波打ち際は
まるで境界線のように横たわる
砂浜に描かれる風紋も
うねりを繰り返す波も
その姿をとどめることはない
刹那、
わたしはわたしを見るように
視界いっぱいに広がる世界を見 ...
IDとパスワードを決めて
自分だけの小さな場所を手に入れる
自分しか入れない
そこにあるもの
自分が書いた文章
...
{引用=
少年は、真夜中に目が覚めて
自分がベッドでは
眠っていないことに気がついた
ベッドではなく、
床に寝そべって
眠っていたのだ
ゆっくりと
体を起こし
まなこをこすって
...
愛の力で メシ食わせろ
愛の力で 金稼げ
愛の力で クソを出せ
愛の力で 暇つぶし
愛の力で 幸せにしろ
愛の力で 犯罪なくせ
愛の力で ○○殺せ
愛 ...
久しぶりにあったJは
北の都市に住んでいるものとばかり
思っていたが
意外
都内の桟橋に車を止めた
???
はて
この先は海だ
と フェリーのような
車一台の乗る
船が ...
空虚な1月も終わる頃夜のことだ
さびしさは白すぎて重たくもなく
吹いていない風に新しくめくられていた
SL広場でだれかを待っていた
ほんとはだれも待ってはいないのに
たしかにだれかを待って立 ...
{ルビタイグレス=雌虎}と呼ばれたのだ
その倨傲を無能の輩に膾炙され
あの高音を失い恋人に捨てられ
音楽界からも煙たがられて
「私は用済みなのよ」と
52歳のある日寂しく死んでいた
ディー ...
遥かから点された目薬のように
瞳から胸は貫かれた
切なくカラダはよじれて
過去は私を覆う
経験は動かしがたく
私を捕えてしまい
どんなに泣いても
また身動きできないでいる
許す ...
「らしくないね」「うん。」
ドラッグストアに行って今すぐサプリを物色したいんだけど、と電話をもらった。家に行った。ト―は廃材として売られていた小さな木片の詰め込まれたビニールを物色していた。「ドラッ ...
青を知るくじらは
空を遠いとは思わない
美しく在ることをわきまえて
地球とともに命を謳歌する
視界を遮るあじの群れ
力強く求め跳ねる
ぶりんぶりん
{引用=
真夜中の森でひとり
花を散らす戸惑いのない指
(中心にある雌しべ)(囲むようにある雄しべ)
(覆う花弁)(支える萼)(茎)(光合成する葉)
すべてをばらばらに並べて
花のすべてを ...
会社の電話が鳴る
受話器を取ると
雨音だけが聞こえる
すぐに父親からだとわかる
何の前触れもなく
そして何も話さないから
電話の時は昔からそう
ずっとそう
受話器から漏 ...
毎日読書
こんなに速読ができるとは
思ってなかった。
内容の濃い本は速読ができない。
世の中が自分の周りを回っている。
皆が答えを教えてくれる。
人の心が見える。
感動を与える。
...
それはうたかたのゆめ
やがて聞く
そらをゆわゆわとおよぐ球体に
青ざめた鉄塔が突き刺さる
デジャヴに似た
すべては朝に解けてしまう
憂えたアスファルト上では
砂塵がくるくると舞い ...
タンツェンは嫌いだった。
木靴を履いて
女の子と手をつないで
同じことの繰り返し
今は女の子と繋ぎたい。
ぎゅっと握り返して
楽しく何も考えずに
踊って、回って、はしゃいで
乗 ...
かみのけとかはある
人望とかみのけと
りょうほうないのより
よかった
すしやで
にせのすしを
たべたあと
えどですしやは
ファーストフード
といって
あたまをかたげ
はしを
...
エンジン全開
フルスロットル
ハイアンドロッド
ヒューウーゥ
頭フリフリ
体ズンタン
手はツツチ
足はドンタン
ツンドコシャンドコ
フールオンナスツール
エンジェルフライ
...
誰かを想うと感情にリンクして あなたがフラッシュバックする
もう2度とこんな気持ちにはならないと思っていた
不思議です
彼を好きになるごとに
あなたが恋しくなる
あれから幾星霜
大 ...
浜崎あゆみさんが耳が聞こえなくなったとニュースでみて。
似たような経験があると思った。
同じように片方の耳が聞こえなくなって、病院に行ったら、耳あかが詰まっていて、病院で取ってもらった。
...
林さんの御葬式会場は
林家斎場
何故か緊張感が無い
吉野さんの御葬式会場は
吉野家斎場
なんだか牛丼屋のようだ
一二の御葬式会場は
一家斎場
「誰の?」と云いたくなる
...
きらきらひかる
君の上 僕の上
星はだれの目にも同じ輝き
きらきらひかる
どんな今日でも
星はぜんぶ受け止めてくれる
真昼の涙も
夕暮れの心配も
明日の期待も不安も
静か ...
子宮にて
二人で過ごした
十月十日
ATGCが合致
希望
絶望
母の無念
父の断念
祖父母の・・・
私は
戸棚の中の
ミイラ
3 ...
お隣さん雨戸をガラガラ開ける
随分早いな
眠れないでいた私
もうそんな時間なのか
ギシギシいう身体を起こして
私は雨戸をガラガラ開ける
音の割にスルスル動く
すると一面に
...
大切に 守った灯火 吹き消して 君は輝く 星になった
はらはらと 静かに踊る 雪に乗り 君は美しく 微笑んで
一握の 雪の重さに 涙して 名を呟いた 静かな朝に
...
例えば1000年後、温暖化の影響で大陸は海に沈んでいるかもしれない。
またそれを逃れたとしても、国々の形は恐らく変わっている。
アメリカ語なんて過去の異物になっていたりなんて。
母なる大地も ...
昼下がりの淡い光がステンドグラスを通してこの教会をうっすらと虹色に染める。
生涯の契りを交わす二人の影にも輪郭のぼやけた色彩が広がる。
神父に促された天使達がささやかに祝福の音楽を奏で、光のカーテ ...
永遠とはひとつの歴史のイロニーであったのだろうか/永遠に回帰する子宮のなかで
いとけない卵たちと精子たちは無限にちかい増殖を繰り返している/この柔らかな ...
110125
資金がないから企画が立たない
黄金の国に住みついた借金王
いつまでも寝ころんだままでございます
小話その一が終わり
ほっと一息つい ...
黒揚羽が跳ぶ
墓場の霊気を浴びながら
黒揚羽が跳ぶ
思い出の蜜を吸うために
黒揚羽が跳ぶ
生前の悔いを晴らすために
黒揚羽が跳ぶ
必死で誰 ...
「荒地」を読むための諸前提 1
「親愛なるX…」。こうした書き出しで始まる、荒地派のマニフェスト
とも申すべき「Xへの献辞」は、1951年版の「荒地詩集」の巻頭 ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
「帰る場所を知らない」
ベンジャミン
自由詩
4*
11/1/26 2:46
_
くゆら
自由詩
0
11/1/26 2:21
少年は、そのベッドに他人が寝ているような気がした
真島正人
自由詩
5*
11/1/26 1:28
愛の力で
草野春心
自由詩
0
11/1/26 0:51
水中都市
森の猫
自由詩
5*
11/1/26 0:12
新橋みたい
吉岡ペペロ
携帯写真+...
8
11/1/25 23:31
ALAS,
salco
自由詩
1*
11/1/25 23:17
共鳴
朧月
自由詩
3
11/1/25 23:01
洗剤コーナー
榊 慧
散文(批評...
3*
11/1/25 22:30
くじら
モリー
自由詩
8*
11/1/25 22:05
明け方のクオリア
高梁サトル
自由詩
10*
11/1/25 22:05
受話器の雨
たもつ
自由詩
10
11/1/25 22:03
カラオケ恋来い
ペポパンプ
自由詩
4*
11/1/25 21:47
シグナル
ゆえづ
自由詩
2
11/1/25 21:46
寄席なんてヨセ
ペポパンプ
自由詩
2*
11/1/25 21:37
僕には人望がない
6
自由詩
2
11/1/25 21:31
ヒアヒーカムス
ペポパンプ
自由詩
2*
11/1/25 21:28
星と霜と光と陰と
月夜野螢
自由詩
0
11/1/25 21:19
耳
完全体
自由詩
0
11/1/25 21:01
御葬式
一 二
自由詩
7
11/1/25 21:00
星
朧月
自由詩
0
11/1/25 20:17
一卵性双生児
小川麻由美
自由詩
2*
11/1/25 19:59
雨戸
〃
自由詩
1*
11/1/25 18:33
雪の重さ
ミツバチ
短歌
4*
11/1/25 18:23
例えば
田園
自由詩
1
11/1/25 17:10
未完成
ヒヤシンス
自由詩
1*
11/1/25 16:28
書簡 1
るか
自由詩
2+*
11/1/25 14:58
放射性欠損補填
あおば
自由詩
0*
11/1/25 13:23
黒揚羽
Seia
自由詩
3
11/1/25 13:02
「荒地」を読むための諸前提 1
るか
散文(批評...
7*
11/1/25 12:41
3651
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3655
3656
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3660
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3664
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3668
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3670
3671
3672
3673
3674
3675
3676
3677
3678
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3681
3682
3683
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3685
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3687
3688
3689
3690
3691
4.35sec.