夏の盛りの訪れに木製の扉が開かれ、庭は一面青い草や花々でうっそうとする むせかえるような夏の草の匂いがして女は如雨露でマリーゴールドや向日葵に水をやっている 軋轢都市の水位は上がり、樹で蜜を吸うように ...
石化した待合室で蝗が飛ぶのを見た
複眼で分割されたぼくが
次々と風化されてゆく
風の中に散る秋の花があって
単線の枕木は草草に食べられている
薄暮という暗さの中で
祖母の大きな輪郭を覚えて ...
おじいさんの毛糸帽子、
先っちょの球が揺れ
寒さに震える頭が傾ぎ
白い髭に霜降り模様
時の最中を彷徨って
十二月の一日、
青く瞬く街の電飾、
帰郷するには早すぎる
哀悼する ...
僕は寝ながら考えた
「思い上がってはいけない」
「思い上がってはいけない」
呪文のようにとなえた
人にはやさしく自分にもやさしく
見えにくいのは自分の姿だ
毎日よく反省し
自分の言動 ...
北陸電力が
家庭向け45%値上げ申請とは
本当に驚いた!
何か
数字の間違いかと思う程の
凄まじいインパクト
かくして
電力会社の宣伝に乗せられて
オール電化にした人たちは ...
部屋はかなり寒い
氷入りのコーラを飲みながら
シケモクに順番に火をつけて
吸っていたけど
最後の一本を
吸いきってしまったので
明日用に買っておいた
新しいフォルテの封を
切ってしまっ ...
夕べに小雨、
待ち人あらわれず
肉は冷え切り
床に伏し
深い眠りに
底は抜け
聖なる宇宙の
内よりぽっかり
今宵限りと
銀河をわたり
輝く恒星のうた
耳澄まし ...
元気には
少し遠くて
寂しさとは
距離を置いた
前にも
後ろにも
道はあるのに
ここはどこなんだろう
穴の空いた下着でも
歩ける場所なのかな
本当は不安で
いっぱいな ...
○「一つの言葉」
一つの言葉で傷つき
一つの言葉で励まされる
言葉は魂である
○「セルフレジ」
無人販売店の弁当を盗まれるテレビニュースが
また流れてきた
人件費節約のためにやってい ...
胃の中の血が身体中の肉に溶けていくのを感じる。
差し伸べられた手に俺は噛み付いた。
噛みちぎられた指を俺はかまずに呑み込む。
指は食道に引っかかって、俺はひどい痛みを感じる。 ...
最終便の窓に
輪郭をすて
崩れる夜をみつめ
泡だつ雲に
色をさがす音が
ビルの光にあつまる
Y字路で仔犬が
左右に別れたり
黒板に隠れた
誰かが消されるたび
触れたい、これ ...
朝に雨、やみ
空気、冷気を孕み
熱持つ体、気だるい一歩
人々は駅へと集積し
多淫な花々は身を隠し
岬の断崖に打ち寄せる高波、
泡立つ潮の激したうねり、
通勤快速内の無言の厚化 ...
長考す棋士の顔して編むメニュー
取って食う蛇の顔して見る5ちゃん
詰みました? 思いつつなお探す奇手
ウケている。多様性これ多用せい
こだわりの加味のみそ汁、狂気あり
...
ネオン管に伐りまかれ
純粋にとり込まれた艀や汀
ほんとうには離れるつもりないんでしょ
こころから落ちてくゆるひらの
退屈さ
におい感じた
猫のように
丁寧にたたもうと
手荒くまるめ ...
愛はこわくなる
ぬいぐるみはいいものだから
人の手によるなぐさめ
こころをうばわない
あまく昏いひとみの理想
ここのことばをそこなうって
とおざけられても
しらぬ間にそだつ 雲みたい ...
水曜日の頬肉を柔らかく仕立てるには、鉄条網も注射針もコンポストにもどこにもつながらない、
濡れ落ち葉だけが氾がる、オモチャの兵隊だけど、/畳縁より注意してみる。深夜に及ぶ偏頭痛、
モンスターの危機 ...
黒い鳥を探してるんだ
みんなが見たっていうから
どこを探しても
残りがみたいなものばかりで
ひょっとしたら
そんな鳥なんていなかったんじゃないかと
思ったりもし ...
引き
裂
かれた
路傍の草
むっとする湿気
雨 アメリア アメリカナイズ
憂鬱な空は
したり顔した無意味の羅列
その重苦しい隙間から
ぽっかりと
浸出しはじめた
ひとつの ...
雨が
少しばかり
降った夕、
庭の裏手から
ぬっと現れる
太陽、
凝視する
私を笑う
海、
青に黄金に
風は吹き
こんな寒い日には
古いカフェに行って
温かなアイリッシュコーヒーを飲みたいな
店で流れているのはジャズで
可愛い制服を着た
アルバイトの女の子がいて
その子が温かなアイリッシュコーヒーを
...
おまえと向き合い 対峙する
玄明をおもえ
機械ではない というなら
暁のはじまり 風のない
すべてを包みこむ 巨大な闇空
十二月 ひとつの満月
裸足のまま突っ立っていた
...
何か 詩(うた)は ないのか
さびしくて せつなくて むなしくて
ならんのだ
たましいの 飢えを 満たす
詩(うた)は ないのか
どこにも ないのか
詩(う ...
雑木林の木々から
ひらひらはらはら
葉が舞い落ちる
もう次から次に
舞い落ちる
病院からの帰り道、
バス停に立つ
僕の頭上を
ひらひらはらはら
黄色い群れ、高曇りの空
...
スーパーの広場で夜市行われ子供喜ぶイベントもある
中心街離れた場所に次々とショッピングモール最初だけ混む
お洒落な海岸通り良い風が絶えず吹き抜け居心地がいい
昨日まで暑かったのに急激 ...
記憶を思っている
遠い昔の 景色に見えた
その 見知らぬ国のテーブル席で
通り過ぎる子供たちの姿の前で
僕はちり紙を取り出していた
鼻をかむわけでもなく そして
かむべきちり紙を置いたまま ...
水につけておいた
電気釜の内釜と玉子焼き器と茶碗を洗う
内釜の底にへばりついている
もち米を爪でかき取る
それらを石鹸で洗って
温水で洗い流す
洗い物はそこまでで一旦、止めて
部屋に ...
○「ファン」
負けた時に
応援してくれるファンこそ
真のファンだ
○「夫婦愛」
仲のよい老夫婦ほど
幸せに見えるものはない
長年の風雪に耐えた愛が
漂っている
○「滝公園」
...
ドラモリに車で出かけて
ホットドッグやら
おにぎりやら
お菓子やら
色々、買ってきて
食べ散らかした
紙巻タバコもあるし
氷入りのコーラもある
それなのに
なんか憂鬱な気分だ
...
ぬぬぬ
塗壁
宇宙の思考に
生の感触確かめて
光の閃き意味喪失
明るむ明るむ意識の地平
ぽっとイメージすっとぽっと
水晶の海に
安らいで
生の世界
宏大な開け
〇
...
成功したり
お金をもうけるより
大切なことがある
人間としてどうか
それだけだ
何を語るのか
どんな夢を持っているのか
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
カーニバル
山犬切
自由詩
2
22/12/1 16:00
祖母と単線
ちぇりこ。
自由詩
7*
22/12/1 14:37
十二月の一日
ひだかたけし
自由詩
4
22/12/1 11:21
独り言12.1
zenyam...
自由詩
1*
22/12/1 9:50
生き残るために
st
自由詩
3
22/12/1 1:41
「防衛費の財源は国債で」
ジム・プリマ...
自由詩
2*
22/11/30 23:19
待ち人
ひだかたけし
自由詩
4
22/11/30 19:43
大丈夫
ミナト 螢
自由詩
0
22/11/30 18:29
独り言11.30
zenyam...
自由詩
2*
22/11/30 17:53
柔らかな硝子
暗合
自由詩
1
22/11/30 15:08
窓
soft_m...
自由詩
1
22/11/30 13:09
通勤快速
ひだかたけし
自由詩
3*
22/11/30 11:29
ひまだむ
りゅうさん
川柳
0
22/11/30 3:37
猫のように
soft_m...
自由詩
2
22/11/29 21:54
ぬいぐるみ
〃
自由詩
0
22/11/29 21:47
綾錦とするための朽葉
あらい
自由詩
0
22/11/29 21:24
ロックバンドに献上したい
うし
自由詩
1
22/11/29 20:11
道標
Giovan...
自由詩
2*
22/11/29 19:09
宇宙の秒針
ひだかたけし
自由詩
5*
22/11/29 18:20
「詩的な夢想」
ジム・プリマ...
自由詩
2*
22/11/29 15:27
玄明
湯 煙
自由詩
2*
22/11/29 12:46
詩(うた)は ないのか
ダンテ カフ...
自由詩
1
22/11/29 12:14
ひらひら はらはら
ひだかたけし
自由詩
4*
22/11/29 11:28
戸惑う
夏川ゆう
短歌
1
22/11/29 5:26
白い思い出
番田
自由詩
1
22/11/29 1:03
「俺の家のゆうげ」
ジム・プリマ...
自由詩
3*
22/11/28 18:59
独り言11.27
zenyam...
自由詩
1*
22/11/28 18:24
「初冬の夕暮れ」
ジム・プリマ...
自由詩
2*
22/11/28 16:57
ヌリカベ
ひだかたけし
自由詩
4*
22/11/28 16:30
_
渡辺亘
自由詩
0
22/11/28 16:08
427
428
429
430
431
432
433
434
435
436
437
438
439
440
441
442
443
444
445
446
447
448
449
450
451
452
453
454
455
456
457
458
459
460
461
462
463
464
465
466
467
加筆訂正:
タイムマシーンにお願い(光速の彗星より)
/
本田憲嵩
[22/11/30 21:35]
若干修正しました。
「罪と罰」その読書感想から
/
ただのみきや
[22/11/29 14:14]
修正
3.65sec.