頑なな寒さ、訪れ
肉の冷徹、巌の如く

今日は曇天にて
その裸体を曝す一本の立ち木、
通り沿いに在り
擦れ違う人、背を丸め
街の電飾、青く一層輝き

私の意識は今、明晰にして
季節 ...
○「まだ か もう」
「まだ」か「もう」で
ぜんぜん違う
僕の気持ち

○「歌謡曲」
歌謡曲は時代を映す鏡
三船和子さんの「だんな様」を
聴いて
つくづくそう思った
「私の大事なだ ...
十一月二十七日 月曜
天氣 晴
起床 五時五〇分
就床 九時三七分

朝校庭のお掃除をした
朝礼教室で島先生よりお注意があつた
作文は「星の光」といふ題で詩を作つた
放課後は劇の練習を ...
お月さんよぅ
誰も見上げてないよ

平凡な様子だからかな
月蝕の時と同じ月なのに
毎日同月
ややこしいな

(ちがうよ)

誰かしゃべった?
お月さん?
毎日、別の月だったんだ ...
二〇二二年九月一日 「フィリップ・ホセ・ファーマー」


 ぼくの大好きなフィリップ・ホセ・ファーマーの本が Amazon のネット古書店で、1円とか2円で売っている。なかには数千円のものもある ...
俺も彼と同じで
結構なヘビースモーカーなんだけどさ
どうにも最近
寒いせいかノドの調子が悪くてね
痩せ細った病人みたいに咳き込んでは
挙句にはコントみたいに声が裏返っちゃってさ
それがなん ...


蒼い蠍のブローチは
母の思い出
宝もの

魚藍に集めた梅の花
隠して生まれた
宝もの

蒼い蠍は見続ける
移ろい変わる
我が家族

ときおり夜中に
目覚めては
父 ...
休みやすみしつつ倦怠感と闘いながら
洗い物と米研ぎを済ませて、ご飯を炊いた
後は卵を一個茹でて、茹で玉子にして
レトルトのカレーを温めるだけだ
今夜の夕食は、茹で卵乗せカレーだ

昨日、使 ...
 僕はずっと砂漠を歩いていた。千里先まで何も僕の前には現れなかった。ただ一本の地平線が、永遠に僕の腕の届かないところで、揺らいでいた。

 均質的な風景は遠近感を麻痺させる。世界と僕の間には、傷つ ...
熱、奪われ
肉身冷え切り
日は暮れて
行を重ね
狂うを正す

荒い息
日々続く
静と乱
合間を縫って
己を観る

ひょっこりと
内から現れる
その像を
今一つの
現と感 ...
ワールドクラスの自称詩人
と聞いただけで
そら恐ろしいものを感じるが
そのワールド自称詩人が
一同に会して
自称詩を語るという不測の事態に
ロシアもウクライナに
ミサイル撃ち込んでいる場 ...
深夜、兄がやってきて
透明な言葉を吐いた
ご飯を食べるように
一粒一粒吐いていた
寝床を整えてあげると
几帳面に身体を納めた
兄は二十八歳で製薬会社に就職し
寝返りをうった
も ...
わたしは古めかしい歩兵銃を抱えて焼け野原に立っていた。敵と味方の死骸がアザラシのようにそこらに転がって膨らんでおり、鼻腔の奥や喉に針金を突っ込まれて掻き回されているかのような猛烈な臭いが漂っていた ...  朝 昼 晩

 春 夏 秋 冬

 いつでも どこでも 誰にでも

 降りかかる 新しい発見

 ある時ふと気が付きました

 靴下は必ず左から履いていました

 右から ...
 つまらない日記に過ぎないが、少し。
 かねてよりアウトドア用品をかなり買い込んでいたのだが、まだいくつかとりあえず必要なものがあったので某店に行くことにしていた。しかし、妻が善光寺に行かないかと誘 ...
○「ほめられない社会人」
家庭や学校ではほめられて育った子どもたちが
やがて社会に出て仕事につくと
ほめられなくなる
注意されることはあっても
ほめられなくなる
真面目に働いても
それは ...
さっきから暫し
詩的な夢想をしてみた
イメージの世界で遊んでいた
詩を書いて満ち足りた感覚があった

昨日まで使っていた電子決済が
今朝は使えなかった
だから紙巻タバコも氷もコーラも
...
地の時代の闇が世界を覆っている
飢えて寒く凍える肉体と精神
厚い雲に遮られて
天球の恒星の光すら届かない
暗くて闇に慣れた目でも
自分の手のひらさえ見えない

さっきから聞こえるのは
...
青みがかった朝の空

毅然と独り、浜辺に立つ

群れる者達、エゴイズム

逃れ、打ち寄せるイメージの波

浮かぶ宇宙の漆黒は

思考の光に照らされて

眩む映像、生動の渦

...
オートバイで
日本一周から帰ってきた
何か月もかけて回ってきたから
ニュースでその場所を聞くと
一瞬で気持ちが辿りつける

でも何かできる訳ではない
そこにいた時間は一瞬であり
通り過 ...
{引用=相互喪失}
懐中時計のなかで時間は眠っている
ただ機械の心音だけが
時不在のまま静かに続く
蓋が開いたらいつも「今」
観察者の視線など気にはせず
ひたすらに死の距離をこまめに削る
...
 希望の朝。
 常緑樹が瞳に優しい。
 無情の朝。
 屹立する断崖絶壁に立っている。
 どんな夜を過ごそうが朝は来る。
 
 不安、悲しみ、淋しさ、諍い。
 微笑み、喜び、美、愛 ...
おかしいな
おかしなことのために
多く人が亡くなって

おかしなことがまかり通る
ということ
おかしなことでもついていく
ということ

わかりました
社会的立場のある人ほど
No ...
友達の結婚式に行くような格好で
街を集めていく
左手に花を持って歩いていく
花瓶から引き抜いたまま
夢の中ですら自由になれない

何も感じないのかって
君は僕に聞くかもしれねーが
...
麦を収穫したからこれでお酒を造ろう





小麦で造る





大麦で造る








...
ある程度の挫折と
ある程度の喜びをある程度やってみたいとおもっています

精神的にてんぱりが止まらず
みなさんご存知の自分の限界的場所に
いつまでもいたわけですが
自分の限界なんであくまで ...
トイレにいったついでに
(勿論、手は洗ったよ)
台所によって
今朝から水に漬けてある電気釜の内釜に
こびりついたもち米を爪でかき取って
石鹸で洗ってから温水で洗い流す
倦怠感が増してきたの ...
結局、生きるしかないのだ
という諦めの言葉が
泡となって水面に浮かび、弾けた。
そう、言葉はいつも弾けて
行方知れずになる

かつては
胸の奥の熱い火が
水のような心を沸かせた

...
久々に晴れた夕、
庭先に赤々と
一筋の光跡伸び

沈みゆく太陽の
夜闇に領されながら
落とす燃える死者達の眼、
徘徊し始める黄色い犬を追い
鬩ぎ合う剥がれ始めた境の残像、
闇と光の配 ...
至る所で見かける
綺麗なイルミネーション
年々レベルアップ

団地などでも競い合うように
綺麗で穴場になっていく

イルミネーションが
なければ冬は寂しい
寒いだけの夜の空間

...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
冬の朝ひだかたけし自由詩422/12/5 11:28
独り言12.5zenyam...自由詩0*22/12/5 9:38
女學生日記 四十一TAT散文(批評...022/12/5 1:29
お月さんよぅ木葉 揺自由詩5*22/12/5 0:37
詩の日めくり 二〇二二年九月一日─三十一日田中宏輔自由詩11*22/12/5 0:01
JOKER本田憲嵩自由詩122/12/4 22:46
蠍(日本WEB詩人会[Poet.jp](通称「ぽえ会」)提 ...足立らどみ自由詩122/12/4 21:58
「新芽のような想い」ジム・プリマ...自由詩3*22/12/4 21:55
砂漠暗合自由詩122/12/4 21:28
五行歌、未知なる深淵ひだかたけし自由詩4*22/12/4 18:19
ワールド自称詩人が自称詩をカタール大会花形新次自由詩022/12/4 17:49
寝返りたもつ自由詩422/12/4 16:05
終戦記念日ホロウ・シカ...散文(批評...1*22/12/4 15:25
発見佐白光自由詩022/12/4 14:58
善光寺参り山人散文(批評...4*22/12/4 11:30
独り言12.4zenyam...自由詩0*22/12/4 7:27
「日々の雑多な想い」ジム・プリマ...自由詩3*22/12/3 21:22
「その瞬間に向かって」自由詩1*22/12/3 20:00
静観の時にひだかたけし自由詩4*22/12/3 19:19
日本一瞬イオン自由詩022/12/3 16:49
漂着せずに深海へただのみきや自由詩022/12/3 15:36
信念メープルコー...自由詩3*22/12/3 5:50
だがしかしりゅうさん自由詩322/12/3 4:58
はじめまして、もうやめましょう。竜門勇気自由詩2*22/12/3 0:50
寒山&拾得TAT自由詩3*22/12/2 22:35
ある程度の挫折モマリサ公自由詩122/12/2 19:45
「待っていた天恵」ジム・プリマ...自由詩3+*22/12/2 19:04
まーつん自由詩1*22/12/2 18:12
夕に焚べるひだかたけし自由詩5*22/12/2 17:55
イルミネーション夏川ゆう自由詩122/12/2 16:07

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加筆訂正:
漂着せずに深海へ/ただのみきや[22/12/4 14:27]
修正
3.68sec.