○「故郷の夕暮れ」
故郷の夕暮れは
電話もメールもこない
ただテレビの音だけが流れている
やがて深い闇が降りてきて
この世にひとりぼっち
大家族で食卓を囲んでいた頃が
なつかしく思い出さ ...
──遠い他者と責任のトポロジー、美の余白へ
私たちはしばしば、「直接関わったことのない他者」に対して責任を感じる。
戦火の中にいる子どもたち、名前も知らない死者、まだ生まれてもいない未来 ...
──他者はいかにして構成されるのか
私たちは、「他者」という言葉を日々用いる。しかし、他者とは誰か?──それは「私」とは違う、隣人のような存在のことだろうか?
あるいはそこに、言葉の届か ...
──眠り、意識、そして宇宙の再構成について
私たちは毎晩、眠りに落ちる。目覚めたとき、自分が同じ世界に戻ってきたと信じるが、それは本当に「同じ」なのだろうか。眠りとは意識の停止ではなく、むし ...
よかった、まだ好きでいられる
とは女
というのは
良心に抵触されては困るのだ
こちらにとっては
いいお世話なのだが
両親にも抵触してるでしょ
パパからお小言を?
好きで ...
あいにくの雨だったけれど
学生の頃の仲間と当時の地元で集まるため
出かけた
何日も前から楽しみにしていた
海のない土地に嫁いだので久しぶりに見る
電車からの海沿いの景色は
...
脂と赤身がバランス良く層を成した豚バラブロックを
塩一掴み・紹興酒・葱・生姜・醤油、で煮込んでいる
もう眠たいのだけれど一時間は待たなくてはならない
チャーシュー・チャーハン・酒のつまみ・何でも ...
(以下の、小説とも言えない散文は、先月以前に書いたもので、考えも文章も全く練られていません。今日、大幅に推敲はしたのですが、本当に書きたいのはこの続きです。今月になって、僕は随分変わったと思います。お ...
心を複雑骨折した夜でした
一本道の迷路は確かに怖くて
無限遠点の先の原点に立ち止る
咲いている花はケシの花
(花言葉の意味はよく知っています)
癒しは時に
善悪を超えて
理性 ...
縺れたのは紅い舌
口から漏れる声はもはや声ではなく
誰の耳にも届かない音
苦く残り呑み込む事すら出来ない
じわりと滲んだのは蒼い瞼
後悔と苦悩と
その他諸々の感情をかき混ぜた
感 ...
連日降り頻る雨は私の熱った体を冷やす
破れて骨組みまで曲がりくねった傘
空は相変わらず薄暗いままだ
風は私を吹き飛ばし
どこか遠くへ攫おうとしているのだろうか
せめて掴まるところでもあれ ...
浮かんでは消え
浮かんでは消え
まるでシャボン玉
いつか弾けて
本当に消えてしまうのだろうか
屋根まで飛ばずに
私の夢はシャボン玉
意識のザワメキの
鎮まりいく折 、
無限流れる
光輝の
視界に漲り
肉身意識を
洗い流しつつ
黄金の陽の巨大
ゆっくりゆくりと
沈みいく移動の感触
背景に赤々と焼き付く
つゆゆや ...
僕らは 海から生まれたのに
どうして 鱗がないんだろう
ああ そうか 寂しかったのだ
こころを 抱きしめたいのだ
願わくば どうか
あなたにも 抱きしめて欲しいのだ
じっとりとぬる ...
物語を紡いでも
何一つ変わりゃしないさ
オーロラのスープに溺れて
君はふわふわ輝いている
君が編みだした言い訳が
この世界を破壊する
君が眠るその間に
天使に似たものが僕を騙す
透 ...
日曜は朝寝
もっちゃり十時に起きて
思いついてラグを洗う
本格的な梅雨前に
サッパリした畳にしてやろう
ラグの洗濯に難儀していたら
心配そうに風呂場を覗く顔
...
一
胸と背中に挟まれた
狭い胸郭のお立ち台で
夜もたけなわと、踊る心臓
ドックドックと五月蠅くて
寝返りを打つベッドの独り身
いっそのこと、止まってくれれば
永遠の眠りに ...
拡がる畑の作物の緑が吹き抜ける風に揺れ
聳える樹木の潤沢な葉々は揺るがず
黒い嘴に薄っすら青い毛で覆われたフクロウの如き鳥が
あちらこちら無数無数留まり細やか敏捷な動きで羽繕いし
ゆったりゆっ ...
私はサリンジャー全ての若かりし頃から彼と同じ考え方でポダイアトリー等系で部外者なのかもしれないけど、座り心地がよいところとして、言葉は循環器系で詩は呼吸器系だと武道の世界に近づくと思いませんか ...
ラジオからは、ヒロ寺平の「ポストカードミュージック」という番組が流れていた。昨日、一昨日は雨が降り、今日は3日ぶりの晴れである。
Hさんと神秘体験についてのメールを交わしていたところ、病室の ...
精神が折れることはない
肉体が折れてましてん
キリストはもう来られました
キリストはもう帰られました
フェアリーテイルを
掴んでたってのによ~
憧れと成長なしに
人の道とは
...
お前の臓腑の中で冷たく湿った夢に溺れたい、外気温はウンザリするような数値を示しているだろう、でも俺はそれを確認したくない、もしも俺が銃であれば二度と目にすることも出来ぬくらい綺麗に破壊するだろう、 ...
タブララサ白いうんちの成分を分析機器にかけて無意味か
みっちゃんは紙がないからネット板に詩を載せては消して
*
ai(advocater inkweaver)
紙を持たない ...
芝生がきれいです。
太陽はずっとてっぺんにあります。
風がそよいで、僕の帽子がころがります。
とっても時間がたった。そんな気がします。
たくさんのことを覚えていたら
いろんなことを
忘 ...
わだかまりを引き摺ったまま
辿り着いた朝
とびっきり苦いコーヒーで
昨日を飲み下す
垣間見る液晶は
物価高とゴシップと
ヒトやモノが傷ついた話ばかり
息が詰まるような気が ...
銀に輝く並木路を
歩みいけば、
別れ際に
写真機構え
透きとほり微笑んだ、
君と出逢えるかな
今日の一日、
意識の無限に開けいく
高まりの先に
死の影
滲み拡がる
光の裏口に ...
使い古しの言葉に安心を感じて
寄り掛かるように安定を求める
いつになったら腐りかけの胎内から破り出でて
産声を挙げるの
新しい言葉
誰も聞いたことも見たこともない
初めて触れてハッ ...
きみは本当に好きだね
まるでファッションを楽しむようにことばを着飾り
意味のあることばすら無意味にしてしまう
きみの魔法はステキさ
まわりの女性は誰彼構わずきみに憧れて追いかける
きみは ...
きたなくて
らんぼうで
いけずなもの
それが私のきらいなもの
叫んでみれば誰かに届くだろうか
こんな思いはひとりじゃないって
みんなバラバラの速度で生きているけど
僕はどうかしている
電車で隣の席の人が
僕の目の前の老人に席を譲った
僕はスマホに ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
独り言5.19
zenyam...
自由詩
5*
25/5/19 8:45
トポス的存在論──哲学と数学の狭間から③
大町綾音
散文(批評...
0
25/5/19 6:19
トポス的存在論──哲学と数学の狭間から②
〃
散文(批評...
0
25/5/19 6:17
トポス的存在論──哲学と数学の狭間から①
〃
散文(批評...
1+*
25/5/19 6:16
いい耳
りゅうさん
自由詩
3*
25/5/19 5:36
レイヤー
さち
自由詩
4
25/5/19 1:33
夜中のレシピ
レタス
自由詩
11*
25/5/19 0:59
聞こえない風の音が、永遠に鳴り続けてて
由比良 倖
散文(批評...
2*
25/5/18 22:45
guilty
TwoRiv...
自由詩
16*
25/5/18 22:37
名も無き感傷
栗栖真理亜
自由詩
2
25/5/18 22:06
この公平な空の下で
〃
自由詩
2
25/5/18 22:03
シャボン玉
〃
自由詩
2
25/5/18 21:59
詩想、猶予ノ途上
ひだかたけし
自由詩
4
25/5/18 21:05
海の体温
みぎめ ひだ...
自由詩
4
25/5/18 19:27
オーロラ
海
自由詩
5*
25/5/18 19:06
ビールをつぎながら
花野誉
自由詩
3
25/5/18 14:44
白いシーツの波跡
まーつん
自由詩
9*
25/5/18 14:26
真昼間の贈与
ひだかたけし
自由詩
5
25/5/18 14:12
詩神は内耳に眠る
足立らどみ
散文(批評...
1
25/5/18 9:00
イエスタデイ・ワンス・モア
大町綾音
散文(批評...
1*
25/5/18 6:11
現代人
りゅうさん
自由詩
2
25/5/18 5:00
水中に居ると何かを思い出せそうな気がする
ホロウ・シカ...
自由詩
9*
25/5/17 22:17
白いうんち
足立らどみ
自由詩
2*
25/5/17 21:59
きれい
fujisa...
自由詩
4
25/5/17 21:54
スランプ
夏井椋也
自由詩
15*
25/5/17 21:28
杉木くん
ひだかたけし
自由詩
5
25/5/17 20:51
コトバ
栗栖真理亜
自由詩
8*
25/5/17 20:24
キレイごと
〃
自由詩
0
25/5/17 20:21
きらいなもの
〃
自由詩
1
25/5/17 19:59
スマホの呪縛
海
自由詩
7*
25/5/17 19:24
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
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19
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28
29
30
31
32
33
34
35
36
37
38
加筆訂正:
真昼間の贈与
/
ひだかたけし
[25/5/18 18:42]
プレゼント⇒プレゼンスの間違いにて、修正しました。
0.17sec.