すべてのおすすめ
あなたが弾く鍵盤からは
詩が聞こえてきます
ピアノ色の言葉が
楽譜から飛び出して
わたしの耳元でささやくのです

あなたの詩は
私にとっては水の流れ
水色の言葉は
静寂で濁った悲 ....
声に出してごらんよ
その人の名を
あなたは
立派な霊媒師だ

声に出して
呼んでごらんよ
ほのかに
感じられるでしょう?

実体のない
粒子力学
ベクレルでも測れない

生 ....
ミス車内を選んでいる せっかちな夜に飛び込んだ
角砂糖みたいにすぐに溶け
ミルクのように白い肌がねじれて

翌朝は秋の冷え込み
汚れたカップが残された
ショルダーバッグに仕込んだ
高性能の小型カメラは
寝惚けた雨空しか写さないから
今日もメタファーを掴み損ねた

観葉植物の鉢に隠した
最新式の盗聴器は
ふざけたノイズしか拾わないから ....
みみたぶは
いつも冷えている
熱い鍋肌にうっかり触ってしまった
わたしの指を冷やすために
みみたぶは
きっと知っている
それがうっかりではなくて
わざと、であったかもしれないことを
知 ....
忘れた頃に咲いた花が実になり
葉に埋もれて隠れるように林檎の姿になった
でも とても小さくて梅の実のよう
実をすぐりおえた枝の 摘まれなかった花芽
咲いたからには 結実せずにはいられない
発 ....
私はずっと犬が飼いたかったのだけれど
今でも犬の散歩などをみると
羨望の眼差しで見てしまうのだけれど
いつも家には猫が居た

だいたい野良猫がそのまま居ついて
或る日ふといなくなったり
 ....
 ▲ 
■■■
■■■
■■■ヒトに暖かみを与えるために、
■ヒ■求められるがまま数百年、
■ツ■毛を差し出しつづけています。
■ジ■でも、うっかり刈り忘れられちゃうと
■■■前がみ ....
通り過ぎた町の窓をあけてゆく

すでに知っている町なのに

待ち遠しかった


通り過ぎてしまってから

言いわすれた言葉をくちにする

すでに知っていた言葉なのかもしれない ....
{引用=
抱きとめるのは、 
 こんなにも
 どんなにも
 悲しいこと


行き惑う身は、心のつばさも
 なんの役にもたたないと、
 きみはひとり
 街の明かりに唾をする


 ....
翠星石
お前は今日も元気だ
俺は今日も晴れやかだ

もうすぐきっとお前に会える
たぶんそうだった
きっとそうだった
お前が大好きだった

お前を見ると
胸がどきどきする
だから俺 ....
あなたの言うことは
どんな時でも正論で
つけいる隙なんかありゃしない

あなたのシャツにはいつだって
きっちりアイロンがかけられていて
一筋の小皺でさえ見当たらない

あなたの書く文字 ....
   宝箱の鍵が

  みつかりません

 仕方なく箱を振ったら

   カラカラと

   頭蓋骨から

 乾いた音が響きました
広すぎる狭い部屋の中ほどで

行方不明の娘と将来を語り合えば


音信不通の息子と向かい合って

パスタを食べるから


見切りをつけたアノ人と

リンネと言うレト ....
消えた夏の色はメロンソーダ
あれは遠いとおいむかし日ざかりの庭で
風もなく揺らいだ瞳のなかの碧
バルコニーへ運ばれたグラスを透かして
チェリーの沈んだ泡立つ海へと
白い帆に秋の風をうけて走る ....
あなたのような人は長生きしてほしい
そう素直な人あってのひねくれ者だから
だから九十四歳は悪くない 悪くない
これでも献花のつもりなんだ

アンパンマンを見たことがなかった
なのにアンパン ....
絶えず
一定の方向にだけ
エネルギーを集中し

間断なく
成長あるいは変容し続ける
モノやコトや
言い表せない何か

そんな奴等に
ヒトという間抜けな動物は
いつも
驚愕さ ....
 四年京都に住んで
 今でもよかったと思うのは
 はる を覚えたことだ
 生まれ在所に戻ってからも言っている

 開けてはる居てはる植えてはるえづいてはる起きてはる
 噛んではる切ってはる ....
成層圏の牧場に
幾千匹もの
群れなす羊

どこまでも透明な
追憶の彼方

舞い降りる
黄色い{ルビ木=こ}の葉

堆積する秋

深海の底に届いた
月光のように
青ざめた記憶 ....
OMOTENASHIわたくし 妖怪 おもてなし と申します。
わたくしの体のほとんどの部分は 水とコラーゲンなのでございます。
人間の水分量は たったの六割だそうですね。 
よくそれで生きていら ....
母の手作りする洋服は
大体において
あらかじめ寸法が大きかった
未来が足されていたから
子どもはすぐ大きくなっちゃうからって
それは言い訳というより
有無を言わせない印籠のように掲げられた ....
違う顔になって来たなー
もしかしてシェパード混じってるかも
いや、毛並みはボーダーコリーか

何それ?

あ、そうや君には関係ないな!

ボクはボクやで

そうやん、全部「犬」でい ....
夕暮れの窓辺
瑠璃色の切子硝子の一輪ざしに
梔子の白が映える
夕凪 無風状態になれて
心が弛んできたら
闇が迫る少し前 風が頬を渡る
どこからか声を運んできた

楽しい声 悲しい声
 ....
それ以上は もう

あなたのおしごとではありません

ペパーミント

そうですね いまのわたしには

あの深みどり色の 喉を辛く焼く液体が

このうえなく大切なだけですから ....
支柱にありがとう、と言った

夏のあいだじゅう
あなたが支えてくれたおかげで
私は安心して背を伸ばし
太陽に近づき
あおい葉を繁らせ
たくさんのこどもを生むことができた
赤い血がしたた ....
いつもすでに記憶だった夏の日に
俺は裸体を晒した少年少女達と
沖合を鳥が群がる海を見たかったが
だれひとり気付かぬうちに
海原を舐めて広がる火の言葉に焼かれた
熱気だけが渦巻く無音の嵐に ....
午後と午前が一瞬だけ相槌を打ち
手渡される密書
時間を知る者だけに閲覧を許される

一日を均等に二分割したのは人間だけだが
月と太陽は有史以前から
地球に影を描いて輪切りにしていた
 ....
きっと目に見えないほどの

花びら5まい広げる花を

見つけるのだろうね

やっと つった足指を

起きない体反らせて

伸ばしてみても

それがそんなミクロの花には
 ....
チビ・ビールの唄

ジス・タイニイ・ワン
チビ・ビール
開店を待って
チビ・ビールを買う

オー・ジス・タイニイ・ワン
77円の小さいやつ
椅子にすわって
チビ・ビールを呑む

 ....
たまさんの自由詩おすすめリスト(4531)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
あなたからの贈り物- 乱太郎自由詩1613-10-24
ねえ- umineko自由詩10*13-10-24
ミス車内を選んでいる- 北大路京 ...自由詩1113-10-23
フレンチロースト- ただのみ ...自由詩18*13-10-23
探偵- nonya自由詩20*13-10-23
みみたぶ- そらの珊 ...自由詩1613-10-23
小さな林檎- 砂木自由詩15*13-10-22
猫のあたま- 灰泥軽茶自由詩2013-10-22
生物連詩・巨大樹編(大画面専用)- こひもと ...自由詩7*13-10-22
通り過ぎる窓- 梅昆布茶自由詩20*13-10-22
鶴のおんがえし- 月乃助自由詩5*13-10-20
翠星石と俺- 一 二自由詩513-10-20
Edge- 夏美かを ...自由詩25*13-10-19
【_私の才能_】- 泡沫恋歌自由詩19*13-10-18
隠れてる- 芦沢 恵自由詩21*13-10-18
メロンソーダ- atsuchan69自由詩10*13-10-17
ひねくれ者より献花です- ただのみ ...自由詩36*13-10-16
蔓延る- nonya自由詩19*13-10-16
はる- 平瀬たか ...自由詩15*13-10-10
赤いスカーフ- Lucy自由詩27*13-10-6
おもてなし妖怪2013- るるりら自由詩24*13-10-3
ぶかぶか【詩サークル「群青」九月のお題「音」から】- そらの珊 ...自由詩22*13-10-2
雑種犬との会話- 木葉 揺自由詩313-10-1
【_風の栞_】- 泡沫恋歌自由詩16*13-10-1
シングス- 芦沢 恵自由詩20*13-9-29
秋別れ- そらの珊 ...自由詩16*13-9-28
プロミネンス- 壮佑自由詩25*13-9-23
二分割- 乱太郎自由詩19*13-9-19
それならば- 芦沢 恵自由詩20*13-9-19
チビ・ビールの唄- 生田 稔自由詩313-9-17

Home 戻る 最新へ 次へ
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62 63 64 65 66 67 68 69 70 71 72 73 74 75 76 77 78 79 80 81 82 83 84 85 86 87 88 89 90 91 92 93 94 95 96 97 98 99 100 101 102 103 104 105 106 107 108 109 110 111 112 113 114 115 116 117 118 119 120 121 122 123 124 125 126 127 128 129 130 131 132 133 134 135 136 137 138 139 140 141 142 143 144 145 146 147 148 149 150 151