気がつけば君がいる
ひし形を並べてアーガイル
あなたは隠れテイル
しっぽを巻いて逃げていく

誕生会はたぶん二回
お葬式もきっと二回

同じ鏡に納まりながら
君は未来へ
あなたは過 ...
地中深くに根差した
大きな球根のような欲望と
その真上の中空に漂う
ふわふわふわふわした
空中クラゲのような希望
地上に生えた剥き出しの古木の幹に
粘菌のようにへばり付いた渇望が
すべて ...
写真とは
干乾びた
製造工場の正門の
錆びたポストに居つく手紙の重さで
天を劈く煙突の
かたちを得たけむりが笑っているようなもの
めくれば
白い鍵穴もかすむ季節に
「どこにもいけない」 ...
個性を大切に 自分探しをしよう 世界にひとつだけの花 みんな違ってみんないい
今では段々薄っぺらくなってきたこのフレーズ達
しかし我々の誰もその薄っぺらさを言えず、皮肉を言って知識人ぶるのがせいぜ ...
 花々もなく、人生を折り曲げるほどの歓喜の思い出もなく、ただ学生として生きることが自然な網でもって捕えていく雑草のような物資だけのある部屋から、私は引っ越そうとしていた。引っ越すことの目的や理由、理想 ... もしもこの海が真っ二つに割れて
そこに一本の長い道ができたら
僕たちはTOYOTAのランドクルーザーにのって出かけよう
それは奇跡のひとつに数えられるだろう
僕たちの走った海の底は
ひとつの ...
本日のぶらりは
どんな感じで
おやりになりますか?
エーッ!
いつもと同じですって〜!
適当にこねくりまわした後
さっと挿入して
前後運動10回程度で
ハイ、終了!
いけませんね〜
...
らっくでひいのゆったかーに ひいらぎひいにいひーね
まだ照れ入る 気おくの窓
まぶたぱちぱち空間あける
太陽に燃えていく火影月さまが色で皮膚をつかむ

多分かえられる CDをなめられる
い ...
シャンプー 赤くてもいいさ
しわくちゃになった顔に 目付きの悪いねむけを潰して
いかれた野郎に てっぺん目指して

シャンプー 白と泡でいい
すきだから はだにすべる
しわくちゃになる心に ...
二十数年ぶりに見た
人の骨は

白く
しっかりとしていた

ついさっきまで
人として
形をなしていたものが

手術台の半分くらいの
てらてらした 
金属板の上にある

寿命 ...
条約に区切られた海域が
虚無の方角を 指し示す
卑小な 国力を 指し示す
防波堤の冷たい石組みだけが
血塗られた記憶を表面に現した


飛行機の墜落した 場所に
いくつもの 石碑が ...
ザリ ... Urge Overkillの『Girl, You'll Be a Woman Soon』


...
たかしが犬に眉書いた

りかちゃんどきっとしていたよ

たかしの実家は肉屋!

ジャングルジムから落ちた日は

吐き気でなにも言えなかった

たかしは牛乳飲んだ口でしゃべる

...
左手の薬指が赤く腫れたのは
とても気がかりだった。


ひろい花畑でパズル
800ピースと空の絵柄
ドアは部屋に続く穴であり
隠れ家であり逃げ道であり
泣き場だった気もしま ...
むちむちと張った
蜜柑に爪をたてる

とたんに
一月がしぼんでいく

抱けない身体のように蜜柑がしおれ
果汁が精液のようにべたべたとまとわりつく
たんねんに こさえた ゆきうさぎ

あなたが ふりむいてくださらないから

きょうも 赤い目の ゆきうさぎ
クリアランスな心
プチ・プライスな自我
スペシャルセール中な自分

本当に楽しいことってなんだっけ

香り高い紅茶求めて
インテリアランプ灯して
モダンなソファーで

一息ついた ...
い 色恋は風の道
ろ ロケットは落とすもの
は 恥知らず有頂天
に 妊婦忍耐 産んでも忍耐
ほ 星の数よりヘボ詩人
へ へカテ元アフロディテ
と トイレはシステムの始まり
ち 痴漢の ...
わたしは静かに絶望と出会う
ユニクロのヒートテックインナーを2枚重ねて着ても寒い 部屋で

絶望はピンク色をしていて
目が合うとすぐに 申し訳なさそうに頭を下げた
ごめんなさいね、と囁く声は ...
コンテンポラリー・アート、コミュニケーション・アートみたいなことが言われて久しいですけども、そのなかで、コミュニケーションこそがアートだ、みたいな動きが、当然大きくなってくるわけです。接しあうなか ... 届かなかったと
落ちた空 みつめて
眠りこむ 雪を
春が 起こして連れて行く

ここにも そこにも
次の夜が朝から待っている

影で隠している
風の遊び道具

石に座っていた凍り ...
「忘れるのは忘れたいからである」Freudが云うから
そう なのだろう

ヒステリー保存の法則をせんぬきしたら

愉快犯のお出ましさ






(2011・1・3mixi)
○冬日在居

メダカ動き、妻しきり歓び
めずらしや、めずらしや
と言う
正月、真冬なり、寒し、されど
外は、陽の光うるわしく
時は正午を過ぐ
しきり妻と共
何処へか出向かぬかなど談ず ...
草食系だと
もてはやされたり
馬鹿にされたり

その度に
膨らんで青空を目指したり
萎んで地面に貼りついたり

そんな僕は
サヨナラも言わずに
強制終了された恋を
いつまでも ...
 じゃあ、と言って立ちあがった。帰りがけに後ろで、短く息を吸う音がした。そういう癖があることを、わたしは知っている。ずっと前から。もうひとこと言おうとして、何も言えないのだ。
 それに気付いて、振り ...
 
 
一番星、と空を指差したきみ
その方向を見て
ほんとうだ、と言ったぼく

でもね、あれは嘘だったんだ
見つけられなかったんだよ
だって眼鏡の度が進んでいて
きみの指先を探すだけ ...
生産力が正義だった時代が明けた今は、360°エコと低燃費のパノラマ


笑うがいいさ、燃費の悪いポンコツを


少ないエネルギーで多くの仕事
そんな合言葉に唾を吐いてやるのさ

...
近頃どうよって悪友に尋ねられ
思わず恥骨の膨らみなんか押さえてしまう

去年は処女同然だったしね
あれって使わないと塞がっちゃうのかな

そんなことないのだろうけど
こころの窓ってやつは ...
よいやみの森の奥
ざわめきから発する声に
はだしで駆け出す
届かない
祈り
後悔を知ることのなかった
指が
刻んでしまった
ある言葉の意味
腕の傷は生々しく迫り
行方を知るはずのな ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
気まぐれな君と繊細なあなた瑠王自由詩311/1/4 16:37
フクロ鼠……とある蛙自由詩16+*11/1/4 16:18
ふぉとぐらふぃっく (ご利用は計画的に)乾 加津也自由詩15*11/1/4 15:54
無神論気取りkiri自由詩011/1/4 15:14
空間の定義葉leaf自由詩711/1/4 13:41
東京スカイツリー(仮作)rabbit...自由詩9*11/1/4 12:47
ぶらりチンポ途中発射の度花形新次自由詩0*11/1/4 9:32
拳の箱十二支蝶自由詩111/1/4 8:56
つけるものは自由詩111/1/4 8:49
白い骨森の猫自由詩10*11/1/4 4:50
堤防番田 自由詩411/1/4 2:15
冬に散らばる満天の星、、、TAT短歌2*11/1/4 2:08
音楽はヘッドライト音楽はテールランプ自由詩011/1/4 2:00
小学生全員に屠殺場見せろskc自由詩211/1/4 1:55
回帰する光のブレーキayano自由詩4*11/1/4 1:28
蜜柑はるな自由詩111/1/4 1:18
ゆきうさぎ殿上 童自由詩21*11/1/4 0:33
女子skc自由詩311/1/4 0:25
大人の事情がるたsalco自由詩24+*11/1/3 23:19
引越しの準備とんぼ自由詩011/1/3 22:53
ディスコミュニケーションに関する考察はるな散文(批評...111/1/3 22:45
捧げる砂木自由詩15*11/1/3 22:30
せんぬき阿ト理恵携帯写真+...1*11/1/3 21:54
ー冬日双詩ー生田 稔自由詩10*11/1/3 21:40
ピーターはラビットにはなれないnonya自由詩19*11/1/3 20:41
笑ってよ小林 柳自由詩311/1/3 20:27
指先たもつ自由詩411/1/3 19:39
高燃費悲哀動力自動車「ポンコツマン」啓発者自由詩1*11/1/3 19:35
初春のひと恋月 ぴの自由詩21+*11/1/3 18:57
トリル石黒あきこ自由詩311/1/3 14:58

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加筆訂正:
バースキャナル/望月 ゆき[11/1/3 20:57]
表示がおかしくなってたので修正しました。
7.34sec.