蛍光灯、不快。テレビの音量、小さくしたい。チョコを舌に乗せたくない、フルーツの甘味は嬉しい。バラエティ番組、見るのもしんどい。小さな子供、眺めて、それ有難い保養。スマホの画面、光量、最低限でもまだ眩し ... 先生は
ただ先に生まれたから
先生なのではない

先を生きているから先生なのだ
上にたつのではない
先を歩く
一番前を歩く
一番雨風を受け 一番苦しい道を歩く

そうして道を開いて ...
軽々しい あわらち 越して拵て
なあ、女々し布石の子の穴はちょうど
青磁の正午ごろ こちらより あちらがわほど
割れてしまった吹き抜け窓に焚き付ける
並て縦に為ると 憐れな紫陽花も桜の実も ...
あーーーーーー
まじでねーわ

女を書くな
おまえが女を書くな
おまえごときが女を書くな

女を書くな
女を語るな
女の胸とか髪とかスカートとか肌とか
そんなんやめろ

詩が嫌 ...
ごみみたいな感性で放てよせいぜい
きらめかないミラーボールに反射する銀のクローバーの中に君が四人いる、IHコンロの音で殺される妄想ばっかりしてる

友だちのやり方もわからないまま
大人になると ...
霞んだ滲んだ奥底から

仄かに姿を現すもの

深い 深い
海の底にいるように

無音のうねり

無音の瞬間



生と死の狭間に立たされて



未だ肉の生命は躍り
...
山本英子氏は1946年生まれ、1984年に現代詩手帖賞を受賞、近江詩人会に所属していらっしゃる詩人です。私にとって、山本英子氏の詩とは、一作品でタルコフスキー映画一本分くらいのすごさ、お腹いっぱい ... 青りんごは自ら枝を手放して
地に落下した
それは手のひらにすっぽり包まれるほど小さく
人が食べ頃だと思うには到底未成熟だった

わたしにもっといい耳があれば
落ちた理由が聴こえたかもしれな ...
ダンボール箱の中に
座布団をしいてすわる

箱ごと横に倒れる
易しい

後ろは勇気が必要
でも易しい

前は難しい
膝があるから

前回りに一回転して
戻れたらクリア

...
 赤茶けた りんごの芯を

 みつめていたら

 なにもかもが


 こわれかけた 白さに

 
 その薄さよ


 わたしは

 あなたの胸を離れなければならな ...
僕は何でもない思いで
雨の窓を 今日も見ていたのだ
誰も友達が来るわけでもないのに
今日も そこで ずっと


やがて昼が来て それから
ざるそばを食べた 僕は
また 夏が終われば 
...
トーキョー あるいは地獄
不協和音の連弾
太陽の上昇
騒ぎあかした疲労の夜明け、
異邦の声の感触 未だ濃密に

朝に眠り夕に目覚めたあの頃、
地獄突き抜け
何処までだって自分は走れると ...
胸間からとおくとおく、袍の指先まで
崩れかけた山肌をなぞっているのでしょう
その眦など、乾いては渇いては
照り返したその頬の、なんともはや
かがりくるう、つむじあたりに、かえして
つぶらのか ...
力動、漆黒に碧く
ぽつんとひとり、
取り残され


「これからオレの半径五メートル以内に近づくな!」
いつもの坂道上る登校途中、
手を繋いでいた五歳年上の兄 
突然、手を切り離し私に言 ...
加藤さんが五大大会三連覇を達成する
という快挙を成し遂げた
まだ梅雨は明けきらず
朝からの小雨で唸るような湿気の中
お風呂をはじめとする各箇所のカビ取りは
一向に捗らないが
せっかくなので ...
曇天、厚い雲が切れ
ひろがるひろがる
光の青、
降り続いた雨の
雨滴 葉群れに輝き、
もんわり街を覆う熱に
滴り落ち蒸発し

この世、今
光の青に包まれ
地から空へ 光
クレシェ ...
紫陽花を行きつ戻りつ濡れながら 中中あかない夕暮れのドア

明日のない身と知りながら夏椿 羽根のかわいた雛が飛んでく
誰にも見えなくなるほど
高く高く投げられたコイン
誰もが一度見上げたことのある
あの星

一度きりの勝負を
僕と君はした
これは僕と君の世界だけの
小さな戦いだ

誰かが時々
...
夜の風 気持ちよくて
外でコーヒーをのんでみた

ええかっこしぃ みたいで
はずかしいけど
正直
かっこいい気分になった

しばらく飲みながら
ご近所をながめる

人気(ひとけ) ...
○「カミさまの声」
山へ登り始めたら
携帯が鳴った
見ると入院中のK君からである
出ると従姉の人からで
「K君が危篤です 会いたいといっています」
ということだった
急いで下山して病院へ ...
ドドドドドドドドドドドドド
ドドド
ドドドドドドドドドドド
ドドドドドドドド


 
ドドドドドドドドドド
ドドドドドドドドドドドドド、ドド
ドドドドドドド
 
ドドドド ドン ...
空間のなかの構成されていない物体たち*

言語による意味規定される以前の

ただひたすら在るもの在るもの

その立ち上がる実在感 

ばらばらと在り  

なのに調和し

全体 ...
かのじょとわたしはいつもいっしょにいる

かのじょのみぎかたには食洗機についてる
みたいなひねるだけのスイッチがついている

わたしがからだをかたむけるとわたしの体はゆうれいみたいにすいーっ ...
荒れる粗い音響の渦、
ひたすら待つことの静かさ、
湾曲する漆黒の力動、

遥かな地平を凝視し

私は知らない、
言語の意味の向こうを
私は躍る、
微睡みの覚醒のなか

抽象を離れ ...
桜が散り 紫陽花が褪せ 沙羅の花がひらいた
ひと息のあいだに
あなたの背中が 広くなる
投げ込まれる目くばせに
くすくす笑いの小波に
あなたたちの髪は 伸びていく

結んで結んで ...
三迫川で魚全く見かけない驚く程に浅くだだっ広い

チョコレート甘く美味しいだけではない寿命を伸ばす優れた効果

牡蠣フライ外はサクッと中ジューシー地御前牡蠣は大きく育つ

海岸沿い暫く走り ...
呪われた僕を
ケーキで祝う君が
大事そうにポケットから
どこかで聞いたような
誰かの聖書を取り出す

僕を宗教が導いていくよ
宗教が僕の手を引いて歩くよ
夕暮れがさっき過ぎ去った街 ...
午前、ほんの少し
台風があった
鉛筆を削る時によくやるような
些細な手違いが続き
新しい橋の開通式は
関係者とその親戚とで
執り行われていた
濡れた草むらには
観覧車が乗り捨てられてい ...
 「朝顔を咲かせてきたの。」
 始業時間のチャイム鳴る前、
 いつもより遅れて出勤した私は
 理由尋ねる彼女へ答えた

 君よ 開け
 線路わきの道沿いで
 私の手が一輪の花へ伸びた
...
地面に伏した死体は若い女のようだった。なぜそうなったのか、もう判断もつかないほどに腐敗しきっていて、鮮やかな配色だっただろう衣服ももう、全身から溢れ出した体液に塗れて汚物のような色味に変わっていた ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
_幽霊散文(批評...323/6/14 23:31
先生日朗歩野自由詩3*23/6/14 21:49
海艘 願ゐ弔ゐあらい自由詩1*23/6/14 20:33
女を書くな撫川自由詩323/6/14 19:54
生活から逃げたい自由詩223/6/14 19:52
コンタクト2ひだかたけし自由詩323/6/14 16:52
山本英子氏の詩についてふるる散文(批評...1*23/6/14 16:34
梅雨に捧げる供物としてそらの珊瑚自由詩5*23/6/14 14:13
秘密日朗歩野自由詩1*23/6/14 12:43
別離リリー自由詩2*23/6/14 6:12
雨の窓番田 自由詩123/6/14 1:08
夜想61ひだかたけし自由詩2*23/6/13 21:41
半可通の蛭あらい自由詩223/6/13 20:30
復讐ひだかたけし自由詩2*23/6/13 19:39
加藤さんにインタビューたもつ自由詩5*23/6/13 18:32
刹那ユートピアひだかたけし自由詩223/6/13 16:47
夏椿はるな短歌023/6/13 14:50
coins竜門勇気自由詩023/6/13 12:57
五十の夜日朗歩野自由詩2*23/6/13 12:53
独り言6.13zenyam...自由詩2*23/6/13 9:16
ドドドドドドドド撫川自由詩023/6/12 21:43
夜想60ひだかたけし自由詩223/6/12 21:13
夢日記inマーケット撫川自由詩223/6/12 21:02
レコードひだかたけし自由詩323/6/12 18:55
成長はるな自由詩123/6/12 16:02
牡蠣夏川ゆう短歌123/6/12 13:02
creep and cheer,竜門勇気自由詩1*23/6/12 12:51
台風たもつ自由詩223/6/12 12:47
金網リリー自由詩3*23/6/12 12:35
永遠には生きられないけどホロウ・シカ...自由詩0*23/6/12 10:43

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加筆訂正:
梅雨に捧げる供物として/そらの珊瑚[23/6/14 20:15]
最終連、修正しました。
3.81sec.