貰って帰る あたらしい帽子に安全靴
スーパーマーケットで聖人を見つめた
さて帰ってきた足を洗おう
さいきん新しいものに触れていないと宇多田ヒカル聴く
お肉は食べちゃったから ...
*
三沢では雨すらも言語になる 帰途を失ったひとがレンタルビデオの駐車場に立つ 傘がない秋口にはからっぽのボトルがよく似合う したたかに酔い、そして瞑目するあいだ、すべての鳥が、カチ ...
お互い戦い合わなければ
戦争にはならないのだから
戦争の原因の一端は
ウクライナにあるわけだ
しかし、ロシアに戦闘を止めろ
と叫ぶ者はいても
ウクライナに対して叫ぶ者はいない
恐らく、ロ ...
2000年、
世界の偉い人達が 島に来た
彼も島に来た
***************
ニライ・カナイ
(初出 OVER THE SIN 2000年夏)
...
咲き誇る花々を
慈しむ春のように
柔かな魂を晒して
行き先も帰る場所も知らず
季節を巡り螺旋に昇り
ただただひとり
駆けていく
開ける光景に圧倒され
好悪を超え宙を舞う
反転 ...
ふとした瞬間に
孤独の影がよぎるときがある
朝目覚めたとき
夕暮れのとき
健康であっても
衣食住に不自由なくても
子や孫がいても
兄弟友人がいても
ふとした瞬間に
孤独の影がよぎると ...
普遍性の種子はそこらじゅう飛びまわっていて
僕ときみは全く違った生き物で
間違って恋した訳でもありませんが
いつか接触しようと思いながらも
なんとなく暮らしているうちに
たぶん接点は ...
退屈は体育座り訪ねてる
銅像も想像力をもっている
街灯のような居場所だった記憶
風の中でふいに生まれる 星明かり
ひらがなでかいたてがみがさわがしい
きらびやかな空が 剥がれ落ちて
菫の咲くほとりをたどって
指たちの
踊る環
ひとつ
ふたつ
みっつ
やわらかな綻びから
洩れる調べの
...
僕らは充血しながら、動脈瘤の世界で明滅を繰り返す、循環するメジャーとマイナーのコード、ハウリングしてる緊急避難警報、駅の片隅のデッドスペース、沢山の要らないデスクチェアーの一番上に放置された黒電話 ...
ぼくの通う小学校の通学路沿いには
数件の農家がぽつぽつと建っていた
集落は、山々で挟まれており
ど真ん中を貫く小さな川の出口には
海が広がっている
山の麓の、あまり面積の広くない田畑に
寄 ...
生きて行ければそれでいい
善行を積まなくても良いのかもしれないが
澄み切った悪行ってあるのだろうか
調和を前提とした濁りがあって良いのだろうと
石畳みの街に日差しがやわらかに差している ...
おまじない
目と目があったとき咲いた
恋は大事に押し花すること
眠りたい
だけ眠ったら泣かされた
失恋こころも騙せるかなぁ
その夜に
滑った口が生真面目な
...
よく目が覚めて涼しい朝で
昨夜の唐揚げがラップして置かれている卓上
食パンにチーズふる、ぶきような手
刻々と時間経つ 置いてきぼりか
曇天の、重い頭を支える
水気を含 ...
甘ったるい
花の香りがする季節
君を想って、虹を渡った
孤独だと
瞳の色が語ってる
ようにひとすじ流れ落ちたね
赤色の
口紅塗るのがへたくそな
しあわせ ...
けさ少しふって今しずかな朝です
1.心配する
そんなにもすこやかなら
まじないはいらないね
唯一だから
名前もいらないんだろう
世界にかぶれないように
もっと 眠ったら
2.真実
バナナの ...
奴らの本心は
気に入らない人間は
皆殺しであって
民族浄化なんて
その気持ちにちょっと
理屈付けただけの
嘘っぱちに過ぎないのさ
俺だって日本人だけど
日本人の九割がたは嫌いだし
全 ...
あめいろの
時が過ぎ行く
この夕べ
わたしの気遣いは宙に溶け
一閃する光の海
瑪瑙の渦は天を駆け
静かさだけが降って来る
気の遠くなるよなこの時に
静かさだけが降って来る
...
砂浜の周りの岩が個性的押し寄せる波が岩を擽る
気温差が激しい春の昼下がり雹が降ったり霰が降ったり
友達とゴルフのことで盛り上がる何時間でも話せてしまう
初夏の風幸せ含む緑色子は勉強も ...
薄明るい眠りがくる
来ると言ったら来るのだろう カーテンの中に ぺらぺらの掛け布団の中に 許しの中に
等しく許されている場所がたしかに私たちにはあったはずだ
薄明るい眠りは、友の手によく似ている ...
何億年も
在るとしても
その時に
笑顔でなければ
空しいかな
{引用=※五行歌とは、「五行で書く」ことだけがルールの、新しい詩歌です。}
今年の冬は暇な時間が多くあり、読書に勤しんだ。本来、読書は楽しむものであり、勤しむものではないだろう。
平井図書館長は本好きであると紹介させていただいたが、繰り返し少々彼を紹介する。図書館長とい ...
二〇一九年十月一日 「断片」
彼には、あたたかみを感じられなかった。かれには、あたたかみなどなかったからである。
二〇一九年十月二日 「詩論」
言葉は存在をくわだてる ...
逃れることのできない
煩わしさなど
忘れてしまえばいい
ほんの束の間でも
忘れたふりをする
それだけでもいい
そうでもしなければ
やっていけないから
愛想笑いまでは
しなくていいから ...
ベランダで
白い朝陽に起こされて
眩しい目をして眠い白猫
白猫の
声が僕の夢のなか
温かい手で撫でようとする
石よりも
硬い愛とか言わないで
もっと上手に愛を捧 ...
便りを紐解いて 過去に接続する。静かなる鎮守の杜を呼び起こし、また 揺り動かすのか
プラグは錆びて映写機は廻らないのに、駆け下りるは揺り籠の唄。土壁の建物に光の旅人と識る
座り込んだ私は 満開の桜 ...
おっさんが猫語で話す聖夜かな
どよめく夜に
意識持つ
春風ちりちり
肌を刺す
ざわめく、さざめく
わたしのこころ
今夜はこんなに孤独に耽り
己の在ることを感じている
(遠い遥かな思い出は
廻る銀河の旋回音 ...
平穏無事に日曜終わりそう麦茶のむ
妻とふたり遊んで帰って横になる
一日一善くりごとの今日は成せなかった
簡単なことでいい語っておくれ春の夜風
簡単なことがいい語っておくれ春 ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
自由律俳句 2022.03.15(火) 夕べ
田中恭平
俳句
1
22/3/15 20:41
帰途
中田満帆
自由詩
3
22/3/15 19:40
戦争反対
花形新次
自由詩
3
22/3/15 19:00
ニライ・カナイ 2022
AB(なかほ...
自由詩
1
22/3/15 18:15
迎撃の街~ギリギリと、ギリギリと
ひだかたけし
自由詩
3
22/3/15 18:12
孤独の影
ホカチャン
自由詩
1*
22/3/15 16:40
たむらしげるに捧ぐ
マークアーモ...
自由詩
2
22/3/15 14:41
たてがみにさわる
水宮うみ
川柳
4*
22/3/15 14:22
早春小景
塔野夏子
自由詩
11*
22/3/15 11:20
バウンドの世代
ホロウ・シカ...
自由詩
1*
22/3/15 11:16
田崎さんちの牛
ちぇりこ。
自由詩
8
22/3/15 9:09
雲の休日
マークアーモ...
自由詩
8
22/3/15 7:16
タイガーアイ
秋葉竹
自由詩
1
22/3/15 7:02
自由律俳句 2022.03.15(火)
田中恭平
俳句
2
22/3/15 6:34
花の声
秋葉竹
自由詩
1
22/3/15 6:25
自由律俳句 2022.03.14(月)
田中恭平
俳句
2
22/3/15 5:27
グッドアイズ
簑田伶子
自由詩
9*
22/3/15 3:55
人間浄化
花形新次
自由詩
1
22/3/14 20:17
この夕べ(改訂)
ひだかたけし
自由詩
9
22/3/14 19:28
ゴルフ
夏川ゆう
短歌
3
22/3/14 18:22
透明度 ねむろう50%
南波うづき
自由詩
2
22/3/14 14:52
※五行歌「何億年も」
こしごえ
自由詩
3*
22/3/14 13:41
読書における娯楽性と読破という苦痛について
山人
散文(批評...
2*
22/3/14 8:48
詩の日めくり 二〇一九年十月一日─三十一日
田中宏輔
自由詩
11*
22/3/14 0:02
そこにいるのならば
坂本瞳子
自由詩
2*
22/3/13 22:49
白猫と僕の夜
秋葉竹
自由詩
2
22/3/13 22:06
褪色
あらい
自由詩
2
22/3/13 21:59
おっさん
水宮うみ
俳句
1*
22/3/13 19:47
どよめく夜に
ひだかたけし
自由詩
8
22/3/13 19:27
自由律俳句 2022.03.13(日) 夕べ
田中恭平
俳句
3*
22/3/13 18:40
421
422
423
424
425
426
427
428
429
430
431
432
433
434
435
436
437
438
439
440
441
442
443
444
445
446
447
448
449
450
451
452
453
454
455
456
457
458
459
460
461
6.52sec.