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部屋にいる
それだけで逃げた気分になるのは
わたしが臆病者だから
誰の気分も害さずに
自分の気分だけ害して
天井を見つめる
自惚れに気づくのが
遅すぎたのはわかってる
世界 ....
二十三時
もうすぐ寝るまでの
もったいない時間が
照明の下のソファーにある
父親の死とか
明日の仕事の乗り切り方とか
全部雨音に消えて
現実が今だけになる
叶うのは
いつも小 ....
乗れないはずの船だった
意地になってもわかっている
もう負けたことくらい
干からびることのない海の上で
船はまだ心を留めている
消したい過去さえ綺麗な夜に
逃げ込んだ夢の中
....
差し出された命より軽い全世界の質量を感じながら、
眠っている猛獣と眠れない赤ん坊がいる。
不釣り合いなそれは、論理の苦手とするところで、
寛容な精神という無理によってのみ許容される。
....
星空に煌めく
数の論理で死んだ人々
前奏のないヒット曲に
心を毛羽立たせては
うなだれる毎日
萎んだ熱気球は余熱だけを残して
二度とは戻らない
そういえば春
故郷は湿った雪 ....
林檎が声を殺して
泣いている
想像ですが
ずっと信じていたことが
裏切られたのでしょう
聞き飽きた励ましの言葉では
林檎は泣き止みません
境界面に滲み出ている
涙みたいな光 ....
プールの天井を見つめれば
そこは宇宙
光の乱反射は
全ての思考を超えていく
わたしは水面に
ただ浮かんでいる
E=mc²
アインシュタインの直観は
多分正しかった
わ ....
壮佑さんのTwoRiversさんおすすめリスト
(7)
タイトル
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カテゴリ
Point
日付
部屋
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TwoRivers
自由詩
8*
22-6-28
日常
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TwoRivers
自由詩
8*
22-5-21
船
-
TwoRivers
自由詩
6*
22-5-8
モノクローム
-
TwoRivers
自由詩
5*
22-4-8
寝たきり
-
TwoRivers
自由詩
6*
22-3-17
林檎
-
TwoRivers
自由詩
8*
22-1-11
温水プール
-
TwoRivers
自由詩
10*
21-10-2
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