この九月に母が亡くなった。二〇〇四年に妹が自死し、二〇一一年に父が病死しているので、五〇年以上ずっと独身のままの僕は、これで家族をすべて失って本格的に一人になったことになる。母は妹が亡くなった直後か ... あたたかい
夜は心がさみしくて
くりぃむぱんを食べたがってる



パンをみる
バターを早く買わなけりゃ
毎朝食卓でだけ想い出す



最高の
安全性をうたうなら ...
眠りについた赤子の
涙一筋

大人の期待と
赤子の不安

(先立つ不孝をお許しください)

一筋の涙が辿った
走馬灯よりも短い
私の生涯でした

大人の欺瞞と
赤子の正直
...
    ハハ               チチ

        

            
             ✰


  ここで)ソラヲミヨ      ここに) ...
ああ、みえる
銀線、無数の半透明
見える、視える
降りしきる雨、
ああ みえる

  *

静まりゆく肉に
心は落ち着き
委ね預ける時、
進行の裂け目が
垂直に開く

なに ...
コップを
ひっくり返したような
暗闇に
黒い薔薇の花が
浮かんでいる

大切なものを
落としたから
爪先で触れた
夜の温度に
君を足して
探しに行く

棘に包まれた言葉は
...
沈黙の朝に静かに蟹沈む


句読点たちを河原で集めてる


得体の知れない液体への期待


世迷い言 予言名言謎めいて


寂しさを大事にしまう雨の指
缶コーヒーを飲み干す時だけ
星を見る
冒険の切れ端がポケットの中で
ガサガサとうるせえよ
死んだものはこんな風に振る舞っちゃいけないんだ

もしかして殴られたことなかったか?
同情し ...
おおきな フォントの 文字で 詩を書こう

ちいさな 病んだ 細かい 言葉は

眠たいだけだ

おおきな フォントの 文字で 

すこしの 言葉で

ちいさな 言葉を 塗り ...
ある意味すべてが予定どおり(on course)

*

時にAIを

はじまりはいつもAI
それが気まぐれでも
ただ青く澄み切った

空を見つめている
母を思うと
いつもおだやかな顔が浮かんでくる
黙々と大地を耕し種をまき作物を育て
三人の子どもを育てた
どんなに親父が口荒く言おうとも
大地のように耐えた
冬寒く夏暑いこの地で
貧しいな ...
なぜ いきるって

いわれても




しぬのは こわいし

いたいだろうし




よろこびは すくないけど

それでも

すこしは

たのしいこ ...
僕は親父が大の苦手だった
農業一途の働き者だったが
説明しない人だった
子どもの頃仕事中によく怒鳴られたが
そのわけを説明しない人だった
怒鳴られたわけがわからなかったので
いつも僕は不安 ...
甘い糸
手繰り寄せて
あなたの
唇に
行きつくよ

普段は
敏腕な あなたが
恋愛には
無頓着で来た

意味わかってたよ
意味わかってるよ

実は
こわがり
用心深 ...
死者の霊が
家族を訪ねてくるという

秋の終わりの
ハロウィン祭り

死者の魂に
気づかれないようにと

子供たちは
悪魔や魔女やお化けに仮装する

そんな仮装で
ごまかした ...
あの日観たチキンジョ|ジのマ|シ|とヒロトは今も僕の指針だ







...
熱、肉に貫入し
顔面、割れ
激痛、破裂する

立ち上がる声、ビート、歌

この独りに、

たゆたいながら
やさしくうねり
こまやかに

ふる、震え、フル、降る

 流れ落ち ...
 裂けめ


豊かな人たちが
膨らむ泡みたいに
いずれ消えさるという
真心を疑い
問いを費やし

夕ぐれに貼れたラジエーター
舞ってるのかい君は
煙膜につつまれた雪片
見晴らし ...
 
  歩いていた
     夕暮れが近づいて

          橋がおち
        しずんで

 
タクシーを止めるのが
下手だったから
君の街まで
歩いて行こう

デパートのマネキンが
指差す方を
何となく信じたい

抱えた花束が
似合う場所を探して
記念写真を撮りたい

...
極めて具体的な意味で関係ないから軽く死ぬ
「ぼくたちは今日もずっとこれからもしあわせでした。」はいはい
いいね!をクリックして
きみたちはつぶやく
もっとふかい闇をください
いつまで ...
柔らかくて湿り気のある赤ん坊の肌状の空間が薄いグレー。
空の成分について考える。

感覚と距離を体に叩き込む。
意味とかなんて全然わかんなくていい。
俯瞰する自分自身のイメージを何回もシ ...
天空の青は相変わらず、
腰を折った老婆が歩む

杖つきながら這いずるように
一歩一歩の肉の意志、

ママチャリを押す母の手が子を包む
地に足を付け刻まれる時、

天空の青は相変わらず ...
貴族と武士とあなたとわたし

原則は
ゆつくりリズム
なかに韻
ときどきうまく
まとまれば吉

問題は
良心の音
ハモネプし
君の根でなく
みんなのおとね

無意識は
今 ...
あいさつを しない おじさんが 公園のラジオ体操に くる

わたしより としうえの はずだが

歳より 若く みえる

ふとって いる せいだろうか




この お ...
時間と空間は相対的

アインシュタインは

相対性理論に 気付く前に

時間と空間の相対性に気付いていたはず

実感として 解っていたはずだ

微分積分も 相対的だ
...
○「独り言」
今年もあと二月になってしまつた!
誠に歳月人を待たずだ

○「認知症」
名前が出てこない
昨日出てきた名前が
もう出てこない
認知症がかなり進んでいるようだ

○「偽 ...
夜の田んぼは湿気た匂い
刈り取られた稲穂から
また柔らかな葉は伸び
もう実はつけない
水にめだかは見えない
でも蟹なら隠れられる用水路に
柵はなく、落ちて命をなくさないでね
「夜にも天気 ...
二〇二二年四月一日 「ホークスビル収容所」


 SF傑作選『ホークスビル収容所』を、ヤフオクで、送料込みで760円で落札。これで、しばらく本を買うのをやめるつもりだ。けれど、1冊、別のシリーズ ...
その日わたしはどうしても部屋のライトをつける気にならず、小さなテーブルの上の灰皿に蠟燭を置いて火をともしていた、そうして、ソファーにもたれて南米のリズムのようにゆったりと揺れる火を眺めていた、脚を ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
残された怠惰岡部淳太郎散文(批評...4*22/11/2 5:10
みんな、スキヤキ秋葉竹自由詩122/11/1 21:59
TwoRiv...自由詩9*22/11/1 20:34
湯 煙自由詩2*22/11/1 20:15
烈開ひだかたけし自由詩322/11/1 19:40
夜の底ミナト 螢自由詩222/11/1 18:58
丸い雨水宮うみ川柳4*22/11/1 14:02
虫籠はいつも秩序だった竜門勇気自由詩1*22/11/1 13:13
おおきな フォントの 文字で ダンテ カフ...自由詩122/11/1 12:12
ある意味すべてが予定どおり(on course)足立らどみ自由詩122/11/1 11:45
母が歩いた道zenyam...自由詩3*22/11/1 9:34
かがみに うつる  め は かなしいダンテ カフ...自由詩122/11/1 9:02
親父に捧げる詩(うた)zenyam...自由詩0*22/11/1 8:55
甘い糸ルルカ自由詩222/11/1 5:54
ハロウィンの惨劇st自由詩322/11/1 3:10
無題TAT短歌022/10/31 21:41
ヒートひだかたけし自由詩322/10/31 20:05
裂けめsoft_m...自由詩022/10/31 19:31
p u d 湯 煙自由詩1*22/10/31 19:26
君の街までミナト 螢自由詩022/10/31 19:14
ぬかるみモマリサ公自由詩122/10/31 11:45
絶望していろバーカ 3分バージョン自由詩322/10/31 11:36
朝の路ひだかたけし自由詩222/10/31 10:57
貴族と武士とあなたとわたし足立らどみ自由詩2*22/10/31 8:25
あいさつを しない おじさんダンテ カフ...自由詩122/10/31 8:15
時間と空間は相対的、自我も相対的  「私」は相対的な時間の ...自由詩022/10/31 8:11
独り言10.31zenyam...自由詩1*22/10/31 7:04
夜空にある何かに宏子自由詩2*22/10/31 2:14
詩の日めくり 二〇二二年四月一日─三十一日田中宏輔自由詩13*22/10/31 0:03
完全な闇が取り払われるときホロウ・シカ...自由詩1*22/10/31 0:02

Home 戻る 最新へ 次へ
439 440 441 442 443 444 445 446 447 448 449 450 451 452 453 454 455 456 457 458 459 460 461 462 463 464 465 466 467 468 469 470 471 472 473 474 475 476 477 478 479 
加筆訂正:
投身万華鏡/ただのみきや[22/11/1 15:14]
誤字修正。
3.31sec.