に水と氷が泳いでる
空が今にも泣きそう
今のワタシの悲しい気持ち
汲んでるかしら

空が暗く、カミナリが落ちる
今のワタシの怒りを
代弁してるかしら

空の太陽が笑ってる
この熱い喜びを
分け合うため ...
舌出してあじのなめろうぺろりかな 人、いつか気付けば雪原に独り
何ものかに見られていると
怯え震えつふと見上げれば 、

巨大な眼差し、黄金の眼光放ち 
夜陰の大空にびっしりと
定められた位置に静止しつつ
寒風の狭間に揺 ...
苦しみも悲しみもここに置いてゆけ
















寂しさも生きにくさも

ここへ置いていけ




...
あなたじしんが、つめたいんじゃないよ。せかいのおんどかんでひえてるのは。あなたにねつがあるしょうこだ。あったかいなっておもうんだ。あったかい、とおりこしてしまっても。いっしょうのおわりでねむりにつくま ... 神経症的なスタンダード、初期設定値がそもそも狂気の側に少しだけ傾いている、厄介だけど留まろうとする努力の分だけ懸命になることが出来る、人間なんて少し壊れてるくらいがちょうどいい、電脳の空間に投げ捨 ... 迷っていたので
さらに迷うことにした
あえて迷って
そのままずんずん歩いていった
すると 妹をあやめ
父をあやめ 母をあやめた過去が
この生き延びてきた道の上に覆いかぶさってきた
その過 ...
星降る夜の悲しみは
どんな銀貨で払いましょう
街のネオンは光り
人々は通り過ぎていきます
盛り場で人達は
苦しみと悲しみを繰り返し
恋の成就だけを望んでいました
今夜の一盛りは
歴史に ...
ひとりでいることの虚しさと、ふたりでいることの寂しさ。
おんなじ言葉を喋っていても、
人はそれぞれ、住んでいる惑星が違う。
おんなじ惑星の彼女に出会った僕は、
ただこの星にこもって、言葉の畑を ...
世界の人口分のひとり
日本の人口分のひとり
このひとり分で
何が変えられるのだろう

ひとり分の重み
実感したい重み

ユポ紙は受け止めてくれるだろうか
届けてくれるだろうか

...
さあ、行った
こいつはスクーターをお持ちだ
ふたたび楽器になり
スクーターの上(へ)に催す

ここへは行ったきりだ
去り際に〈戻ってきた話〉
を置いていくばかりだ
酒場で喉をつぶす以外 ...
お客様、現金一括の支払いですと
このクルマのお値引はここまでなんです
残価設定型クレジットにして頂けますと
もう少し値引きできるのですが

現金一括のほうが
高くなるっておかしいでしょう? ...
少し行った所に大きな本屋がある
キャッチ―なお題で
少し濃い目に化粧した本たちが
私は本ですってアイドルの顔して
凛と立ってみたり
人気者のふうで積み上がってみたりする

最近はお洒落な ...
綿のループ
いくつもの群れとなり
ベッドにかけられれば一枚の布
ナイトランプに照らされて
月影を映す

手触りは
馴染んた人の肌のようで
撫でれば
もっとやさしく
わたしを撫でかえ ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
盛夏、流動ひだかたけし自由詩6*25/7/21 18:32
もめないためのメモりゅうさん自由詩125/7/21 17:44
慈雨に消える這 いずる自由詩425/7/21 16:32
ドレミの夢降墨睨白島(...自由詩1*25/7/21 14:50
蟻。 田中宏輔自由詩17*25/7/21 14:30
蝶。自由詩9*25/7/21 14:29
かっぱ君◇レキ自由詩4*25/7/21 12:53
クレクレ星人の独り言「まごころ」98ジム・プリマ...散文(批評...1*25/7/21 12:47
Mindless自由詩5*25/7/21 12:46
遠い夜、良い音。(回文)水宮うみ自由詩225/7/21 12:38
堤防杉原詠二(黒...自由詩2*25/7/21 12:26
夏の空白塔野夏子自由詩5*25/7/21 11:28
哀切以下降墨睨白島(...自由詩025/7/21 10:19
「変化と固定」足立らどみ自由詩0*25/7/21 7:09
タニカワシュンタロウというなまえで生きていた人物へ捧げるエチ ...中田満帆自由詩3+25/7/21 4:02
ゴリラ水宮うみ川柳125/7/20 22:55
泣いて、怒って、笑って多賀良ヒカル自由詩225/7/20 20:07
あじのなめろう足立らどみ川柳125/7/20 19:50
詩想、ゼロ地点5ひだかたけし自由詩625/7/20 18:31
Open 24 hoursTAT自由詩2*25/7/20 17:32
ふゆ武下愛自由詩3*25/7/20 14:49
雄弁で曖昧な結晶ホロウ・シカ...自由詩3*25/7/20 14:42
人の道岡部淳太郎自由詩3*25/7/20 14:03
星の降る夜の街杉原詠二(黒...自由詩2*25/7/20 13:52
彼女もまた傷付くのだとしたら由比良 倖自由詩225/7/20 13:06
ひとり分自由詩5*25/7/20 12:46
どこへいけと蕎麦屋の娘自由詩125/7/20 11:45
ステータスも残クレでイオン自由詩1*25/7/20 11:22
言葉の持ち主は僕です自画自計自由詩225/7/20 10:36
タオルケットそらの珊瑚自由詩8*25/7/20 8:59

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加筆訂正:
タオルケット/そらの珊瑚[25/7/20 10:55]
加筆修正しました
0.38sec.