彼女はゆらゆらと深海魚のように
磨かれた廊下を歩く
手のひらに握られたピースがあまやかに香った
休日の病棟はとても静かで
耳を澄ましてみても無音の廊下は揺るがない
空気は澄みわたり
光の廊 ...
確実に変わりつつある意識は
見ちゃいけないものを見てしまったようだ
社会からはみ出す
去年と今年ではまるで変わった
今年と来年ももっと変わるんだろう
カレンダーに予定を入れる度に失ってい ...
全ては必要あって生まれた
タンポポやコスモスの種のように
ユークリッド幾何学のように
そしてまた伝説のように
北の海の島のように
全てが意味深く感じられる午後
(感動も知らず)
同時 ...
ノートは大きなホワイトボードのよう
夢は夢の武器のよう
優しさは薄い薄いピンク色をして
でもしっかりレモンのパイのよう
寒い寒い東京をひとりで歩いた
その透明な そしてお菓子屋さんの匂いのよ ...
僕は海の青色を見た
道路の形を見た アスファルトはオブジェのよう
けれど僕は海の色を見られない
本当の色を知らない
桃の木とか知らない、その花も
世界の細部が好きなのに
何も愛していな ...
タロットカードの「吊られた男」みたいに、
人生はいつでも転機であり、過渡期でもある。
ああ、虹の橋を渡ってゆこうじゃないか。
だって君は、空をも飛べるんだから。
ワニのひっくりかえった庭 ~きょうも仕事づくえに牙たてて~
――ではみなさん、
喜び過ぎず悲しみ過ぎず、
テンポ正しく、握手をしましょう。
...
ちいさなやはらかなあなたの手が
わたしのかたい手から離れたとき
到来した秋の空はどこまでも青く高く
知らないうちに路傍の小花は咲き開き
ずっとずっと一緒だよといふ声
どこかからどこか ...
一粒の光りが無数の輝きとなって彼を包んだ
ろくに寝てないんだと彼は言ったけれど
無数の彼を励ます声に彼は応えた
ああ、それこそ彼なんだ
いくつもの難関乗り越え
堕落という道を選ばなかった
...
こどもの声が転げ回っている
かわいいようで
自分の手じゃとどかない
こころの裏地を引っ張られる
いやな感じもして
微笑みの抜け殻が
靴音をひびかせた
日差しが絡まって睫毛は重く
広い駐 ...
ハロウィン 七句
ハロウィンのドアに小さなノックかな
ハロウィンにヤクザの白いお菓子かな
「おいでやす。」ハロウィンに言ふ京女将
ハロウィンや和菓子を貰ふ京都の子
...
毎月一回のペースで現代詩フォーラムの管理人が定期配信を行なっています。
感想やリクエスト、配信のアイデアなどお寄せいただけると嬉しいです。
https://www.youtube.com/@kou ...
(番外編41―14)ウクライナ戦争を終わらせる気は本当にあるのか
かつてトランプは、私が大統領にあれば24時間内に停戦できる、
こう豪語した
しかし上には上がある
戦争をこうし ...
朧月
いっそ星ない夜空に広がり
コーヒー牛乳みたいになれよな
欠けたのは
月かそれとも愛なのか
わからずいつも満月を待つ
今生の
別れとかいうことばにも
近 ...
難波から紅いひのとりに乗って、
ひとり険しい顔で電光石火へと向かった
本店は広島にあるのだけど、
東京と名古屋にも店があったのだ
鉄板に載った人にやさしくは、
贅沢にも肉の量がダブルで
...
生まれ変わり、
生まれ変わる。
ああ、白鳥になれたら良いな。
たとえ白鳥が、死を運ぶ鳥だとしても。
人間の始まりの前まで遡れば
この血を継いできたものは
世界中の人と同じ
私たちは地球人家族
誰もが誰をも愛せたら
人が人を殺さずに済むのに
どこかで戦争が起こる度
太古の先祖が
悲 ...
人生論のような
玉がひとつ
銅が腐食したような色の空に浮かんでいる
わたしが
満月を永くみていられないのは
たぶんそこに
欠落がないからだという
不幸な気持ちを
葡萄樽のような身体に浸 ...
悠揚たる時空の逍遥、
紫炎の鳥の群れが飛び
無数の光の樹林聳え立ち
血縁切断した剥き出しの自我 、
着地する新たな地盤の響き聴き入る
水空に為って逝く迄に鼓動刻み
ゆっくり凍り付 ...
夢から夢に架けて羽ばたくときに、ちょっとの壁と扉をなくした出口は褪黄色の海が、いや世界が、フチだけ 描いてある光景で、今いるものがみちで届かない場所とすれば、水域はすこし背丈が高く、ここから下ってく ...
そして医者がわたしのカルテに新しい病状について書き込んでいる
その手元を盗み見るがあまりの悪筆でまったく読めない
日本語ではないのかもしれない
秋が失われて久しいのだけど
秋のことは覚えて ...
でもね、いいですか
ワンオンワンミーティングで
上司が絶対言ってはいけない言葉は
「オレに任せろです」
だって、部下の悩み事や課題を聞いて
組織にフィードバックすることが
ワンオンワン ...
(番外編41―13)正岡子規の功罪
断っておくが罪と言うのはここでは勿論犯罪でない
俳句界の毛沢東、おとなしいソ連のスターリンに見えてくる
古今和歌集と紀貫之には全くの無理解で無能呼 ...
しばらく夢をみてないなぁ
ふと今日想った
アインシュタインが12歳のころ
自分が光になって
光を追いかけてる夢をみたって
とあるYouTubeで聴いて
天才の ...
○「闇バイト」
お金が手っ取り早く欲しいから
若い女はパパ活をやる
若い男は闇バイトをやる
○「日給15万」
お金というものは
そう簡単に稼げるものじゃないよ
稼いじゃいけないものな ...
私を動かせるものがあるとするならば
それは 真実 だ
虚飾なしに
ありのままの 想い を
すべて吐露することだ
真剣であればある程
想いは胸を打つ
それで初めて 道 は開けるかもしれ ...
朝 未だ朝食は食べていない
アメリカンスピリットに
ペットボトルのラテを摂って
暖房 を点けた
今年初の暖房を
午前四時に起きている
四時に起きて瞑想している
毎日が愉しい
...
夜はね
深い海の底と同じなの
光が届かなくて
うまく動けなくて
苦しくて
だけど静かで
恐ろしいくらい落ち着いて
ただただ
美しいの
恐ろしいぐらい
一人が好きだ
こんな孤独でいいのかって思うような
夜が好きだ
気が向いたら煙草を吸って
好きなだけゲームして
時には山積みの漫画を読んで
頭の中で旅をして
って
書け ...
長く生きてると
ここ数十年ワープしてるような感覚になる
この映画が10年前?
この漫画が20年前?
その間一体何してたんだろう
好きな物から離れないから
自分が新しいものを上書きしない
...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
病棟日誌
レタス
自由詩
5*
24/10/27 20:26
beast
海
自由詩
7*
24/10/27 18:54
そして全ては詩になるだろう
由比良 倖
自由詩
1
24/10/27 18:25
黄色い飴のピン
〃
自由詩
2*
24/10/27 18:25
書きたいこと
〃
自由詩
2*
24/10/27 18:23
虹の橋
朧月夜
自由詩
4*
24/10/27 17:32
ワニのひっくりかえった庭 ~きょうも仕事づくえに牙たてて~
菊西 夕座
自由詩
2*
24/10/27 17:32
しあはせ秋
ひだかたけし
自由詩
4*
24/10/27 17:29
期待
栗栖真理亜
自由詩
1
24/10/27 17:00
ことばの肢体
ただのみきや
自由詩
6*
24/10/27 12:44
メリーさんもひつじ〜俳句で童話 part 1
森田拓也
俳句
7*
24/10/27 11:48
Youtube配信スレ
会議室
24/10/27 10:48
(531―14)野施行三十一(みそひと)文字
水恋鳥魚夫
散文(批評...
1
24/10/27 9:47
愛してしまいたい
秋葉竹
短歌
2
24/10/27 7:27
人にやさしく
atsuch...
自由詩
11*
24/10/27 7:01
転生
朧月夜
自由詩
2*
24/10/26 23:10
ancestors
海
自由詩
6*
24/10/26 18:56
満月
室町 礼
自由詩
6
24/10/26 17:59
招宴の自我
ひだかたけし
自由詩
4*
24/10/26 17:42
わたくしはそこよりうえにある
あらい
自由詩
5*
24/10/26 16:13
カルテと文鳥
そらの珊瑚
自由詩
13*
24/10/26 14:19
1on1ミーティング
イオン
自由詩
1*
24/10/26 11:15
(531―13)野施行三十一(みそひと)文字
水恋鳥魚夫
散文(批評...
0
24/10/26 9:38
野暮
秋葉竹
自由詩
1
24/10/26 8:19
独り言10.26
ホカチャン
自由詩
2*
24/10/26 7:57
道
りつ
自由詩
5*
24/10/26 6:33
朝(フラジャイル)
田中教平/K...
自由詩
5
24/10/26 6:17
リキッドメタル
ガト
自由詩
6*
24/10/26 4:14
どうでもいい
〃
自由詩
5*
24/10/26 4:11
ご隠居
〃
自由詩
6*
24/10/26 4:07
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
27
28
29
30
31
32
33
34
35
36
37
38
0.44sec.