歯が折れた
親から
もらった歯だ
わたしは
気づかれないように
ちり紙にくるんで
ごみ箱に捨てた
まだ丈夫な歯だった
なぜ折れてしまったのだろう
歯だけなら
...
今日も人間の不在である街角で、笛を吹いたら竜巻がまきおこる可能性を判断できるだろうか。
1.平和であるということは、何も起こらないということそれ自体の感覚を指す。
2.平穏ではないのは、わから ...
むかし
世界はぜんぶさわれるとこにあって
世界がぜんぶ自分のものだった
いつからそうじゃなくなったんだろう
手に負えなくて
おそろしくて
おおきくて
でも
確実にうつくしい
いつ ...
たいして可愛くもない子が
短いスカートを履いて
とても楽しそうに
グッチをぶら下げて歩く
そちらのお嬢さんは
何色のガムを食べているの
夢がある場所は池袋
杉並で子供を産んで
...
花が枯れたから
僕はここにいるね
花が枯れたから
僕はここにいるね
咲いたらよぶから
咲いたらいくから
花が枯れてるうちは
僕はここにいるね
季節はずれの立ち枯れの薔薇の木と 似た者どうしで冬の日に二人
日が落ちて からむ寒さにあわす両手のひびわれがいつもより深い
何もなければよかったね なにひとつ持たずにここにいられたら
...
この場所は
なんてところだ
けったいなところだ
この場所は
なんてところだ
けったくそ悪いところだ
この場所は
なんてところだ
狭いところだ
この場所は
狭くて深いところだ ...
水にとける傷
とくとくと
しるしのように
書き換わる
何ものもなく何ものもなく
気付くと在った手のなかの音
微塵につづく
こがねの拍手
鳴りひびくの ...
なんども抱き合っているはずなのに
抱き合うと
懐かしくなるのはなぜだろう
清いものはふつうつめたいものであるはずなのに
抱き合うと
清らかであたたかな気持ちになれるのはな ...
休日の昼下がり散歩道
いつも見てた筈なのに
見えてなかった景色達
空き地の小さな畑や
柱の影に隠れた古看板
見える物は 見る者の
速度で変わるのだろう
速く動けば彼方の物を
...
深い森の中に鉄路が走り
群青色の電車が
静かに進んでゆきます
鳥のさえずりを
消さないように
私は食堂車にいて
甘い紅茶をすすりながら
ゆっくりと流れてゆく
外の景色を見て
鳥た ...
ヒューストン ヒューストン 聞こえるか
君がどこかでこの声を聞いていることを信じて電波をとばしている
あと2時間で金星の長い夜があける
ただし30分後から 強い雨がふりはじめる 間違いな ...
青空
飛行機雲
線
直線
青空
白く伸びる
雲
飛行機雲
ねぇ、見て。
と
隣に
言える人は
無し
この気持ち
伝える人も
隣に無し
は ...
流された涙で時を洗えば
ひりひりと痛むでしょう/むねのおくが
だれひとり間違いたくない
みちのりは蒼いでしょう/どこまでも
じょうずではないから
みぎ ひだり
踏みつける地に生まれ ...
人生なんて冗談でしかないって
お偉い先生が言っていますが、
そんなことは地平線まで見える丘に立ちすくんでいる下々の者である僕らにはとんと実感がありません。
大きく言えば人生って今生きていることな ...
凍ったまま
凍ったままで
夏を待て
降りたシャッターの前に
右手をかざし
瞑目の、水晶の立像となって
冬はお前を追憶の塔にした
透明なお前の体を通して
青い青い海原が見える
光の ...
地図上の大部分はおだやかな晴れ
真ん中に私のこどもが立っている
雪が降って嬉しい、と言う
もやしを育てる
かびくさいキッチンは粘土のようにつめたい
つまり
息はしていなかったとおもう
...
サクサクに ふんわりかけて うむ パクり
聡明な魚みたいならいいけど
きちんと泳げれば綺麗だけど
くたっとした雲が
山をなめるようだと
ちょっとかっこわるい
下からならなんとでも言えるでしょ
口パクしてれば終わるでしょ
...
私は元来馬鹿だから、訥々と話すことしかできないのだ。
言葉を知らないのに、詩に惚れた。
ゲーテを現地の言葉で読むことはないのに。
恨み、を込めたり、
感謝、を込めたり、
愛、を ...
私がよく行くインポート専門のブティックがある。
ショップ名は「armoire caprice」
(アーモワール・カプリス)
もしかしたら御記憶の方もいらっしゃるかもしれないが、
以前この現代詩 ...
2人きりの映画館
ポップコーン食べて
笑いあり
涙あり
君は寝てしまった。
手をにぎり
時間を共有する
肩にもたれる
終わりは
ハッピーエンドにしてね
泣いていると
恥ず ...
おじいちゃんの
笑顔が見たいから
おばあちゃんの
お礼を聞きたいから
辛い事でも
我慢する。
権利を主張すると
やりたくなくなる。
ありがとうと言われると
また次も良くしたくなる ...
温かい確かなものが欲しい。
安心したい。
心の隙間を埋めて欲しい。
信頼したい。
こぼれた涙を集めたら
池ができた。
そこには魚がすみ、
葦が生えた。
心の傷を癒して欲しい。
...
月が近すぎて
空が広すぎて
泣きそうになる
あなたに会いたくて
手を伸ばすのに
さみしいね
暗すぎて
見つけられないじゃない
白い庭,近くにある,すぐそこの,犬と,たべる実,無音と罵声,いつもより饒舌なきみ,少女の顔をして,次から次へと映像をみてゆく,退屈な冗談とたまにあるビビッド,こえてゆく壁と脳みそと値段,なくなった ...
竹内芳郎著「文化の理論のために(岩波書店、1981)」は、マクルーハンの「機械の花嫁」を読んだときに覚えた興奮以上のものを僕に与えてくれた。
しかし彼の唱える「カオスとコスモスの弁証法」は単なる ...
男の子が欲しがる
それには
モザイクがかかってます
でも女の子には
ちゃんと見えてます
それを食べる
男の子の様子も
ほろ苦くて
とても甘い
それが心臓だったとは ...
ポコ ポコ…と湧きいでる水
サラ サラ…と靡く笹の和音
ポカポカの柔らかい 日だまりで 感じたい
水を掬い 触れてみたい
笹の葉を 触れてみたい
自然の柔らかさを ...
真夜中を
僕たちは泳いだ
振り返りながら
ぼやけた光じみた
明るいほうへ泳いだ
夜露の降りたガラスに
僕たちは映らない
もう考えるのはよそう
何であってもいい
誰でなくてもい ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
歯
小川 葉
自由詩
3
11/2/16 1:53
Q
番田
自由詩
1
11/2/16 1:46
世界
はるな
自由詩
2
11/2/16 1:21
空中庭園
中山 マキ
自由詩
3
11/2/16 1:20
庭
はるな
自由詩
1
11/2/16 1:19
立ち枯れ
〃
短歌
1
11/2/16 1:13
ジレンマ
シホ.N
自由詩
1*
11/2/16 1:08
朝へ 傷へ
木立 悟
自由詩
5
11/2/16 0:40
たましいの調べ
吉岡ペペロ
自由詩
3
11/2/16 0:35
立ち止まる
佐倉 潮
自由詩
2
11/2/16 0:24
薬が効かない
三条麗菜
自由詩
4*
11/2/15 23:54
金星応答せよ
ああああ
自由詩
5*
11/2/15 23:41
飛行機雲
こころゆくま...
自由詩
2
11/2/15 23:19
うたう
朧月
自由詩
1
11/2/15 22:59
丘から地平線が見えるのですが
……とある蛙
自由詩
5*
11/2/15 22:28
雪夜の試み
salco
自由詩
5*
11/2/15 22:09
コンプレックス
アオゾラ誤爆
自由詩
8
11/2/15 22:00
あまあい
一酸化炭素
川柳
0
11/2/15 21:40
魚類の娘
朧月
自由詩
4
11/2/15 21:27
求道と呼べますか!
田園
自由詩
0
11/2/15 19:35
クローゼットの秘密
渡 ひろこ
自由詩
16*
11/2/15 19:19
シアター
ペポパンプ
自由詩
5*
11/2/15 18:51
訪問介護をして
〃
自由詩
4+*
11/2/15 18:50
確かなるもの
〃
自由詩
3*
11/2/15 18:50
かぐや姫
愛心
携帯写真+...
5
11/2/15 18:24
Ennui/Film
ゆうと
自由詩
2*
11/2/15 17:41
美しいことば
atsuch...
散文(批評...
8*
11/2/15 16:04
「ぎぶみーちょこれいと」
小川 葉
自由詩
4*
11/2/15 10:21
たわむれ
ポー
自由詩
2*
11/2/15 10:20
swimmers
小林 柳
自由詩
0
11/2/15 10:04
3625
3626
3627
3628
3629
3630
3631
3632
3633
3634
3635
3636
3637
3638
3639
3640
3641
3642
3643
3644
3645
3646
3647
3648
3649
3650
3651
3652
3653
3654
3655
3656
3657
3658
3659
3660
3661
3662
3663
3664
3665
4.9sec.