ユスリカが進行方向に
いくつも柱状の群れをなしている
どうして顔の高さにあるのか
群れに顔を突っ込む度に
うえっうえっと言いながら
手ではらうも少しも散らない
足元は泥濘んで汚れていく靴
...
街を歩いているのかスマホを歩いているのか分からない人
古タオル猫古タオル?道に転がるマフラーだった
野心が目鼻つけて歩いている
{引用=
うしなわれたものは、いつもやわいかたちをしている
それならば、うしなわれるまえに
きずつけずに、たいせつにしていたらよかったのに。
水色の浜辺にちいさな時計をてに ...
オルゴールのふたをあけると
ことりが砂浴びをしていた
昔のメロディで
ほんのりと温められた砂は
極上の石鹸で
泡こそ出ないのだけれど
日々の汚れを落としてくれる
ふっくらと
よみが ...
詩を書きやめたひとはなぜだろう、書き終わってしまったのかな、それとも、長く書いている途中なのかな。
愉快な詩を書きたいと思うけど私の心根は割と暗く、精々熊が転がったりナッツ・ケーキが焼きあがった ...
○「この現実を」
ウクライナでは
今でも戦争で
次々と人が殺されている
この現実を僕はどう受け止めたらいいのだろう
能登半島では
大地震大津波大雨大雪次々と災害に襲われて
今でも不自由な ...
消えないことが
したかったんじゃないでしょうか
何、犯罪というんじゃない
運命を決定づける行為
タトゥーもそういう衝動から
という面もある
やめたほうがいいですよ
犯罪に堕し ...
今日も自分を探すのだ
ドーナツ屋の列の中で 考えながら
一体何を食べるべきなのかを
僕は立ったまま そこで でも選ぶのだ
右手にトングを
左手にトレイを持ったまま
誰かが行った ...
今日もパソコン画面を相手に、老いた老人のように腰を歪め、片手でマウスを弄りながら、画面を物珍しそうに眺める猿のような私がいる。
ネット詩は個人主義の時代を象徴する独白のようで、その組織力不在の表 ...
代価は購わなければならない
それはそうだけど
もう少し前向きに考えてもいい
君に出会い
人間を愛する事を知って
私は勇気をもらった
明日もがんばれそうだよ
人間生きて行かなくちゃいけない
食べて行かなくちゃいけない
夢ばかり追いかけてちゃいけないんだ
彼が売り上げばかり気にして統計ばかり見つめていてもしかたがない
だって彼も若くはないし今ある ...
雨露に羽を濡らした揚羽蝶
黄色と黒の美しい羽を半開きに傾かせながら冷たいアスファルトの上に横たわる
まるで鋭いピンで留められてしまった標本のように
身体をぴくりとも動かさず
周りの喧噪にも目も ...
〝今日〟は終わった
終わったのだ
哀しみの涙と迸る叫びと共に消えて失くなった
〝今日〟という日は無いのと同じだ
私には〝今日〟という日は無い
街は活気に満ちている
温かな〝愛〟に ...
寛容を押しつけられて
不寛容の果実を齧った
依存の強い甘味を受け取り
憤ることの快楽
正しさという安心感
簡単にひっくり返る世界
かつては鮮やかだった景色
瑞々しさにあふれた手触り
...
ぴーすかぴぃい
うんにょい、うんにょい
ぷっぷっぷっ
お空の晴れ晴れ
体の冷え冷え
(今朝のコーヒーは只々ニガく)
うんにょい、うんにょい
やまいだれ
だりぃからだ
た ...
自民党と維新が机の下で握ったらしい。最悪の事態だが、予想の延長線上の出来事だ。
裏で手をまわしている財務省も、自民党の議員たちも、自分達が置かれている状況がまるで分っていない夢想家だ。
...
高値付く伊予柑奮発して{ルビ夕餉=ゆうげ}
草刈る{ルビ漢=をとこ}畑に残す仏の座
春の日のぬくもり残る衣を畳む
スーパーの開店うれしむ四月とや
最初の出だしはこうよ。
ポプラ並木に寒すずめが四羽、
正しく話してると、
うつくしい獣たちが引き裂くの。
クレープが好きだと言ったわ。
魚座の男が好きだとも言ったわ。
鉄分の多い多汁質 ...
はるかぜに
もしもうなじがあるのなら
そっと息ふきかけてあげたい
気持ちいい?
ってね
片想い
さえ光ってる春の教室
綿毛を飛ばして届けと願った
綿毛みたいな、
恋の ...
狐雨みたいに
吹雪の中から日が差して
カラスかと思えば
カササギが
白く眩んだ雪原に
モザイクの影をひとつ
長い尾羽
跳ねる指先
氷の粒はからだを奏で
血は渦巻いて管を響かせる
う ...
まちさまへ
詩を書くことの意味を
考えるほど愚かしいことはないと
それは何度も何度も
滅びゆくように想い知ってはいるけれども
寂しいニュースばかり
世界中から聴こえるもんだ ...
もうそこにある愛を押しとどめて
まだ愛していませんと言う
台所では蛤が体を閉ざし
海を放つのを拒んでいる
日差しのなかに愛がある
それはわかっている
ただ、その影で眠るのが ...
私が詩集を読んでると
ママは悲しい顔をする
詩人なんてみんな嘘つきなんだから
信用したらダメ! なんだって
タロットの中からママが選んだのは
...
所詮、AIを操る人達
メタ賢者と称えつつ
他者の努力を嘲笑う
次の瞬間には忘れて
別の話題にうつろい
心を捧げる行為さえ
無駄と決めつけては
自分は違うと言って
DIOパンチ繰 ...
名も無い荒野に
小さな篝(かがり)火だけが
いまだ燃えている
なんとまあ
いっそ全滅すればいいものを
どんな発言の末尾にも「クソ」をつけなければ
すまない男がひとり
燃え残った草葉の陰で ...
俺たちは同じ痛みを 隠すように笑い合った
時の流れすら掴めないままに
お前は嘘を 俺は冗談を 交わし合うように
互いの言い訳すら 今でも覚えていない Oh
俺はまだ震えてる 悪戯に過ぎ去る ...
○「百歳登山」
僕たちの山の師匠Oさんは
現役の登山愛好家
毎日数時間歩かれて
地元の山に週二回は登られる
先日は雪が降った後にも一人で登られ
頂上でかわいい雪だるままでつくられた
途中 ...
線を引いていたら
昔の友だちがきて
一緒に手伝ってくれた
昔の友だちは
昔と同じように
慣れた手つきで
丁寧に線を引いていった
相変わらず上手いね
と言うと
はにかんで笑う
...
南風に膨らむカーテンで、あいつの葬式だしてやろう
時に死が、深い悲しみだけでなく
リンゴみたく、
さわやかな後味を残すことがあるように
あいつが、そう
望んだように。
明るい花の方が
顔 ...
知らない人が画面越しで叫ぶ
それからその人は叫んでいる人にかわる
わたしはただ見ている人だ
叫んでいる人のまま、
画面はこちこちに凍りつづけ、
どうせあすにはみんなして踏みしだく ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
とらわれ。
海
自由詩
4*
25/2/25 18:47
無題
紅茶猫
俳句
1*
25/2/25 15:37
遠い日
ryinx
自由詩
14*
25/2/25 14:33
砂浴び
そらの珊瑚
自由詩
13*
25/2/25 12:17
メモ(ぶつかりおばさん)
はるな
散文(批評...
2
25/2/25 8:23
独り言2.25
zenyam...
自由詩
2*
25/2/25 8:21
やったった
りゅうさん
自由詩
4*
25/2/25 4:33
休日の街
番田
自由詩
5
25/2/25 1:06
私の仮想敵、西野亮庵氏と、私の現代嫌いについて
鏡文志
散文(批評...
8*
25/2/24 21:15
代価
渡辺亘
自由詩
3
25/2/24 20:57
理想と現実
栗栖真理亜
自由詩
1
25/2/24 20:36
アゲハの悲劇
〃
自由詩
0
25/2/24 20:27
今日のない日
〃
自由詩
1
25/2/24 20:20
楽園はなかった
海
自由詩
4
25/2/24 18:52
どうだかどっこい
ひだかたけし
自由詩
6*
25/2/24 18:02
「クレクレ星人の独り言 37」
ジム・プリマ...
散文(批評...
0
25/2/24 17:04
春日にほっこり
美世
俳句
2*
25/2/24 16:29
タコにも酔うのよ。
田中宏輔
自由詩
16*
25/2/24 16:05
春の風、花の恋、午後の陽光
秋葉竹
自由詩
3
25/2/24 12:50
愚者白紙紀行
ただのみきや
自由詩
5*
25/2/24 12:34
詩の言の葉
秋葉竹
自由詩
1
25/2/24 12:22
蛤
はるな
自由詩
2
25/2/24 11:23
雪の朝
おやすみ
自由詩
1
25/2/24 9:59
所詮、AIを操る人達
足立らどみ
自由詩
4
25/2/24 8:34
祭りのあと
室町 礼
自由詩
5*
25/2/24 8:17
ノーペイン・ノーゲイン
鳥星
自由詩
2
25/2/24 7:10
独り言2.24
zenyam...
自由詩
2*
25/2/24 7:08
昔の友だち
たもつ
自由詩
9*
25/2/24 5:54
そうそう
fujisa...
自由詩
3
25/2/23 21:16
壊したい部屋
タオル
自由詩
1
25/2/23 20:35
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
27
28
29
30
31
32
33
34
35
36
37
38
39
40
41
42
43
加筆訂正:
砂浴び
/
そらの珊瑚
[25/2/25 13:44]
少し修正しました
淡く遠い
/
唐草フウ
[25/2/25 3:52]
タイトルと一部書き変えました。
チョコレートゴースト
/
wc
[25/2/23 23:16]
推敲しました。ごめんなさい。
0.22sec.