凍り付く 空にかざした薄ガラス
ぽつ、ぽつり 浮かんで
じわり、じわ 滲む
淡色の灯
昨夏着られなかったままの
新品の浴衣の布地
それとも十年ぶりに焼いた
パウンドケーキ ...
或る日 小高い丘の草の間で
空まで貫く
甲高い叫び声がしたのです
「七十番と八十六番と九十八番が
逃げたっ!」
牧場の牛舎から飛んで出た
ファームのマスター ...
暗闇に
仄白く輝き
ぽっと浮かぶ
子供の顔の
輪郭を辿る線、
揺らぎ動き
闇に染まり
漆黒に溶ける
ティトゥス、
オマエという
存在の名
無を貫き覚醒し
存在という
永遠 ...
君と僕の楽譜に
好きという
記号を書いたら
何回だって
同じ景色を見て
何回だって
同じ物を食べて
そして
感謝の気持ちを
伝え合っているうちに
朝が来るような
生活がし ...
○「失われた半面」
成長重視、進歩重視、新しいもの重視、速さ重視、
便利重視、快適重視、効率重視、科学重視、
勝利重視の中で
失われた半面がある
○「じいちゃんの楽しみ」 ...
僕たちの距離が
この夜にさめざめと横たわる
月の光に傷つけられながら
この夜はあまりにも澄みわたるので
とめどない放射冷却――僕たちの
距離もまた冷えびえとして
けれど見つめている ...
早朝の
すこし肌寒い街で
みあげると、
風が、
空高くに吹くから
書かなかった手紙が
やさしい透明色の紙で
空高く、
揺蕩っているように
感じるん ...
今日もまたこんな時間に想いが過る
いろんな考えが巡り始める
朝だって昼間だって
あんなに時間を持て余して
ただただ妄想に耽ったり
目的意識もなく空を眺めてみたり
本を読むのではなく字面だけ ...
冬の明け方は
張りつめた
無数のピアノ線が
地面と空を繋いでおり
知らずに触れてしまうと
冬の心音を奏でてしまう
透明な波のように
冬の涯てには
凍りついた楽章が打ち寄せる
夜が明け ...
西城秀樹のギャランドゥは
確かにチン毛の延長線上にあった
あの夏の日
現代のテレビの放送倫理規程からは
大きく逸脱したものだった
しかし、それでも
秀樹は延長線上のチン毛を
惜しげもなく ...
冬空の 街で消えゆく 虹を見る
束ねた髪が七色の女
○子育ては長期的な投資ともいえる
終身雇用や年功序列型賃金なしでは
長期的な投資は難しいだろう
○政治家は
次の選挙のことしか考えていない
十年先二十年先の日本のことなど考えていない
...
うきあがって
あざやかに
りんかく
ひびかせ
すみわたる
それは其処に聳え立つ
弓形の翼ひろげ黒々と
遠い地平は何処の国?
背景の純白の空にて無
捏ね上げ練り上げる様
生動し瞬 ...
どのやりかたもまずいもまずくないもないが
子育てに正しさはない
人生のようなものにも
それがないように
あたしたちにともなう
正義は/悪は
それらの構成とセンスで
角度を変えな ...
あゝあおぞら
ひろがったね
またあえたね
途 行けば
ひらり花びら、
赤々と地に舞い落ちる
わたし ハッと
立ち止まり、
掴まえる この一瞬
あゝあおぞら ...
それは悪しきわけでもない朝だった
腹下しの胃袋には一杯の
ホットミルクだけ
唯 出勤に気乗りしない私を乗せる
駅の上りエスカレーター
改札口を通り抜けた時
気持ちを掠 ...
得たから
失う
けれど
得たことが嬉しい
私の命もそうだ
{引用=※五行歌とは、「五行で書く」ことだけがルールの、新しい詩歌です。}
ホルモンの乱れが、というかふつうに生理前とか最中とか、ほんとにもうこれでおしまいだってくらいに落ち込んでもう生きていてはだめだ、ほんなのわかりきってるだろ、それなのにここまで来てしまってさーという ...
ここのところ夜になると文字が書きたくなるのは
嫌な予感がそうさせていたのかも
望まない知らせが届くことをきっと知っていたんだって
そんな風にさえ思う
ア゛ーって声を出しながら両耳をバンバン叩き ...
大阪南港から三人でタクシーに乗りました。
あたしと後輩の女の子が後部座席で
かしましかったですね。
助手席に居る貴男のことを
「アクの強いじゃが芋」だなんて
茶化して笑いま ...
名無し人
名を取り戻す
時に
巨像 海に沈める
流れるように
刻み込むように
今の住み処
破壊し
新た 創り出し
巨像 海に沈める
流れるように、
刻み込 ...
道端には新雪のふかふかな布団。
そこに顔面から身を投げて
飛び込み死んだふりする中学生。
ムクリと立ち上がって
顔と体中の粉雪を払い落とす
その子の微笑み。
今年の山 ...
「好きになる以外考えられないほど天才的に可愛い年下幼馴染。本気汗×本気汁の孕ませ中出しセックス」モリマサ公
ゾンビのせいがあって
日が暮れてからは本当に外出できない
断じて逃げてないロマンチシズ ...
○「大事なこと」
大事なことほど
忘れやすい
大事なことを忘れて
小事で悩んでいる
○「他人の悪口」
他人の悪口は蜜の味
自分のことは棚にあげて
他人の悪口で盛り上がる
○「 ...
ふわふわとうかんでいたんだ
すきまからひかり
うみはきっとちかいだろう
なんじかんでもあるいていける
かいだんをのぼっている
くらいからどこまでつづいているのかわからない
じつはおちつ ...
また今日も
なんだか眠りたくないのだ
眠いのに
眠りに就くのに抗うのだ
寝るのが嫌だという訳ではない
眠ろうと横たわることさえ拒否してしまう
話し足りないとか
食べたりないとか
そうゆ ...
カタコンベの中でしりあいを探す夢を見てた夕方のうたた寝、目覚めの為に入れたインスタントコーヒーはどこか素気なくて、俺は、さらに首を伸ばすのかそれとも殻の中に戻るのかと悩んでいるカタツムリのような気 ...
コミカルな
十二支並べて
エトセトラ
話しだすまで
ずっと眺めて
もう幾年前になるでしょう
十二月二十四日
普段通りのお弁当を並べていました
初めて来店したおばあさんは
「今日はクリスマスやから」と言って
唐揚げ弁当を
ひとつ、買って ...
そっと触れたフイルム
息を漏らせば
歪むモノクローム
濁りはじめた瞳に
顕れるのだから
風の露光不足
硝子性の画角
色を引き摺る喚声が
割れてしまうのだから
影の自己記録に
...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
つま先の先
三月雨
自由詩
4*
23/1/19 20:34
森の中の女の子
リリー
自由詩
2*
23/1/19 20:09
ティトゥス*
ひだかたけし
自由詩
3
23/1/19 19:51
永遠
ミナト 螢
自由詩
1
23/1/19 19:23
独り言1.19
zenyam...
自由詩
0
23/1/19 14:44
夜の距離
塔野夏子
自由詩
2*
23/1/19 11:29
書かなかった手紙の受け取りかた、届けかた
秋葉竹
自由詩
0
23/1/19 8:07
めぐるめぐる
坂本瞳子
自由詩
0
23/1/18 23:48
Winter Dawn
ちぇりこ。
自由詩
11
23/1/18 21:54
チン毛まみれの水泳大会
花形新次
自由詩
0
23/1/18 21:09
虹
リリー
短歌
5*
23/1/18 20:28
独り言1.18
zenyam...
自由詩
0
23/1/18 20:09
存在と霊性
ひだかたけし
自由詩
3
23/1/18 19:19
ザ!天国の温度
モマリサ公
自由詩
0
23/1/18 19:03
あおぞら
ひだかたけし
自由詩
5
23/1/18 17:31
危機一髪
リリー
自由詩
1*
23/1/18 17:15
※五行歌「得たから失う」
こしごえ
自由詩
2*
23/1/18 8:06
ないですメモ
はるな
散文(批評...
1
23/1/17 23:29
珍しく感嘆符
坂本瞳子
自由詩
0
23/1/17 23:17
ステージ男
リリー
自由詩
1
23/1/17 21:51
巨像
ひだかたけし
自由詩
3
23/1/17 20:44
雪女の娘
リリー
自由詩
1*
23/1/17 16:58
AVのタイトルっぽい詩
モマリサ公
自由詩
1*
23/1/17 16:01
独り言1.17
zenyam...
自由詩
0
23/1/17 7:41
うたたね
暗合
自由詩
1
23/1/17 2:23
ゆめうつつ
坂本瞳子
自由詩
0
23/1/16 23:11
壊れてからがとても長い
ホロウ・シカ...
自由詩
0*
23/1/16 22:23
えっと、、、セット らー
足立らどみ
短歌
1
23/1/16 21:54
イブの日のこと
平瀬たかのり
短歌
2*
23/1/16 21:09
エンドロール
soft_m...
自由詩
2
23/1/16 20:48
438
439
440
441
442
443
444
445
446
447
448
449
450
451
452
453
454
455
456
457
458
459
460
461
462
463
464
465
466
467
468
469
470
471
472
473
474
475
476
477
478
加筆訂正:
あたらしい爪痕
/
ただのみきや
[23/1/19 13:19]
誤字修正。
あたらしい爪痕
/
ただのみきや
[23/1/19 13:19]
誤字修正。
4.89sec.