固く閉ざされた扉
叩いてみても君は現れない
夕闇のなか佇む僕は
拒絶する扉の前でひとり泣き崩れる

嗚呼、白い壁の向こうで君は眉を顰め
僕を呪っているのだろうか?
愛する君のため何かひと ...
空に浮かべた君への想い
満たされぬ夢
届かぬ愛
僕は諦めと憂鬱とを抱え空を見上げる
このひろい広い空の彼方には
愛しい君の姿があるはずなのに

どんなに手を伸ばしても
虚しく空回りする ...
誰かに目隠しをされながら
誰かに満たされて
不自由なく生きている
進む先にぶつかる壁もなく
先へ落ちる穴もない
傷つけられる恐怖も
何かを考える不安もない
私にないのは光と目の前だけ
花火を魂だとしたら
夜空は君になるだろうか

欠員だらけの待合室
龍宮城の溶鉱炉は
閉山したポポロクロイス
けどさ、あたら星を奥歯で噛むたびに
カチッ、カチッ、て、世紀が変わる
友禅な ...
彼女の耳の貝殻に舌を差し入れたら
宇宙の無限の響きから生まれ出た
新たな思考にこの舌先の震え慄き
滑り掠めるだけの私生活の底抜け
遥か近く声を発する響き脳髄を
直撃しつつ穿ち共振させては
...
月曜始まりのカレンダー
左端を見ないように
休日を貪る

今日の始まりだったはずが
陽が傾き
砂時計がさらさら落ちる

夕方の防災無線が
明日への覚悟を起こし
今日を仕舞う準備をす ...
今の風は何色だった?

耳のうしろで
あなたの声が聞こえた気がして
振り返ると
早咲きの桜が咲っていた

雲って風の言葉なんだっけ?

そんな気障を
言ったつもりはないと笑いな ...
「夏」
北向きの窓に小さい絵の具をかき集めて
一番輝いていた頃の僕は
静止画のように夏を洗う

よそおう纏う切れ端は
僕のような顔をして
どこへ行くのか答えない


「言葉猛獣使い ...
青空、空気、西へ向く風
くしゅん
寒さ、会いたい、肌に痛い、この前
いつもいつか言いたい行っても痛いいたた
枝の曲がり
眺めて舐めて艶かしいいつだっていきたい
下腹部に溜まった熱
澱みい ...
俺はどうやら異形の者になってしまったようだ

俺の不具の左腕は
不自然なかたちで捻れている
その苦痛とともに 無理矢理
腕を正常な位置に戻そうとしていると
俺は俺の異形を否応なく感じざるを ...
  
 

なぜか
どこかから
聴こえる歌声があり

その
素人のあの子がカラオケで歌うその声に
実は

泣いたことがあって。

外には
まだ若い女の子たちが
その店 ...
野菜も食べなきゃ、パパは言った
野菜も食べるの、ママは言った
野菜は食べられるの?僕は言った
野菜は食べられるんだ、動物みたいに
今日、こんな何でもない朝に

ちょうどいい日なんだ
...
 アンパンマンのあんが

 つぶあんだったらいいな



 こしあんのほうがお上品なのよほほほ

 って笑うオバサマがいるけど



 アンパンマンのあんが

 つぶあ ...
  青春の息吹が芽吹くときのはて
  役目を終えた潤井川に映る笑顔は
  今年の桜が舞い散る風景のなかに

 音もなく溶け込んでいく

永劫と思えたコキュトスもまた
数えきりない数多の歴 ...
ワシントンDCが
ゴッサムシティになっているが
大丈夫か?
大丈夫だ
問題ない

信じられるかぁ
隣人がジェイソンになって
襲ってくるんだぜ
そんな恐怖は知らないもん
何も言えねぇ ...
あるところに、大変正直な木こりがおりました。
いつものように、木こりが斧で木を切っていると、手を滑らし、斧を湖に落としてしまいました。
木こりが湖の前で
「はて、どうしたことか?」
と思い悩ん ...
自らの
肉体宇宙に属す心の奥処 、
魂なるものへの手掛かり
掴んだら、

人よアナタよワタシよ、
ゆっくりと真っ直ぐに進め

真剣に瞑目しつつ
真白き満月の光充ちる
意識の白銀の響 ...
透き通るほど美しいガラスの欠片
僕の涙の形を宿して

粉々に砕け散った破片から拾い集めた僕の心
手のひらに乗せて眺めれば
キラキラと光輝く君のように

嗚呼、僕の雫よ
愛の結晶

...
つめたい海の底は
深い
深い

海草が生い茂ることも
魚が泳ぎ回ることもなく
ただ一面、暗い闇が覆うだけ

光を求めて海面(そら)を見上げても
何も見えない
何も聞こえない

...
風に乗って届く君の声
僕は心で祈るように耳を澄ます

僕の祈りは君に届いただろうか
そして僕達は愛し愛される関係へと
お互いを高めることが出来ただろうか

あぁ、君は何も答えない
ただ ...
頬をなでる風に

暖かい日差しに

誰かを想うことに



頭の上にひろがる地球と

目に映る地球は違うだろうけど

より良いと思う方へ




正解はないだろう ...
『好きだ』って
言っても
気付かない馬鹿の
口をひとまず
口でおさえた



そしてまあ
要はめしべとカブトムシ
要はおしべとクワガタムシで



...
埼玉県川口市に
自称詩人が大量流入し
新たなコミュニティを形成しつつある
自称詩人は働かないので
強盗や窃盗をする者が多く
不安を感じる地域住民との間で
諍いが生じることも少なくない
自 ...
短歌には
ルールがあって
季語があり
正しい模範的な書き方があると

どっかのバカがゆってる









おお酒よ
酒よ
酒よ酒よ
...
手つなぎで
夜中のコンビニ
来ているね
ああ二人はもう
そういう仲なんだよね
窓辺にも
カフェにも街にも
ミモザあり
今日は国際女性デイ
窓が泣き出した
ぼくはめげずに
外へ出て歩きだす
雨とみぞれが
傘の上でダンス
濡れた土の匂い
白い息
かじかむ掌
雪の予感
水たまり
を意識しながら
生きていることを
味わう
なあ
お前なんで
泣いとったん?

笑えばよかったがな

なあ
今の俺を見てくれよ

全部お前のせいだ

でもまたありがたくもあるよ

長所だね 短所だね
俺が一番気持ちよ ...
川で生まれた鮭が海へ行くのは
海のほうが餌が多いからである
鮭が命を繋ぐために
生まれた川に帰るのは帰巣本能だ

地方に生まれた僕が都会へ行くのは
都会のほうが刺激が多いからである
僕が ...
あのねえ
あのとき話したタイムトラベルのことね
絶対覚えてるって言ったよね
今ならそのタイムトラベルで
またきみんちに
行きたいんだよね
安っぽいラジオの語りで
ゲラゲラ笑って
ブラウ ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
夕闇に哭(な)く栗栖真理亜自由詩025/3/9 22:00
虚空(そら)のうた自由詩125/3/9 21:54
生かされてる人リィ自由詩2*25/3/9 21:36
花降らう (習作)トビラ自由詩1*25/3/9 21:18
詩想、憑言ひだかたけし自由詩425/3/9 20:49
日曜日。自由詩525/3/9 19:26
風について夏井椋也自由詩8*25/3/9 15:34
どこへ紅茶猫自由詩4*25/3/9 14:46
水平線に眠りたいかんな自由詩425/3/9 14:40
不具/異形岡部淳太郎自由詩225/3/9 13:18
やさしい絶歌秋葉竹自由詩225/3/9 12:26
コレクト・アー・コレクト竜門勇気自由詩3*25/3/9 12:21
つぶあんおやすみ自由詩325/3/9 10:44
ともだちは春のにおい足立らどみ自由詩11*25/3/9 8:24
ナイトメアりゅうさん自由詩325/3/9 5:55
金の斧と銀の斧鏡文志散文(批評...3*25/3/8 22:56
詩想、自ら進化する人へのうたひだかたけし自由詩425/3/8 21:34
硝子の涙栗栖真理亜自由詩125/3/8 20:36
海底のレクイエム自由詩125/3/8 20:30
こころの詩(うた)自由詩125/3/8 20:12
めもうし自由詩425/3/8 20:05
ブルーハーツ⇔炙りなタウンTAT短歌2*25/3/8 19:40
暴徒化する自称詩人花形新次自由詩125/3/8 19:01
短歌になりたくてなれなかったゾンビのような/言葉の/死骸たち ...TAT自由詩325/3/8 19:01
コンビニうめバア短歌125/3/8 18:56
International Wemwn’s Day短歌225/3/8 18:54
一月の雨自由詩10*25/3/8 18:48
笑えばよかったのに陽向(2躯-...自由詩425/3/8 17:18
帰巣本能イオン自由詩4*25/3/8 12:28
タイムトラベルうめバア自由詩225/3/8 11:16

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