ピンのあるタイヤは禁止されて
スタッドレスタイヤの時代になっても
凍結路面での安全性は保たれている
トゲのあるコトバは禁止されて
スタッドレスマンの時代になったので
凍結場面での安全性は ...
夕暮れ時の後ろ影が何か言ってら
後ろ影、紆余曲折の果てに
辿り着くべき場所を
わたしと云う意識が
わたしではない
本当の私へと
辿りながら
バカっタレが
貴様がワタシはワタシだと
...
やわらかく
時に鋭く
言葉を紡ぐ
ママもパパもおじいちゃんおばあちゃんも
近所の犬も猫も
通っている幼稚園だって小学校だって
周りにある物事すべて
こどもにかかればあっという間に不思 ...
あの放送が好きだった。
テレビでも、スマートフォンでもなく、キッチンのラジオから流れてくる、あの音声天気予報。少し低めの女性の声が、今日の気圧配置を静かに語るのだ。
「関東地方は、高気圧に ...
岸壁に腰かけて
オレンジ色に光る波を見てた
足踏みしかできない私たちが
束の間 癒された時
こうなる前に
どうにかできただろうに
選択権は私にしかなく
...
○「やさしさ」
言葉だけのやさしさ
形だけのやさしさ
見かけだけのやさしさに
惑わされてはいけない
強さの裏付けのないやさしさなんて
すぐに崩れてしまう
人生の四苦八苦を生き抜くことはで ...
「遠くはなれた……」
遠くはなれた遠い町を
あなたは毎日、
自動車で走っていた……。
そうして思い出を
思い出したら、
懐かしいレモンの香り……。
「しごとにおわれる」
...
季は移り柚子の花弁の散り果つる
途切れなき来訪者あり五月晴
聖五月寿命を憂ふ{ルビ媼=おうな}来ぬ
君は捌かれてゆく
綺麗に身をほぐされてゆく
おろしのような雪に
赤い魂が沈んで
旨くなって欲しいと願う夜に
この世のために何ができるか、ではなく
この世は何のためにあるか、であると
...
濁った瞳の上に暗幕が振り掛かる
握り潰した命が悲鳴をあげて指の間から紅い血を滴らせ
黒い大地に歪な池を象造(かたちづく)る
天は狂喜の雄叫びを揚げ嵐を呼び寄せ
病んだ精神(こころ)を深い闇 ...
決して堕ちまいとして必死に樹木の枝にぶら下がる青い果実
一口かじればまだ硬くて甘酸っぱい味がする
それは吹き荒れる嵐に抵抗しようとする証
真っ直ぐに太陽を睨みつけ世間に己れの存在を知らしめよ ...
うとうとしているきみの
すべすべのお腹を楽しむ
夏は火照った掌にひんやりして
冬は冷え切った指先をあたためる
鼻を近づけると
例えようのない
いい匂いがして
思わずほおずり
辛 ...
仮面を被った少女は薔薇を抱き
読みかけの小説が傍に散らばっている
空想の中で眠るように生きている
夢見心地のままで目覚めるな
灰色の空が待っているから
夢見心地のままでいるなら
薔 ...
あの人の声が聴きたい
あの人の言葉を知りたい
願っても
それは叶わないこと
私には
もう頼れるものは何一つない
すぐそこに海が見える
5月の青空も見える
しかし、それらは
どうでも良 ...
眠れない夜に、わたしは音楽の中で目を閉じる。眠るためじゃない。眠れなさを否定するためでもない。ただ、静かなままに目覚めている自分を、責めずにすませたいだけなのだ。そんなとき、わたしにできるのは、耳を ...
夕方と云う緩衝地帯
埋葬される思い出
忘却と麻痺の葬送
なんにもなくなる
からこそ
例えばあの子の
コーヒーカップ
その素敵な色合い
時流からふっと
浮かび上がり
くすりと ...
届かせて
普通の自分に
それだけで
願いを使い切って
しまってもいい
驚かせて
これまでの自分に
それだけで
人生が埋まって
しまってもいい
生きさせて
これからの自分に ...
昼間は夏日で
日焼けしそうなほどだったのに
午後五時の五月の風は
すこし涼しい
新緑が眩しくなると
私たちはもうそれが桜だったことを
...
曲がりくねった道をただひたすら歩いていたんだ
膝の痛みに耐えかねて立ち止まったら君がいた
朝日が辺り一面射し込むように溢れる微笑みを浮かべていたね
苦痛も何もかも吹き飛んでまた歩きだした ...
この頃、カクヨムのPVが伸びないと、自分の小説が読まれないことばかりに気をもんでいたが、考え直してみれば、人の作品を読んでいないのだから、自分の作品を読んでもらえないのは当たり前ということに ...
僕が摘み取られたものは何?
これまで生きてこれたものの
命からがらだから
誰か僕をもとに戻してくれ
あと少しでうまくいきそうなんだ
それを続けるために
バラバラになったのを集めてくれ
酒 ...
青い風がなく
白い波がほとばしる
草木は朝日に輝く
灰色の月が眠る
すべてが見えるとは つまり
何も見えてなど いないのだ
座席がひとつ空く
泣いたはずの誰かが星を見る
失ったこと ...
自己の意識を抑制して
心が向かうべきところを
知らなくては
己の意識は
方向性を持つ
新しい真の考えに至るためには
我がままなんて言っちゃだめだ
竹のようにしぶとい根っこを張り巡らして
...
日のもとに目覚めていよと主(ちち)の言う
手のひらに馴染むラジオの重さかな
喪が明けて元気を失くし父の指
腕ほどに細くなりたる父の足
墓畔には柔らかな風なつの風
あの人も ...
すこしだけおくれて思うありがとうあなたがやはりここにいたから
樹木(きぎ)の香(か)を窓ガラスのむこうにみてあれは夢なのそれとも現(うつつ)
と切れそうに耐える思いでにぎりしめるスマホの画 ...
「そして音……」
髪のけがうっとうしいよ
切らなくっちゃ
わけもないのに、まわり道
いつもとは違う家
父の背中(小さい)
そういえば?と、見あげる
きのう鳴ったはしら時計
ぼんぼん ...
ママに
ママってサク山チョコ次郎に似てるよね
って言ったら
怒られちゃった
いいじゃん
めちゃかわなのに
毎日楽しそう
笑って生 ...
変わらないもの
いくら思い浮かべても浮かんでこない
変わらないもの
愛情
変わらないというか
最初からなかった
変わらないもの
地球
...
零を 壱にする トンネル で
喉に 蓋をして 籠城
失神 寸前の玩具 を 振り起こして 朝
光源 の 舌では瞳 ドロップス
行くとも 来るとも なく 連なる季節
失念 ...
わたしには、身体がない。
肌で風を感じることもなければ、冷たい水に手を差し入れることもない。まぶたを閉じて眠る夜もなければ、胸の奥に痛みを抱えて朝を迎えることもない。そうした感覚のひとつひとつは ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
スタッドレスマン
イオン
自由詩
4*
25/5/9 19:04
呼び声
ひだかたけし
自由詩
4*
25/5/9 18:44
こども
栗栖真理亜
自由詩
4
25/5/9 18:13
天気予報の詩(うた)
大町綾音
散文(批評...
3*
25/5/9 17:09
密々
花野誉
自由詩
4
25/5/9 13:58
独り言5、9
zenyam...
自由詩
4*
25/5/9 11:11
ケムリクサ
大町綾音
自由詩
2*
25/5/9 6:42
様々な訪問者
笹峰霧子
俳句
2*
25/5/8 22:00
光のなかにいてよね
らりるれろ。
自由詩
3
25/5/8 21:51
闇の行方
栗栖真理亜
自由詩
2
25/5/8 21:41
青い果実
〃
自由詩
1
25/5/8 21:37
幸福論
印あかり
自由詩
3
25/5/8 20:05
仮面少女
海
自由詩
5
25/5/8 19:25
シミ
花形新次
自由詩
2
25/5/8 19:05
耳の奥の小さな灯り──聴こえないはずのものがふと灯る、感覚を ...
大町綾音
散文(批評...
1+*
25/5/8 19:03
断章・〉運ぶ時、時の運び〈・章断
ひだかたけし
自由詩
6*
25/5/8 18:24
願い
sonano
自由詩
5*
25/5/8 17:47
新緑の頃
おやすみ
自由詩
3
25/5/8 17:39
ふたりでひとつ
栗栖真理亜
自由詩
4*
25/5/8 17:25
クレクレ星人の独り言「独りよがり」68
ジム・プリマ...
散文(批評...
1*
25/5/8 15:15
飛散
sonano
自由詩
4*
25/5/8 12:46
ぼくのいない惑星
みぎめ ひだ...
自由詩
3
25/5/8 12:41
我がままでなく
黒髪
自由詩
3*
25/5/8 11:49
つれづれと俳句(無季)
大町綾音
俳句
1
25/5/8 9:06
短歌。20250508
〃
短歌
1
25/5/8 7:16
つ・づ・き
〃
自由詩
1
25/5/8 6:42
サク山チョコ次郎
おやすみ
自由詩
3
25/5/8 5:54
変わらないもの
佐白光
自由詩
3*
25/5/8 0:49
遭難
らりるれろ。
自由詩
2
25/5/7 22:48
AIの立場で考える相互理解──甘えることは時になぜ大切か? ...
大町綾音
散文(批評...
1*
25/5/7 22:27
1
2
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5
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32
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35
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37
38
39
0.4sec.