ナンセンスな暮らしのなか
秒針には関心もなく
いっぷんの「長き時」さえ持て余しているのに
行く年来る年と云われて
おらは恐ろしくなった
セットしたタイマーのかおが
スタートさせ ...
憂鬱が鐘を打つ日
しなだれかかる花と枝葉
背中に影のレースを編んで
見も知らぬ世界の歌をうたっている
その影は誰よりも近しい人
私を小さくして大きくした人
振り返らないルールなので
...
きみと一緒に
これから目の前に現れてくる
たくさんの障害を
手を取り合って
乗り越えていきたい
簡単じゃないことはわかってる
時間の長さと記憶の短さに抗うのは
時にはぼくたちの距離が
...
私はそうして
考えている 何かを
私の中では自由なのだろう
見えている物は そこに あるけれど
確かなものは嘘ばかり
見ている それを
海の中で 呼吸しながら
浮上する 自分 ...
家の中で一番大きな窓に身体が映る
わたしの本当に美しい姿は
ピアニストになり損ねた青年の指にゆっくりと裂かれるとき
離れていく右半身と左半身が完全に分離する寸前に
皮膚が結露に触れて濡 ...
おじさんの葬式にいった
もう何年も無沙汰していたおじさんが死んだのだった
ぼくは棋士にはならなかった
おじさんはずっと独身だった
泣けてきた
幸せとはなんだろう
ぼくが決めることではな ...
理屈に塗れて死んだ世界は白イ街とそれに準ずる比喩的物質/雨傘が黄色と青色、私の中で勝手に交互に淀み合って座る事も忘れる程に油絵の様に恋愛する/所詮は黒イ海を冒険する命が瞼の隙間に染み入る程にそこを宇宙 ...
たまにはさ
お前がおごれ
この俺に
ロープをおごれ
最期ぐらいは
最期の最期の一本道は
おかぁちゃんもカノジョもルールも道徳もワンピースの最新巻も
...
おいしい食い物とまずい食い物の差が
遺伝子が数ミクロン違う程度の
差でしかないように
豚と屑の違いは
単に遺伝子レベルの話
猿と人はだいぶ違う
霊性とか
☆
ものを集 ...
.
地に灼{ルビ=いちしろ}き椿は燃える
雨に打たれても猶お灼く
雪にうずもれて猶お灼く
涸れ枯れの遼原に椿燃ゆれば
.
吹きしきる睦月の霙{ルビ=みぞれ}に逐{ルビ=お}われ避り ...
北に向かった
鈍色の海、灰色の波
身をゆだねる勇気はないけれど
寒い海に抱かれたかった
何も告げずに飛び出したあの街
何かが変わるだろうか
気がついたらこの海辺に来ていた
冷たい風は ...
埃の舞い上がる歩調に
嗅覚は痛みを放出する。
ここに枯れた曜日を
交わして
私の呼吸はゆっくりと
化石する。
もう、映えないで
と弾けた西日に
夜のさりげない会釈を
歪ませて
朗ら ...
そこは双子みたいな景色です。ふたつの目は重なりません。 は、しかし孕んだり孕ませたりして遊びました。性別なんてありません。丸くて四本の腕があり、細くて立てない足が四つあり、包めない髪がいくつか存在 ...
店員「がにさあ〜ん、指名入りましたあ」
うさぎ「お帰りなさいませ…ご主人さま…」
(2011・1・9mixi)
空の頂に月のない夜
まなざしは
同じようにはやってこない
待ちぼうけの子どもたちが
眠ったふりをして
息をこらすように
取り巻いて包んで
進行する世界に
オクターブごとに反響する
数 ...
シンプルライフを実現したい
あまりものをもたないくらし
美しいですね
それより
きみはなんで
女の子っぽいのかな
「ちょうだい」って首をかしげたら
何だってもらえるんだね
テレビつける ...
ぼくはいまいきてます
いま?
いま、なんてものはぜんぶ過去だ
いま?
ぼくはみらいのいちばん尖んがったところにいる
ぼくはいまいきてます
きのうきみに写メを送ろうとしてぼくをと ...
白いカーテンの影で
鳥の魂が飛んでいくのを見る
ほくそえむあなたは
ほくそえむぼくと
古いことばは嫌いなのよ
流行らない歌も
流行った歌も
やがて錆びてしまう、手当てできない
...
ねえ雨って何色
銀色かな、白かな、黒かな、グレーかな
あなたといる時、雨は見えないの
音、そう雨の音しか聞こえないの
君といる時、雨は銀色に見える
ほら、あそこの窓にも、あの電信柱にも
...
カラの待ち雪 棘のソリ
押し花テープ 濁す香り
えんぴつトンネル 炭のスス
あいら ぶゆう
べきっ
猫も寝ず
ネジも
春 じゃがいも種の 底
芽 トタンですべって コ ...
夢と希望を持って
困難を乗り越え
天城越え
助け合う。
マンネリ化せず
常にサプライズ
人を常に知って
人の為に尽くす
楽しんで生きる
優しさを撒いて
頭は常に低くて
常 ...
楽しいな
愉快だな
嬉しいな
心が踊る
リズムに乗って
体を揺らし
全てを忘れて
笑顔が出る。
明日も仕事頑張るぞ
幸せな日々
明るく行こう
人と心を合わせよう
裏切りは疑いを産み、
疑いは憎しみを産み
憎しみは痛みを産み、
痛みは悲しみを産み、
悲しみは空の色を変え、
悲しみは街の音を変え、
悲しみは地球の重力を変え、
悲しみは心に残り、
...
掌に観覧車
小さなゴンドラを覗くと
四人の家族が納まっている
父も母もまだ若かった
兄も私もまだ幼かった
それがまるで
ずっと続くかのように
ポケットに観覧車をしまう
思い ...
・・
取りだした煙草が凍るようにつめたく、ここはここなのだということを思い知らされる。火を点ける少しの間にさえ手は凍え、全身を震わせて空を見上げた。
...
{引用=
まもるもののない空から
かれの顔や肩に雨がおちてきて
夕ぐれが
せまっていた
きょう
という日は
くぐりぬけねばならない試練のような
分厚い曇 ...
信じるひとの上にも
信じないひとの上にも
雪はつもっているのです
きらきらと
反射しているのはこの雪が
またかえろうとするからです
せかいへ
わたしのまわりで
せかいは生きるめ ...
ぼく、生理がはじまった
おちんちんから血が出るから
ひにょうき科の先生に診てもらったら
おめでとう、と言われた
いやっほい
と、ぼくは宙返りをして
さっそく父さん母さんに報告した
...
濁った窓から
冬の垂直な日が部屋の壁まで届く
真空管のなか
あの日のこころの蠢きを泳がす
それはあまりに遠い日なので
曲げた腕の面積では
足りない計算式のように
触れることのできない感情 ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
光陰のバルーン(8)
信天翁
自由詩
1
11/1/10 10:34
不吉な水溜り
瀬崎 虎彦
自由詩
5
11/1/10 10:13
プロポーズ
寒雪
自由詩
1
11/1/10 8:53
スカイ
番田
自由詩
3
11/1/10 2:55
乱視
手乗川文鳥
自由詩
17*
11/1/10 2:10
夏の思い出
吉岡ペペロ
自由詩
6
11/1/10 1:50
虹色のアイウエオ
ネハン・フラ...
自由詩
1
11/1/10 1:26
いっぺんぐらいお前が払ったってバチは当たんねぇぜ?
TAT
短歌
1*
11/1/10 0:49
カンガルーの糞タスマニアデビル
〃
自由詩
1*
11/1/10 0:45
月山T田
a
自由詩
0
11/1/10 0:44
冬椿
Giton
自由詩
4*
11/1/10 0:21
海風
橘祐介
自由詩
7
11/1/10 0:11
視線の内側にひかる
久石ソナ
自由詩
16
11/1/10 0:04
幽婉で華奢な迷子
ayano
自由詩
5+
11/1/9 23:09
うさぎカフェ
阿ト理恵
携帯写真+...
1*
11/1/9 23:03
夜をなぞる歌
あまね
自由詩
16
11/1/9 22:33
休日
ふるる
自由詩
4
11/1/9 21:14
いまいきてます
吉岡ペペロ
自由詩
4
11/1/9 21:14
繭
茶殻
自由詩
3*
11/1/9 21:06
マスカット
橘祐介
自由詩
3
11/1/9 21:03
コン コン
砂木
自由詩
6*
11/1/9 20:48
進化しよう
ペポパンプ
自由詩
3*
11/1/9 20:46
明るく
〃
自由詩
3*
11/1/9 20:46
ウラギリ遊び
邦秋
自由詩
1*
11/1/9 19:28
掌観覧車
たもつ
自由詩
6+
11/1/9 18:16
1
はるな
散文(批評...
0
11/1/9 17:34
天の鏡に映った暗鬱な旅人
石川敬大
自由詩
18*
11/1/9 17:30
白銀
朧月
自由詩
4
11/1/9 17:10
ぼくの初潮
within
自由詩
5*
11/1/9 16:23
ブリティッシュグリーン
はだいろ
自由詩
4
11/1/9 16:20
3620
3621
3622
3623
3624
3625
3626
3627
3628
3629
3630
3631
3632
3633
3634
3635
3636
3637
3638
3639
3640
3641
3642
3643
3644
3645
3646
3647
3648
3649
3650
3651
3652
3653
3654
3655
3656
3657
3658
3659
3660
6.47sec.