海一枚めくると鈴生りの想い 孕んだ仕草が風に弾け
笑いの花びらを嘔吐するわたしには静寂が投函される
現実は一匹の魚のようで眼差しの中でいかようにも踊るもの
かわいた泥の身体を選択する者たちにはい ...
9
緑色の閃光の正体は黒衣の騎士が展開している光線剣だった。ガーゴイルと殺し屋の間に、黒いマントを付けた黒衣の騎士が立ちはだかり、手には緑色の光線剣を構えていた。
ガーゴイルは殺し屋から撃たれ ...
小学生の頃、土曜日、たまたまついていたテレビから、心を鷲掴みにされる歌が流れてきた。
それはエンディング曲で、その時は何の番組かは分からなかった。
放送局はNHKだった。
翌週の同じ時間 ...
花の時期を過ぎれば
気にも止めないでいた
児童公園の隅にある大きな藤棚
敷かれた石畳に
風雨で煤けたコンクリートの
ベンチが三脚
赤茶けて錆びた鉄の藤棚の下で
ち ...
おばあちゃんの亡骸
白布団に横たえられて
足裏滲み淀むオレンジ色の
ゆうらゆら 、ゆうらゆら
揺れ動くのを見入りながら
漆黒艷やかな毛並みの
金の眼をした愛猫、
いつの間にか居なくなるを ...
夏もようやく終わる
朝、玄関を出たときの風が
あきらかに変化している
とても爽やかな悲しさをまとっている
お昼ご飯にカレーを食べる回数も減り
昨夜家のまえでやった線香花火が
...
爪切らねー
歯を磨かねー
風呂入らねー
私、動物なんで。
鬱で引きこもる時は、これでいーのだ!
アウトリーチのバウンダリー
そりゃ僕だって目の前に困っている人がいたら手を差し伸べたいよぅアウトリーチ。だけど原罪背負って生きている身としては見守るだけで精一杯なんだ。見てみなさいこの汚れた手を ...
十日ぶりに髭を剃ろうと思う
再び、のっぺりとした顔が現れるのだが
秋のイネ科の、メヒシバが生い茂ったような
このむしゃくしゃ感が鬱陶しくなった
そもそも髭を剃る習慣はなく
部屋が散らかると片 ...
寝乱れた乳房に宿る蛍の{ルビ灯=ひ}
刀という字を
刃に変えて
忍ぶ心よ
耐えよと哭くか
折れてもかまわぬほどに
意を込めて
乾坤一擲
明日を変えよと
この一楔
天に放ちて
祈りへと成せ
―――― 寝床にもぐりこんでくる寒さに
猫たちの寝息は、
安堵のぬくもり
朝霧の涼に
季節が書き留める
秋をあつめる
忘れ去られていた 彩を
想いだし
少しも変わらないは ...
私は最近になって
自分を17歳の女子高生だと
思うようになったので
最寄りの女子高校に行って
私は舞という名の17歳の女子高生なので
明日からこの学校に通いますと言ったら
警察を呼ばれた
...
カラオケで大声を出す、競馬場で、スポーツをして。こういうものと違うものとして私は叫びがあるのだと思う。カラオケも叫ぶみたいな部分あるよねといわれるが、何かしていて大声が出るのは健全だ。では、健全じゃな ...
吹きあげる風の中に
桐の梢は ざわめいて
生暖かい涙をこぼす
その下に立つと
はるかなるものへの憧憬と裏返り
抑えかねる寂しさ
赤い血汐をもっている
私が夜を恐れて
...
ネガティブに生きてみよ
自分は欠点だらけと思う
自分でそう言うならそうなのだろう
でももしかしたら
その欠点は他の人にはないものかも
自分だけの欠点だとしたら
...
寂しさを描くように句つくる夜
演歌聴くこころのような重いもの
灰が降る空
終末の鐘が鳴り響く
血飛沫みたいな
赤い虹
生き残ることの残酷さ
滅んだものに感情はない
虹の麓を探す
そこにきっと埋まっている
あなた
生きる苦悩
噛みし ...
7
ガーゴイルは左腰に吊るしたホルスターに差している、ガス回転遊底式(*1)の自動拳銃を抜いて、銃口の上の、前装填弾倉の総装填確認窓に、赤色の表示がされていることを確認して、六角形の口径0,01メ ...
自らの思考の外縁を廻り巡り
すっと入り込みつ中核へ至れば
自らの思考の力動そのものと化し
その勢いの正に鼓動打ち脈打ち
意識の明るみ耀き増して
私の脳髄後部に刻印される
思考力動そのも ...
今まで生きてきて世の中サイコだと思った体験募集ーです。10代の方は学生なんで、あまりないでしょうが、大人もびっくり、インド人もひっくり返る経験あれば、教えてください。
初秋だ。
寒さに目を醒まされる朝が来る。裏戸を押して足下を見ると、枯れ草色の蝗が犬走に一疋かたまっている。ぼくも、一時、じっとなる。あ、ども——と言いたくなるほど、ちいさな沈黙が胚を抱いている。
...
夜、ベッドに入って
まぶたを閉じる
色をイメージする
漆黒では眠れないし
純白にはなれないし
暑くて寝苦しい夜は
涼し気な薄水色
悲しい ...
街を歩いていたら
「外国人いらね、外国人出てけ」
と言われたというのだ
マジ出島
僕、そんなこと言わない
チャカが出てきてしまう
かもしれないからだ
チャイニーズマフィアは
...
病院に行って思う
病人ばかりだと
そうでしょう、そうでしょう
そういうところだから
いうて十代からですよ
こんなことがあろうか
ここは天国なんだからと
外国人の言う
え ...
知ってる?
運命の糸ってね、
1本じゃなくて
たくさん
何十本もあって
途中で千切れた糸もあれば
何本か絡まった糸もあるし
ちゃんときれいに繋がってたのに途切れた糸もあって
だからね
...
乱れ恋 萩咲く夜の狂おしさ
きみが名を喘ぐが如き夜梅香
きみが名を喘ぐ月夜の沈丁花
その笑い、
落ち込みも、熱い鉄のようにねじ曲げて、
生命力へと変容させる、
その奇天烈で、きわめて強力な磁場、
その者の内側から湧き出させる、その確かな認識と自信、
本当にこのままどこか遠く ...
雨の降らない砂漠に雪が降る
それは哀しみか慈しみか
生まれたばかりの天使の雛から
抜け落ちた羽毛だろうか
いっときのなぐさめなんて
すぐに渇いてしまうとしても
いま、この、
奇跡の瞬 ...
あお これはどこの国の言葉だろう おし 遅れて息がやって来る
日付順文書リスト
タイトル
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カテゴリ
Point
日付
接吻
ただのみきや
自由詩
5*
25/9/21 12:25
銀河騎士隆盛期 壱 神の章(バサラバート編)9~10 黒衣の ...
ジム・プリマ...
散文(批評...
1*
25/9/21 11:28
再び出逢う人形劇三国志─土曜の午後の記憶
花野誉
散文(批評...
7*
25/9/21 11:13
風のいろ【改訂】
リリー
自由詩
17*
25/9/21 11:06
お祖母ちゃんの骨
ひだかたけし
自由詩
5
25/9/21 10:43
しあわせ
秋葉竹
自由詩
3
25/9/21 10:13
人間なんて、ららら
りつ
自由詩
1*
25/9/21 8:58
アウトリーチのバウンダリー
足立らどみ
自由詩
2
25/9/21 6:25
髭を剃ろうと思う
山人
自由詩
6*
25/9/21 6:22
色恋俳句
りつ
俳句
1*
25/9/21 1:20
乾坤一擲
〃
自由詩
3*
25/9/21 0:56
秋穫祭
月乃 猫
自由詩
13*
25/9/20 22:27
性自認
花形新次
自由詩
1
25/9/20 18:38
問わず語り(7)
降墨睨白島/...
散文(批評...
0
25/9/20 18:37
未練
リリー
自由詩
9*
25/9/20 17:03
マイナスxマイナス=プラスになるじゃん
多賀良ヒカル
自由詩
1
25/9/20 16:35
寂しさ
喫茶大島
俳句
0
25/9/20 13:39
虹の麓
海
自由詩
8
25/9/20 12:59
銀河騎士隆盛期 壱 神の章(バサラバート編)7~8 ガーゴイ ...
ジム・プリマ...
散文(批評...
1*
25/9/20 10:24
直観的思考体験/エーテル宙宇の辺縁から
ひだかたけし
自由詩
6
25/9/20 10:06
サイコな世の仕組みや罠について(悪質な方は強制的に連行します ...
会議室
25/9/20 9:25
遷移
道草次郎
散文(批評...
4
25/9/20 7:45
おやすみの色
おやすみ
自由詩
3
25/9/20 7:12
国際化?
りゅうさん
自由詩
3
25/9/20 6:00
精神病院
〃
自由詩
4*
25/9/20 5:55
絃
りつ
自由詩
3*
25/9/20 2:53
色恋俳句 処女作
〃
俳句
2*
25/9/20 0:49
人志松本
本田憲嵩
自由詩
6
25/9/20 0:45
アズライール
りつ
自由詩
1*
25/9/20 0:22
青
ダニケ
短歌
1
25/9/19 23:40
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
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38
39
40
41
42
43
44
45
46
47
48
49
50
51
加筆訂正:
湖に降る雨
/
リリー
[25/9/21 11:50]
最終行を改稿しました。
色恋俳句
/
りつ
[25/9/21 1:22]
ルビ修正
アズライール
/
りつ
[25/9/20 0:25]
修正
0.36sec.