672kmの距離を経て




彼が帰ってきた




別れてから

もう一生会えないと思っていた





わたしの心の傷は







パ ...
あの雪の日の朝
君に抱かれたかった

珍しく
この街に
雪が降る予報が流れた
あの寒い朝

氷のように凍てた
いちまいのガラス窓の外
世界のすべてを
白く しろく
覆うはずの
...
潤いを失った唇達は
肝心なことから遠ざかって
雑音を語り始める

大切なものを壊してしまうのを畏れて
何度も云いかけた言葉を空に呟く

最も伝えたいことは今も宙に浮いたまま
死んでしまったらカリスマになるのか
みんなみんな
なんて君が悔しそうな表情で言うから
わたしは胸がどきどきして
息を吐くのに精一杯になった

ある日の朝は
とても天気が良くて
太陽の光 ...
青く光った矢印が
一斉に前を示し
両腕にしがみ付く怠惰な風は
酸っぱい痛みを産み落としていった。
萎んだ夜と悴んだ指先には
遠くの方から響いてくる
赤い点滅の伝言を
読み解くことはできな ...
{引用=
君は
君を助けてくれる
寝言なんて

どこにもないと
君は思うかもしれないけれど

工事現場に不意に
ひろい闇が広がるように

鶴の毛が抜けて
猫がはみ出してくるよう ...
オレンジジュースのプライス300YEN
君の未来は∞

濃縮還元のちょっとした詐欺は
細いのどに吸い込まれた

さあ
バブルオヤジに
圧迫面接されてきな

若さを賛美する若者と
...
何でもない流れの中で飛び出していく
それは確かではないけれど 自分にとっては 確かだ
水の投げ出された噴水のように はっきりとしている
回転しているフラフープのように


自分にとって ...
誰の言葉も無い日に言葉を探すのは大変だ。それはなぜだろうと思う。理解できることが数少ない街の中でできることはもうないのかもしれない。何かを探してさまよい続ける。君は私のことすらも忘れてしまったみた ... 一人でいるには この家は

あまりに 広すぎて…

何をしようもなく

何をすることもなく

ただ 僕のまわりの空気が異様に冷たくて

ただ ぽつりと懐かしき日々を描 ...
その表情を隠したマスカラの笑顔は
猛毒の森が潤んだ瞳を痛めている
甲斐甲斐しい菜箸の手つきとネイルを鎧にして
コールなんて空しいだけだね

コンタクトを外して
化粧は流れ落ちて
ドライな ...
   パラダイス イズ インサイジュー
   パラダイス イズ インサイジュー
   さあ、マイムマイム、舞え。
   心持たぬ人の群れ
   王国にいま集え



   ビト ...
{引用=




 ? 雪はまだ


君の哀しみから湧き起こった

激しい風のような
無数の精霊のような
叫びの群れが

僕を擦り抜けていく

手を伸ばして そのひとつ ...
勇気の貯蔵庫は心の
一番奥にある
琥珀の飲み物のような深い香り
だれにもある良心もそこに眠る

欺きたくなるよな夜に
手の先から悪事をする
謝罪は果てまで遠いので
夢を先に食す

...
3連休の過ごし方というのは、
日本人はだいたい、
どのように構成しているのだろうか。
ぼくは、なんとなく、
3連休が嫌いである。
遊ぶにも中途半端だし、
かといって寝て過ごすには長い。 ...
ぜったいそこにある

どこにいたって

ぜったいそこにある

そこで話したり

通り過ぎたり

待ち合わせしたり

ひとりでいったり

四谷の木の近く

象の足のような ...
変われるんじゃないかと思って


君はいろんなことを
小さないろんなことを
試してはうつむく

できないからだめなの
君は自分のカラダを
消そうとでもするように
小さく小さくなる ...
ひえきった背骨から、ひとつひとつ
きわめてあいまいに
呼吸の輪郭をかたちづくっていく
雪が降るかもしれなかった
駅前広場で、
ぼくは行き先を忘れたふりをしていた
夕飯に何を食べようか決めて ...
嘔吐物の中身は なんだろう

プロテアーゼ
たんぱく質
ビタミンB2
カルシウム

食前の錠剤
貴方との30分
思えば君は
薄いゴムと縮んだ性器の隙間や
欠陥商品の微細な穴からたまたま生じた子ども
でなければ
ナマ入れ中出し好きのバカ親から出来た子どもだ
総じて我々は
無計画な家族計画や避妊のヘマで ...
ひと昔もふた昔も前みたいに霜柱立ったり
ちょっとした水溜りに氷張ったりするわけじゃないけど
それでも今どきの朝って起きるの辛かったりする

とりあえずは出かける場所があって
帰ってこれる場所 ...
不注意を絵に描いて差し出しても、あなたは納得しないだろう。だから、痛みに寒さを被せてみても、温もることができないでいる。
美しさと可憐さを、視点の中で二重に巻いて、通り過ぎる風に差し出そうとして ...
一 

消し忘れた ラジオから
あなたと聴いた 歌が流れる

とおい過去から
届いた手紙のように 
なつかしいわ

今はもう
街を離れて 
海辺で暮らす
嵐(しけ)は過ぎ  ...
怖くても
震えてはいけない
月曜の朝に
震えてはいけない

胸の分厚い脂肪と頑丈な骨の向こうにある
ちっぽけなポンプが
か細い悲鳴を上げようとも
決して震えてはいけない
震えることは ...
君は笑わない。
なぜなら親を殺されたから。
もしかしたら君はそれすら分からなかったかもしれない。
まだ年が幼いから。

でも自分にキスしてくれる人が、
いきなりいなくなった事は分 ...
君は笑う…
太陽の下で…
太陽に負けないくらい
明るく笑う…

だから
君の本当の笑顔を
君の本気の笑顔を
忘れないで…

いつだって
本気で全力の
君が大好きだから♪

...
いけないことなのは
分かってるよ

でも おさえきれないんだ

この二つの気持ち

君だけが自分にとって
大切な人だなんて今は
言えないよ

私はあの人のことも
大切だ ...
冬の凍てつく青空に
大きな大きな梯子掛け
雲一つ無い寂しい青空に
大きな大きな梯子を掛けて

与太郎 騒ぐは 梯子の終わり
とおく空には届かない。
梯子のてっぺん 高いとこ
それでも真 ...
光りにむかって飛んでゆく

カラスを綺麗と思ったの

黒い背が

ひかるひかる

橋の上の

私を置いて真っ直ぐに

飛ぶ君は汚れてなんかない
遥か昔
幼い私は壮大な夢を見ていた
それを露ほどにも疑わずに

歩いていける
このまま まっすぐ
ずっとそう思っていた

いつからだろう
疑うことを覚えたのは
皮肉ばかり呟くように ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
おかえりくゆら自由詩011/1/11 6:30
雨音些末自由詩011/1/11 4:27
ウズマキれもん自由詩311/1/11 2:19
カリスマ遠藤杏自由詩3*11/1/11 2:03
残火の迷夢久石ソナ自由詩2311/1/11 1:45
君は君を助けてくれる寝言を真島正人自由詩711/1/11 1:42
スーツの冬skc自由詩111/1/11 1:34
あのころはスターを目指していた俺。番田 自由詩311/1/11 0:45
夢夢夢。自由詩111/1/11 0:43
広すぎて あまりに広すぎてポー自由詩3*11/1/11 0:19
成人の日にskc自由詩111/1/11 0:14
王国草野春心自由詩211/1/10 23:44
冬の夢景色まどろむ海月自由詩4*11/1/10 23:35
夜の悪事朧月自由詩511/1/10 23:05
セレブリティの女はだいろ自由詩011/1/10 22:01
四谷の木の近く吉岡ペペロ自由詩411/1/10 21:57
朧月自由詩111/1/10 21:24
雪を待つ歌あまね自由詩1111/1/10 21:00
嘔吐物水瀬游自由詩411/1/10 20:24
長編詩 成人の日に寄せて(抄)salco自由詩4*11/1/10 19:41
あゆむひと恋月 ぴの自由詩31*11/1/10 17:10
冬の薔薇花キリン自由詩1*11/1/10 17:05
人はなぜryou自由詩211/1/10 17:04
月曜の朝花形新次自由詩2*11/1/10 15:36
君へ田園自由詩011/1/10 14:36
青い空の下…顎長三日月自由詩011/1/10 13:40
_Rm自由詩011/1/10 13:27
与太郎の空……とある蛙自由詩10*11/1/10 12:39
黒い光朧月自由詩411/1/10 11:10
あの日の私とれもん自由詩311/1/10 10:52

Home 戻る 最新へ 次へ
3619 3620 3621 3622 3623 3624 3625 3626 3627 3628 3629 3630 3631 3632 3633 3634 3635 3636 3637 3638 3639 3640 3641 3642 3643 3644 3645 3646 3647 3648 3649 3650 3651 3652 3653 3654 3655 3656 3657 3658 3659 
7.7sec.