「たしかに、エインスベルはレ・スペラスとの戦いで功をなしました。
 しかし、それが本当に私情を廃してのことだったでしょうか。
 エインスベルは、己の私益のために戦ったのではないですか?
 それは ...
クシュリーと戦士エイソスの婚礼が行われていたころ、
魔導士エインスベルは微妙な立場に置かれていた。
すなわち、彼女こそがクールラントに様々な災厄を
もたらした者として、糾弾されつつあったのである ...
入浴後冷たいジュース飲み干した入浴剤の匂い好まない

火曜日の社員食堂から匂うカレーうどんが人気沸騰

水曜日週の真ん中だから何?自動操縦みたいな仕事

仕事場に着くなり出張指示される小規 ...
自分なりに頑張ったとして
それが本当に意味があったのかどうか
それを決めるのは自分ではないということ

高校の部活で刷り込まれた考え方を捨てられないまま社会人になった

自分なりとは、どん ...
終電逃した神様が始発待つ間に作った、
新しい生き物は、エレキギター片手に、
世界一悲しい歌を歌う。

月の裏側にある街で、
マッチングアプリ起動したら、
ものすごい数の、リトルグリーンメン ...
その
メロディラインに
沿って
冷え冷えと
目覚めていく

忘れてしまった
過去のことは
ただたましいだけ
降りしきる
雨に濡れ
あつく
波打って

渦巻く声の嵐
硬質に ...
吃水線ぎりぎりののうたをきみは歌う
大人になれないことをわきまえている
誰もが誰かの子供なんだもの
夜のとばりをバリバリとかじり
新しい鳥が生まれる
生まれながらにして重要
で不確かな自由を継承
ピカピカの街の看板に降り立つ
翼で指図する
お前はあっちでお前はあそこ
立っていればそのう ...
部屋のなかにいて、やるべきことをあれこれと思い浮かべていると、とつぜん頭のなかがきゅんと鳴って止まってしまう。窓の向こうの方の白い建物に陽が当たってまぶしいさまや、風どうしがぶつかってひゅうひゅう ... 二〇一九年七月一日 「平居 謙さん」


 平居 謙さんから、詩集『燃える樹々』を送っていただいた。読ませていただいた印象は、静謐。静かな声だ。ときに静かな声に耳を傾けるのもいいなと思った。
...
僕は、何も考えていない思いで、歩く。不確かな何かを、確かめるわけでもない。僕の見ていた枯れている木の下で水面に模様を作って、そこに風が吹いていた。水鳥が三羽、その思いの上をぼんやりと漂っていた。いつの ... 春愁やかつての君のマグカップ 電車に乗って
どっかにいこう
部屋の中で地図を見て
そのままでかけよう

いつのまにかはぐれて
もう二度と出会わない
あの地図はどんなに悲しくなっても
川には流さない
あの玩具の ...
旧い友だちが訪ねてきた気がして
俺はうっかり夜の扉に手をかけた
友だちは俺を素通りして
何食わぬ顔をしてこう言った
やあ、初めまして気分はどうだい?
お前のおかげで、最悪さ
夜に意味を求め ...
横須賀に
マーロウという名のプリン屋がある
食べログでも結構な高評価の店だ
店の名の由来は
勿論「フィリップ・マーロウ」
プリンはビーカーに入っているのだが
そのビーカーにフィリップ・マー ...
今回は、この程度でとON弥勒 困ったのは、もちろんクールラントの奴隷商人たちである。
彼らは、奴隷という身分があることを理解できなくなった。
そして、自らの商売を続けることをも、
「奴隷とは、はたして何だ?」というのが、彼ら ...
「それでは、お前の魔法とは祝福であると言うのだな?」
「はい。わたしは神々に祈りを捧げるだけです。
 そして、人々をどう扱うのかは、神々が知るだけです」
それが、戦士エイソスとクシュリーの会話だ ...
2022.02.20(日)

 雨水、といっても未だ寒い朝である。加えて小雨がふっていた。今、ベランダから眺めたら止んでいるようだが、また降るかも知れない。

 朝、はやく起こすように、妻 ...
 
靴下濡らしつつ歩いた さびしかった

傘は不要だったドラッグストアに着いた

重荷負って坂道がえりの夫婦で

菜の花が咲いていた 歩みを止めた

帰宅してカップラーメンに湯をそそ ...
下高井戸シネマで、
「草の響き」を観た。

八王子の、スーパー銭湯へ行って、
帰り道で、時間を気にしながら、
いい感じのスープカレーを食べて、
京王線に乗って。

電車では、「鬼平 ...
ともだちは100人いない私たち
貝あわせつつ100年生きたし
インクを浸した岩陰に連れ込み 縛り上げた手帳に挟みこむ
羽織の裏に広がる火焔が返り血を浴び、色濃い言ノ葉をおとすのを、
囁かな横顔でもって畳むとする
猛烈な本能が永らえる、時を超え、流れ星になる ...
けさも寒さのベランダに出ては雨かよ

つかれ残る身 ごろんと横になる

整えてゆく呼吸 吐き切っては吸う

雨の重たさ腰は大丈夫

ごめんね、ばかり言う妻を心底愛する

くすり ...
生まれてきたのは

自己責任じゃないのに

生きていくのは

自己責任になる
コロナ下でも
学校はある
仕事はある
どんなに寒くても
どんなに暑くても
学校はある
仕事はある
子どもたちは学校へ
親たちは職場へ
毎朝一途に向かう
その一途さに
リタイアした ...
いろんな人がいる
美しい人、みにくい人
背が高い人、低い人
計算、暗記、読解の向き不向き
体臭の強い人、あまりない人
男の人、女の人
若い人、年老いた人
お金のある人、ない人
やさしい ...
書かずとも
生きてけるなら
ただ生きろ
詩なんか書くな
布団で眠れ
午後、雨の通りをサイゼリアまで歩いた。サイゼリアに行くのは、何十年ぶりかのことだった。前に住んでいた街にはなかったし、その前に住んでいた街にも存在しなかった店だった。地元にはあったので、それ以来だ ... めくるめく不在、滲む涙
雨は計り知れない高みから降り
沈黙のうち叫んでいる
外へ外へ

踊る陽の光に歓喜して
揺れて、揺れ動いて
弾けてゆく、
属する場所を探し
踊る陽の光に彷徨う
...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
クシュリーとエインスベル(二)朧月夜自由詩022/2/21 19:04
クシュリーとエインスベル(一)自由詩022/2/21 19:03
入浴剤夏川ゆう短歌322/2/21 18:32
現代版いい子山乃萌黄自由詩022/2/21 17:22
幽霊地球ツチヤタカユ...自由詩222/2/21 16:54
そのメロディラインに沿ってひだかたけし自由詩822/2/21 12:01
吃水線ぎりぎりの歌なんてマークアーモ...自由詩322/2/21 11:29
別れのためにふるる自由詩8*22/2/21 11:20
メモはるな散文(批評...722/2/21 9:37
詩の日めくり 二〇一九年七月一日─三十一日田中宏輔自由詩13*22/2/21 0:53
スーパーの道番田 散文(批評...122/2/21 0:43
<屋根の下の宇宙> 春愁るー俳句222/2/21 0:31
川には流さない竜門勇気自由詩2*22/2/21 0:25
Lithiumちぇりこ。自由詩10*22/2/20 22:01
マーロウ花形新次自由詩222/2/20 20:56
新宿センタービルのあるでん亭は美味しかつたよ。次はミラノでね ...足立らどみ川柳222/2/20 19:28
クシュリーと精神の球(四)朧月夜自由詩2*22/2/20 18:50
クシュリーと精神の球(三)自由詩1*22/2/20 18:49
日記 2022.02.20(日)田中恭平散文(批評...322/2/20 18:22
自由律俳句 2022.02.20(日) 夕べ俳句122/2/20 18:14
東出昌大はだいろ自由詩122/2/20 13:23
ともだちだよね足立らどみ短歌222/2/20 12:37
怪訝。柩の瞼あらい自由詩022/2/20 11:59
自由律俳句 2022.02.20(日)田中恭平俳句222/2/20 7:33
不条理ホカチャン自由詩1*22/2/20 7:24
現役礼讃自由詩1*22/2/20 7:18
自分を説得する木屋 亞万自由詩022/2/20 3:57
_TAT短歌122/2/19 23:18
休日の午後番田 散文(批評...122/2/19 21:10
高みのうたひだかたけし自由詩522/2/19 20:19

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