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そんなにふるえていたら

じょうずにかけないよ

ゆめとかいても

きぼうとかいても

すぐにくずれてしまうじゃないか
机の上に置かれた 
黒い本の中に 
うっすらと、顔がある 

自分の貧しさに震える私と 
遥かな昔に交した約束を 
今も語っている 

蝋燭の火が 
風にふっと、消えた 
暗闇から ....
気楽な女の
お一人様も 珍しくない
今日日(きょうび)

あたしはアイツに
すっぽかされて

居酒屋のカウンターに
座った

日本酒 熱燗!
刺身と焼き椎茸

椎茸を網であぶ ....
 バッハ 無伴奏チェロ組曲
 第一番 プレリュード

緑陰の螺旋上昇 光 反射と拡散 空
素敵なことです、春の一日をこうして
貴方と無伴奏チェロを聴きながら
寝そべっているというのは、人生 ....
コチコチに
凝り固まった
カラダに
腕をまわす

特に
胸のあたりが
ジンジンと痛い

こうして
朽ちてゆくのか
オンナのカラダは

愛されない
惨めなカラダ

0と1 ....
 
 
鉄条網を飲み込んだまま
息絶えたヘビ
懐かしいものはもう
手の甲に残る夏だけで構わない
「なつかしいなつ」
を逆さに読んでも
「なつかしいなつ」
になる
そんなはずもないの ....
夜の震えの先の先
狐は狐にゆうるりと
星の巡りの底をすぎ
同心円の冬をゆく


帯の鬼に触れながら
あたたかさから離れては
鏡の蝶の羽化の裏
葉脈に描かれた音を見 ....
{引用=先攻 白組、盆暮呉吾郎(初出場)} 
演歌が今宵も

今どきカセット手売りする
キャリーと苦労を曳きながら
銀座 赤坂 新宿と
ネオンとファンデに{ルビ容貌=きりょう}焼け
夢も ....
枝にぶら下がるくすんだ顔が
路上に落ちて
笑う

見知らぬ女が
ほうきを動かしている
うすのろい朝は明るくて
骨が痛い

ところでご挨拶が遅れました
わたくし箱ともうします
ガラ ....
 なにが有効な手なのか
 わからないままに
 かれは
 もう、とっくに
 地図に表記されていない場所にきていた

 音がない
 姿がない
 赤い血が
 ながれることのない ....
檻のような
陰気臭いベッドに掛けられた
その堅く白いシーツはかつて
私の母が人生の最期の十数日間を
生きていた場所だった
あれから何十回と洗濯され消毒され
何人もの患者を載せ
或いはとう ....
今日も殺されなった
誰も殺しに来なかった

そう思っているということは
まだ殺されてないということで

今日も殺されなかった

コンセント差さっていない扇風機
ほこりの浮いた麦茶
 ....
真っ白な道
どんな足跡も消した
今日と明日の間の道もまた
消されてゆくだろう

生と死の間にはなにがある
失われてゆくだけの時間に
足されてゆく記憶

身は常に 縮まることしかせず
 ....
死は厳粛なものだ
だから死ぬがいい
人の1個が終わる時
連綿たる格闘の歴史が閉じる時
膨大な記憶の書庫が燃え尽きる時
小さな存在の事実が消失する時
肉体はそれでも生きようとする
瀕死の臓 ....
   






   永遠とはひとつの歴史のイロニーであったのだろうか/永遠に回帰する子宮のなかで
   いとけない卵たちと精子たちは無限にちかい増殖を繰り返している/この柔らかな ....
じわじわと
あたし

侵蝕されてゆく

言霊にはまった
もうひとりの
あたしに

いいかげんで
みだらで
じこちゅうしんな
・・・

あ・た・し

侵蝕しつくされた
 ....
 「返事」


太陽に声をかけても
一向に返事は返ってこない
取り巻きの雲が
覆い隠して
自問自答の老木が揺れる


 「返事」

孤独な問いに
枝にぶら下が ....
排気ダクトから零れる風が
冬のうたを口ずさんでいる気がする
カラのジンのボトルみたいな太陽
アクロバティックな性格のクラウド
川の流れはゆっくりで
救急車は先を急いでいる
 ....
眼鏡をはずした その人は
鋭い瞳をしていた

はっ
一瞬息をのんだ

心臓がバクバクする

今まで見たことのない
ヒカリを放っていた

話していた 
その人とは違う
別人を見 ....
カシオペアってどれだろう
懐かしい北斗七星は何処だろう
オリオンの一角も捉え得ぬ眼球は
地面に転がって冷えている
でも、宇宙はもっと寒いんだよ

?昭和の音?という玩具がある
夕景のフィ ....
日々の感情の起伏を
記す


文学なら 直木賞
式部より 冬はつとめて
鎌倉時代 かな文字で
経を説いた 高僧
小説を書きたくて
画家と同居してしまう
宇野千代


一瞬で  ....
ふっと
水気を含んだ本の両脇
不穏がととのい
遡上がはじまる

奥の詩から女がたちのぼる
ひるがえり
紙面にむんずと顔を押しつけ
ことばのインクの溜め池は
頭頂に浮かぶ
巌流島から ....
旅の荷を置き
コートを脱ぐ

ジョン・レノンのフォト
ゲルニカのポスターが

あたしを迎えてくれた
  あっ・・・

トクンと胸が鳴る

それだけで
緊張がほぐれた

あた ....
俺がどんな言葉で話をするか君に判ってもらえるだろうか
俺の大脳皮質からウミガメの卵のようにぽろぽろとこぼれてくるものの形状が
君の感覚野にまで届くことがあるだろうか
凍えるカーテンの向こ ....
ひなびた温泉地の
居酒屋で
地酒の熱燗を呑む

まわりは
方言を使う
地元のお客ばかりだ

あさりの酒蒸し
厚揚げ豆腐を
肴に
2合の徳利を
猪口に注ぐ

木作りの梁
温 ....
 しわくちゃなので静かな紙面に舟を浮かべると
 宙の上で均衡がとれるように
 その点において
 静置する

 対になるその
 たゆたう舟の影も
 水底でしわをつくって静置する ....
僕は正装してそこへ向かい
ドアの前に立ったのだけど
鍵穴から嘘が見えたので
そのまま部屋を通り過ぎ
隣の部屋で服を脱いで
行きずりの女と一晩過ごし
手紙も一切残さずに
あなたのもとを去っ ....
記憶と思考の距離はとても近く

まるで月と太陽のように惹かれあい

影響を与えている

重力のように

忘れたい記憶は忘れられるのかな?

一つを忘れるたびに 忘れようとするたびに ....
{引用=



 満月の夜には
 外にでてはいけないと老婆はいう
 ふらふらと外にでて
 川を遡上
 青い山に囲まれた
 いちばん星空に近いその湖に行ってはいけないと

 ゆらめ ....
二十数年ぶりに見た
人の骨は

白く
しっかりとしていた

ついさっきまで
人として
形をなしていたものが

手術台の半分くらいの
てらてらした 
金属板の上にある

寿命 ....
アラガイsさんの自由詩おすすめリスト(6236)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
指先- ベンジャ ...自由詩5*11-2-5
不思議な目_- 服部 剛自由詩711-2-2
ひとり呑み- 森の猫自由詩5*11-2-1
音楽の時間_;_クラシックよく知らないです上から目線_1- salco自由詩4*11-1-30
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懐かしい夏- たもつ自由詩211-1-29
ひとつ_すべて- 木立 悟自由詩611-1-29
演歌詩;_2ケ- salco自由詩11*11-1-28
【連詩】_立体- 古月自由詩2*11-1-28
パカッと割れた苦悩なんかない- 石川敬大自由詩17*11-1-28
病床- salco自由詩8*11-1-28
今日も殺されなかった- かなりや自由詩411-1-27
新雪- 朧月自由詩111-1-26
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ダイアグラム- ホロウ・ ...自由詩4*11-1-21
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大の字- 森の猫自由詩7*11-1-16
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鍵穴の向こう側- 瑠王自由詩411-1-12
不覚醒原理- tatsuya999自由詩111-1-12
青い湖畔のシカ- 石川敬大自由詩24*11-1-7
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