好きだよ
取り囲まれた日常に埋没して生きてゆくこと
どうしようもないことにもがいては泣いて
だい好きだよ
だんだん揺れを増す心音の近くで
赤面したこころの奥底
繋がっているのかな、いな ...
ことの発端は、パンの耳のはしが皿の上にあっ
て 残しちゃ いけないのに だれも食べてく
れないから 指で白い皿におしあてて、やわら
かくしたのも書いておく ありったけ欲しがっ
た でも、朝食は ...
仮縫いみたいに 新聞を縫いつけられて
テディベアはなんさいなの 読んだばか
りなのに忘れてくのは、360°をまのあ
たりにしたあらゆる内角だから ちっぽ
けなこどもは大人に ...
青い色は青い色と
赤い色は赤い色と
同じものを集めたい
あなたとわたし同じ色して
あなたは青が好きだけど
わたしはあなたの赤が好き
それだけでよかったのに
先生は「青と赤を一緒にしなさい ...
薄闇の寝室で独り窓辺に座し
窓の外の陽日を見上げながら
暗い想念が痛みと苦しみになりて
私の心を覆い尽くせんとす
我が魂が枯れ果てようとするとき
芳しき希望が扉を開ける
甘美な恋人の薫 ...
冬の日に雪となり
ひとつの場所に留まり続けたいと願う
白い静寂の中で
庭園の外灯に照らされ
少年たちの雪遊びを眺めながら
二人はベンチに腰を掛けている
舞い落ちていく綿雪が
...
昔の女などとゲスなことをいう僕
君の唇は
刺身を受け入れるため開かれて
刺身を咀嚼する際の唇の動きに
見とれている僕は
一個の変質者
一〇年ぶりにあった君は
食事の手 ...
手話言語を基本としたノンバーバルコミュニケーションの講義を
福祉医療系の専門学校でほぼ十五年間ほど続けていた。
その間に出会った生徒一人一人を
鮮明に覚えているかというと覚えきらない現実があ ...
「頑張れよ」
なんて言わないで
人は皆
必死に生きている
さて
「手話を基本にした
ノンバーバルコミュニケーション」って
一体どんなんだろうと
前回思った人も居たと思いますが
二講目の今日は
テキストを使います。
手元に札幌聴力障害者協会か ...
夜の帳をチラリと開けて
陽はアポロンに擬態して
ヤァヤァ我こそはと名乗り
襲い掛かりて正義となる
信仰はロマンスがあるが
聖戦には夜明けが来ぬと
嘆いて夜の女王は墜つ
そして、また、夜が ...
青空
校庭
教室
制服
笑い声
私
何もかもが「点」に見えて仕方ない
不揃いで不条理でだらしない
教室では席順を決めるクジで大盛り上がりしてる
私 ...
.
あどけない顔の長躯の青年が扉を開けた
「アルゲブリアへようこそ」
肖像画で見馴れた下町{ルビ=シテ}の不良児がそこにいた
違うのは一糸纏わぬ背に大振りの翼をふたつ
.
つけてい ...
騒がしすぎる街角の雑踏を
見渡せる場所にあるベンチから
晴れやかな薄曇りの下を
右に左に行き交う人を見てる
たくさんの方向から浴びせられる会話
待ち合わせの時刻を気にして先を急ぐクラ ...
目が覚めるとわたしは突然
車掌さんになっていて
最後尾の車掌室にいる
夢の続きだろうか、と思い
頬っぺたをつねろうとするのに
指が見つからない
車掌さんなんてしたことなどないく ...
詩は、時代を映す鏡であり、また、たえず時代を告発し、批判するものだ、
ということが、古くからいわれています。時代とは諸社会の歴史を織り成す
一層であり、詩人の<存在と作品と>を、この側面からみつ ...
胎児
鰓で呼吸していました
母が引越しのための交渉している
子宮の中が狭苦しくなったので
ぼくはからだを硬くしました
誕生
はじめて空気が
喉をとおったとき
胸が裂ける痛み ...
「何か要るものある?」と訊かれて「薔薇を一輪」と答えるのは
私くらいだろう
冬の夜に花火をやろうなんて提案するのは
私くらいだろう
初めてのデートでストリップ劇場に連れて行くのは
私 ...
今日も何も手にしていない そして遠のいていく目の前の夕暮れに
ぼんやりと自分のことを思っている 誰かのことを
そして 思い浮かべる また遠のいては 私の中の人たちのことを
止むことのないこの ...
あんまりあなたを
おばさんと言うものだから
傷つけてしまったのかと思って
あんまりあなたが
おじさんと言うものだから
嫌われたのかと思って
あんまりわたしたちが
わた ...
朝靄ののぞく
窓の水滴に触れたら
一滴が硝子を撫でた
一筋の道筋を作って
いくつかの水滴を巻き込んで
流れていって下のほう
ぺちゃんと爪先が濡れた
じわりと広がる水滴が
ひんや ...
闇に明かりを灯すには
わたしは酷く弱いけれど
今日と明日をわたる頃
わたしは静かに燃え上がり
そして朝日が昇る頃
わたしの明日は確かになってゆく
弱いいのちはけれども強く
意志あ ...
寒いから
マフラーを巻いて
手袋を着けて
ホカロンを貼って
それで、
何しよう?
外は雪が降っているよ
散歩はきっと大変。
うん、
コーヒーでも飲もう。
世界中には
愛が ...
よそよそしい木の
うえに獣がいる
ななつまで数え
るあいだにふりつづく雪
は遠くへゆこうと
したはず
たとえ刃が
刺さったとしてもそのまま
にしておけば血などでない
巣にかけられ ...
波の音など 聞こえない
寄せる波は
砂浜に
シュワシュワと 吸い込まれてゆく
シュワシュワ シュワシュワ・・・
とても静かに癒されてゆく
冬なのに 青く碧の凪た内海
マカ ...
吹雪いてた処も多かろ、此方ではこれが初雨。静かに優しく。
舞い上がった正月埃をほんの少しほんとに少しの雨が鎮める
恋人は何かの匂いのひとがいい焚き火の匂い潮風の匂い
失くした ...
うし
そして僕ら
真剣に宇宙の話なんかする
行き着く答えは いかに僕らがちっぽけかってこと
そして僕ら
真剣に夢の話なんかする
身振り手振り 話すことに関してはうまくなった
もう ...
むかしむかし
あなたと私の
鳥の骨のような関係が
ありました
肉はもうとっくに
誰かに与えてしまって
白い骨格だけが
残っているのです
飛翔の予感を秘めて
飛翔の過去を秘めて ...
両手を
おそるおそる地におろせば
あたたかな温度に触れて
背中を走る風は柔らかな匂い
背の高い木は
いつも見上げた木
目印にしながらゆこう
白うさぎになって
さまざまな自然に
...
ハーモニカの小さなキーホルダー
これ 読んでみない?
と
「クリームレ ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
一礼してどこかへ
かんな
自由詩
8*
11/1/18 16:37
finger pupet[pupet makes peopl ...
maiko ...
自由詩
2*
11/1/18 16:00
I-my-me [pupet makes people]
〃
自由詩
2*
11/1/18 14:27
『いろいろ』
東雲 李葉
自由詩
1*
11/1/18 14:17
来訪
一 二
自由詩
3
11/1/18 13:16
永遠に解けない雪 (改稿)
結城 森士
自由詩
1
11/1/18 12:30
理由もなく昔の女と食事して
……とある蛙
自由詩
8*
11/1/18 12:19
ゆびもじ算数
板谷みきょう
自由詩
2*
11/1/18 11:56
ガムシャラ
ジェシカ
短歌
1
11/1/18 10:46
十五年間続け終えた講義のこと
板谷みきょう
自由詩
3*
11/1/18 10:43
夜明け
プランタン
自由詩
1
11/1/18 10:40
タビビト
ジェシカ
自由詩
2
11/1/18 10:21
ガロア群へようこそ
Giton
自由詩
3*
11/1/18 7:57
Solitude
寒雪
自由詩
3
11/1/18 7:36
車掌さん
たもつ
自由詩
5
11/1/18 5:47
わたしが好きな詩人 ミーハー主義的雑文 3−2
るか
散文(批評...
2
11/1/18 5:04
呼吸期
殿岡秀秋
自由詩
8
11/1/18 4:21
unique
れもん
自由詩
1*
11/1/18 2:06
船出
番田
自由詩
1
11/1/18 1:48
ふたつ
小川 葉
自由詩
0
11/1/18 1:40
ツンデレ哀歌
斎藤旧
自由詩
4*
11/1/18 1:27
「燃えるいのち」
ベンジャミン
自由詩
3*
11/1/18 0:54
愛とか、恋とか
Oz
自由詩
2
11/1/18 0:53
ブラウンフィンガー
月見里司
自由詩
0
11/1/18 0:30
弓の浜にて
森の猫
自由詩
4*
11/1/18 0:21
睦びあう睦月
小池房枝
短歌
5
11/1/17 23:58
うし
itukam...
自由詩
0
11/1/17 23:48
鳥の骨
三条麗菜
自由詩
7*
11/1/17 23:39
兎になりたい
朧月
自由詩
2
11/1/17 22:53
ストーカー
鵜飼千代子
自由詩
13*
11/1/17 22:43
3611
3612
3613
3614
3615
3616
3617
3618
3619
3620
3621
3622
3623
3624
3625
3626
3627
3628
3629
3630
3631
3632
3633
3634
3635
3636
3637
3638
3639
3640
3641
3642
3643
3644
3645
3646
3647
3648
3649
3650
3651
6.32sec.