世界が照り耀いている
車が通る、人が過ぎる
うっすらと青い空模様、
桜並木は白く染め抜かれ

路上にて、
アパートの隣人と出会います
彼女は親しげな笑顔浮かべ
我々は、
手と手を宙で ...
草が夏を繰り返している
雲になることを空想していた少年は
九九の練習を終えた後
空港事務所の職員になった
苦痛ではない、けれど確かな痛みが
暮らしの中、靴にも降り積もっている
空気 ...
○「シルバー会話」
年寄りAが
「あそこのあれよ」というと
年寄りBが
「あそこのあれね」とこたえた
まわりは爆笑したが
AとBはきょとんとしていた

○「不同意性交の禁止」
こんな ...
朝おきてお布団から見る天井は
思うより遠くて広い
へー てなる

たまにしか見ないし
忘れちゃうのか
年に数回
へー てなる

そんな朝は
年間ベスト何位かの良い朝なんだと思う
あるもの
内面、微か
曝け出す

この夜陰、

それぞれの
場所 
にて、

沈黙の響き

拍を刻み
生あるもの
生なきもの
それぞれの
価値、
告知しつつ

名 ...
瀬戸内海の夕日とか

ちゃんと視たことありますか?


ふと花束を想い出す、

前に、進もぉうと、誓う。

人は前進するでしょう、

元気に生くのが、真摯でしょう。

 ...
(ボクの知るところでは、
納得しきれないぐらいの綻びがある)

      宇宙旅行に行くには、まだまだ背丈が足りなくて
 生け垣の間からのぞけばまだ、遠く遠くが見つけ出せるほど
    ま ...
早朝、

霊前に
魂の漂う
匂い立つ骨
焼いた肉の
ただ鳴る残響

昼間、

庭先に
桜の花芽
ちらほら
開き弾け
ノンセンスな
命の歓喜
躍り始め

夕暮れ、
...
オレの青春は終わったんだ
そして人生がはじまった
でもオレの人生は磨り減るばかりではない
なぜならオレの青春がオレの胸に息づいているから
青春は呼吸し
青春は轟いている
悲しみさえオレの人 ...
{引用=


雨に

敷石が
打ちつけられて

街路を
アーケードを
抜ける

人は
皆、足ばやに
とおりすぎていく

誰も皆
コートを 被り
人は、帰りにいくね。 ...
家族みんないい気持ちで 
青空 桜なんか窓の向こうで舞って
つまみ食いをして怒られて
ウイスキーの空き瓶が窓辺でキラキラ

鮭を 箸で割って
骨が嫌だなーと思いつつ
テレビの音が大きいっ ...
謹んで僅かな菫 勤務地へ


証明を正月という日に言った


悽惨な凄い妻が萋萋と棲む


木の奥の記憶 昨日の斧を置く


横書きの下書きを上書きしてる


春先に白い ...
白く
雪崩れ落ち
伝いながら
その人、包み込み




何処にも属していない
ことの
この心地ちよさよ
風は吹いて 吹きつづけ
「あるもの」から意味は脱落し
すべてすべて「我 ...
雑草のように頭から抜いて
ポイッと投げた
地中に残された根のことも
若葉に齧り付いていたアダム氏のことも
考えず
太陽は影
月は見ぬフリ
少年少女は夢の中
2階の自室の窓を通して
...
傷つけないあなたと
傷つかない私が好きだった
「ごちそうさま」
そう言って席を立つ
「ねえ、明日」
声は喉の奥に消える

触れる月は手を溶かす
美しい通路
これから起こる悲劇を知らない

反射と再合成された
細やかな現実
...
人妻はみんなお口でやってると思えば上品下品もないぜ 葉影は優しく
黄金の光彩に
濃い斑の筋を引き
森の入り口に
伸びていた
目に見えないもの、
目に見えるもの、
それぞれ同等に
照らし出す
柔らかな日差しが
彼女の瞳の奥に
不思議 ...
モクレンがいくつか咲きました
ほいっ、ほいっ、ほいっと咲きました
あたたかな青空に
花たちはとても得意げでした

でも今日はとても寒いので
蕾たちが得意げです

花は開く前から強い光で ...
静かに律動する、肉体

朝の冷気に覚醒する、意識

心はゆったり世界の像を映し出す


信号待ち、
赤ん坊を抱っこ紐で胸に支え
片手でスマホを操作する若い母親、
くっきりとした二重 ...
一つ一つを
していく
一日一日を
生きていく
気楽に ぼちぼち行こうや



{引用=※五行歌とは、「五行で書く」ことだけがルールの、新しい詩歌です。}
それは
市民会館の入口
玄関前での出来事

ライブを終えた日没後

車椅子に乗った女性が
黄昏時で
段差があることに気付かず
転倒し
車椅子から転落した

ボクは慌てて駆け寄り ...
○「三寒四温」
暖かくなったり
寒くなったりしながら
春へと進んでいく
自然はまことに絶妙である

○「春分」
光は春だけど
空気は冷たい
見た目と違う美女のようだ

○「老春」 ...
 今朝
 東の空に羊雲がびっしりと
 ヒツジたち
 みんな揃ってどこへ行くのか

 出勤すると社員証を提示する守衛室前に
 片足を付け根から轢かれた状態で居る
 路上の 蛙
 目を ...
この子の子
あの子の子
その子のネコ

うちの子
隣の子
すれ違ったあの子

斜向かいの子
裏のあの子
越してきた子

坂の上のあの子
赤い屋根の家の子
橋の上の娘

...
I send the flying lasagna to you who are gazing your shoes alone in distance, with affection.
{引用=新 ...
 あーなにしてたっけね。ちょっと待って、飲みすぎてわからねえからとりあえずわらっとけ、なっ。屋上から眺めた交差点で読心術をもよおした午前四時の砂嵐から読み取られたFAXは最初からげろげろにぶっ壊れてい ... 二人でいつも
放課後を探した

教室のカーテン
裏から見える世界は半透明で
人が踊るには丁度良い

誰かが食べ残した
ドーナツの穴を潜り抜けて
知らない場所まで行こう

セーター ...
この白い小部屋に
あるもの、あるもの

すべて名を失い
無意味と化し
ただ、
在る という意味実感

再び浮き彫りになる今宵、

微睡みの覚醒した意識に
感情というもの露わになり ...
底浅の透き通った水の流れが
昨日の雨で嵩を増して随分と濁っていた
川端に立ってバスを待ちながら
ぼくは水面に映った岸辺の草を見ていた
それはゆらゆらと揺れながら
黄土色の画布に黒く染みていた ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
容器(初春編)ひだかたけし自由詩6*23/3/16 11:48
繰り返す夏のたもつ自由詩823/3/16 8:19
独り言3.16zenyam...自由詩1*23/3/16 6:23
天井日朗歩野自由詩223/3/15 21:55
夜想35ひだかたけし自由詩223/3/15 21:46
瀬戸の夕日秋葉竹自由詩023/3/15 21:44
うわのそら・春あらい自由詩123/3/15 21:38
余韻ひだかたけし自由詩223/3/15 18:24
無題渡辺亘自由詩323/3/15 16:01
 雨。ryinx自由詩4*23/3/15 7:25
団欒印あかり自由詩2*23/3/14 23:33
昨日の春水宮うみ川柳3*23/3/14 20:56
月の光ひだかたけし自由詩4*23/3/14 20:06
sweetest sighmizuno...自由詩323/3/14 18:54
science fiction自由詩623/3/14 18:35
digital twilight haru自由詩123/3/14 18:26
フェラ短歌花形新次短歌023/3/14 18:25
森(改訂)ひだかたけし自由詩323/3/14 16:50
花と蕾日朗歩野自由詩423/3/14 12:31
朝の光景(改訂)ひだかたけし自由詩223/3/14 11:13
※五行歌「ぼちぼち」こしごえ自由詩3*23/3/14 11:02
二十六才の頃板谷みきょう自由詩1*23/3/14 10:32
独り言3.14zenyam...自由詩2*23/3/14 9:58
月曜日リリー自由詩9*23/3/14 8:55
数えてみようか坂本瞳子自由詩023/3/14 0:12
鴉たち/貳墨晶自由詩2*23/3/13 22:25
俗説。我らが啼泣あらい自由詩123/3/13 21:48
アフタースクールミナト 螢自由詩523/3/13 21:37
夜想34ひだかたけし自由詩223/3/13 20:00
高野川田中宏輔自由詩17*23/3/13 19:38

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