バドミントンの羽根の形
ふわりと 浮き上がる 瞬間に
不思議さを 覚える
固い レースのようだ
そう 連想すれば
見たこともない 小さな妖精に
着せてあげたい ドレスを
妄想する
...
冬の{ルビ至=たどり}ついた日
海峡は慈悲のない 風でした
限りなく動揺する
どこまでも
消え去る端をも
わけ広げる海風景
北風の冷たさに波頭は白く飛沫をあげ
人などだれ ...
できるだけしずかに
水子のゆくえを追いながら
いつまでも駁(まだら)のように
羊にだかれて
いたかったの
なのに
あの日から あなた(わたし)の
放水がはじまっている
あなたはそこ ...
獰猛な牙
私の腰まである肩骨
力強く張った後ろ足
しなやかで長い背骨 尻尾の先まで
虎の骨
きっと熱帯雨林の奥で
この巨体で獲物を待ち伏せしながら
たくましくしぶとく生きていた
...
澱んだまなこが粘りつく液体となってずるずると年月を嘗め回している。あふあふと飯をさらい込み、ゲテモノを隅から隅まで食いつくし、寄生昆虫のように板にへばりついている。自己憐憫の色艶がどす黒く光り、ねばい ...
生死は問わないから
おれの眼前に
「幸せ」
と呼ばれるものを
差し出してくれないか
輝いているものなのか
食べると旨いものなのか
今まで生きてて
一度も目の前に
現れたりしな ...
あなたの似顔を描いていました。
もう56回目です。
ちっともうまくならないどころか下手になっている気がします。
うまくいかないたびに「覚悟」という氷水でさっぱりするのですが
また何度で ...
さらさらな、ざらざらなソーセージを、
焼いたり、ゆでたりして、
こしょうをかけたり、
ソースを垂らしたりして食べる。
あちらこちらで、
敵にしなければならないものが、
大きな声で叫 ...
酒場に入るとすぐに
乾いた拳が目に入った
次に見たのは閑散としたカウンターに座る男で
話しかけても何も得ることはなさそうだった
マディって女をしってるかい「「「「
女らしくはない名前 ...
{引用=想像するという事
それは、
海に溶けた太陽
空を飛べないなどとだれが言った?
巻き毛の文盲女子が
小雪のかかかってちぢこまる
少女時代は遠くなりにけり
...
休みの日は
泣いて過ごしてるよ
泣いておわるよ
てめーの噂
飲み込んで
まあそこそこの
一日さ
楽しいばっかりさ
誰がどう言ってたっけな
もうこんなんじゃ
昼間も歩けねーか ...
アスファルトの音
コンクリートの音
諦めていますという顔で
歩いている
みんな辛くて大変なんで
僕は黙っていますよって
歩いてる
歩いてるだけなのに
わざわざ僕から金をとら ...
どうしてもわからない
難しい問題を
あとにまわしていたら
簡単な問題ばかり
急ピッチで解いて
マークシートを埋めるように
自然と点取り虫になっていた
終わりには
難しい問題だけが
...
頭掻けば
机の上は
冬景色
朝が近づいている
空気、震動、
オーヴァーロード気味のアンプ、
太陽が昇ってくる
ノイズだらけの脳みそ、
それは昨日のフィードバック。
世間と常識は意地でもクリ ...
灰色の階段を降りて
いつものランチセット
髭の生えたマスター、60代
階段と同じ色
カウンター越しの威圧感で
パスタの味がちょっと鈍くなった
なのでうっかり塩をかけすぎてしまい
食後 ...
わかるのがそこで誰でもない一体言葉を聞いていた私自身はどこにいるのかわからなくなるけれど、生きているので、そこだと、いつも、不思議に思える
月をみていた
風の流れで 雲が激しく流れていた
まるで 月が大急ぎで走っているかのように 映った
月は変わらずとも
雲や風 その日の様々な影響で 変化してゆく
...
町はパリだか東京だか
ときは過去だか未来だか
枯れ葉一枚ついているだけの
冬木立ち透ける枝の向こうに
買い物帰りの女がひとり
淋しい色した小さな目で空を見上げている
上半身に食料を ...
「いつも笑っていられますよう」
寒さを忘れて ひたすら願っていた
温かさに包まれていた
あれから…小春日和が続き あの温もりが此処に在るような幻想の中にいた
や ...
自覚がない
でも あたしの肩は
パンパンに張っている
他人にコリを指摘されて
気づく
足の先端も冷たい
脚も冷える
上半身は熱いのに
冬でも半袖ワンピに
綿カー ...
各駅停車
大都市のはずれの三度の坂がある町
夕日に向かって
背中にぶっきらぼうしょったがに股のじいちゃんが孫の手をひく
おそろいのナイキのキャップ
孫の歩幅に合わせて教えるように歩いてる ...
いやぁぁあぁぁあぁああぁあ
俺はまるで囚われの
ダンシングフラワー
逃げようにも
手首足首
がっちりロックされて
どうしようもない
『ええ声で鳴くのぉ、チャックマン、
ええ動き ...
もしきみがぼくのこと
忘れてしまえれば
もうこの旅路に
ぼくらはいないだろう
なんども口にしたことば
未来のことばかり
ならべたててきみをだました
ひもをゆる ...
一週間前に呼んだ女の子は、
ぼくの風俗史上、おそらく、
最高の、女の子だった。
あの子といつも遊べるのなら、
もう、
他の女の子と遊ぶことはない。
だけど、
人生というものは、ま ...
つぎはぎことのはちみつにはちみつたりん
つきから
みはられみはなされ
しずかな雫
こゑはあまつぶ
(2010・12・21mixi)
正しいことなんて知らない
正しいことなんて在るのか
ただ一つの正しいことなど
そんな言葉を抱えたままで
世界と対峙するからまよい
流されるだけなのだろうか
空が燃えつきそうな夕刻に ...
刹那のまちかどできみと出会った
悲しいことは音楽がやってくれていた
だからぼくはきみと別れよう
だからきみはぼくから離れるんだ
ぼくらのかわりはいないけれど
ぼくのかわり ...
少し疲れました
少し言い訳しました
少し泣きました
少し悩みました
私の太陽は
かくれんぼがすきで
泣いているなら
照らさないよと言いました
少し疲れました
少し泣きました
...
落ち着かない ざわめきばかりの都会(まち)に
今年も また クリスマスがやってきた
しけた ビル街の 四辻に出来た吹き溜まりから
流れる イルミネージョン 眺めてひとつ 吐息する
...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
本物の雪
藤鈴呼
自由詩
6*
10/12/22 15:54
Winter Solstice
月乃助
自由詩
17*
10/12/22 15:22
かくれんぼ
乾 加津也
自由詩
7*
10/12/22 15:18
どこの虎の骨 −ハコモノの内容物に捧げる哀歌
相差 遠波
自由詩
6*
10/12/22 13:51
影を貪る
山人
自由詩
4*
10/12/22 11:51
Dead Or Alive
寒雪
自由詩
0
10/12/22 11:31
わたしの過ち
shena0...
自由詩
1
10/12/22 8:24
タコさんウインナー
クマクマ
自由詩
2
10/12/22 7:54
ABOTT
竜門勇気
自由詩
0
10/12/22 6:39
イマジン
光井 新
自由詩
1
10/12/22 6:29
のっとりホリデー
竜門勇気
自由詩
0
10/12/22 6:16
もうどうなったっていい
〃
自由詩
0
10/12/22 5:53
いいわけ
結川菜青
自由詩
3
10/12/22 3:24
箱庭完成
北村 守通
川柳
3
10/12/22 3:03
オーヴァー・ドライブ
戒途
自由詩
0
10/12/22 2:49
フライングサンタ
nick
自由詩
3*
10/12/22 1:58
地面
番田
自由詩
1
10/12/22 1:20
今宵の夜空
ポー
自由詩
4*
10/12/22 1:03
或るイメージ
結川菜青
散文(批評...
2
10/12/22 0:47
流星群を見上げて
ポー
自由詩
3*
10/12/22 0:42
循環
森の猫
自由詩
11*
10/12/22 0:18
そこにある風景
カチキ
自由詩
3
10/12/22 0:07
ダイアモンドチャック パッション編
ハイドパーク
自由詩
1*
10/12/21 23:51
旅路
吉岡ペペロ
自由詩
0
10/12/21 23:21
頭の悪い女
はだいろ
自由詩
4
10/12/21 23:12
つぶ
阿ト理恵
携帯写真+...
3*
10/12/21 23:05
唯一の答えなんて知らない
kauzak
自由詩
10*
10/12/21 23:02
刹那のまちかど
吉岡ペペロ
自由詩
1
10/12/21 22:57
太陽をめざす
朧月
自由詩
1
10/12/21 22:55
当たり前のクリスマス
yumeky...
自由詩
7*
10/12/21 22:40
3625
3626
3627
3628
3629
3630
3631
3632
3633
3634
3635
3636
3637
3638
3639
3640
3641
3642
3643
3644
3645
3646
3647
3648
3649
3650
3651
3652
3653
3654
3655
3656
3657
3658
3659
3660
3661
3662
3663
3664
3665
4.89sec.