『オーダー』
カラン、コロロン・・・
重いドアを開けると懐かしい音が迎えてくれた。あとから調べて知ったのだが、ドアベル、と言うんだそうだ。
店の中は思ったよりも広かった。その ...
『呼び出される男』
「“マトリックス”で十八時ということで。」
久しぶりにかかってきた電話だった。
あやうく通話機能の使い方を忘れるころであったが、指先は持ち主の意思に反して ...
なんでもない時間の
どこかで 広州空港の
窓ガラスは 赤く
遠くで 点滅する
寝ていた 僕は
椅子の上で
点滅する鉄塔の趣は違う
日本で見るものと 同じ色なのだが
同 ...
厳しい、
木枯らしに容赦なく吹きつけられて、
まるでうす汚れたページのように捲れあがる、
そのひとつひとつの、
とても白かった羽毛、
無残にもちぎれてしまった、
白い夢のつばさが、
その ...
神の実在を証明する術をもっているかと問われると、否と答えるしかない。
ただ、国常立尊さま(地球創造神)の発せられている愛の波動なら、今、現在、実感している。胸のの中心が温かい、熱く感じるほどだ。 ...
{引用=「少年のころ」
少年のころ道草をよく くって帰ったものだ
冷凍食品工場があった
友達のおかあさんが勤めていた
意味もなくいやで まわり道した
子供らしい体温で
大人のに ...
青い文字が美しい
人間椅子
https://youtu.be/LX16wSl5rN8?si=2S66II2hPeYZ7CQa
2734
2003 8作
包丁で8ビートを刻む瓜
包丁でラップバトル飴切りに汗
錆びた包丁でトマトはヘヴィメタ
レゲエな午後にレタスを千切る
ユーロビートなトーストにアボガド
無効なユーザーIDが指定された
ヘチ釣り
イガイを嚙み砕いた
モノがいた
先ほどの
違和感の直後に
なにやら
竿先にまとわりついていた
違和感の直後に
もう一度
新しいイガイを ...
いつから家は家だったのだろう?
(チャイナ・ミエヴィル『クラーケン』下巻・第五部・59、日暮雅通訳)
ドアってやつはいつドアでなくなる?
(ジョン・スラデック『時空とびゲーム』越智道雄訳)
...
人生は自転車に乗るみたいだと
ふと想った
始めのうちは
後ろを誰かに持ってもらい
訳もわからずただこぎつづけ
バランスを取れるようになると
その手を離され
ヨタヨタしな ...
肌と肌が触れて
気と心が知れた
口移しで人生を伝う
涙なしではいられないよ
お風呂に一緒に入ろう
言葉にならないものの共有
揺れる湯船
ふっとこぼれた笑顔
重なり合う
刹那に ...
火を吞み込む邪心が人の無心を焼き尽くす
風を嗅ぎつける者が遂に世界を弄滅させるまで
憂いを食べつくす言葉を放つたびに
オレンジ色の首飾りが
似合っている少女の瞳に映り込む
この時間を流れ ...
愛なき者ほど愛を叫ぶ
からっぽである者ほど
もっともらしいことばで筋の通らぬ理論展開をする
面と向かって非難すればボロがでるから
遠回しに当て擦る
ムズカシイことばを使って
自分は頭が良い ...
道路工事で
職場前の道は渋滞
ブラインド越し見える作業員の人たち
若い人が一人もいない
砂塵と高湿度の靄の中
上下するヘルメット
ドア一枚隔てたこちら側は
...
椎茸と茄子をあんなに嫌ってたあのころ夢だけ信じていられた
ひた走るランナーたちの目のまえに浮かぶ刹那をみてみたいけど
東京に陸上なんかを競い合う未来を夢み ...
あの美しく優しい少女が、誰も何もせず、ただ座って
死にかけているという事実。耐え難い。
(LGle ...
弟の息遣いが聞こえる
浄水場のある街に
敷設された線路を
今日も走っている
誰よりも足が速くて
誰よりも
列車の真似が上手だった
弟は皆から
関口さんと呼ばれていた
だか ...
左手に包装紙から突き出たハンバーガー
右手にスマフォ をしっかりと掴み
お目目は右左上下に自由自在に動く
スクリーンに目を合わせると
脳はもっと、忙しい
口の中の歯を ...
静脈の運ぶ退廃が酒肴として活きる夜
帷の内と外でどれだけ熱量が違うのか
内では
肥満めいた男が慄き若い女に買われて
右往左往しながら満更でも鳴く蕩けて
真っ暗な夜がないのと同じように
...
ひらがなといくつかの簡単な漢字を覚えた頃
新聞の尋ね人の欄を読むのが日課になった
和子 連絡してくれ 父
正男 心配してる 母
やや太い黒い線で囲まれた
額縁の中の
それらの文 ...
風を待つ帆船と同じ速度で混沌に因る僅かな乱れはやって来る、でももうそんなものに狼狽える歳じゃない、それは蕁麻疹みたいなもので、なにかしら対処をすれば収まるものだということを俺は知っている―それを知 ...
誰もが知る肌に
夏の落ち着きを失った季節は、
陽のわずかな傾きに
秋を告げる
沈黙をやぶる囁きに
自問自答をとめる
潮の香りは、さやけき潮の音
反射する 陽炎のひかり
...
愛とは
人間にとって最も重要な感情の一つである
愛とは
相手を、愛おしい、かわいいと思う気持ち
愛とは
無償で与えるもの
愛とは
性行為とは無関係
愛永久
AIと ...
大草原を駆け抜け
廻り続けていく車輪
魂の淀みを抱えながら
自らの汚濁を振り払い
まわるまわるくるくる廻る
深く紫に沈む葬送の列を打ち刻み
死者から生者へのキッス
媒介しながら ...
僕に憑依している、件の霊はまだ、特定の曲を聴くと涙が止まらなくなるようだ。スティングの「シェイブ・オブ・マイ・ハート」と町田義人の「戦士の休息」と甲斐よしひろの「安奈」と尾崎豊の「シェリー」を聴くと ...
金曜日、ファミレスにて。
カラカラと音を立てた 冷えたグラスから
水滴がしたたって テーブルに水たまりを作ってる
さっきから僕の愚痴は 止まらなくなってる
うだるように続いてる この夏 ...
海がつなぐ
まだ知らぬ世界も
流れ流れてやって来る
水か銀か仏か
あらゆるものが
流れ込んで
世界中を巡りゆく
海がつなぐ
あなたと私も
同じ母の魚を食らい
糧か毒か滋養か
...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
東小金井『オーダー』
北村 守通
散文(批評...
3
25/9/16 1:01
東小金井『呼び出される男』
〃
散文(批評...
0
25/9/16 0:58
深夜乗継
番田
自由詩
3
25/9/15 23:44
隣人2
本田憲嵩
自由詩
14
25/9/15 22:58
クレクレ星人の独り言「素人の物書きの立場」19
ジム・プリマ...
散文(批評...
3*
25/9/15 22:15
メモⅳ
道草次郎
自由詩
3
25/9/15 20:32
タイトルのみ
カッラー
自由詩
0
25/9/15 18:26
縦書き文章リスト
〃
自由詩
0
25/9/15 18:06
音楽と食べ物
りつ
俳句
1*
25/9/15 17:47
まだ文章はありません
カッラー
自由詩
0
25/9/15 17:06
ヘチ釣り
北村 守通
自由詩
2*
25/9/15 17:01
全行引用による自伝詩。 01
田中宏輔2
自由詩
10
25/9/15 15:42
自転車の想い出
秋葉竹
自由詩
2
25/9/15 14:04
体温
海
自由詩
4
25/9/15 12:55
マッスルドッグ
歌留多カタリ
自由詩
4
25/9/15 11:25
開祖
りつ
自由詩
1*
25/9/15 11:09
砂塵のむこう
花野誉
自由詩
12*
25/9/15 10:53
世界陸上
秋葉竹
短歌
2
25/9/15 8:40
テロ殺人を賛美した島田雅彦を教壇と文壇から追放すべきだ
室町 礼
散文(批評...
4+*
25/9/15 8:27
浄水場のある街
たもつ
自由詩
5*
25/9/15 7:39
ワタシは忙しい
多賀良ヒカル
自由詩
1
25/9/15 7:26
帷
降墨睨白島/...
自由詩
4*
25/9/14 22:33
尋ね人
そらの珊瑚
自由詩
7*
25/9/14 22:09
踊りな、人形たち
ホロウ・シカ...
自由詩
3*
25/9/14 21:58
回帰
月乃 猫
自由詩
12*
25/9/14 21:35
あいとは
たいら
自由詩
1
25/9/14 20:50
まはる(改訂)
ひだかたけし
自由詩
8+*
25/9/14 19:46
クレクレ星人の独り言「神霊界の決定」18
ジム・プリマ...
散文(批評...
4*
25/9/14 19:03
金曜日、ファミレスにて。
itukam...
自由詩
4
25/9/14 13:47
海がつなぐ
海
自由詩
10*
25/9/14 12:36
15
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17
18
19
20
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46
47
48
49
50
51
52
53
54
55
加筆訂正:
土砂降り
/
りつ
[25/9/15 6:31]
修正
0.44sec.