白い巨人、大股で
光の天空、過ります
ゆっくり流れ
両手を開き
現の夢、ぽっかりと

この世界は比喩で充ち溢れ
この世の未知なる表れに
次々形象の輪郭、浮き彫りにして
輪舞奔放な言の ...
 電線に冬の風がやって来た夜
 その女と逢いました
 赤い上衣も黒いスカートも
 くたびれて見えました
 デブッチョの男の腕にすがりながら
 女はキャラキャラと笑いつづけていました
  ...
  美しいもの


 今 光のなか
 美しくなる夕べ
 風の川に

 鳥も 花もあって
 私もゆっくり
 とけてゆく

 とけた私を見ると
 どうしても 幾つかの
 悪くて  ...
焼き物の詳しい知識持ってないただ純粋に魅力に触る

七宝の魅力伝える展示会大作を見て奥深さ知る

寒々と冷たい風に襲われる厚着をしても擦りぬけてくる

焼き飯の美味いと分かるその香り空きっ ...
さっきから何を探してる
SNS片っ端から使って

ただ静電気のような胸の痛みが
どこかを意識してるから
やめることができない

思いがけないエメラルド
それが小さな画面のどこかにあ ...
「生まれてきたのは
俺の責任じゃないけれど
生きていくのは
俺の責任になる」

僕たちの子どもの頃は
貧しかったけれど
まわりも貧しくって
みんなで頑張っていこうという連帯感があった
...
心配事や悩み事は
たくさんある

それでも
今日一日を愛し
この一瞬を愛おしみ
生きていくしかない
今から
ここから
はじめてみよう
希望は
必ず見つかる
幼い頃から崖があると
覗き込む癖がある
特に興味があるわけではなく
崖の下に何があっても
それはそれでよかった
街中
路線バスの中
会議の最中など
崖はいたるところにあって
時々 ...
 コーヒーを飲み終えられたベルゼバブさまは、机の上に置かれたアルコールランプを手元に引き寄せられると、指を鳴らして、火花を発して火を灯されました。すると、ベルゼバブさまの前に坐らされておりました老人が ...  比良の山を
 汲みあげようと柄杓星
 ゆったり横たわる りゅう座の下に

 カシオペアの東には
 アンドロメダがのびやかな弧をえがき
 めぐる星座は三百万光年の彼方の大銀河を抱いて
  ...
浮かぶ言葉は
「死ねばいい」
そんな発語は
安易すぎるとは思うけど

死ねばいい
死ねばいい
って自分
自己同一性なんか
死ねばいい

自分の中の
他人消えて
他人の ...
 
 ボードレールの作品世界に通底している美意識は、詩集『悪の華』(堀口大學訳)に収められた詩の題名によって捉えることができる。たとえば、「不運」、「前生」、「異なにほひ」、「腐肉」、「死後の悔恨」 ...
嫌ならいなくなればいいし
誰かに言わずにすぐに去ればいい
そうしないのは十中八九、止めてほしいからだ

批判すらする価値のないものがこの世には数多あって
御多分に洩れず自分はそんなもので
...
++ ネコジャラシックパーク ++


ネコジャラシックパーク
  エノコログサがたくさんはえてる公園

ネコジャラシスパーク
  エノコログサの種をまき散らす技

ネコジャラシ ...
さすらうには勇気が足りないかな
どうせならもっと風の強い日がいい
靴下を左から履いてしまった
メガネ拭きが見当たらない
レンズが曇ったままでは
都合が悪いんだ
だから明日にしよう
今日じ ...
ただ委ねる
この世界に
わたし、
常に全くの
初心者
よろしく
委ね預ける
この世界

この肉体、
内なる魂と霊の
道具、器
大切にしなければ
お世話し続けなければ

混 ...
ふわふわとした
形のないものを抱いて
目を覚ました

今日は何だか
うまくいきそうだと思わせる
朝の匂いは甘くて

誰かの柔軟剤の残りが
空気に溶けて
酔っているだけなのか

...
ふんわり倒れそうになる
ふわり浮き上がります

わたし、自ら在ること 充溢し
しずか、自ら均衡して 保たれ

夏休みの縁側に居るみたい
深い泉の底に揺蕩うみたい

ふんわり倒れそうに ...
東京SK駅から北東約十分
明日にかかるプールバーで
転がる玉を見ている
すべての始まりはそこで
やがて
花火の夜に散るように
マイクロバスから
あせた国際色が帰る宿
すべての始まりはそ ...
伝えるべきことを
伝えないから
人が狂うのだ
つまり君が僕を
彼らに紹介しないから

達せずに
引き返した者が
あったろうか
いや
ない

引き返した方が
いいですよ
無駄 ...
縁側 うららかな日差し やわらかな風

生垣の隙間 垣間見る人影 爽やかな駆け音

走り抜けて畦道 水路飛び越え 亀が見上げる

覗き込む青鷺 啄む嘴 鋭くて

空は紺碧 流れて群青  ...
目が覚めてカーテンを開けると
一面の大海原だ
小高い丘や孤島すらない
たった一晩で
こんなに様変わりするとは
人生何が起こるか本当にわからない
隣の布団を見るとすでにもぬけの殻で
光る鱗 ...
一段 一段
階段を登る
二階につく

そんなことさえ
新鮮に感じる日

ふわり
記憶が消えたかのよう

あと何回 
夏を迎えられるだろう

汚れた窓ガラスが
光を和らげてい ...
目覚めると昇る朝日に向かって
手を合わせる
夕暮れには沈む夕日に向かって
手を合わせる
感謝に始まって感謝に終わる暮らし
ああ!美しい70代ここにあり

金もうけも勝ち負けも名誉も捨てて ...
かぐや姫の物語り

竹取物語は全国に津々浦々たくさんあるけど富士山にある伝説のかぐや姫は、
月には登らない。そのかわりに富士山に登って帰ってこない物語り

(旧)吉原市(江戸の吉原の名前の元 ...
だからさ
言いくるめた夜の隅で、息を殺すと
かっこいいのだよな

タラップで靴を脱ぎ小瓶の蓋を失くし
廃墟の[花]一文字。朱いインクをおとし
彗星が飾られる
(確かめたかったなら、)
...
ねーもし美容院がプールだったらどーする?(水着きて行くね)じゃーもしはーちゃんのほっぺがなくなっちゃったら?(ほっぺ早く生えてくるようにごはんたくさん作らなきゃだね)もし女の人同士が結婚したかった ... あなたとわたし
分かり合えないまま
会話を続け

紅茶とチーズケーキとコーヒーと

あなた うんうんと
うなずき
わたし ひたすら
ことば紡ぎ
あなた そっかそっか
相槌打つ
...
土にもぐって 咲く花に
仲良し双子の 子が育つ

かんかん照りでも 大丈夫
大雨ふったら たびに出る
ぷかぷか流れて 新天地

別々お部屋にいるけれど
顔は見えるし 話せるし
大きな ...
右目がごろごろするので
鏡で確認すると
目の中に台風が発生していた
降った雨が可哀想な人のように
涙となって溢れ出した
眼科に行ったけれど
不用意に右目を覗いたお医者さんは
風で目の ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
白い巨人(改訂)ひだかたけし自由詩223/5/22 15:58
寓話リリー自由詩3*23/5/22 15:58
美しいものsoft_m...自由詩223/5/22 15:54
焼き飯夏川ゆう短歌4*23/5/22 14:48
エメラルド木葉 揺自由詩523/5/22 14:40
ああ!人生zenyam...自由詩3*23/5/22 13:16
生活渡辺亘自由詩023/5/22 12:10
夜空を見上げる理由たもつ自由詩623/5/22 12:09
ベルゼバブ。田中宏輔自由詩13*23/5/22 11:02
銀河リリー自由詩4*23/5/22 9:15
最後のフレーズシホ.N自由詩0+23/5/22 4:20
『斎藤茂吉=蠅の王(ベルゼバブ)論』。田中宏輔自由詩13*23/5/22 1:00
雑魚の歌短角牛自由詩3+*23/5/22 0:58
ネコジャラシックパーク日朗歩野自由詩1*23/5/21 22:39
探してるのは言い訳坂本瞳子自由詩1*23/5/21 22:34
生きる。ひだかたけし自由詩3*23/5/21 19:23
againミナト 螢自由詩323/5/21 19:04
意識という舞台でひだかたけし自由詩223/5/21 17:49
ビー玉沿線AB(なかほ...自由詩9*23/5/21 16:51
後悔先にりゅうさん自由詩023/5/21 16:50
抱きしめて短角牛自由詩3*23/5/21 15:37
旅立つアルファやまうちあつ...自由詩123/5/21 13:33
余音日朗歩野自由詩4*23/5/21 9:35
美しい70代zenyam...自由詩3*23/5/21 6:58
かぐや姫の物語り足立らどみ散文(批評...323/5/21 4:29
夜光虫あらい自由詩123/5/21 1:45
メモはるな散文(批評...523/5/20 23:08
紅茶とチーズケーキとコーヒーとひだかたけし自由詩4*23/5/20 20:36
落花生日朗歩野自由詩2*23/5/20 20:21
目の台風たもつ自由詩323/5/20 19:07

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加筆訂正:
死者の数だけ歌がある/ただのみきや[23/5/21 14:44]
2~3行書き足し
死者の数だけ歌がある/ただのみきや[23/5/21 13:57]
修正
3.43sec.