誕生日に
チューリップの花束をもらった
ぜんぶ違う種類のチューリップ
〝電車だからね、ちょっと恥ずかしかった〟
広い肩幅と一八〇センチ以上ある
その人は
...
しらほねしらぬか
しとしと
しとど ぬれそぼり
問い尋ねる先の
みえないみない
むなしい
だけ だから
隠れたお月様
姿を現しませぬか
陽を求める迄を
しませぬから
...
隠された事柄は
ある日ひょんなことから
氷山の一角として人目に晒される
ぼくは目撃者となった
それを黙殺すれば
棺桶まで持っていくことになるかもしれない
一時の面倒臭さを優先したら
一生 ...
四十五実家で母の餓鬼を見る
死んだ軍人達の命、ダンシング男児。
しんだぐんじんたちのいのちだんしんぐだんじ
男子も女児も死んだ。
だんしもじょじもしんだ
怪しんでいる、軽いデンジャー。
あやしんでいるか ...
バターでできた巨大な彫像は
やすりがけされたぼくの舌で
みんななめされてしまった
地上は地獄の業火につつまれる
ここでページはおわっている
なんてかなしいんだろう
かんかんの俎上でぺらぺら ...
Who’s in your heart now?
誕生日、おめでとう。ぼくはあなたに言った。
全身がおれのストレッチだ! ははははははは!
陽気な日だ、きのうみたいに、特に憂鬱なことはない。 ...
○「異常な世界」
押すと
すぐ電気がつく
押すとすぐ
水が流れる
押すとすぐ
友人とつながる
僕たちは今異常な世界に住んでいる
○「豊かな社会」
豊かな社会は
孤立を深めた
...
AIと語らう春の雨模様
あのころは
沸騰してました。
ごちゃごちゃでした。
初めて競艇場なるものに行ったのは1997年の
初夏でした。
ギャンブルはしないのですがバイクで遠征に
出かけるといつも住之江競艇場の ...
ときどき乖離する。それが何によって引き起こされるのかわからない。
このあいだはっと気が付いたときわたしが持っていたのは、膝のよこのかすり傷と、きらきら光る星形のシール、くまの形のグミ二袋、ド ...
少年はレインコートに身をつつみ
葉桜の葉になりきらぬ薄緑
月の袖涙にかかるうすら雲
虫たちの悦びを待ついつまでも
惜しまれて哀惜の時父の顔
墓の{ルビ辺=べ}に花を植えし ...
「朝の夢」
食卓にはフルーツ・グラノーラと
地中海ヨーグルト
ラジオのFMからは
ドロレス・オリオーダンの
「ドリームス」が流れる
僕は朝の夢を感じる
これから天国に行かなくっても ...
あの子が「たまごそぼろだ」と言ったから
あの角の家にはおいしそうなたまごそぼろが咲く
神様に祈ってみたり、嘘をついてみたり
大して変化のない生活を強い風が撫でていく
更地になった場所に ...
いつまで待てばいいのだろう
触れる事の出来ない〝君〟
もし〝君〟の傍に一歩でも近づいたら壊れてしまうんだ
何もかも
まるで繊細で複雑なガラス細工のように
だから僕は見守るよ
〝君〟 ...
宵の夢
夢に穢され添い寝して
カラスに起こされてしまう疾風
触れたくて
触れられなかった悲しみを
あすの予感と呼んでもよいかな
生きている
だけ ...
子が眠り、
一日が死んだあと
ソファーで寝そべる妻
スマホからあふれた光が
ぽたぽたと腕をつたい
床につくる水たまり
を横目に
もずくでご飯を食べる
言いようもないしんどさがあり
く ...
ぽつんぽつんと
白骨の砕け
戻る地から
魂魄を離し
いってらっしゃい
いつかまたと
ぽつんぽつん
と
時の刻まれ
浮き立ち在るもの
また在るもの、
白骨のうたを歌い
...
私はいったい誰の為に何かをしてあげられるようになるのだろう?
いったい、どんな時にひとをこころから信じられるようになるのだろう?
きっとその時は胸の底にある涙すら差し出して
〝愛する〟ひとを ...
このごろきもちが
ひきこもってる
喪失した数が多くて
容量を越えてしまったよ
他人は知らぬ間に死に
他人からその死を知るものなのか
先日突如重篤な病を告げて
暫くの間と伝え消えた ...
「音楽と詩②」
◯おぼろん……
「アクトン・ベイビー」聴いていますが、U2のエッジが、というのはなんとなく分かる気がします。
◯おぼろん……
真のグルーブ、という感じなんでしょ ...
煌々と部屋を照らす明かりからふと視線を反らすと
ふかい闇が眼の前に現れた
〝不安〟という名の蟲が漆黒の鎧を身に纏い
私の肌を這いまわる
精神(いのち)は闇に侵食(オカ)され喰い尽され
堪 ...
遮光カーテンの隙間から
溢れる朝日が睡眠に射し込んで
夜から切り離されたぼくは
恐る恐る目を開ける
考える間もなく朝のルーティン
決まった時間にドアを開け
同じ方向に向かう人々に混じり ...
大きな呼吸の
あるところ
迷子の流れ星もどうぞ
下町の画廊
築百年
ブランデーみたいな色してる
二階が住居で一階がお店のタイプ
こまい植木鉢が外の棚にいっぱい並んでいて
植木屋さ ...
朝に夜に外す鎖のつめたさに
はっと手をとめてめくれば五月
濡れてなお水を欲しがる忍冬
色を変えれば音もなく散り
知らない国の見果てぬ路線図
ここで乗り換えると海へつながる
春を見たければ各駅停車で
こうしているうちにも
砂時計のすなはおちつづけ
耳をかたむけると
さらさらさらさら、とささやき
...
一枚ずつ数えていくように過ごした貴重な季節が途轍もなく愛おしくて僕の頬を伝うのは残り梅雨、何もかもが新鮮な野菜に囲まれている、幼虫1匹として入る余地のない空間に隙間風が通る古いコインランドリーの前で、 ...
「みかんのはこ」
うちではふるいようふくは
みかんのはこに入れられて
ほんのりといい香りがついていたけど、
とてもしあわせだったよ。
「りんごのはこ」
いつまでもつめた ...
○「米高騰続く」
米作り農家は
米離れが心配だ!
これからお菓子が
主食になるかもしれない
○「薬医療」
医者に症状を訴える度に
薬が増えていく
○「戦争」
どちらも正義のた ...
干し無花果を食べ
思いがけず 美味しかったようで
もうひとつと
私に手を伸ばす
まだ知らないこともあるんだな
四月も後半
まだ夜は冷える
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
忘れられない花束
花野誉
自由詩
4
25/4/23 20:48
しらほね唄
ひだかたけし
自由詩
6
25/4/23 20:25
目撃者
海
自由詩
6*
25/4/23 19:18
無季一句
喫茶大島
俳句
1*
25/4/23 18:54
猩の星(回文)
水宮うみ
自由詩
0
25/4/23 18:03
破綻
凪目
自由詩
4*
25/4/23 17:52
ぼくは、あなたの大きなおっぱいで終わりました。
田中宏輔
自由詩
12*
25/4/23 13:08
独り言4.23
zenyam...
自由詩
2*
25/4/23 10:35
春一句
喫茶大島
俳句
1*
25/4/23 10:25
ゴッホが描いた競艇場
室町 礼
散文(批評...
3*
25/4/23 10:17
メモ
はるな
散文(批評...
3
25/4/23 8:11
つれづれと俳句(無季)
大町綾音
俳句
5*
25/4/23 5:53
夢の詩
〃
自由詩
3*
25/4/23 3:26
木香茨
青の群れ
自由詩
14
25/4/23 3:08
哀しみの君
栗栖真理亜
自由詩
5*
25/4/22 22:45
悲しいうた
秋葉竹
短歌
2
25/4/22 22:19
<お互いの欠落を暴き立てる>
fujisa...
自由詩
4
25/4/22 21:44
白骨の響
ひだかたけし
自由詩
5*
25/4/22 21:23
誰かのために・・・
栗栖真理亜
自由詩
2*
25/4/22 20:49
ひきこもりの気分
けいこ
自由詩
6*
25/4/22 20:40
音楽と詩②
大町綾音
散文(批評...
0*
25/4/22 20:23
闇蟲(ムシ)喰い
栗栖真理亜
自由詩
3*
25/4/22 20:00
普段
海
自由詩
10*
25/4/22 19:00
下町の画廊
ふるる
自由詩
10*
25/4/22 17:24
鎖
はるな
短歌
1
25/4/22 14:20
あなたがすこしさみしいときにも
そらの珊瑚
自由詩
14*
25/4/22 13:04
札束
饂飩(うどん...
自由詩
7
25/4/22 11:49
箱
大町綾音
自由詩
3*
25/4/22 10:53
独り言4.22
zenyam...
自由詩
3*
25/4/22 8:54
こたつの向こうで
花野誉
自由詩
4*
25/4/22 7:32
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
27
28
29
30
31
32
33
34
35
36
37
38
39
40
41
42
43
44
45
46
47
48
49
50
51
52
53
54
55
加筆訂正:
あなたがすこしさみしいときにも
/
そらの珊瑚
[25/4/22 20:35]
少し加筆しました
あなたがすこしさみしいときにも
/
そらの珊瑚
[25/4/22 16:25]
題名をすこし変えました
0.47sec.