こごえがちの小鳥
手のひらから雪のかけらひらめく
みずうみの果て 赤くしもやけた薬指から結晶化していく蜘蛛の巣をはる
ほんとうのことはどこからわきでてくるのかわからないので何も信じられない
ほ ...
あらゆる刺激も 悲しい真実も
時が積み重なって いつかは日常になる
わたしたちが 終わりに向かっていること
それ自体を ふっと忘れてしまうように
肌を焼いた 斜陽の
あたたかさに 目 ...
ずらかるぜ!
相棒、それは貴女
悲しみを分け合ふ‐
互ひの傷を知つてゐる仲だ
貴女と僕とは赤い糸なんかぢやなく
臍の緒で繋がつてゐるんぢやないか知ら
だから
遁世者の僕も
貴女の人生に ...
僕はこの一家に育ち
一流の何かにならざるを得ず
詩の道を撰んだ
多分間違ひだつたのだらう撰擇
僕自身は髙卒だし甚だ凡庸な男だ
たゞ付いて回る形容が
美々しいと云ふに過ぎぬ
飽くまで形容詞 ...
一月のカゼに見た天と地ごくを
(533-4)酒と泪と男と女 という歌謡曲
歌詞も二番で 女は静かに寝むるのでしょう
としているが
男一本で歌詞を作ってほしかった
ここでは男女のバランスを取る
並列の方法も男女 ...
赤い靴履いてた女の子
異星人さんに連れられて行つちやつた
確かに東京星は異星だつた
それからきみは
情死的なエクスタシーを持つてゐた
と思ふ
叛面とても堅実な生活人だつたのに
不思議な人 ...
今、満員電車の中でログを読んでいたのですが
つくづく思うのは人はヨーロッパのあたりでは
犬がいたから生きてこれたのだろうと思います
新年早々、満員電車のなかで若い男が「クソジジイ」 ...
レントゲンをあてるように
そのものの骨格を見ることが大切だ
内容や中味ではなく構造が大事といっても
あなたにわかってもらえるだろうか
ほんとうは、中味は二番目三番目/
一丁目一番地は構造であ ...
[ ── ここからモノクローム ]
の た め に 立 ち 上 が っ て 青 空
か す か な と ど く ほ ど 耳 ま で
ざ っ く り と 雪 割 っ た 悔 み の
人 知 ...
初夢はいい夢であってほしいから
私まだ今年夢見てないことにしてる
去年の年末
名古屋でAdoのライブ見て
矢場とんうまうま
その夜の夢は
大きくて ...
Z世代の終わりには自由すぎて頭がドリルの人が増えてくるのだろうけれど彼らはどの時代にもいる破壊衝動を抑えきれない人たちのひとりであり、その増幅したエネルギーは社会の発展にこそ使って欲しい。
...
松本さんは珍来のチャーハンが食べたいという
それにビールが飲みたいと
毎食ペーストと栄養飲料
牛乳だけの食事を希望したのは彼の意志で
病院からの強制ではない
ぼくはレバニラが食べたくて
昼 ...
大
吉
◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎
声をやって女を呼び込み、彼女は私のところまで歩いて来た、が、それは{ルビ漠然=なんとなく}どこか真っ直ぐやって来たな、と私に思わせた。まぁ、{ルビ尋常=いつも}はこれほどまでに真っ直ぐやって来たとは ...
血なまぐさい系列の時代があり
生ぬるく溺れる時生続き過ぎ去り
混沌の渦巻きにまた
血なまぐさい系列が打ち寄せつつ
壊滅の前の静けさに
浜辺の優しい潮騒のにほひ薫る
ひたすらに走り廻る
...
ぱっつんに、
切られたつもり 失念さ
よくよく見るとガタガタ
揺られる心と蔑む顔
奈落の底に溜まりゆく辛酸
傾けて 流れ 湖になる刹那
硝子のコップは今 破ける
スワンはまだ ...
お正月、ゴミ集積所にも人形が貼ってある
冬空に鮮やかな花梨の水玉
内股でランニングしている人とすれ違う
冬枯れの木で沈黙する柘榴の実
小雨降る中ランデブー
雨宿りの階上喫茶ラブでの一コマ
窓際のテーブルで向かい合わせの
コーヒーとアイスクリーム
煙草を吸う?なんて
カウンターへ駆けて行って
灰皿も貰えず
帰って来るとク ...
爪先を削る
無機質な画面を叩く堅い音
呆れたため息が
私の肺を締め付ける
まぶたと視線と身の振る舞いの速度と何
蛍光色と速度の愉快さが
ずっと続いてたらいいのに
終わる終わる終る
おわ ...
忘れかけた思い出だけを
抱きしめて君は出ていく
ほのかな想いを抱く女も知らず
憧れだけを頼りに
ベルの音が響くホームで
見送る人の影も無いまま
一人列車に飛び乗ったのは
朝もや立つ夏 ...
太陽は、くれなゐ
月蒼く
さうあつて慾しいこの繪だ
霧がその色を
奪つて
白けきつた朝
無色の太陽と月
だが繪
現實ではない
さう云つて慰められる
のなら、いゝけれど
貴女の愚痴 ...
ありの儘ではなく
何となく抽象的に云つたやうな色の
空、そこに
晝の月が
風に吹かれて懸かつてゐる
キュビズムの繪の家々
詰まらない、味がない事
夥しい
僕たちが生まれたのは
こんな ...
○「愛情とは」
愛情とは
見飽きないことである
恋人 赤ん坊 愛犬 愛猫┅┅┅見飽きない
○「修行」
自分でやるのも修行だが
やってもらうのも修行である
年を取ると後の修行が多くなる ...
(536) 銀出陣 中井克比古氏より
わが嬬の髪の挿頭(かざし)の
しろがねも国に捧げてけふ晴れ晴れし
最後のは 慙愧に耐えん とすれば
名歌と ...
このような異端的な発言が真剣に受け取られるためには
僕は後三十年、老けねばならなかった
というのが老いていいことの一つですかねぇ
他はいいことあまりないですねぇ
意識を拡張するのだ
こん ...
人の尊厳を奪い
生命を侮辱し
愛され
幸せを手に入れた
うつろいゆく日々の向こうに明日があるとは限らない
さまよい経る向こう見ずさも、なまなましさの遠いみらい
わたしはこんなにも
存在しているのに
遠い星々を掴めたことがない
かすかに聞こえる喉笛 ...
子供たちが帰って、またシーンさんがやって来た
去年同じクラスで
ケンカって言うほどじゃないけど
ちょっとあって
それきりになってた子と
久しぶりに朝電車いっしょになってさ
私の中ではもう終わってたこと ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
冬のうた
よるもと
自由詩
3*
25/1/6 18:46
日常になる
みぎめ ひだ...
自由詩
1
25/1/6 18:10
相棒 -人生を引用する事なんか出來ない- について
髙任勇梓 T...
自由詩
2
25/1/6 15:13
僕が「不屈の詩人」を自稱する理由ワケ
〃
自由詩
1
25/1/6 14:12
_
落とし子
俳句
1
25/1/6 13:05
野施行十二単衣 ⑱
水恋鳥魚夫
散文(批評...
1
25/1/6 10:52
赤い靴
髙任勇梓 T...
自由詩
1
25/1/6 9:11
ぼやく し
足立らどみ
自由詩
2
25/1/6 8:17
構造としてのことば
室町 礼
自由詩
3*
25/1/6 3:33
2階のドトールから見つめる、冷めた残酷の、風景の。
朧月夜
自由詩
6*
25/1/6 1:46
モフモフ
おやすみ
自由詩
1
25/1/5 22:01
Z世代の終焉
足立らどみ
散文(批評...
1
25/1/5 20:17
【病棟日誌】 明日
レタス
自由詩
9*
25/1/5 19:44
おみくじ
海
自由詩
4*
25/1/5 18:57
或る日の僥倖
幽霊
自由詩
1
25/1/5 18:35
自由に挑戦する自由のうた
ひだかたけし
自由詩
3
25/1/5 18:28
軟骨からのプロローグ。
らりるれろ。
自由詩
1
25/1/5 16:43
内股ランナー
紅茶猫
俳句
2*
25/1/5 16:03
ランデブー
板谷みきょう
自由詩
1*
25/1/5 15:30
初夢
這 いずる
自由詩
1
25/1/5 15:11
流離人
板谷みきょう
自由詩
2*
25/1/5 15:11
テレビだよ
髙任勇梓 T...
自由詩
1
25/1/5 15:11
家並み(キュビズムの繪)
〃
自由詩
1
25/1/5 14:10
独り言1.5
zenyam...
自由詩
1*
25/1/5 10:25
野施行十二単衣 ⑰
水恋鳥魚夫
散文(批評...
1
25/1/5 9:52
老いていいこと
りゅうさん
自由詩
1
25/1/5 5:31
加害者1
レァ⚡︎ツハ...
自由詩
1
25/1/5 4:49
うつろう
よるもと
自由詩
3
25/1/4 23:59
シーンさん
紅茶猫
俳句
3*
25/1/4 22:01
おぱんちゅうさぎ
おやすみ
自由詩
2
25/1/4 21:50
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
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0.39sec.