奇妙な輪郭が重なる
年老いた額の皺
若々しい筋肉の隆起
胸元まで伸びて
青年と老人のアンドロギュノス
世界を観察し叫びを上げる
世界を観察し叫びを上げる
銀色のアルペジオ
打ち下ろさ ...
長く付き合った後
ようやく結婚を決めた友達
結婚後の自分をイメージ出来なかったとか
仕事が終わると寄り道せず帰る
飲みに行くことは殆どなくなった
元気が全身から溢れるような
愛が全 ...
いのちを
思う私は
手を合わせ
目をつむり
見つめる
{引用=※五行歌とは、「五行で書く」ことだけがルールの、新しい詩歌です。}
キヨスクに並べられたペーパーの24面で指を切った朝 あなたのささやかな預言を祝福するように 雪が舞う
いくつもの花束を包んだ
ニューヨークタイムズ
ニューヨークヘラルド
マンチェス ...
東日本大震災の翌年
「北方派五分楽団」という
障がい者バンドの総帥のボクは
障がいを抱えている楽団員達が
励ましに歌を
歌いに行きたいと云う意見を
無視できずに
「仙台とっておきの音楽祭 ...
明日のライブの
ご挨拶にと伺ったのは
小さな喫茶店だった
開店間もない午前十時辺りなら
店も忙しくないだろうから
落としたての美味しい
深煎り珈琲でも注文して
店主のご機嫌を伺おうか ...
今日は涼やかな春風が吹き
街はもうすぐ黄昏です
西陽が君の横顔を照らし
はにかむ瞬間を捕らえます
それは本当に美しい
この街角の光景です
(あゝ後何百年
待てばこの瞬間に出会えたのか ...
庭を弄るのが好きで、mother
母は遅延する、腰骨を伸ばす
土塊が後をつけてくるよ、キッチンの出窓
土塊が笑ってるよ
サボテンに水をやるのは、もう少し待って
ほら、針先の和音、三月の音階で ...
物質にも
役割という
いのちがある
私にも
役割がある
私は不安なのだろう
だからこそ
私は安心も出来るはず
余白を持って
ゆったり行こう
{引用= ...
春星と過ぐる東京の君の夜
街はいつのまにか 輝いている
乾いた 冬も終わっていく
でも 風は冷たいままだった そんな
横浜の地下街をどこまでも行く
池袋の地下街とは異なる思いで
だけど少しだけ疲れていたのだ
水 ...
鼻の奥まで、ツーンとする
あの香り草を求めて風の中をさがそうか
ほかにも愛情表現はあるのに
撫でたひたいが暖かいとか、
それって
褒め言葉?
鳥がかわいそうにないている ...
上皿天秤は
待てど暮らせど
いつまでも動いてる
(左右対称に振れ続けてるなら釣り合ってるとみなします)
小学五年生なりに
意地を張っていたつもりはないけど
根負けという成長もありま ...
うねりを上げて
向かって来る
ビッグウエーブに
彼はまな板一つ持って
挑もうとしている
まな板に何の意味があるのか
誰にも分からない
ひょっとしてサーフボードのつもり?
「自殺行為だ! ...
目覚めぼうっとしては茶を啜る
全身で夜明けを浴びていた
陽のひかりの中に出てゆくコート着て
荒れた妻もしずかにスープ飲む
なぜ句作しているのかわからなくなる春の夕
...
曖昧な目のはしっこに雨が降る
もういいぜ 色の呪いにノイローゼ
手に入れてからっぽを忘れてしまう
童話読む 瞳に埋めた古里で
夢見と現実が交差する
初春の昼下がり
独りの透明なたましいが
時の静謐にいだかれ覚醒する
輝く光の帯に乗り
生まれ来た
あの至聖の場所に至ろうと
麗らかな春の陽射しに眼を見開く
( ...
私は森の中を迷いながら彷徨っていた
山ふくろうの鳴き声と、おぼろ月夜がおびただしい夜をつくっていた
なぜここにいるのか
記憶を辿るが、なぜだか脳が反応を示さない
記憶の構造が気体のようにふわふ ...
結露した鉄管を登ると
冷気の上がる自家発電の貯水層があり
ミンミンゼミは狂いながら鳴いていた
夏はけたたましく光りをふりそそぎ
僕たちはしばしの夏に溶けていた
洗濯石鹸のにおいの残るバス ...
執拗にのたくる
蛇のような走査線の裏側から
黒色に泡立つ粒子の
ホログラフィックな性夢として
二台の戦車の幽霊が姿を現わす
海へ突き出た岬の草地を、蹂躙する鋼鉄のキャ ...
テントを張って居ると
撤去を迫られて
鏡の花を買う
決意をした
ケンタウロスとミノタウロスが
交合しているようなイメージに
さいなまれる
鏡の花は安かったり
高かったり
それよりもソ ...
なにもシンゾウやフミオやその傀儡のことだけを目くじら立ててあしざまにいうことはないじゃあないか、彼らは私に心酔しているんだからね、と桜の枝を咥えた富士山がいうので、それはそうですが、いちおう決まりと ...
どうぞ
お好きなように
マフラーがはためいた
すっかり
忘れてしまわなければ
きちんと
思い出すこともできやしない
人類の一番の失敗は
残しておくことが最善と
思い込みす ...
1分の1サイズから始めたはず
なのに今ではスコープゴート
#これでどうだ #短歌 #tanka
ある日宇宙から来た脳が
猿に寄生して人間になった
脳は常に血をもとめた
脳は今も血をもとめる
...
毎日死んで
毎日生きかえる
どこまでつづくのか
この微細に拡がる
脳という名の血の海は
覆われていないところに痛みは降るので
いつのまにか指は全て覆われてしまった
痛みが無くなるのが早いのか
覆いが無くなるのが早いのか
指がなくなるのが早いのか
...
全身筋肉痛の身を温める
冴え返りする曇天のした
やっと落ちつけて又眠りそうな春の朝
身を汚しつつこころ洗われてゆく
起こした妻がコーヒー淹れてくれたありがと
帰宅 ...
いまでもずっと
あいつのかげをさがしてる
わるぐちいわない/はやおきはしない
遠くまでいかない/近くでは探さない
どぶのなかでもぐって
いきをとめたままめをあける
ひとりはこわくな ...
まあ微笑ましく眺めている。
縁側から列ぶ 大きさなんて
君は
可愛らしい可視化でしかない。
とうとう桃色の花を揺らしているものである。
からして雪解けの開けた町並み。
思わぬ欲望 ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
ホームシック・エイリアン
ひだかたけし
自由詩
8
22/3/11 20:05
結婚した友達
夏川ゆう
自由詩
2
22/3/11 18:27
※五行歌「いのちを」
こしごえ
自由詩
2*
22/3/11 16:54
ペーパービュー
末下りょう
自由詩
3*
22/3/11 15:09
十年前の思い出
板谷みきょう
自由詩
3*
22/3/11 13:11
縁は異なもの
〃
自由詩
3*
22/3/11 12:35
春化粧(改訂)
ひだかたけし
自由詩
11
22/3/11 12:26
mother-garden
ちぇりこ。
自由詩
10
22/3/11 9:06
※五行歌 二首 「役割」
こしごえ
自由詩
2*
22/3/11 7:22
<東京> 春星
るー
俳句
4
22/3/11 2:28
青い春
番田
自由詩
4
22/3/11 0:34
ねぇ、君の、声を、聴かせて、よ?
秋葉竹
自由詩
1
22/3/10 23:01
天秤
TwoRiv...
自由詩
2*
22/3/10 21:32
涙のシーサイド、スーサイド
花形新次
自由詩
1
22/3/10 21:28
自由律俳句 2022.03.10(木)
田中恭平
俳句
1
22/3/10 20:07
忘れた空
水宮うみ
川柳
4*
22/3/10 19:20
初春の予感
ひだかたけし
自由詩
5
22/3/10 18:24
森
山人
自由詩
8*
22/3/10 17:55
夏休み
〃
自由詩
7*
22/3/10 17:53
薄いアポカリプス
壮佑
自由詩
6*
22/3/10 17:19
呪博士(のろいはかせ)
間村長
自由詩
2
22/3/10 14:14
小さな死Petite mort
草野大悟2
自由詩
0
22/3/10 11:40
風化
やまうちあつ...
自由詩
2*
22/3/10 7:55
Twittertanka
足立らどみ
短歌
3
22/3/10 7:09
ノート(脳Ⅱ)
木立 悟
自由詩
0
22/3/10 0:53
ノート(脳Ⅰ)
〃
自由詩
1
22/3/10 0:51
ノート(指)
〃
自由詩
0
22/3/10 0:50
自由律俳句 2022.03.09(水)
田中恭平
俳句
0
22/3/9 20:58
遠くまでいかない/近くでは探さない
竜門勇気
自由詩
1*
22/3/9 11:51
惨めな死にざまよ、
あらい
自由詩
0
22/3/9 0:28
423
424
425
426
427
428
429
430
431
432
433
434
435
436
437
438
439
440
441
442
443
444
445
446
447
448
449
450
451
452
453
454
455
456
457
458
459
460
461
462
463
加筆訂正:
<風の通り道> 春霖
/
るー
[22/3/11 2:49]
<菫印>からタイトルを改めました。
6.15sec.