帰る場所はないのです
しんしんと降りしきる雪に
身も心も冷えきって
帰る場所はないのです
底の底で揺蕩うわたしの
向き合う時間はあとどれくらいだ?
ゼイゼイあえぐたましいに
残された ...
ふいに淋しく/なんて口にしながら/随分と
正体も無くして/やがて眠りにつく
ひとの子の様で/子猫の様で/寝息とその顔は
野に咲く花が/白い野の花が揺れていた畔と
蝋燭の記憶/人間の記 ...
最近LGBTの後に
色々くっつけて
権利を主張して来るのが
いるけれど
すげえ鬱陶しいんだ
だから俺も嫌がらせのために
奴らが
絶対に仲間には入れないだろう
デブ専、ハゲ専、ブス専
...
誰かが笛を吹いているんだ
泣いているようにも聴こえるし
笑っているようにも聴こえるし
怒っているようにも聴こえるんだ
君は大きすぎたんだね
僕たちは小さすぎるんだね
君の息づかいを感じ ...
赤い沙汰 名はまだやらん 我がサタン
生き死ににシティに秘密 凛々と
浮くスーツ ぬるく不向きなゆるい湯に
円 罫線 丁寧 平面 冷静に
起こそうと登る{ルビ百 ...
昇り詰めるまで
勇気ある賭けのようなものが
繋がれた暗渠から
吐き出されるアルファ
蜃気楼の架け橋を交錯する
おぼつかないだけの光と影は
刹那であり永遠のいろはを支え
礎の星屑とも懐 ...
おれは、あんたがたもきっとそうにちがいないが、
おれたちは世界を体験させられている
それを強制というのかどうか知らないが、すくなくともおれは
おれがどうしたいかなんて尋ねられていないはずだ
拒 ...
親も教師も
子どもの気持ちや考えを
ていねいに聴く時間がない
言うことばかりで
聴くという姿勢もない
食わして金を渡しておけば
子どもは満足すると思い込んでいる
そのころ、戦士エイソスは祭司クーラスと密接な関係にあった。
リュシクイアの戦いが終わった後、彼は聖騎士に任命されたのである。
戦士エイソスも、祭司クーラスとアイソニアの騎士とが、
互いに嫌悪しあ ...
カーガリンデに帰着したエインスベルを待ち受けていたのは、
戦士エイソスの来訪だった。
戦士エイソスは、荒々しく扉を開けながら、
エインスベルの居宅に飛び込んできた。
「奴はどこだ!?」
...
自分が
いいと思うことと
ほかの人がいいと思うことは
同じではない
違いを認め合うということは
口で言うほど簡単なことではない
自分のいいことへのこだわりが強い人は
自分がいいと思うこと ...
お金という存在を忘れひとひ過ごしたい
寒さ 急いで煙草喫っていた
きぶん悪くなることの陽の援護を待つ
アラームが鳴りつづく 消されて妻は起きない
大丈夫 食パンはある
...
乾燥肌の娘を皮膚科に連れていく
娘はおでこをひっかき血が出ている
父と母と娘と三人で車に乗って
これが家族だ、と
父は急に気づいてしまう
三人の間に緊密な連携があって
三人の間に消すことの ...
今日君の雛人形が届いた
産まれて間もないころ
まだかすかにしか存在していなかった君が
日々成長することで存在の濃度を増し
この初節句でいよいよ確実に存在する
気体から流体へ
流 ...
だれを望みもしない
だれに望まれなくていい
こんな街のアスファルトだって
こんな寒い日は
ちゃんと凍っていてくれるだろ
そうだ
いつも
ひとりだった
いつも
ひと ...
ゆで玉子さえうまく作れない
ゆで玉子だって立派な料理だ
レシピ集にだって掲載されてる
玉子を殻のままとはいえ茹でるのだから
料理にほかならない
茹でるだけなのにうまくできないって
どうゆう ...
現代貨幣論を理解するのに
コペルニクス的な
発想の転換が必要なことは理解出来る
まさに打ち出の小槌そのものだから
新規国債を発行して
いくら貨幣を流通させても
マネーサプライが過剰になり
...
この裡はとっくに爛れて
痛みのない恋をしている
来ない春
燃え上がるほどの心が残っていない
寒寒と炎が
蒼く上っている
聞いた風な言葉が
ふわふわと漂う
そこには
何の新鮮味も
感動もない
不安すらない
ただただ安心な言葉が
吐き出されては
消えて行く
安心が生活を
つまらなくさせていることに
誰 ...
雪は身じろぎもせず降っていた
無人駅のホームはすでに雪で埋め尽くされ
その明るさはほんのりと
ともし火のように浮かんでいた
ストーブを消し、鍵を閉める
無人駅の除雪番からの帰りしな
積 ...
{引用=冬の髪の匂い}
雪の横顔には陰影がある
鳥は光の罠に気付かずに
恐れつつ魅せられる
歌声はとけて微かな塵
雪はいつも瞑ったまま
推し測れない沈黙は沈黙のまま
やがてとけ
かつて ...
満たされていないが
嘆いていない
それが日本人の既定値
プラスかマイナスに
設定を変えることができる
満たされているが
嘆いているにもできる
表示は変わっても
反映されているの ...
冷えきった
孤独が敷き布団の上で
待機する
砕けた空、深夜の悪夢
見知らぬ人が出入りして
青みを帯びた夜の溶解は
哀しみの渦に霧散し
見知らぬ人が
心の廃墟を弄んでいる
やが ...
血のつながりを絶対化していた時代は
過ぎ去った!
跡取りもいなくなった!
また、一時期愛が血に取って代わろうとしたが
幻想に終わった!
今は家族は
何でつながっているのだろうか
お金だろ ...
僕はあとどのくらい生きるのだろうか
どんな死にかたをするのだろうか
病死だろうか事故死だろうか
それとも災害死だろうか
いざというときには
できるだけ苦しまないで死にたいなあ!
いろんな人 ...
ユーラディアの谷を行く、エインスベルの足取りは重かった。
すでに、復讐を成し遂げてから三日の日にちが経つ。
そんなエインスベルの横顔を覗き込んで、アイソニアの騎士は言った。
「アースランテでは、 ...
アイソニアの騎士の亡命劇の裏側には、
ハザック・アザンの暗躍があった。
ハザックは、密偵として祭司クーラスに仕えていたが、
実はアースランテの国の密偵でもあったのである。
いわゆる、二重ス ...
炬燵でゆたりゆたりしてアイスコーヒー
汲めども汲めども 詩心はみずうみの如し
煙草の数をかぞえて(溜息)卓のうえに置いた
屈伸をしてけさの体の点検をする
おなかがグウ、と鳴 ...
春夕焼け北本住宅団地には明日を待ってる部屋がある
新しい家
お洒落な家
そう書かれたチラシ
建売住宅のチラシが多い
似たような家ばかり
私の好きな家
イメージにあった
建売住宅は見つからない
私のイメージを形にしたい
心 ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
ノー・プラン
ひだかたけし
自由詩
6
22/2/6 18:43
湖畔/ひねもす/西
AB(なかほ...
自由詩
4*
22/2/6 18:20
DHB
花形新次
自由詩
4
22/2/6 16:47
虎落笛
まいこプラズ...
自由詩
1
22/2/6 16:43
あい言う縁を
水宮うみ
川柳
0*
22/2/6 16:27
Lēthē
あらい
自由詩
0
22/2/6 13:35
別に明るい意味では使っていない未来から射す光に向かって進んで ...
ゼッケン
自由詩
1
22/2/6 13:27
子どもの願い
ホカチャン
自由詩
2*
22/2/6 11:17
復讐が終わって(六)
朧月夜
自由詩
1*
22/2/6 11:02
復讐が終わって(五)
〃
自由詩
1*
22/2/6 11:01
こだわり
ホカチャン
自由詩
2*
22/2/6 10:03
自由律俳句 2022.02.06(日)
田中恭平
俳句
1
22/2/6 7:42
家族を作成する
葉leaf
自由詩
2
22/2/6 5:44
初節句
〃
自由詩
1
22/2/6 5:42
あと追いたいかな花一匁
秋葉竹
自由詩
2
22/2/6 1:09
たかがゆで玉子なんだろうか
坂本瞳子
自由詩
3*
22/2/5 22:50
岸田さん3
ジム・プリマ...
自由詩
1*
22/2/5 20:42
炎
はるな
自由詩
3
22/2/5 20:23
キュウリのQちゃん
花形新次
自由詩
3
22/2/5 20:06
ともし火のような無人駅をあとにして
山人
自由詩
14*
22/2/5 19:54
ポケットには丸めた鼻紙だけのくせに
ただのみきや
自由詩
5*
22/2/5 15:25
デフォルト
イオン
自由詩
1*
22/2/5 15:01
孤独のトポロジー
ひだかたけし
自由詩
4
22/2/5 12:56
家族
ホカチャン
自由詩
2*
22/2/5 11:28
あとどのくらい
〃
自由詩
1*
22/2/5 10:43
復讐が終わって(四)
朧月夜
自由詩
2*
22/2/5 10:23
復讐が終わって(三)
〃
自由詩
1*
22/2/5 10:22
自由律俳句 2022.02.05(土)
田中恭平
俳句
3
22/2/5 7:58
<誰も知らない小さな部屋から> 春夕焼け2022
るー
短歌
1
22/2/5 5:37
心地良い家
夏川ゆう
自由詩
3
22/2/5 5:23
438
439
440
441
442
443
444
445
446
447
448
449
450
451
452
453
454
455
456
457
458
459
460
461
462
463
464
465
466
467
468
469
470
471
472
473
474
475
476
477
478
加筆訂正:
ポケットには丸めた鼻紙だけのくせに
/
ただのみきや
[22/2/5 18:09]
誤字脱字その他一文字修正
4.17sec.