夕暮れの足下を
通り過ぎて行く
初めての
木枯らしが
ほんとの冬の
始まり
冷たく狂った
風に
ゆっくりと
凍える
からだの指先

私ではない
誰かのもののように
冷えて ...
君の指はとても冷たい
その冷たさはつららのよう
君の白い息は夜に溶けていく

君の指はとても冷たい
すべてのものから遠ざかっていくよう
君の細い髪は夜風と遊ぶ

僕は君の手を握る
て ...
暖かな 君の声
穏やかな 眼差し

暗闇から飛び出した
原色の光

春休み 空の
朝日昇る頃に 君は微笑んで 手を振り 首傾げるの


奏でる 君の想い
力強い 眼 ...
命が落ちる時
命の尊さが分る。
最後の苦しみ
最後の愛情
最後の喘ぎ
最期の言葉

頑張りたいけど
頑張れない。
蟻地獄のように
落ちてゆく。

自分が許せない。
完璧にやり ...
忘れられないものを抱きしめると
思いのほかウェットで
涙まみれに崩れて僕の服を濡らした
夕日の差し込む児童公園と
ブランコの作る影が
混じりあって溶けて
瞳からあふれ出す

ジョバンニ ...
オレはざわめきの粒子に身体を打たせようと
再び青い扉を開ける
精神に帆をあげて進んでゆく
可憐な狂気が束の間の夢を羽ばたかせている
物憂げな空には最後の揺籃が揺れている
噴水広場には優し気な ...
けろっとしたかおして
ぶなんな こたえばかりさがしてる
でこぼこも じょこびょこも なんにもないじゃない
そんな おめん うしなってしまえば
いいのに しろすぎたつるんとした おめん
あいつ ...
雨が滑り落ちる
雪が零れ落ちる
花が乱れ落ちる
涙が伝い落ちる

決められた方向で
定められた法則で
ただ落ちていく

あらゆるものを
ありのままに
受け止める大地に
突っ ...
あなたはきっと

私が敷いた
カーペットの上を歩いて

私の傍まで来る





一歩を踏み出したのね

遥か彼方に延びる先に

ずんと
重さを感じたの



...


抱きしめたい
曇り空をかきわけるように
オレンジ色のまくが下りるまで
待てない

息をきらしながら未定を刈り取れば
武蔵野にひろがる葦は枯れ
アオサギにつ ...
例えるのなら君は風、

風が東に吹くのなら、風見鶏も東に顔を向け、
風が西に吹くのなら、風見鶏も西に顔を向ける。

君が笑っているのなら、僕も嬉しく笑っている、
君が泣いているのなら、僕も ...
真っ赤な お鼻は、呑んでるし・る・し〜♪
焼酎片手に〜 テレビと喋る〜♪

不景気といえど やっぱボーナス出たら、嬉しいなぁ

初ボーナス♪

久しぶりに贅沢して、美味しいものでも食べよ ...
月の裏側には

闇ウサギがいるんだよ

絶対誰にも見えないんだ

これは月の秘密


僕の心の裏側には

いったい何がいるでしょう

これは僕の秘密


秘密がある方が ...
今年の冬は心あたたかく過ごすんだ
クリスマスもきっと家族とだけど
プレゼントもたぶん買わないけど
今年の冬は気持ちホッカリと過ごすんだ
だって考えることがみつかったから。
かみさまみたいなあ ...
何処にでも
在る
言葉の塵

散らかしては
掃除する
片隅に追いやっては
在った事さえ
忘れてしまっている

でも

ひとつ

忘れられない
捨てられない

指輪に嵌めて

ひとつだけ

あなたからの ...
季節外れの
予想外な大嵐が通り過ぎた朝
家の周りを取り囲む
防護壁の剥げてしまった隙間を
シンナーくさいペンキを片手に修繕する
今度の嵐はなかなかに強かったようで
思いの外あちらこ ...
貴女が何処にいるかなんて直ぐに解る
だってあたしと周波数が合うんですもの。
貴女と繋がる事にどれだけの価値を見出だせるのだろう
でも、刻の流れは残酷すぎて気持ちばかりが置いてゆかれる。
 音が ...
1、

時計が居た。
車椅子の少女の部屋、机の上に小さな
目覚ましアラーム機能付きの。シンプルな。

セロハンテープは寝ていた。
事務員の引き出しの中で、無雑作に横になり
不必要な書類 ...
海の味を覚えている
アサリよ アサリよ
お前が居た海の味をこの舌は知っている

私は明日 おまえを食べるだろう
そのために舌で味を見ながら
砂を吐かせるための塩水を作る

おまえはそん ...
目の風景に
虹色を見た


夢の中を 生きた
私は誰だろう


暗闇の世界に
世界を 失った
生きている人が
輝いている暗闇を
きょう抱かれるより
あしたの仕事を優先するおんな
こんな朝日をつたえるために
街道にすがたをあらわしたのだ

抱かれるのがいやな訳ではない
抱かれたくなるその顛末がこわいのだ

きょう抱かれるより
あ ...


誰しもが寝静まる夜中にひとり風呂に浸かるわたし
それは
ぼんやりと黄色い灯りにきらきら輝く夢の粒をみるわたし

薄汚れた鏡に張りついた滴のわたしが不幸に見えるのは、もう一人の ...
だれひとりとしてしることのない果実の
種子のほほえみは約束 され
底も無い墓標により
うきぼりにされ た
(風の透明度は(曲線の乳房(声も
(ふるえ(、を(空きすぎる、
(かかしの大空 ...
疲れ果て眠りから覚めた瞬間

流星群を思い出した

せっかくならと 急いで

山へ向かい 車を走らせた

そこにあったのは

いつも見上げていたのに知らなかった
...
あたくしの声は透明すぎて 家族にも 誰にも 届か無い
届くのは貴女の耳だけ……。

あたくしの心は透明すぎて 直ぐ 感情に染まってしまうんですの
今は 貴女への 真紅の愛情のみ……。

あ ...
そのうちさ
ひらがなにした方がいいのか
かたかなにした方がいいのか
考えなくても
わかる日は
もうすぐやってくる

笑っていたらいい
笑いたい時に笑うんだから
なんとなく息を吸うのが苦しくて
ぐるぐる鉛筆で紙に円を描く

からっぽ

子供のように特に意味もなく書いたそれ
円は次第に大きくなって井戸みたいになってしまった

まっさかさま

...
 K

親不孝な倅の
誰も知らない部屋の机のひき出しには
それでも両親に宛てたAIR MAILのクリスマスカードが
残されていた
研磨剤じみた陽光が降り注ぐだけの
カリフォルニアの生誕祭 ...
いつまでも泣いていたら
大人になれないよ
そう言われて
余計 泣きじゃくった子供の日

だったらずっと
泣いている
子供のまんまでいいから
泣いている
大人になったら泣けないなんて
...
そのとき僕は飛んでいたんだ


とおく に いけた


もはや翼は食いちぎられ

澱んだ泥水の中でもがいている

あのとき


とおく に いっていたなら


穏やかな ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
木枯らしフクスケ自由詩010/12/15 20:46
溶けないつららkawaus...自由詩210/12/15 20:27
kanap自由詩010/12/15 20:19
最後の言い訳ペポパンプ自由詩2*10/12/15 20:19
ノスタルジアガマパックン自由詩1010/12/15 20:13
遊歩者塔野夏子自由詩4*10/12/15 20:09
髪の毛いじり回し過ぎたがぱ自由詩5*10/12/15 19:42
落ちてくるものnonya自由詩12*10/12/15 19:24
開始レイヴ自由詩3*10/12/15 19:16
NOWアラガイs自由詩3*10/12/15 18:52
風見鶏のように塩見自由詩1*10/12/15 16:47
赤い服の取り立て屋北大路京介自由詩13*10/12/15 16:18
Top Secretうずら豆自由詩6*10/12/15 15:52
十二月 ─2010─佐和自由詩510/12/15 14:53
言の葉乱太郎携帯写真+...16*10/12/15 14:36
ペンキを塗る寒雪自由詩110/12/15 12:51
Radio水穏(みおん...自由詩110/12/15 12:08
ルパタフユ鈴木陽一レモ...自由詩6*10/12/15 11:06
食物連鎖と転生と相差 遠波自由詩13*10/12/15 10:51
目世界番田 自由詩110/12/15 9:30
こんな朝日を吉岡ペペロ携帯写真+...110/12/15 9:18
ダイヤモンドは朝に眠るアラガイs自由詩6*10/12/15 8:17
無縁塚の秋こしごえ自由詩5*10/12/15 7:26
神様が窓を開けた夜ポー自由詩3*10/12/15 5:03
箱入りお嬢水穏(みおん...自由詩1*10/12/15 3:02
あとア秋也自由詩210/12/15 2:05
からっぽの私shena0...自由詩310/12/15 1:22
salco自由詩10*10/12/15 1:03
涙の行方明楽自由詩3*10/12/15 0:49
遥かなYesterdayうずら豆自由詩2*10/12/14 23:58

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