友達とビールを飲む
突然そこにいるのがいやになる
話していて楽しかったけれど
話題がぼくからそれると
組になって話す人達のなかで
ぼくだけ話し相手がなくなり
夜空に
七分咲きの花の群の
...
金魚鉢がひとつあれば
紅生姜を入れる
すると紅生姜は
金魚になって
うれしそうに泳ぎだす
でもそれは
本当は金魚ではなくて
赤い赤い心臓なので
箸 ...
いつものように
窓を脱獄してぼくのまぶたまで
たどり着いて騒ぎまわる
陽の光を感じて
ゆっくりと起き上がる
庭の木が激しく揺れるのを見て
普段より冬の風が
機嫌を悪くしているのに ...
空が青いが、外は寒い
電車の中は底冷えしていて
車窓から見る景色よりも車内の様子が気になった
父と母と移動
親戚の家は電車で2時間の場所にある
何の気もなしに2人を一緒に ...
秋の最後を飾るように、広い太平洋を泳ぎきって食卓に戻ってきた秋刀魚。煙を巻き込んで焼きこんでいくレンジの手さばきに台所は手持ち無沙汰だ。おろした大根に醤油の数滴を混ぜ合わせると、食卓も手持ち無沙汰 ...
朝露を感じ
深呼吸する
平和な日々
何も無い時
花が咲いた
鳥が歌った
風が笑った
月が泣いた
芽が膨らみ
時を待って
心が澄んで
想いを貫く
おめでとう
祝福の言葉を
たくさん浴びる
そんなシーンを
思い浮かべて
新たに
即興演奏の融合した空がこのからだで倍音を
発する。満月の銀の弦が冷たく光る。
目を瞑った先に見える映日果が上映される
夕べに伝言する蝙蝠の光子は
舞台裏で旋回し観客には映らない。いつも
...
君は言った
死にたがりの僕が纏う
詩が好きだって
君は言った
何も信じられなくて
ただ泣くことしかできない
君は逝った
また明日
終わらない夢
永遠のおやすみ
君にさえ ...
ここには誰もいなかった
道を 歩いて 通り過ぎていく
誰が 自分であることなど 自分に 思うだろうか
木の葉である 自分自身を そこで 思うのだろう
そうして 杖をつき 次の場所に 向かっ ...
大きな森の
地面に降りた
耳をすますと
聴こえるのは新しい年の風
さて、街の写真館では
カメラが売られていた
フィルムもそのまま
何が写っているのかは
謎のまま
さて、飛行機 ...
雪うさぎ空の城壁うち砕く
目から目へ熱の{ルビ帷子=かたびら}奮えたつ
風の層やわらかな{ルビ襞=ひだ}たなびかす
濡れ雪の縦すじ仄か残り ...
赤いもの何も見えずに赤いもの
削るたびやわらかなもの焦がしゆく
保つ人五七五さえ保てぬか
はからずも何も無いこと晒したり
死 ...
背中に感じるあなたの熱
あなたが優しい武骨な手で
そっと抱きしめる
頭ひとつぶん
旋毛にかかる吐息
{引用=まだまだ
傍にいてね?}
あなたの膝の中も
少し筋肉質な腕も
まだまだ
わたしのも ...
目を逸らさないで
私をありのままの私を
見つめてください
私を飾ることを知らない私を
見つめてください
複雑に絡み合う糸などに振り回されず
あなた ...
道を歩いていると
何人もの人とすれ違う。
どの人も違う。
平均の人なんていない。
交差点で立ち止まる。
点滅し始めた信号のリズムは、
過去の日々を巡って
軽い目眩。
自分を見失 ...
雪の上に乗って
あなたのところまでいったんだ
あなたはやっぱり泣いていた
泣いてない
泣いちゃいけないっていったのに
どうして私たちは
泣くことしかいつもできないんだろう
あなた ...
何気ない今日が終わろうとする頃
突然襲ったウイルスに脳髄がやられる
それは一瞬の出来事
誰にも防げない
見えない脅威
でも正体はあいつなんだ
溶けだして滲んで
空気になったら ...
雪は
どこからはじまりますか
ふる
ふる
振る
震わせるように
空はびくともしない
どこにもはじまりも終わりもみえない
今日が終わることを悲しめない
明日がくることを祝え ...
掃除をしようと思って
出来ずじまい
上の空
今年も
もうすぐ終わります
しんみり思う
大晦日
...
ぼくが生まれた日
今年のように
雪が物憂く降っていた
崩れかけた柱の根
巻き上げる夢の枝先
曇った窓に頬杖つくと
埋もれる氷の柱が
幾本も並んでいた
ぼくは泣かなかったけれど
指 ...
はぐれメタル億ベリー超えの懸賞首 ...
北北西の風の中で
アオジが寒い声を上げるから
鼻のてっぺんまでマフラーに埋めよう
枯れ草は アオジの冬越しふとん
薄い氷の下の小川の流れ
ヨコエビがしがみつくのは紅藻ふとん
朽ちた ...
わたしと冷たい雪のあいだには
乾きすぎて溺れていくまっしろな手をつなぐことすらしなかった
切りすぎた前髪だけを、すうはいする
静かに死ぬ意味はしっていたし
わたしの吐く惑星がしろいのは ...
{引用=
セーラー服は戦闘服
相対性理論『地獄先生』}
まばゆいが闇を散らして散らかしてしまえばはしゃぐ子らの早朝
悩むふりだけをしている ...
今日の太陽は 虹色
うろこ雲の間から のぞいた その光は
魚のような潤いで太陽の位置周辺に
虹の同心円が見える
いきもののような 空だ
太陽は 天海を漂っては いな ...
「久しぶり」
「うん」
実家に帰ったら、従姉妹がいた。年下の俺は小さい頃から彼女と一緒に過ごしていた。毎年会っているものの、彼女の成長具合というか大人になる加減があきらかに ...
まあいいんじゃない?
やるだけやった今年にGood bye!
さあてもう一頑張り
やらかしましょうや
新年にWelcome!
いっときますか?今年も
ウサギ見習い
宇宙へJUMP!
星空巡って初日 ...
なぜこんなにんげんなんだろう
ソファに寝転んであくびをしている
涙がとまらなくなった
あっ、悲しいんだ俺、そう思った
こころあたりはある
あるのだろうか
それじたいも犯人ではないようだった ...
i. eating machines / Parantica sita
その日の朝食は、いつものように厚めのトーストが一枚でした。私は表面にのせたバターが溶けていくのを嬉しそうに見ていますが、 ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
居場所
殿岡秀秋
自由詩
6
11/1/1 11:28
金魚鉢と紅生姜
お菓子
自由詩
3*
11/1/1 10:42
新年
寒雪
自由詩
0
11/1/1 10:32
電車
工藤真人
自由詩
2
11/1/1 9:56
秋刀魚
花キリン
自由詩
2*
11/1/1 9:24
透明な気持
ペポパンプ
自由詩
9*
11/1/1 9:01
初春の空を眺めて
未完
自由詩
1*
11/1/1 8:55
秋の回旋塔
こしごえ
自由詩
5*
11/1/1 6:08
遺言
杳
自由詩
0
11/1/1 4:00
背もたれ
番田
自由詩
2
11/1/1 2:04
大きな森
ふるる
自由詩
9*
11/1/1 0:31
ノート(冬境)
木立 悟
俳句
1
11/1/1 0:30
ノート(冬忌)
〃
川柳
1
11/1/1 0:27
予約ずみ
愛心
携帯写真+...
4
11/1/1 0:07
見つめてください
ポー
自由詩
1*
10/12/31 23:54
チョコレート同盟企画「年末祭」 ペポパンプ&ミツバチ 「男 ...
ミツバチ
自由詩
5
10/12/31 23:08
雪乗りうた
朧月
自由詩
2
10/12/31 22:53
ウイルス
AquAri...
自由詩
0
10/12/31 22:43
ゆき
朧月
自由詩
1
10/12/31 22:43
大晦日
牛
自由詩
1*
10/12/31 22:34
ぼくの生まれた日
オイタル
自由詩
12*
10/12/31 21:46
セーブしますか?
TAT
自由詩
2*
10/12/31 21:26
ふとん
黒い翼
自由詩
2
10/12/31 21:22
視えない人
usoni
自由詩
2*
10/12/31 21:19
I Care Because You Do
本木はじめ
短歌
3
10/12/31 20:00
揺れる なまざし
るるりら
自由詩
12*
10/12/31 19:19
いくつもの嘘を隠していた
ayano
散文(批評...
3
10/12/31 18:30
WELCOME
詩月
自由詩
1
10/12/31 18:28
悲しいんだ俺
吉岡ペペロ
携帯写真+...
3
10/12/31 18:11
一の蝶による五の夢景
リンネ
自由詩
5
10/12/31 16:23
3614
3615
3616
3617
3618
3619
3620
3621
3622
3623
3624
3625
3626
3627
3628
3629
3630
3631
3632
3633
3634
3635
3636
3637
3638
3639
3640
3641
3642
3643
3644
3645
3646
3647
3648
3649
3650
3651
3652
3653
3654
5.02sec.