すべてのおすすめ
ひとひとりの心のなかは、いつだって戦争だから
これ以上戦うひつようはない

そう言って花鋏をつかみとる
淡き生活
帰宅した父から硝煙反応 かんかん光る
かんかん踏切
かんかん降りる遮断機の
かんかん赤い光の点滅

その先線路を
飛んで行く
暗闇の中
急行電車が
飛んでゆく。

かんかん手を振る二歳の息子
電車を見 ....
熱を帯びた扁桃を
通過する
酸味をふくんだえきたいは
ほどよく冷えて
生きていることが
すみずみまで広がっていく
――体温計の中の赤いめもりが行ったり来たり
ひとふさ
ひとふさに
大 ....
駐車場にやっとたどりつき車を止める
前が見えないほどの雪が降る朝
ライトをつけての通勤
白い雪の中に ぼんやりと光が見える

そういえば昔に ライトを消し忘れて
車のバッテリーをあげた事が ....
しろい紙に 向き合い
しろい箱を 造り
しろい心を 持ち歩く

あるとき それは逝った病室
あるとき それは骨壺
海沿いを走る電車を降りると
そこはまるで見知らぬ ふるさと  ....
ほぼ毎日私は朝ご飯に

納豆を食べる

その為には青葱が必要だから

新鮮な青葱を買い置き

食べる前に刻む

できるだけ細かく刻む

ザクとザクとザクザクと

五感は刻ま ....
獏が夢を食べて吐いた 子供の前で大人のふりをした

洗濯物の前で大人のふりをした

鏡の前で大人のふりをした

悲しみの前で大人のふりをした

ママ友の前で大人のふりをした

雪の前で大人のふりをした
 ....
 
従順なあなたのわたしは疲れ果て

我がままなわたしのわたしが怒り出す

そんなわたしは、信じてあげていい



 
ほぼ水といってもいいカルピスの薄さ  



あなたの詩のそばに

生きることは

あなたのそばに

生きることと同義だ
時はいつも人を吹きすぎてゆく
ちいさな想いや願いを散り散りにして

もうあの時のうたは
二度とはうたえない
いちまいの絵のように
すでに過去のギャラリーに
展示されているのだから

 ....
夜中に窓枠がぴしりと鳴る
夢のなかから呼び戻されて
枕元をさぐった手に触れるものがあり
それは感触で人の耳だとわかる
よく見えないがそれはたしかに二切れの耳で
ゴムのおもちゃのようにも思える ....
遥か草原のようなこの街を

ひとつかみの雲のようなふたり

あてもなくさ迷い飛んでいる

建物の影や光や風

ぼくには優しくすることもできない


だれかに守られている

幸 ....
仮想
ブラックホールを目のあたりにして
シンボルはちびった

 りらりら、らりら

追いつけるものなら、捕まえてみろ
術らかな言語が
かれを果実(もくてき)と思いこんだが
うだる密林 ....
がんばってね

うれしくさせたり
悲しくさせたりする言葉だ
そう知っておこう

晴れているのに寒い日

自分の影は
いつも黙ってついてくる
後ろから
離れずに

離れないで
 ....
淋しさは
翼いっぱいにはらむ風

僕は
飛びたてる
だけどというより
だからこそ

明日をもしれぬ運命
なんて
何を怖がることがある

残り時間の心配なんて
いらない
 ....
テーブルには いちごがあった
私は食べたかったのを我慢して
クローゼットの横に体操ずわりした

パパとママはお互いを罵り合う
傷つけ合いながら 存在を否定しあう


出て行けとパパはい ....
   

卵がスウィングしている
托卵容疑の直滑降は不恰好に喉を塞ぎ
やがて破裂して口いっぱい
玻璃 瑠璃 瑪瑙 罵詈 雑言
秩序の欠如は流星し
脳裏がそっと炙り出す
片手に毬 錦の手 ....
 ○

喪失 は
まとわりつくのだ!

 ○

おぎゃあと出現し
 A 何をすべきか・・・時代からの問い
 B 何がしたいのか・・・自身からの問い
 C 何ができるのか・・・生存す ....
「軽くふれて下さい」という場所に
そっと手をあてると、自ずとドアは開いた。  

人の心も、軽くふれてみようと思う。  
             140116
なんというのでしょうか
外は快晴
北国の方には嫉まれるような青空
それなのに
寒いだの風が冷たいだの
喉が痛むのだと言いたい放題
マスクが飛ぶよう ....
妊婦が乗って女性専用車両が冷たくなった ヒカリゴケのように輝く言葉を探して3年が経った
ひとくちに3年と言っても様々なことがあった
かす漬けの美味しさに目覚めたし
沖縄の楽器に手を出して挫折した

そうして割れがちな爪でひかれる辞 ....
夕闇がやってくる気配
それは決まって
南向きの玄関の隅から生まれた
冷えていく板張りに寝転がって
図書室で借りてきた本を読んでいると
ふいに呼ばれる
声、
のようなものに

夜が
 ....
腕から力を抜くには
一旦手を握りしめて
振りながら脱力して
それが在ることを忘れる

考え続けて
不安になったら
安心できる人に話す
日記に書く
言葉で握りしめた後で
考えない ....
揺すらないで
覗かないで
ノックしないで
猫はいや

汚いものが沈んで
息がつまる

追い詰めないで
掬わないで
閉じ込めないで
逃がさないで

窓はどこ
酸素が欲しい
 ....
サラリーマンのコスプレして会社に行っている 色褪せてしまうまで
崩れ落ちるまで
見届けたかった
遠くなる影を見送り
不在を確かめたなら
踵を返し
歩きだすはずだったのに
あとからついていったのだ
見失う一歩手前の距離を保ち
二 ....
たまさんの自由詩おすすめリスト(4524)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
生活- フユナ自由詩14*14-1-22
帰宅した父から硝煙反応- 北大路京 ...自由詩614-1-22
踏切- ……とあ ...自由詩21*14-1-22
かんきつ- そらの珊 ...自由詩20*14-1-22
雪と車- 砂木自由詩11*14-1-21
しろい四角- るるりら自由詩26*14-1-21
納豆と青葱- 灰泥軽茶自由詩1214-1-21
獏が夢を食べて吐いた- 北大路京 ...自由詩514-1-20
まく- 小原あき自由詩17*14-1-20
そんなわたし- 殿上 童自由詩12*14-1-20
ほぼ水といってもいいカルピスの薄さ- 北大路京 ...自由詩514-1-19
まる- 自転車に ...自由詩514-1-19
風のギャラリー- 梅昆布茶自由詩1814-1-19
お供え- 春日線香自由詩714-1-19
草原の時よ- 吉岡ペペ ...自由詩3*14-1-18
シンボルくん_(ご利用は計画的に)- 乾 加津 ...自由詩11*14-1-18
ことだま- 朧月自由詩214-1-17
涙袋は満タン- Lucy自由詩12*14-1-17
パパとママ- 葉月桜子自由詩914-1-17
誰が卵を置いたのか- ただのみ ...自由詩17*14-1-16
○6つ- 空丸ゆら ...自由詩714-1-16
自動ドア- 服部 剛自由詩13*14-1-16
なにか- あおば自由詩15*14-1-16
妊婦が乗って女性専用車両が冷たくなった- 北大路京 ...自由詩314-1-16
ベスト- ふるる自由詩13*14-1-16
夕闇- そらの珊 ...自由詩2514-1-16
悩み過ぎないためのレッスン- 殿岡秀秋自由詩514-1-16
モノローグ- Lucy自由詩14*14-1-15
サラリーマンのコスプレして会社に行っている- 北大路京 ...自由詩1914-1-15
複眼- Lucy自由詩16*14-1-14

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