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腐ってた

タマゴがさ
買ったばかりのタマゴがね
ケーキを焼こうと思ってさ
4個目のタマゴだったのよ
5個使うんだけど
パカッと割ったらプーンとね
くっさい臭いがしてきてさ
えー ....
想像してみて。
この柔らかな死体が
何を思って生きていたかを
たとえば
生きている理由とか
翼の意味を考えただろうか
空を飛ぶ機能が失われたそれは
時折はばたく真似事をするだけの
使い ....
吐いて月の大きさ 南から風

そのあと

風が空を押し上げて
秋の空が高くなる

その高い空の下
     山は赤く
     地は黄金(こがね)
     輝く色のグラデぇーション
実りの時を触 ....
カップ麺が好きです
お湯をかけて待ってる時間も楽しい
自分にとってカップ麺はご馳走なんだ

カップ麺が好きだというと
貧乏くさい 手抜き 身体に悪いと
知ったかぶった顔で注意されます

 ....
{引用=
冬立つ月の夜

南瓜に火をともす

ゆらぐ明かり 

ゆらぐ 影も 心も

ひととせの 時のはざまの、いつかより

旅芸人たちがやってくる

誰もが 物の怪さながら ....
【乾期】

鉢植えが日ごとうらぶれていく
朝顔はもう咲かないだろう
ふたたび未来をつなげる種だけを残して
それでいいじゃないかと
乾いていく
ほんの少し私も そこで
足踏みしている
 ....
ちょっとした好奇心で
腕を切ってみた
痛み以上に
こみ上げる悲しみは痣になって残った

ちょっとした好奇心で
腕を出してみた
痛み以上に
運命の赤い糸が私にもはっきり見えた
「朝」という字の月の彎曲に
僕は腰掛けている
朝になれば月は消えて
その先のことはわからない

味ノ無イ、がむヲ噛ンデルヨーナ、人生ナノ
ランドセルをしょった姪っ子が口を尖らす
学習院型 ....
ひとかき
ひとけり
その分だけ進む

ひとかき
ひとけり
私の力の分だけ進む

ひとかき
ひとけり
私が今出せる力の分だけ進む
それ以上でも
それ以下でもなく

しなやかで ....
太陽から少し離れただけで肌寒い

少し

少しってなんだろう

肌寒さはこんなに身にしみるのに


外灯が先週よりも

せんさいで優しかった

恋人たちも先週より

せつ ....
 
信じなくていい

涙で帳のおりた夜

そんな夜は、信じなくていい



 
幸せ
という言葉がついたものを買いたくなる
そんな時刻夕暮れ
ひとりはほんとにさむい

ネット上の文字が友達
だなんて言わない言えない

でもいいじゃない電車の
窓にうつるひとにつぶ ....
みんなみんなふけこんでやさぐれて
それでもめにひかりをたやさず
ふみつけられたらふみつけかえして
そしたらまたばいぐらいふみつけられて
つばをはきかけられる

それでも
みんなに ....
地階の
寡黙な土踏まずから
4階の
華やかな脾臓まで
動脈としてのエレベーターは
人と花束と高揚を
送り届けた

6階の
冷徹な口角から
1階の
大らかなアキレス腱まで
静 ....
                131026



ひとめ あなたに会いたいと
地獄の底から這い上がり
やって来ました娑婆の街
変化はありませんとスタッフ
 ....
また冬か、たしかに
冬にはだれかの炬燵の生活(くらし)がある
それでも重心は、大都会のビルディングの隙間から
「6億円、買わなきゃ当たらない」という
電車のキャッチコピーにサラリーマンまみれだ ....
     交わらない
     レールのようなもので
     いいのです
     どこまでも平行線
           
     おなじ景色を観て
     それぞれの思いがあ ....
雨の降る日は遅刻者が多い、と考えただけでも既にいらいらと重くなる頭を、無理に伸ばした背骨で支えて、混み合う生徒玄関で傘の滴に汚れた廊下の掃除の仕方と、遅刻の取り締まり方について、週番の生徒に指示してい .... 話の先にいるはずの姉
明るい声はしだい
次第に光を失い

七歳の姉は五歳の自分に向かい
満面の笑みで輝いていた。

今日の現実に
楽しげな昔が
揺らめく会話

苦々しげな現実 ....
ふとした拍子に
古い記憶が鮮明に
浮かび上がってくることがある

その時食べた食事
見ていたテレビなど
まるで昨日の日記を捲るように
音と色と匂いまで伴って
思い出される 瞬間

 ....
夏休みさいごの日

ぼくは飛行機で全寮制の中学校に戻った

いきなり夏休み明けの実力テスト

ぼくは明るい暑さと空虚な開放感をさびしく嗅ぎながら二日間のテストを終えた

それからは普通 ....
まきびしがなくてコンペイトウ撒いている 雨が降りそうで 今にも

ヤキソバでも
作るかな

雨が降りそうで
降らない

風が冷たい
夏なのにサムイ

君は出かける
ひとり どこかへ
風に吹かれて チャリこいで

 ....
あなたが弾く鍵盤からは
詩が聞こえてきます
ピアノ色の言葉が
楽譜から飛び出して
わたしの耳元でささやくのです

あなたの詩は
私にとっては水の流れ
水色の言葉は
静寂で濁った悲 ....
声に出してごらんよ
その人の名を
あなたは
立派な霊媒師だ

声に出して
呼んでごらんよ
ほのかに
感じられるでしょう?

実体のない
粒子力学
ベクレルでも測れない

生 ....
ミス車内を選んでいる せっかちな夜に飛び込んだ
角砂糖みたいにすぐに溶け
ミルクのように白い肌がねじれて

翌朝は秋の冷え込み
汚れたカップが残された
ショルダーバッグに仕込んだ
高性能の小型カメラは
寝惚けた雨空しか写さないから
今日もメタファーを掴み損ねた

観葉植物の鉢に隠した
最新式の盗聴器は
ふざけたノイズしか拾わないから ....
みみたぶは
いつも冷えている
熱い鍋肌にうっかり触ってしまった
わたしの指を冷やすために
みみたぶは
きっと知っている
それがうっかりではなくて
わざと、であったかもしれないことを
知 ....
たまさんの自由詩おすすめリスト(4525)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
腐る- hiroto22自由詩10*13-10-29
鶏供養- そらの珊 ...自由詩2413-10-29
吐いて月の大きさ- 北大路京 ...自由詩313-10-29
あきから- ……とあ ...自由詩14*13-10-29
【_カップ麺讃歌_】- 泡沫恋歌自由詩18*13-10-29
Trick_or_treat- 月乃助自由詩9*13-10-28
秋の待ち伏せ(ツイッター#pw秋組参加作品)Ⅱ- そらの珊 ...自由詩19*13-10-28
リストカットと献血と私- Neutral自由詩613-10-28
月の跡- りす自由詩12*13-10-28
ひとかき_ひとけり- 夏美かを ...自由詩34*13-10-28
少し- 吉岡ペペ ...自由詩1213-10-28
信じなくていい- 殿上 童自由詩25*13-10-28
夕暮れのホーム- 朧月自由詩613-10-27
def_local(x=6,_y=6,_z=6):- 2012自由詩2*13-10-27
エレベーター- nonya自由詩28*13-10-26
ひとめ_あなたに- あおば自由詩10*13-10-26
ことばの姿(的な)- 乾 加津 ...自由詩12*13-10-26
レール- 石田とわ自由詩14*13-10-26
朝のできごと- Lucy自由詩20*13-10-25
電話ー姉弟2- ……とあ ...自由詩11*13-10-25
【_残像_】- 泡沫恋歌自由詩13*13-10-25
いいともの頃- 吉岡ペペ ...自由詩1113-10-25
まきびしがなくてコンペイトウ撒いている- 北大路京 ...自由詩1013-10-24
ヤキソバ- Lucy自由詩10*13-10-24
あなたからの贈り物- 乱太郎自由詩1613-10-24
ねえ- umineko自由詩10*13-10-24
ミス車内を選んでいる- 北大路京 ...自由詩1113-10-23
フレンチロースト- ただのみ ...自由詩18*13-10-23
探偵- nonya自由詩20*13-10-23
みみたぶ- そらの珊 ...自由詩1713-10-23

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