君が手を叩かない日は
雨が降る

傘を指し
見知らぬ人との隙間に
安心したりする

君が窓に触れない時は
虹が架かる

なないろ
言えないままの幼さに
恥ずかしくなる

君 ...
自称詩人なんて
オナニストみたいなもんだ
と思っているあなた!
オナニストをバカにしてもらっては困る
オナニストは
あらゆる映像や書籍やイメージ、器具を駆使して
クリちゃんをフル勃起させて ...
足付かない水底の異様
ひろがり
平常心、喪失し
たちすくむ


胚種の成長そのもの、
宇宙の諸事象の流れ

その力動、巨大に透きとおり
細やか層状の響きの交錯
形成され練り上げら ...
宝石は眠っている
と偉い詩人が言った

こんなに美しいものが
眠ったままとはもったいない

起こしてやろう
とハンマーを振り上げ
振り下ろす

宝石は粉々に

いよいよ深く
...
いつかいつか
君の祈りが天を越え
星々に到達しますように
そして大空が
君の胸を青く青く染めますように
哀しみに沈んだ時間も
いつかいつか昇華され
喜びの光となりますように
いまの私には己の存在理由が見つかりません 
あなたにはありますか

私は一度それを見失ない
この世から消えようとしましたが失敗し
それ以来自死するのが怖くなりました

左手の手首にはその ...
 
 グラスの縁に
 刺さっている飾り切りレモン
 指先がそれを摘み上げて
 絞ります

 グラスに
 シュワシュワと濃度を増した酸っぱさが
 沸きたち消えていく
 その香りを 見つ ...
海近く山も近くにある地域海風山風何処かで混ざる

よく行った中華料理の店閉店道路拡張決まり立ち退く

けん玉で有名な街廿日市世界的に人気が爆発

カーナビの通りに進み狭い道大型車は困難の文 ...
 何か奇妙な感覚がずっとあった。それは僕の中に気づかないうちに住み着き、いつの間にか成長していた。それに僕は浸食され、操られてさえいるのかもしれない。また、そのせいで、僕はおそらくひどい生きにくさを感 ... 三月、姉と一緒に歩くコンビニ帰りの冬道では雪が降っていた 夜気で烏賊墨がかかったように黒い近所の景色がこんこんと降る雪で白く塗り替えられていく様子はそれだけで普段と違うちょっとした非日常だった 姉はお ... ふだんの平凡な暮らしの中に
しあわせはある
しあわせは
何か特別なことではなく
遠くにあるものではなく
ふだんの平凡な暮らしの中にある
朝の木漏れ日
真っ青な青空
おはようのあいさつ
...
●コップに入れた吉田くんを●空気が乾燥した日に●風通しのよい部屋に二日のあいだ放置しておくと●蒸発して半分になっていた●これは●吉田くんが●常温でも空気中に蒸発する性質があるからである●コ ... 心が浮つく
紙に貼られたセロハンテープの
右上の部分だけが少しめくれている感じ
だのにひっぺがすことができない
してはいけないから
左手の薬指の腹で撫でるようにすると
奇妙に心地良かったり ...
不謹慎だと思うけど
自分が死んだ時
誰かに今まで頑張って来たのに
もう死んだのかとか
まだ死なないで欲しいと
言われるのは嫌だな
今まで頑張って来たこと
努力してきたこと
すべてが無駄 ...
この雨
歩きたい
傘はいらない

にっこり手をふる籠の中の幼児に
降りかかる
こっそり再会を約束してはやぶり

みわたす限りの氷原は
サティがあたためた
灰いろに溶け出してゆく暗い ...
プロレタリアの布石から旗号に見せかける戯曲は
もどかしくあと一息で瞳が刻む

やわらかな下弦の月の禁欲
傾けられた割れた弾ごとたどたどしく
その青臭いカゲの隔たりに貪るような

爪に火を ...
○「コロナ感染爆発」
感染死者が最多になっている
若い人たちの感染を増やして
年寄りを減らそうとしているのか
お国のために

○「寒暖差疲労」
うちの田舎は
寒暖差の激しいところである ...
焼きそば病になっちゃって
毎日、そればかり食べている
そいつを食べないと不安になる
無性に金魚掬いがしたくなる

渇いた唇が、
ソースの味を恋しがる
飢えた眼球が、
紅生姜やアオサの彩 ...
山に登れば
僕は鳥になる
下界を360度見渡す鳥になる

山に登れば
僕は風になる
峰々を流れる爽やかな風になる

山に登れば
僕は子どもになる
父と歩いたころの子どもになる

...
一歳半になる娘が
どんどん人間になっていく
言葉を理解し人格を備えていく
この発達を前にして
私は一人慄然とする
生命の恐怖というか
我々人間の仲間としての闖入者
この恐るべ ...
不定期にお紅茶が実家から送られてくる。それは、「お紅茶」と呼びたくなるシロモノなのだ。50パック250円の紅茶ではなくて、ティーバッグだけどフレーバー的なラストノート的な芳醇な香りのする、綺麗な紙に1 ... なんにもない
もうなんにもない
これ以上なんにもない

あらわれた あらわれる、

沈黙の豊穣
響きの含蓄

たもたれる間、
たもたれる魔、

つらぬかれ

開く瞬間
無 ...
ひとりでいるのに
寂しそうに見えない

それは真っ直ぐに
歩いて行くから

派手な看板の下で
待ち合わせたりしない

ただ生きるために
必要なものを探して

好きとか嫌いとか
...
壊れた天秤が地平の距離を金色に燃やすころ
符号の片割れにされたうさぎは橋から飛び降りた
もの事が売り買いされていた
のたうつ悲鳴が
脚を生やして時間からの逃亡をはかる
そんな一日との組体操に ...
好きなひと
女性が 女性じゃ 可笑しいですか
お願いですから 勇気を下さい





もう二度と
忘れられない君の名は?
恋愛貴族と申すもの也





おも ...
海は涙の何滴分か
確かめるには
小さなスポイトが要る
それと吸い上げた
塩水を溜めておくため
海とおんなじ大きさの
容れ物が要る
バターの日
強ばった手足に蜜を塗り
小鳥たちに愛を与える

ナイフ、なにも
切らないでいられるうちは
美しく澄んでいて

でもわたしたちには生活がある
パンもバターも熊の夢も ...
ひとり山道を歩いていると大蛞蝓に遭った
私は呼吸も荒い中、足を止め
元気ですか――と、声掛けした
彼は特に気にするでもなく、じっとしていて
じっとしていることが最大の防御ですと言わんばかりに
...
一月八日 月曜
天氣 曇
起床 五時五〇分
就床 十時二〇分

今朝はとても寒かつた
雪がチラ〳〵降つてゐた
三學期始業式
お友達におたよりのお礼を云ふ
式の時 雪がたくさん降つ ...
ふるさとの夕暮れは寂しくて切ない
人声なくただ風だけが吹いている
やがて深い闇が降りてきて
この世にただ一人取り残される
大家族で食卓を囲んでいた昔が
懐かしく思い出される

ふるさとの ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
空白ミナト 螢自由詩023/1/16 19:24
自称詩人とオナニスト花形新次自由詩023/1/16 19:10
未知ひだかたけし自由詩3*23/1/16 18:45
宝石の眠りやまうちあつ...自由詩1*23/1/16 17:59
空へ渡辺亘自由詩023/1/16 16:48
レーゾンデートルHAL自由詩023/1/16 15:56
瀬戸内レモンリリー自由詩1*23/1/16 10:41
地域夏川ゆう短歌023/1/16 10:01
人間ではない。岡部淳太郎散文(批評...123/1/16 9:51
汽水域山犬切自由詩023/1/16 9:16
しあわせzenyam...自由詩1*23/1/16 5:50
FEEL LIKE MAKIN’LOVE 。田中宏輔自由詩10*23/1/16 0:07
浮ついているのか坂本瞳子自由詩1*23/1/15 23:56
あとがきリィ自由詩1*23/1/15 22:31
ジムノペティの雨soft_m...自由詩123/1/15 18:37
透き徹るあらい自由詩023/1/15 12:21
独り言1.15zenyam...自由詩0*23/1/15 9:19
焼きそば病atsuch...自由詩4*23/1/15 6:49
山に登ればzenyam...自由詩1*23/1/15 6:44
恐怖葉leaf自由詩2+23/1/15 6:03
お紅茶野郎こんにちは!...散文(批評...223/1/15 0:03
夜想10ひだかたけし自由詩323/1/14 22:03
凛々とミナト 螢自由詩223/1/14 19:21
閃光うさぎただのみきや自由詩1*23/1/14 18:22
オーサカラプソディー秋葉竹短歌123/1/14 15:12
海牛やまうちあつ...自由詩023/1/14 11:45
バターの日はるな自由詩623/1/14 10:08
蛞蝓と私山人自由詩6*23/1/14 8:41
女學生日記 五十TAT散文(批評...023/1/14 8:22
ふるさとの夕暮れzenyam...自由詩023/1/14 8:03

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