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酒に酔ったジジイが
タクシー待ちの列に
割り込んできて
俺の前に並んでいた
熟年夫婦より先に
乗り込もうとした
「おい、何をしてんだてめえ!ちゃんと並べよ!」
俺が穏やかに言うと
ジジ ....
回転木馬は 廻ります
ことくる ことくる
廻ります

まるで子供のように
陽気にはしゃぐ
あなたを 乗せて
回転木馬は 廻ります
ことくる ことくる
廻ります

あなたとの 初め ....
要らないものが多過ぎる!

下駄箱の中の履かなくなった靴
クローゼットしまい込んだ流行遅れの服
屋根裏部屋に放置された古い布団

断捨離にも体力が必要で
一日延ばしにする内に
どんどん ....
紙の橋
響きのなかに
消えかけた椅子
はらはらと
四角い影を残して


紙の羽
曇った朝の傾き
手のひらひとつの
まばたきとあざむき


雪が雪にわたす刃
 ....
あなたは私という平原を流れていく一筋の川
涼しい亀裂を走らせながら光として流れていく
あなたの源流はもう去ってしまったし
あなたの流れ着く海はもう干上がってしまったので
あなたは存 ....
やわらかな月の宵に
ものうげなアルルカンがあらわれる
ここに来てくれてありがとう
匂菫の花束をあげましょう

少し遠くの霞んだ墓地では
姿のないコロスたちが歌ってる
アルルカン その歌に ....
桜の花に誘われて散歩するわたしの行く手の
立ち枯れた葦の叢から飛びだした番い  
ギャッと鳴いて 慌てふためき 灌木の陰に潜る雉子
間違えはしない
登校した私を小学校の玄関で
毎朝迎えて ....
甘くない林檎黙っている 起きてから息をした

水面をくぐる鳥たちに似合う
きれいな羽を編んでいる最中だった 

きっと君はもう随分前に
仕上げてしまって
春の水音の中へ
飛び立っていったのだと思う

あた ....
明日も
私をきらいな人が
たくさんいてほしいと願う夜
あなたの詩には
共感なんてできないし
空行で破裂する
思わせぶりな言葉なんて
雑すぎて
丁寧すぎて
何も生まれないし何も死なない ....
前田くんはピッチャーで
ぼくはキャッチャー
サインは
ストレートとカーブしかなかったけれど
あの小学校も中学校も
いまはもうない

前田くんはいつも
甘いパンの匂いがした
彼の家がパ ....
全ての季節から見放され
太陽からも見放され
夜中に夜空を眺めていると
夜空に輝く三日月は広い闇の中で一人ぼっち
圧倒的な闇の大群に孤軍奮闘するまばゆい光
月よ、お前も苦しいのだろう、 ....
「おみゃー
汽車からのお客さんに
ウニっこのしょうゆさ
だせばいかったのに」

「あんやー
そんだな
わりいことしたな
しっかし今日の海はひゃっこいな
おぼっこ(赤ん坊)の
しめ ....
天照大神のころから決まっている。
だれもがクジラを愛してるのと
おなじ意味で。

あまの岩戸のうちがわには
おおくの光がみちていた はずだ し
そとで
絶望的な饗宴をくりひろげる者たちに ....
ぼくは壁にもたれかかって
缶ビールを飲んでいる
うんざりして
溜息まじりに
机の上の
電波時計を見ると 夜だとわかる
正確な時間など必要ない
今は夜
夜だとわかればいいんだ
 ....
女をパジャマに着替えさせてベットへ運んだ。
午後9時頃。
バルコニーの観葉植物を取り込むとき、女にパンツを穿かせるのを忘れていたことに気付く。
テレビの電源を入れる。
煙草に火をつける。

 ....
 部屋の隅で黄ばんだ遮光カーテンの襞に、ひっそりと産むものがあった。
真夜中、昏い教科書を閉じて、少年はそれをじっと見つめていた。一匹のゴ
キブリが、濡れたオブラートのような粘液を排泄しながら、卵 ....
痴態は演じられるものではなく
晒してしまうもの
ネズミを焼く匂い
霞の向こう兜を脱いだ少年の
老いを孕む眼差し
生を一巡りしたかのよう
遺灰を踏み しめる
空を模した青磁器/亀裂の風
 ....
生き遅れたもどかしさ
ただ夢む虚心坦懐の
俗な平和を
人びとは我らと共にした道を
歩んできたのに
私の夢む平和を満喫しているのは
なぜ 平和は平等にならないのか
私はなぜ夢むままに
平 ....
僕は、世界一面食いです。



君は色々な男に言い寄られても僕と結婚しました。


とても優しい君は僕といういい加減な存在をなんとかしたかったのかも知れません。



やはり ....
消えて去る路と知らず
ある日と変わりなく
嗚呼
鮮やかに君が行く

小さな声にも手にも
既に懐かしむと知らず
嗚呼
朝陽をうけて君が行ってしまう

母はいつの間にか
太陽に近 ....
線香をあげるとき
仏壇に飾られたあなたの遺影の中で
あなたは結晶化していた
あなたは若いままでもう歳をとらない
あなたはいかなる光も言葉も感情も透過する
温かく透明な結晶だ

あ ....
気底花圏の馥郁たる相続、
常夜燈
その藍青の夜の臍に稔る畑
コリントの四季の修飾
つまり彫刻家達の唯美への指向へ狭窄して行く
石膏の残骸、
その薔薇の臓物が
裂罅より横溢し乍ら括られてい ....
飲み会へのお誘いメールにどのような文面で断るのが適切か算段しながら私はいつからみんなでなかよく大騒ぎする行事がこんなにも苦手になってしまったのだろうとかとふと思った。子供の頃はどうだっただろう。休み時 .... グリーン、ブルー、レッド、イエローが空を飛び、ブラックになって着陸する瞬間、飛行機雲は空を突き破り、粛清(パージ)されて戻ってきたレッドが、クールなブラックに変わる、代わる代わる空を見上げ、今はまだオ .... 人を、愛、する、 ということに、疲れて、しまった、人の
愛、している、というものに 縋りってみたくて 家出した

「し」はいつも隣り合わせに居たし 
高速バスに頬づえつく、くらいの、考え ....
帰路道すがら
すでにお姿のない
貴方から
語り足りないとでも
いうように

.....悲しみだけでなく
この町の美しい景色を見て
お帰りくださいと...

訪ねました窓からは

 ....
杉の花粉が飛ぶ頃に
人も鞄をぶら下げて
何処へいくのか 東へ西へ

人混みを通過していく
訛りや方言を
マスクで覆って
笑って ハクション

新人の 媚びた上目使いに  ....
革命なのだ
武器を捨てろ
旅に出て
よく見ろ

旗印は平和

広島の悲惨

再度せざるべき

革命は君の心で起きるのだ
さあ
たて
君は男だろう
      かなしみはいつだって
      握りつぶされた
      缶コーヒー
      むけられた怒りは
      やり切れなさと
      くやしさの色をにじませ ....
アラガイsさんの自由詩おすすめリスト(6236)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
ジジイ殺害の甘い瞬間- 花形新次自由詩315-4-8
夜の回転木馬- 南無一自由詩515-4-8
【_断捨離できるか_】- 泡沫恋歌自由詩22*15-4-8
ふたつ_ひかり- 木立 悟自由詩415-4-8
あなた- 葉leaf自由詩415-4-8
早春のアルルカン- 塔野夏子自由詩6*15-4-7
雉子- イナエ自由詩15*15-4-7
甘くない林檎黙っている- 北大路京 ...自由詩415-4-6
すぷりんぐ- またたび ...自由詩3*15-3-28
あなたの詩がきらいです- 左屋百色自由詩1815-3-28
サインは、さよならとまたね- yo-yo自由詩3*15-3-28
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純粋痴態- ただのみ ...自由詩14*15-3-25
落伍者の独り言- 鵜戸口利 ...自由詩215-3-25
面食い- ……とあ ...自由詩7*15-3-25
卒業- 黒木アン自由詩5*15-3-25
結晶- 葉leaf自由詩315-3-25
むつかしい詩- 高濱自由詩215-3-25
運動会の思いで- ああああ自由詩315-3-24
初空のゆめ- kaz.自由詩3*15-3-24
動詞- 為平 澪自由詩9*15-3-24
カモメの瞳〜その瞳をみていたら〜より- 黒木アン自由詩5*15-3-24
花粉症- 為平 澪自由詩515-3-24
ゲバラ- ドクダミ ...自由詩215-3-24
コーヒー色の夜- 石田とわ自由詩17*15-3-24

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