あのねえ
あのとき話したタイムトラベルのことね
絶対覚えてるって言ったよね
今ならそのタイムトラベルで
またきみんちに
行きたいんだよね
安っぽいラジオの語りで
ゲラゲラ笑って
ブラウ ...
ただ広いだけの野に
一つの観覧車が淋しく建っている
観覧車は時とともにゆっくりと回り
様々な風景を人に見せる
観覧車に乗り慣れた人は
見慣れた風景をまた見ることになるが
そうでない人にとっ ...
勿論、戦後生まれの現代詩人に80年前の大戦の戦争責任など
あるわけがなく
わたしがここで言おうとしているのはこれから日本を巻き込んで起きる
戦争についての(詩を書く者の)戦争責任論です。
...
大切に閉じ込めていた想い出を
無理矢理こじ開けるのは誰なの?
言葉の通じない川に言葉がさらわれて
おととけななな、おととけななな、と笑う川
いますぐに言葉をはなしたまえと川に告げれば
おととけななな、おととけななな、と運ぶかーぜ
風でな ...
嘘は嫌いじゃないがこれは嘘じゃないって
この青空の下でだけは見逃さないで
そこでだけは強くなって虚な見栄を張って
なにもトラウマになんかするつもりもないし
あたしも君も大丈 ...
いつまで繰り返す回想シーン
再生し過ぎて擦り切れてる
テセウスの船
きっと 乗組員の純粋な感情も いつの間にか忘れて 今日も 酒に逃げてる
思い ...
○「最後」
はじめが肝心
最後はもっと肝心
終わりよければすべてよし
○「悪い方へ考える癖」
僕はすぐに悪い方へ考える癖がある
親父の一方的なわけのわからない叱責が
トラウマになって ...
オンボロ単車にまたがって
宙也くんが行く
なぜブンガクなの?
匂いが好きだからさ
降り続く雨の匂い なまぬるい夜風の匂い
捨てられた仔猫の匂い 拾い上げた ...
1
それはただのミックスジュースだったのだけど、
形を失った果物に、また世界は混乱した、
それで笑ったんだ、
私は世界から切り離されていった、
それは単純な言葉によって、記述できないから、
...
空は黄金色に染まり
世の吉兆を知らせる
ああ、空を見上げ
不安げに眉をひそめるも
誰もその異変には気付かぬ
空がだんだんと紅く染まり
ますます不気味な姿を現さんとするも
街人は立 ...
過ぎゆく故郷
ただ、君だけを想い
こころ穏やかならず
月のように優しい微笑を浮かべる君を
思い浮かべながら胸痛める
ああ、ひとめでいい君に逢いたい
君はいま、どこでどうしているのか・・ ...
〝夜のにおい〟
一体どんなにおいだろう?
きっと秘密の香り
夜霧にまぎれて思い出す
優しい思い出
哀しい思い出
闇は誰をも暖かく包んでくれるから
とっても安心して身を任せ ...
!愛愛愛愛愛愛愛愛愛愛愛愛
愛愛愛愛愛愛愛愛愛愛愛愛愛
愛愛愛愛愛愛、愛愛愛愛愛愛
愛愛愛愛愛愛愛愛愛愛愛愛愛
愛愛愛愛愛愛愛愛愛愛愛愛!
愛 欲 愛 憎 遭 い !
愛 愛 哀 、 ...
この夕空、エメラルドグリーンに
富士のコニーデの陰影浮き上がり
あの日とこの日と、軽やかに
懐かしく憧れに充ち
また繋がった 、
意識膨らみ自らの境界失くし
酷い火傷の様な深く疼く痛み、その痛みの上に無数の言葉をばら撒いて膿を解いた、あちこちで蠢く蛆虫の様な思念が、敵なのか味方なのか判別出来なかった、俺もまたそんな、薄気味の悪い境界線の上で歩みを続けて ...
南の風に風景はとけこんで
流れていくみたいにゆれてる
つぼみたち
空はあおい
どうしようもないくらい
あおい
白い香りがくる
偽りが新しい偽りを連れてくる
細い糸を曳くみたいに ...
ただ広いだけの野に立たされて
私たちは呆然としている
野は広いだけで
本当に何もない
こんな場所で
何も持たされずに
何の約束もないままで
いったいどうしろと言うのだろう
私たちの戸惑 ...
眼の衰えというものは
結構たのしい
ときどき字を見間違うので
いつも新しい世界がひらける
コロッケワクチン
という言葉をみたときハッとした
そんなワクチンが出たのか
フライに揚げるのか ...
○「終活期骨太方針」
「年寄りは できただけでいい」
○「年寄りの心」
年寄りになって初めて年寄りの心が
わかるようになった
年寄りって
枯れ枝のようにもうなんもかんも枯れきっている
...
※ちなみにわたしはウクライナ戦争とコロナ騒動を契機にツィッター(X)を
初めたのですが、もともと毎日200~300程度の「イイネ」しかなく、フォロワ
も750程度でした。ところがこの投稿をすると爆 ...
春が着いた
質感でそのことを知った
白いシーツ
草のようなところで
息を吐いて吸う
自分の内も
入れ替わり始める
良く整備された風速計の
真似をしようとして
笑ってしまった
...
悲しい日の帰り道
雨に汚れたダンボールの中に
小さな詩が捨てられていた
鳴いていたので連れて帰って
ぬるいミルクを飲ませてやった
みすぼらしくて震えてて
...
サル山でおサルがキイキイ啼いている
頂のテッペンよじ登り
われこそが天下だと大いばり
それを見たカラスが手すりに止まって
アホウあほうと嘲り笑い
キリンも
ゾウも
ライオンも
シマ ...
まるで一片ひとひらの赤い花びらが
徐々に開花してゆくように
貴方の醸し出すメロディーが
私の身体に〝音楽〟として流れる
情熱と美の女神の赴くままに新たなる詩が創生され
清らかなる泉の息吹 ...
水平線の上には分厚い雲
今日も太陽は見えない
諦めて踵を返そうとした時
雲が裂けてオレンジ色の光が
長刀のごとく海上に切り込みを入れる
強い光でありながら
儚く刹那の懐かしい夢のよう
雲 ...
自信過剰な彼女は腰に手を当て大威張り
まるで地べたに這うちっぽけな蟻を
鼻先であざ笑うかのように見下している
暗い倉庫に立ち並ぶマネキンを指差し
これこそが天下だと豪語しながら・・・
マ ...
古月浮かぶ夜に独り取り残され
この世の異様 その瞳の物言い
沈黙の内に告げ知らされれば
静かさ奏でる古月の旋律の
戦慄震えの疼く壮麗 、
羽ばたく思考動態の
脳髄へと影落とす
その足踏み ...
零れ咲く古木の梅の華やげり
春浅き深山に響く瀬音かな
春泥をよけて散歩や万歩計
如何にせむ納戸に眠る{ルビ雛=ひいな}かな
老いて尚学びの春に仲間入り
平成以後、日本のあらゆる芸術分野──
文学、音楽、映画、建築、批評すべての分野で腐敗と劣化が進んでいる。
わたしが注目する若手文芸批評家の浜崎洋介は文芸批評家でありながら
この20年、芥川賞受賞 ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
タイムトラベル
うめバア
自由詩
2
25/3/8 11:16
観覧車
岡部淳太郎
自由詩
5
25/3/8 10:52
日本現代詩人の戦争責任
室町 礼
散文(批評...
2+*
25/3/8 9:37
「」の中身
リィ
自由詩
3*
25/3/8 9:34
川にはまった言葉の泳法
菊西 夕座
自由詩
6*
25/3/8 9:29
絶恋絶愛
秋葉竹
自由詩
2
25/3/8 8:08
ナラタージュ
瀬田行生
自由詩
4
25/3/8 7:59
独り言3.8
zenyam...
自由詩
2*
25/3/8 7:01
宙也くん
おやすみ
自由詩
3
25/3/7 23:47
悪夢は私を感光しない
由比良 倖
自由詩
5*
25/3/7 21:21
空の予兆
栗栖真理亜
自由詩
0
25/3/7 19:43
恋慕
〃
自由詩
2
25/3/7 19:36
夜のにおい
〃
自由詩
1
25/3/7 19:31
愛
海
自由詩
3*
25/3/7 18:38
エーテルの時
ひだかたけし
自由詩
7
25/3/7 18:30
Hostage
ホロウ・シカ...
自由詩
3*
25/3/7 17:08
幻日紅
あまね
自由詩
6
25/3/7 14:42
野
岡部淳太郎
自由詩
10
25/3/7 14:27
コロッケワクチン
室町 礼
自由詩
5*
25/3/7 11:07
独り言3.7
zenyam...
自由詩
2*
25/3/7 6:24
戦前回帰の《日本現代詩人会》に強く抗議します
室町 礼
散文(批評...
2+*
25/3/7 5:52
風速計
たもつ
自由詩
4
25/3/7 5:12
にゃー
おやすみ
自由詩
5
25/3/6 23:29
おサルの楽園
栗栖真理亜
自由詩
3*
25/3/6 18:54
運命(さだめ)の月
〃
自由詩
1
25/3/6 18:47
sunrise
海
自由詩
3*
25/3/6 18:41
情熱と魂をもて
栗栖真理亜
自由詩
2*
25/3/6 18:38
足跡・〈Slow Ice, Old Moon〉*
ひだかたけし
自由詩
5
25/3/6 18:17
そこまで春が
美世
俳句
2*
25/3/6 16:47
[空気頭の研究]7 恥ずべき日本のサヨクリベラル
室町 礼
散文(批評...
1+*
25/3/6 7:21
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
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27
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32
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34
35
36
37
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