死というものはまるで胎児だ
そこには男も女も大人も子供も関係なく
誰もがみな孕む胎児
時期はそれぞれ違うけれど
私たちは一様に死を見つける
死への意識は無理やり私たちを犯し
死という胎 ...
(ベイビー、ベイビー、こっちへおいで)。
柔らかい茶色をなでれば、いつだって安心して息ができた。
ベイビーはあかるい毛色の頭のいい大型犬で、メイロさんがどこかからもらってきた。もう子い ...
雪の上にみんな立てば
ひとりの重さの跡になる
とがったお口でなにを言うかは
厚着しているカラダの都合
さむいね
さむいね
オウム返しに君が言う
言葉がふいに温度をあげる
私の手 ...
檻の中に見た
いなかった 誰も そこには
強く吹いた 風は
思いを 私から 奪った
夜の中を 私は歩いた
遠い喫茶を 目指して 歩いた
そこには 誰かが いるはずだと
私は ...
荒野の砂塵に目を細め…
その場に立ちすくみ…
地平線を見ている君は〜
その先に何があるのか知りたくて…
そこに行くことを禁じていた掟を破り〜
君は荒野に足を踏み出した。 ...
冷蔵庫の中から
ぼそ、ぼそ、と
人の呟きが聞こえてきた
扉を開ける
男の人が一人で
魚卵の粒を数えていた
時々、合わない、と言って
また一から数え始める
冷気と暗闇の中で
...
どうせ とか
思うのやめよう
何の解決にもならない
誤魔化しも改めて行こう
宙は人工衛生のゴミだらけ
いつも誰かが後片付け
噛んだガムも吸殻もシーツも
イチバンや二番を ...
るやは火のなか 呼吸世界はふけだらけ
紐や動物たちの声がする 鳴いて転がる髪の夕食へ
いっしょうなんてなんてないさ
この背があるもの
つづみの底よ もし山の緑に色があるなら
精と代え ...
道端に人が横たわっている
居眠り運転の自動車がやってきて
定刻通りに轢き逃げしようとしている
その間にも私には守るべき家族がある
見なければ見ないことに出来たその人にも
同じくら ...
ゆたかな歓声のあと 出てくるのは出汁
悪魔でも華の色でもない 千切られた湯
手にした誰かがそれを青といい
自分にみせたから
変えられると思った
透明というまま
すばらしいちからで
...
しにたい 頭のなかで赤ん坊がさわぐ
それは子供の私でその頃は大人だ
いつか だったか
ながれてくる川が
日を浴びて赤くとけていた
御前の中の鼓動はそんなものか
つきぬけている
...
冬の夜は足が速い
電車に揺られ、書店で悩み、駅で煙草に火をつけている間に間に、
追いつかれてしまった
液晶画面はひたすらに暗い
投げかけた言葉の道しるべは、ここしかなかろうに、
ちぎれて ...
空が黄色いよ
と彼女が言う
見上げると
私たちが信じている
「いつもの青い空」が広がっている
けれど
わかる気がするのだ
今 確かに彼女の空には
黄色いカーテンが覆いかぶさっていて ...
{引用=
満月の夜には
外にでてはいけないと老婆はいう
ふらふらと外にでて
川を遡上
青い山に囲まれた
いちばん星空に近いその湖に行ってはいけないと
ゆらめ ...
ひび にげない
ひび おこたらず
ひび のり
こゑ
おしまずいとわしいことがいとしさへいとうるわしく
(2011・1・6mixi)
白い顔
淡い青
深い緑
その目は君を見てる
君は見られている
それをドコかでわかっている
それを気にしつつ
気にしない
時と場合の次第で
それにあるいは
頼る
もしくは、
...
無線紙の上
這い伸びる
黒インクの静脈は
冬ざれの様相で
ひたひたと
忍び寄る
絡み付く
{ルビ荊棘=けいきょく}の枝を
程良く剪定し
暖炉に放るのだが
パチパチと
節は爆ぜ ...
自由ってなに?
あんたそんなこと言ってるからいけないの
言わなかったらすとんと降ってくる?
くればいいなの星みたいにさ
愛ってなに?
あんたはだからだめなの
知っていた ...
うすい羽のはえた夜行バスにのって
月あかりにかがやくいくつもの雲をこえて
あいした理由も
あいされた理由も
すべてあなただったから
いつもの街角、いつものバス停
やわらかな猫の手に夜の ...
夜にさまようノマド
夢に似た旅路
くらやみの中へ
伸びていく根毛
黒髪の思い出は
満月の丸み
汲み上げられて
つきあげるよろこび
歌うことばすべてに
ひとしく炎、やどれ
こ ...
90分の時間をつくるために奔走し、
モノレールから駆け出したぼくは、
落語会へ行く前にカップラーメンをスープまで飲み込んだ上で、
会いたかった女の子と再会した。
本指名3万円で。
志 ...
財布を見つめていた
ハマの銀行(横浜銀行)にいた
わかっていたのにリラ
ドタバタしていて
そのまま持って帰ってしまった
イスタンブール帰りのリラ
リラ
スパイ ...
客電(#60、70、80代)、カットアウト
あなた 言ったわね
もう二度とお礼は言わんって
だから信じていたの
こっちから一方的に言いまくってやるって
舞台(#0)、フェードイン
...
「実数」最大公約数でも最小公倍数でも共通
項は言葉ひとつ。そして、僕らは無
限大の幻想に迷い込み、実態の無い
虚の世界で戯れる。愛を確かめ合お
うと指折り数えた ...
おまえは誰よりも強い毒になりたいんだろう
口に含まずとも触れるだけで命を焼いてしまうような
誰よりも強烈な毒薬になってみたいんだろう?
おまえの言ってることは誰でも一度は夢 ...
誰もいない部屋で
見ているのは 一体 誰なのか
私は わからない だけど 一人
風を いつも 感じている
私は自分を知る
暗闇の中で確かなものを手にする
打ち寄せる肌寒い風に
い ...
110106
・・・・・・・
・・・・・゜゜
・・
・・ぬぬ
・・・・・・・・・!
?
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ...
-あれから幾年- (大袈裟)
取り合えず 大分より無事に帰還!(ヤマトか!)
丁度 1週間前に帰省した時は 声も出てね
飛行機の気圧に耳をやられて
降りてから暫く 酷い難聴か 中 ...
もしも今
自らの手で
この世からサヨナラをしたいのであれば
その前にどうか
あなたのいらないモノを
必要としている人々に捧げて下さい
全ての臓器を取り出して
...
トントントン。
どこかを叩く音がする。
トントントン。
誰かが必死に叩いてる。
トントントン。
今日もまた叩いてる。
トントントン。
昨日も叩いてた。
...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
死という胎児
kawaus...
自由詩
1
11/1/7 17:23
0
はるな
散文(批評...
1
11/1/7 17:20
雪道
朧月
自由詩
3
11/1/7 12:50
あなた
番田
自由詩
2
11/1/7 9:11
彼方へ…
バスケ青春の...
自由詩
1
11/1/7 8:53
呟きの夏
たもつ
自由詩
3
11/1/7 6:55
日の出まえ
佐和
自由詩
3
11/1/7 5:51
しょっとかい
十二支蝶
自由詩
2
11/1/7 4:31
友達
小川 葉
自由詩
4
11/1/7 4:12
蛙
十二支蝶
自由詩
3
11/1/7 3:56
漆を浴び
〃
自由詩
3
11/1/7 3:01
足速な夜
きーろ
自由詩
2*
11/1/7 1:57
遠ざかる
健
自由詩
4*
11/1/7 1:00
青い湖畔のシカ
石川敬大
自由詩
24*
11/1/7 0:04
日夜朝暮
阿ト理恵
携帯写真+...
2*
11/1/7 0:02
空を
Oz
自由詩
1
11/1/6 23:57
シロフォン・クーゲルバーン
鵜飼千代子
自由詩
18*
11/1/6 23:01
愛のカケラ
朧月
自由詩
1
11/1/6 22:33
朝の日記 2010夏
たま
自由詩
20*
11/1/6 21:36
冬の夜の即興
あまね
自由詩
13
11/1/6 21:08
姫はじめの女
はだいろ
自由詩
3
11/1/6 20:49
イスタンブール帰りのリラ
花形新次
自由詩
1*
11/1/6 20:45
さよなら、後藤さん。
緋月 衣瑠香
自由詩
7*
11/1/6 19:28
数学のみが自然の営みなのか
乱太郎
自由詩
12*
11/1/6 18:33
おまえは誰よりも強い毒になりたいんだろう
ホロウ・シカ...
自由詩
5*
11/1/6 17:29
日曜日
番田
自由詩
2+
11/1/6 13:46
烏賊の味噌焼き
あおば
自由詩
4*
11/1/6 13:14
ウイルス・トリップ
藤鈴呼
自由詩
3*
11/1/6 11:51
イノチ
ジェシカ
自由詩
4
11/1/6 11:04
トビラ
〃
短歌
0
11/1/6 10:44
3623
3624
3625
3626
3627
3628
3629
3630
3631
3632
3633
3634
3635
3636
3637
3638
3639
3640
3641
3642
3643
3644
3645
3646
3647
3648
3649
3650
3651
3652
3653
3654
3655
3656
3657
3658
3659
3660
3661
3662
3663
9.39sec.