一年間で十万キロもの距離を走る男の寝息はエンジンそのもの。
サウナの仮眠室で眠る上司と二人、低く唸るモーター音は、
薄っぺらなガウンや毛布では遮れない。妻は、子供はいるのか?
寝言は聞きとれない ...
せんにゅう そうさ かいし しね






女の子の地図
間延びする学校のチャイムとともに無愛想なその表情は変色し、細い腰はイスに自由落下、草臥れた制服のスカートが息 ...
ぜんぶたべきれない
なんでも
半分くらい
黄色い壁伝い 石畳の路地
幅一メートルほどの狭い路地を歩き続ける。
どこまで行っても路地
何時になったら この路地抜けられるのか
少し、焦りながら歩いて行く

突然視界が開け
突然光が戻 ...
この感情は
なにで出来てるんだろう

シンとした夜の真ん中は
何かと考えることが多くて

でも

気づいたら
思考は動かなくなって
感情がゆらりとぶら下がる

何にもない日 ...
おいてけぼりにされたみたい
誰も好きじゃないので
誰も嫌いじゃないのだ
細かいタイルの敷き詰められた風呂釜から
いつ落ちるか落ちるかと恐れて
ろくに暖まりもしないまま風呂場を出てしまう
...
誰もいないのなら眠りに落ちればいいだろう。何もないのなら風がそこにあるだけ。風はぼんやりと流れる。夢の中をぼんやりと何かを探し求めるようにー、それは夢なのかも知れないのである。そうではないのかもしれ ... 女子供は綺麗な心をしているのかもしれない。夢も素敵な色に満ちている。私はどこで何をするのかすら知らない。君たちがどこで何をするのかさえ、私にとっては単なる幻だよ。光が溢れているー、夢はそこにある。世界 ... 蹴り上げて時間が回っても
世界が始まるリズムしか
いつも聞こえやしないから
戦争が始まる前日は
どんな色をしていたかなんて
誰も気にも留めずに

今思うことを明日も思った ...
ずっと抱え込んでいた
薔薇の香りの生ごみを
思い切って 捨てましょうや
上空の毛細血管が 
寒いよって 痺れてて
まだまだ痛々しいけれど


見えない未来に 泣いたっていい ...
 ぼくの友人K君は隔週水曜日の資源ゴミの日に古本古雑誌の束を拾ってくるのが得意な男で、切り貼りしてノートにコレクションしている。しかし、K君は活字を読むことには興味がないみたいだ、ぼくは思う。刻まれて ... おひさまの光
たくさん 浴びて

今年もまた
たんぽぽの花が咲くよ

あげるものが何もなくて
慌てて摘んだ たんぽぽの花

最後にあたしがあげたもの

ねぇ
今年もたんぽぽが咲 ...
――誰といたの?
  誰といるの?

薄い愛を囁く
熱い舌

哀れに自惚れる鼓動を
愚かだと嗤ってくださいませ

眼差し、温かく
増していく、黒


貴方のペースに引き込まれ ...
たしか死んだはずの父が
逆上がりをしている
たしかに死んだはずなのに
まるで昨日のことのように見える
うまくできないのだろう
年老いたからだでは
それでも負けず嫌いの父に
も ...


晴れのそらから にわかに 降る 雨 

グラデーションの雲 もくもく GRAY GRAY 風にとぶ

風に乗り 散って 湧きおこり 消えて あらわれる 雲

めまい。


...
3年越しに取った、1年目は筆記試験は受かったが、実技試験で落ちた。
試験中上がってしまい考えられなくなった。2年目は休みを取った。
3年目には筆記試験と、実技試験免除の講習を受け、合格した。

...
タコわさに出会うたび
タコつぼを思い出す
そんなとき
タコに来て
タコを抱いて欲しいと

タコ飯も
タコスもいらないさ
(タコスはタコ関係ねえだろうがあ!メキシコだろうがあ!)

...
交替する息
濡れた髪
血の涙

ある石が
ある石に
打ち付けられ
破損した
打ち付けられた石も
破損した
粉々に砕けた石片が
散らばり
何の営利も生まぬまま
それはただ垂れ流 ...
君恋し
思い煩い
一片の
たゆたう心
弄んでる
こっから先ニューヨークだから金を払え











こっから先は有料だから木戸銭を投げろ










こっから先宇宙だ ...
白々と
冷めるお前に
がむしゃらに
カラダ重ねる
惨めさが倍























...
正直に生きるなんて
そんな恐ろしいことできないよ
正直になんてずっと
幼いころからできなかったよ

右といえば左であったし
上といえば下であったし
どちらでもいいといえば
はっきりしな ...
だれかぼくに
長い手紙をくれまいか

すっぽり暗いすり鉢の空の底
吹雪のあけた だだっぴろい広場に
まんべんなく雪は敷き詰められて
だれかが夕暮れの紅いろうそくを吹き消す
すると
取り ...
両腕を失ってうしなうもの
ギターをかき鳴らすこと
新しい服にそでを通すこと
愛撫

両脚を失ってうしなうもの
休日の足の指の爪切り
じだんだを踏むこと
スキップ

手足を奪われ ...
あめはふる
行く手をさえぎる
空想とあらそい
足どりはおぼつかない
あめから目をそらす勇気はない
今はその一粒一粒を
しらみつぶしにはたくので精一杯だ
唇を重ねたように
息がつまりそうな真夜中
声を荒げて
逃げだしそうになる都会の真ん中で
小さな羽虫たちは
か細い灯りに寄り添い
汗臭い涎を垂れ流している

相槌のない会話が延々と続 ...
音はさほど
たまらないのは
背中の不快

ほらチラッと
あなたから目そらし
カレンダー見れば
仏滅
目に飛び込んだ
はきそう

重苦しい
背中
手が届かない
だれか
助け ...
神の御身からは
一切が清らかに流出する

私が幾度か欲のために
欲の道へと混迷したとき
悔悟と清祓を
繰り返し行うことによって私は
最初の崇高な清澄な道へと還った

そして神へと還っ ...
彼の名は確か太郎といった
そうではないかもしれない
宏だったかもしれない
武だったかもしれない
なんにせよ
平凡でいい名前だった
そんな気がする

彼は足が速かった
かけっこをすれば ...
春、のたまう
我が名を呼べば
花は舞い
土影見れば
虫どもも起き
十の日も待ちゃ
かの子も通る
我は始まり
太古の光
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
狼煙プテラノドン自由詩211/2/11 13:12
翼エマージェンシーayano自由詩611/2/11 12:58
うわきはるな自由詩211/2/11 12:00
路地2……とある蛙自由詩9*11/2/11 11:52
空の真似もずず自由詩111/2/11 11:09
着地点ヒト科自由詩111/2/11 10:58
メモ番田 携帯写真+...211/2/11 9:40
携帯写真+...211/2/11 8:51
その晴れない空に中山 マキ自由詩211/2/11 7:51
『決別のとき』座一自由詩611/2/11 7:07
読書ノートああああ散文(批評...4*11/2/11 4:18
はじめのたんぽぽ山崎みふゆ自由詩5*11/2/11 1:50
Instinct —紫陽花—涼深自由詩311/2/11 1:05
さかあがり小川 葉自由詩6*11/2/11 1:04
眩暈ゆびのおと自由詩111/2/11 0:08
介護福祉士を受かってから思うことペポパンプ散文(批評...5*11/2/10 23:57
タコ好き花形新次自由詩2*11/2/10 23:32
止む雨と煙Oz自由詩011/2/10 23:16
あわいこいそらの とこ短歌511/2/10 22:19
禁忌ってんなら禁じてみせろTAT自由詩2*11/2/10 22:14
『二人でやる』と書いてセックス短歌3*11/2/10 22:00
波が洗う嘘朧月自由詩311/2/10 21:58
ぼくに手紙をオイタル自由詩11*11/2/10 21:56
ジョニーシホ.N自由詩311/2/10 21:43
あめここ自由詩211/2/10 20:50
息遣い乱太郎自由詩15*11/2/10 19:12
音はさほど和田カマリ自由詩2*11/2/10 19:05
迷いながらも一 二自由詩111/2/10 18:24
追憶マフラーマン自由詩5*11/2/10 17:16
春、のたまう田園自由詩311/2/10 15:00

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