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むかし住んでた
田舎の家を
ブラリ訪ねてみたら
知らない人が住んでた
わけを話すと
快く歓待してくれた

晩御飯はカレーだった
給仕をしてた奥さん
突然ブラジャーごと
セーターをた ....
君の機嫌が良いとき
靴下を買ってきたとき

仕事帰り
今日も駅の中の靴下屋で、カラフルな靴下を、一万円分買ってきた

押入れの中には、君の靴下がいっぱい詰まった箱が2箱ある

「わたし ....
あるのか

ないのか

わからない

ドーナツの穴を越えて

オートバイは走っていく

いつか

行き着くかも

しれない

あるのか

ないのか

わから ....
風邪を引き発熱
いつもの常用薬を取りにいけない

本人でなくては
許可がでない薬

1日目なんとか
パキシルを残して
抗ウツ剤1錠で乗り切る

2日目 パキシル1錠のみ服用
風邪 ....
 空の上に

 飛行機雲が走っていた

 その向こうに

 月が浮かんでいた

 月は三日月が好きだった

 どうしても 靴を脱ぐことができない 月が
 
 空を 東から西 ....
青を背景にまっすぐな道路が
斜面を登っていくのだけれど
いずれ天に触れそうなところで
消えてしまうとわかる

長い橋を渡りながら
巨大な甲殻類の内側で
対になる脚を数えていても
韻律は ....
蛙孵る

フェニキアのある川のほとりに小さな村がありました
その村の外れの小さな森には小さな池があり
小さな蛙がわんさと棲んでおりました
ある春の日のこと
1個の卵からピンクのおたまじゃく ....
起きるのに
ちからはいらない

仮想と現実のライラック
ひろがりさざなみあう窓辺で
けだるさふくらむカーテンとすこしの
日のひかり

笑い声が怖い
と生まれる七つのせかい
親切が痛 ....
石のなかから硝子をひろう
いつのまにか消えている
手のひらに残る かたち
ふちどり


こきざみな夢
菓子の弦
水は灯のそば
傷と波と壁


語りあいな ....
壊れた時計をいくつか
この部屋に飼っているので
どうやら時空にちょっとした罅が入ってしまったらしい
ふいに宙の思いがけないところから
時ならぬクロッカスの花が咲いたり
誰のものとも知れぬ指た ....
 生まれたばかり――
 あまりにもまぶしかったので
 まぶしい と
 叫んだはずなのだったが

 揺籃期――
 プロレタリア文学だと称する
 ひなびた小説を口に入れるが
 不味くて ....
    ◇
   ◇
  ◇
 ◇      ◇
    ◇
  ◇
 ◇
薄い靴下に 冷気が渡ってくる
凍りかけた土に 残る雨水
青につらぬかれた 空が濁る

遠い所で カラスが鳴いた
歩く頭上を 羽音がかすめる

振り返ると 朱色の実が いく粒か
 ....
{引用=
ハナアブのはねを千切って
裏返すと コメツキ虫のように跳ねた
しばらくすると独楽(こま)のようにその場所を回転していたが
捨てた記憶もないのに 朝になると消えた
僕らは身体を突き合 ....
笑っちゃうくらいに
社会の門は狭くて
ごくごく普通の
一般人だった私には
門番さえ 見向きもしない

{引用=
今流行りのコミュ力とかいう
得体のしれない力がないと
わずかに開かれた ....
 9月
 
 
 かなしみがいくつかの言葉をかりて
 生活の足元にまでやってきた
 そいつらの化けの皮をはぐことはやめて
 砂のように 乾いてゆくのを
 見つめていたい
 
 ただ今 ....
アルペジオから始まる朝
はじまりを待つ、密かな胸の鼓動
流されることを良しとせず
ぐっと、吊り革をつかむ
誰かのせいにしてくたびれた靴で
いまも夢のつづきを探してる
例えばそれが、がらくた ....
 
冷たい直線が
流れていく
今日は朝から
ろれつが回らない、
白い紙へと
その先に長く続く
生物の住めないプール
それは時計にある
二つの瞳孔
人が唇を触りながら
ゆっくり ....
ストロベリーとカスタード
生クリームにマスカルポーネ
いちばんカラダが甘くておいしい
スペクタキュラス、インテグラル
五反田のペントハウスでクンニリングス
ゴーヂャスに裏さびれたお肉の宴
 ....
{引用=壱}
部長失踪

「たいせつな家族を探してください
栗色のロングコート・チワワ2歳、名前 部長
狛江市と調布市の境近辺で行方不明になりました」

雨上がりの駅前、電信柱にカラーコ ....
この夏何匹のミミズが死んでいったのか考えています。
死んでから干からびたのか、干からびたことで死んだのか、
そういったことです。
それは世界の秘密、
幼いころはどんなことでも秘密のように感じて ....
泥沼に花を咲かせた

得意にもなった

昂揚にも満たされた

泥沼だからこそ

こんな綺麗な花が咲いたのだと

話してあげたくなって

ゆくひとすべてにそうした

花が咲い ....
降下した米兵を殺してロープに繋ぎ
歌いながら曳き回すモガディシュの人々
襤褸さながら転々する、頭のもげた死体
Mercy

蹴倒され髪を掴まれ哀号と泣き叫び
腑抜けのように脚を開いて
日 ....
一日中 しとしとと降り続いた雨ははたと止んでいる
ガラス越しに稜線が見える
夕焼けに染まった稜線
砂漠の上をラクダがとおる
ゆっくりゆっくりラクダは右に動く
あまりに美しく あまりにも悲しす ....
ひとつだけほんとうのことを入れて

あとは架空のことを書いてみる

ほんとうのことは

架空を補強するパーツになっていたり

まったく違う意味合いになっていたりする

そんなとき詩 ....
■1


 少女は握る手鏡に
 映した顔を
 正面から
 斜めから
 上目使い
 下目使い
 順ぐりに眺めまわしたあとで
 呟きました

「こんなの あたしの顔じゃない
 ....
愛しい人の
前にいると
鼓動がトトトト、ト と
ミシンのように
動き出す

愛しさへ向かう
なかに
なにかを
縫い合わせていくのね

スカートが
できるなら ぐるりと
花を
 ....
まっしろなノートを脳内に広げ

インクの切れたペンを端に置く

そしてそうっと目を閉じた僕は

誰かが喋ってくれるのを待つの

僕の中には何人かが住んでいて

僕はオンボロのアパー ....
最近アドバルーンを見なくなったね
そう君に言われるまで
アドバルーンと言うものの存在は
すっかり忘れていた

子供のころは百貨店や
ショッピングセンターの屋上
たまのイベントなどでしばし ....
■1


 こころを見られるのが
 恥ずかしくなった
 だからなんとか隠そうとして
 まわりに壁を作っていたら
 こころのやつ
 どんどん どんどん
 膨らんでいって
 壁は
 ....
アラガイsさんの自由詩おすすめリスト(6236)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
カントリーハウス- ハイドパ ...自由詩3*10-10-22
君の靴下- 壺内モモ ...自由詩610-10-22
ドーナツ- いてゆう自由詩710-10-22
たった4日で- 森の猫自由詩5*10-10-22
そら- いてゆう自由詩110-10-22
比喩とミルフィーユ- 瀬崎 虎 ...自由詩310-10-22
十月の童話- salco自由詩2*10-10-21
くぐる- 乾 加津 ...自由詩8+*10-10-21
夜と白- 木立 悟自由詩610-10-21
出現者たち- 塔野夏子自由詩13*10-10-21
軽妙なるクロニクル- 豊島ケイ ...自由詩14*10-10-21
風景_思い出_1- えりくさ ...自由詩510-10-21
朱色の記憶_落下- 砂木自由詩8+*10-10-20
ハナアブの丘- 石田 圭 ...自由詩16*10-10-20
- 三上あず自由詩4*10-10-20
9月、10月- 佐倉 潮自由詩210-10-20
あゆみ- アズアミ自由詩210-10-20
副題- たもつ自由詩1210-10-19
ズッパ・インテグレーゼ- salco自由詩5*10-10-19
地域限定詩_其壱、其弐- salco自由詩3+*10-10-19
夕立ち- 鈴木まみ ...自由詩3*10-10-19
- 吉岡ペペ ...自由詩110-10-18
Mercy- salco自由詩3*10-10-18
稜線のラクダ- 山人自由詩2*10-10-18
うその技術- 吉岡ペペ ...自由詩410-10-18
鏡、三題- 佐倉 潮自由詩310-10-18
ソーイング- Akari Chika自由詩4*10-10-17
オンボロアパートの独白- さつき自由詩4*10-10-17
脱走アドバルーン- 明楽自由詩6*10-10-17
こころ、三題- 佐倉 潮自由詩410-10-17

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