待ち遠しい時間がゆっくりと眠る
夢をみる君が物質だった頃
体温を太陽の代用とした
文字という固体が溶けて声になる
空、気持ちよく晴れ上がり
熱、程よく対流し
風、絶え間なく吹き抜けて
この黄金色の一日を
初めて出逢う照り返しを
(浮き上がるような光景を)
胸高鳴り高揚し
奇跡の取得に傾いて
...
人は
人として経験すべきことを
経験して
初めて成長する
誰かを好きになって
振られたり
誰かに好きになられて
恋人になったり
仕事に就いて
成功したり失敗したり
結婚して子ど ...
花でみちてめざめ
緑につつまれまどろむ
たくわえた水を
際までふくらませ
霧となりとじる
四月
存在の夢からめざめ
無人の学舎にかわいた老木
水尺の髪は白く
わたしが
あなたを ...
朝
洗面台の鏡が話しかけてくる
久しぶりだな
ここずっと俺を無視して来ただろ
俺
ああ
ずっとずっと無視して来たよ
鏡みなんて見たくなくなってたから
久しぶりに自分の顔に会いた ...
冷えたお水をちょうだい
胸に沁み入るような
キンキンに冷えた、痛いほどの正しいヤツを
熱いお手紙をちょうだい
読めば君を嫌いにならずにいられなくなる
レトリック無用で、心に突き刺 ...
情景は語彙を求めていたが、それはただ、うなだれて瞼をとじていた
季節は何度も密会を続け、新しい季節が生まれ、産毛を生やしている
空気の隙間を鵯の鳴き声が斬り裂いていく
列島は黄金色に包まれている ...
回転木馬
笠雲
躑躅
四月二十七日 木曜
天氣 晴
起床 六時三〇分
就床 十時二七分
朝礼講堂 中山先生の御注意
小城さんは裁縫を家で先生がおつしやつた所よりもたくさんしるしつけまでしてありました
...
小学生の頃、同じクラスで少しだけ目立っていたKは、中学生になってからはどうしていたのかは、よく、僕は知らなかった。彼は中学に入ると別のクラスだったからだが、でも、彼は小学生の頃は地元のサッカークラブに ...
掴めない
私たちには
ただ懐かしく
ただ憧れて
行こうとする
廃墟を越え
彼方の木霊に
憩いながら
遠い空
虹はかかり
行こうとする
世界の深み
現にて ...
深呼吸して目眩につつまれ
手近な柵にしがみつく
両肺を染む芳しい毒素
むらさき色に染めあげた
絶え間ない恍惚にいざなう、十年ぶりの/帰郷、敗散/執着、
慨嘆/それら懐しいひとときの必要にせま ...
あなたに逢いたい
それぞれに予定が入り逢えない
ぽっかり空いてしまった休日
桜の時期は終わり初夏に切り替わる
もし冬だったら寂しさが倍になりそう
あなたに借りた恋愛小説
書かれてあ ...
沈黙する空の下で、目は
空を映しているのに
遠い空。
誰のためでもない、
空はただそこにあるだけで空だ。
私の
無表情な白けた指にある
生めかしい銀製の指輪の方が
表情のある
道端の ...
伸ばした手がいつも届かなくて必死に守ろうとした光が消えてしまう。悲しみの渦に飲まれながら、何時の日か何時の日かと呟く日々が続いてた。世界の何処にも誰にも会える事がないって言い聞かせて、それでも求めてる ...
その少し以前。すでに述べているように、クールラントの実権は、
{ルビ祭祀=ドルイド}であるクーラスに握られていた。
祭祀クーラスは、祭祀会議に議題をかける。
それは、これからの遠征軍をどうするか ...
連合軍不利の報せは、クールラントの国にも入ってきていた。
戦士エイソスは、地団太を踏みながら叫ぶ。
「負け戦、負け戦、負け戦……。我々はいつまで我慢すれば良い?
本当に我が軍が動かなくても良い ...
「オスファハンは我を裏切ったのか……」ハッジズは唸る。
「彼とて、聖王の命令には従うしかなかったのでしょう」
侍従長ドラガスは、慎重に言葉を選びながら言った。
「今、ライランテは混沌としている。 ...
たまには近道を通ったほうがいいと
私の手を引いて 導く人がいる
私は
どこかへ行こうとしているのか
どこかへ帰ろうとしているのか
その人に 手を握られ 腕を引かれた瞬間
わからなく なって ...
昼のしじまに沈んでいく街に
雨はいつしか降りだして
遠退く人の足音が
カランコロンと木霊する
俺の胸のうちで鳴る空虚さが
脱力して街を覆うようだ
昼のしじまに沈んでいく街は
いつ ...
理科室の小さな変化を見逃さないね
境目には冬虫夏草とあいまって水没する勿忘草
影も形もない退屈な装飾は 底に結晶として花を植える
汚れた手で掬った川の水で薄眼て溶いた
冷ややかで真っ青にな ...
優しいなんていっときのことや
遊んだらええ
内なる鬼はすぐ現れる
誰でも心を常にしぶとく
遊ばしたっていったらええ
少なくとも君たちを
人でなしと呼ぶような人の顔が
人であったこ ...
ラーメンになまたまごを入れかき混ぜる君の食癖だけ嫌いかな
日本一長いと誇る滑り台その丘に立つ初夏星月夜
一部屋にみんな雑魚寝の飲みのあと目は合わせずに手をつなぐ ...
彼女のことは雪が降る夜に知った
罪を飲みこんだ白い獣の子が
すがるみたいな小さな鳴き声で鳴き
だれも好きになれない自分のことを
お手上げだから、と、足下の
黒い砂あたりを蹴り上 ...
あの頃の僕は小学五年生だった。四年が終わると、あまりいじめもなくなり、クラスメートは少しだけ落ち着いた風で、あの頃から遊ぶ相手を選ぶようになっていたのだろうかと思う。近所の子供が集まっていた公園には良 ...
夢
風
杖
網戸越し、夜風
ひんやり肌を撫で
奥まる意識、懐かしい
終わりのない夜の訪れ
底知れぬ謎を投げ掛けて
今日という日が去っていく
無限の歳月を追い越して
また未知から明日が到来 ...
どよめく夜に
意識持つ
風がちりちり
肌を刺す
ざわめく、さざめく
わたしのこころ
今夜はこんなに孤独に耽り
己の在ることを感じている
(遠い遥かな思い出は
廻る銀河の旋回音 ...
頭の中の小人が
正しいかどうか
僕にはわからないのだけれど
野菜を刻んだり
鍋を振ったりしてると
なんだか落ち着く今日この頃
ここは多分
霧の中なのだろう ...
◆sweet noiseが帰って来るんだって?★ そいつはヤバイな(汗)。あの女をNSAに売ったのは俺だからな。ジェイコブの時みたいにイカナゴのくぎ煮にされちゃかなわねえ。知ってるか?リトリコの野郎が ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
冬
水宮うみ
川柳
3*
22/4/30 17:39
この黄金色の一日を
ひだかたけし
自由詩
7*
22/4/30 15:47
成長するっていうこと
花形新次
自由詩
5
22/4/30 14:25
四月
soft_m...
自由詩
1
22/4/30 13:58
鏡
こたきひろし
自由詩
2
22/4/30 11:28
ねがい
秋葉竹
自由詩
0
22/4/30 10:21
四月最後の静かな朝
山人
自由詩
6*
22/4/30 6:02
令和4年4月29日(金)
みじんこ
自由詩
0
22/4/30 3:15
女學生日記 十二
TAT
散文(批評...
0
22/4/30 2:14
Kの思い出
番田
散文(批評...
3
22/4/30 1:26
遠い空
ひだかたけし
自由詩
3
22/4/29 22:20
毒 という
soft_m...
自由詩
2
22/4/29 20:28
休日の過ごし方 昼編
夏川ゆう
自由詩
0
22/4/29 18:23
沈黙する空の下で(改稿版)
こしごえ
自由詩
2*
22/4/29 16:53
光を求めて
武下愛
自由詩
0
22/4/29 14:35
連合軍の反撃(四)
朧月夜
自由詩
1*
22/4/29 14:03
連合軍の反撃(三)
〃
自由詩
1*
22/4/29 14:01
連合軍の反撃(二)
〃
自由詩
1*
22/4/29 14:00
私たちの近道
りす
自由詩
10
22/4/29 13:46
黒い警笛の街
ひだかたけし
自由詩
3
22/4/29 13:03
それは空気よりきっと軽い
あらい
自由詩
2
22/4/29 11:46
優しい鬼
奥畑 梨奈枝
自由詩
2
22/4/29 11:41
アレしてあげたい
秋葉竹
短歌
1
22/4/29 8:53
鞦韆
〃
自由詩
1
22/4/29 4:31
小学五年生の日々
番田
散文(批評...
0
22/4/29 1:39
令和4年4月28日(木)
みじんこ
自由詩
1
22/4/29 1:21
終わりのない夜に
ひだかたけし
自由詩
2
22/4/28 23:58
どよめく夜に
〃
自由詩
4
22/4/28 20:07
めも
うし
自由詩
3
22/4/28 19:52
sweet noise 【即ゴル不参加作品】
壮佑
自由詩
4*
22/4/28 18:19
403
404
405
406
407
408
409
410
411
412
413
414
415
416
417
418
419
420
421
422
423
424
425
426
427
428
429
430
431
432
433
434
435
436
437
438
439
440
441
442
443
3.56sec.