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月面に地球がのぼるのを見たことがあるかい

虹彩異色症の奥菜惠ちゃん デビッドボウイ

片目が金目でもう片方が銀目の猫

ちょっとだけちがうものが無数に存在するが

有限個ならば統計学 ....
電車の
先頭車両の
運転席の
後ろに陣取って
景色の中に
割り込むように
のびていくレールを
眺めるのが好きだった

クハ モハ クモハ サハ

駅に
着くたびに
一息入 ....
 ゆきちゃんは あさ
 かさをさし 長靴をはいて
 雨のなかの花にあいさつする
 話しかける
 おじぎをする
 おはよう さようなら
 きょうなにたべるってたずねている

 ....
ラグジュアリーに罵詈雑言
スピリチュアルに自己嫌悪
鬱積なんてナニすりゃ消散
飲んで溺れて暴れて忘却
焦燥なんて気障に飾んな
つまりはお前、暇なだけだろう

撫でられたいなら出せよ、 ....
6月の雨音が
少しずつ夏を連れてくる
色々の傘とあじさいの花
ゆっくりとすすむカタツムリ
ねえ
ほたるはもうとんでいる?

大昔のあの人も
時間をきっと持て余して
広い庭を眺めていた ....
壁に吊されて
忘れたいことなどありはしない
色とりどりの画鋲が
それぞれの過去を留める

僕は整理できない
だから
貼っておきたいんだ
伝言板のように
メモみたいな思い出から
 ....
みじかい夜がおわって
きょうがはじまると
君のてのひらがすこししめってくる
青いような赤いような
夜あけまえ

だんだんとあかるくなってくる
あれは
かきあつめた命が
燃えるから
 ....
たいふういっか

台風一家だと
思い込んでいた頃

台風が去った朝
通学路には
一家が遊んだあとが
残されていた
なぎ倒された空き地の草
折られた柿の枝
おしゃかになった傘
 ....
潜る
深い深い思考の中
深海魚みたいに
やさしい言葉はかんたんにでるのにね
ほら笑ってるそばから
胸がいたい
自分のことが好きですか
深い海のそこから
あたしは泳ぎはじめる
好きです ....
日傘を差した女の影が


歩道の凹凸を滑って行く



            踵を返す青い熱帯魚
            フルートの鋭い閃光
            アイスピックを ....
ゆっくりと列車が動きだした
この列車に乗るのはこれ1回限り

明確に行く先は知らないけれど
到着駅が近づいたときに

列車は分岐器で方向を変え
そのときにどの駅が到着駅かが

推測で ....
ネオン輝く夜の街
路地裏の狭い石畳に
今宵も漂い辿り着く
淡いランプに浮かび上がる
[遠い昔のバー]の扉(ドア)

ここは[遠い昔のバー]の中
スツールに掛け、手をふいて
まずは一 ....
風が吹いている
為されるがままに立っている
貴女
は僕のことを見ていない

空は晴れている
在りのままを見ている

は貴女に語りかけることできない

凪の海
水平線を見ていると ....
{画像=120616222037.jpg}



季節はなんて早く
通り過ぎて行くのだろう
もう春だと思ったら
陽の光は力いっぱいの強さで
もう初夏のようだ


季節の風は
確 ....
雨の日に
西瓜をノックすると
入ってます、と声がする

ぽこん

西瓜まるごと持つと
かなりの重量感があるのに
成分はほとんどが水なんだってね
ふうん、そうなんだ
果物を食べると
 ....
アングラな思想に
陰雨は益々逆上し
渦巻く不条理と
液状化する倫理の狭間を
横行していく出任せの正義

快楽の行く末は
琴線に触れもせず
狂い咲く恥じらいと
計算された愛憎を武器に
 ....
曇りの日が
続く時は
曇りの日を
愛したい

じめじめした
陰鬱な空

じゃなくて
しっとりとした
目に優しい空

とか
とにかく
物は考えよう

一度君も
離れてみ ....
汚れちまった悲しみに……
中也の悲しみは
なんだったんだろう?

彼は孤独人
人を欲っしながら
人を拒絶していた

誰にも理解されない
運命を受け入れた
その引き換えに
神から創 ....
朝の声を小鳥が一番乗りしている
きっと屈託なく啼いている
と信じてみると
ほがらかな朝だ

はにかまないで鏡に向かって
自分を確かめる
大丈夫、かもしれない
程度の信心のままの

 ....
トラックのエレメントとオイル交換をしてもらう
33万キロも大地をかけぬけた偉大なポンコツだ
いきつけのスタンドの早川さんとちょいしもねたジョークで
あいさつして笑いあう

こんな日常もいいか ....
突然雨戸が
何語かで話しかける どうしたの、何
小さなビスケットの家の
窓には童話色のカーテン
それじゃ無理

雨戸は不満を述べてノックする
何か起こったの、今から起こるの
小さな庭の ....
ベイビーこんな雨の日は
ひきずるようなブルースをきくんだ
だから
ともだちになってよ

それとも懐かしい曲で
こころを満たすかい

ベイビー3弦がきれたよ
へやのすみには
弾かない ....
雨の日は
透明傘がいい
値段の気安さがいい
ドームの曲線を
雨が流れていくのを見るのは
誰かが
泣いているのを
見ているようで
そんな後ろめたさもいい
そういえば女優でもないのに
 ....
雨の降る隙間に
がんじ搦めの自分の昨日を見ながら
傘を差して歩いてゆく

良いことなど無く稼ぎは
全て税金か家賃
それと借金の返済
食事代など手元には残らず
それでも生きてゆける

 ....
雨季時間は妊婦の安定期に似ている

穏やかに 目を細めて微笑みを

何日も繰り返す

 雨に傘を持たす
 優しい妖精は
 紫陽花の葉をつたう
 雫のかたまりの様に
 儚く 役目を終 ....
この町は山の手と下町の境
この町は台地と低地の境界

だから坂が多くて
上ったり下ったり
息を切らして歩いてる

中層マンションと
2×4住宅とスーパーマーケット
小学校からは子ども ....
缶チューハイが降り注ぐ夜
めんどくさい人生が酔ぱっらいのあたしに
くだをまく
だって嫌われちゃったのよ
あたしあたしがきらいになってゆく
缶チュウハイのレモンがあたしに
素直になりなといっ ....
誰にも触れられない場所に
花が咲いていた

切り立った崖の中腹
そこには
誰も登って来れない
誰も降りて行けない

そんな場所に独りぼっちで
花は気高く咲いていた

小鳥の囀りに ....
段差段差

すらりと綺麗な人が

高いヒールでぐにゃりとごろりところげた

うしろを歩く私へ

勢いよくかかとが飛んできた

私はちょうど

小ぶりで可愛らしい

さんかく ....
地面に
言い聞かせるように
雨が降り続く

無色の
絶え間ない呪文が
街を塗り潰す

紫陽花は
すべてを受け止めようとして
雨雲を黙読し

雨傘は
すべてを受け流そうとし ....
たまさんの自由詩おすすめリスト(4524)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
地球照- 梅昆布茶自由詩2212-6-24
クハ_モハ_クモハ_サハ- nonya自由詩24*12-6-23
ダウンズタウン_is_freedom- 石川敬大自由詩17+12-6-23
buzzword- faik自由詩7*12-6-22
ある日の日記- 森未自由詩6*12-6-22
伝言板- 乱太郎自由詩20*12-6-22
夜あけ- はるな自由詩2312-6-21
台風のあとで- そらの珊 ...自由詩3012-6-20
オチテユク海のそこ- じじ自由詩19*12-6-20
白昼夢- ただのみ ...自由詩25+*12-6-19
一服- HAL自由詩7*12-6-19
遠い昔のバーのスツールに腰掛けて- ……とあ ...自由詩10*12-6-19
貴女にはもう何も語り掛けられない- kauz ...自由詩11*12-6-17
通り過ぎる春に_/_駅裏の空地で- beebee自由詩25*12-6-16
雨の日に- そらの珊 ...自由詩17*12-6-16
人よ一夜と洒落頭- faik自由詩15*12-6-15
晴れた日の束縛- 和田カマ ...自由詩3*12-6-15
【_プラスチックな夜_】- 泡沫恋歌自由詩14*12-6-15
六月の朝のスケッチ- もっぷ自由詩912-6-15
古書店- 梅昆布茶自由詩20*12-6-14
雨戸のうちそと- 木原東子自由詩17+*12-6-13
ともだちになってよ- 梅昆布茶自由詩1912-6-12
雨の日は- そらの珊 ...自由詩1912-6-12
雨の憂鬱- ……とあ ...自由詩16*12-6-12
雨季の知らせ- 朝焼彩茜 ...自由詩11*12-6-12
坂の町を徘徊- kauz ...自由詩4*12-6-12
チューハイだもの- じじ自由詩16*12-6-11
【_孤高の花_】- 泡沫恋歌自由詩20*12-6-11
さんかくのかかと- 灰泥軽茶自由詩11*12-6-11
梅雨- nonya自由詩30*12-6-10

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