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ぎょうざを焼いていたら
「星の王子さま」を読みたくなり
けれど本がみつからず
木を抱くようにあなたを抱いて
森との正しい関係について
ためらい
分割払いのようなキスは
うわのそらで
お互いの調和は水 ....
鍵が開かねぇ

 ....
{引用=いつまでも眠ってるフリして
芝居が下手な君
普段よりも綺麗でしょ?
と語りかけるような唇

人差し指に水を晒し それを乾いた唇に引く
少しクセのある髪を 手グシで直してあげる
僕 ....
  そらには大きな口がある
  風でくちづけしてくるくせに
  無口なところがいとおしい



  そらには大きな腕もある
  胸いっぱいに星を抱き
  ついでに燕をつまめるく ....
すべての葉たち

 わらってる

 しゃべってる

 楽器を弾いて

 いるみたい


風が吹き

よりどりみどり

揺れる時
草刈り後の、草の匂いがする
人の血の匂いは
ここまですがすがしくはない
もっと
体中がカッとなるような
そんな匂い


刈られなかった
花壇の花たちは
この匂いを嗅いで
体中がカ ....
               赤く開いた傷口に

           橙の光をなすりつけ合って

       黄ばんだ言葉を交わしながらも

    緑葉であり続けようとした僕達は
 ....
答えって一つなのかなぁ
答えは一つしかないのかなぁ
それって ホント探したの?

ホントにホント??

百人に問いて 九十九人が不正解
千人に問いて 九百九十九人が不正解
一億人に問い ....
{画像=110612024826.jpg}

日焼けに火照った肌が大理石を求める
君の肌えを求める
つやつやした冷ややかさがぼくを貶める
こころが求めている君の冷たい瞳を凝視めながら
ズブ ....
押入れの年月を乱しつつ
奥からあの頃がつまった
プラスチックな衣装ケースを取り出す。
サイドの留めを外し
外気に飛び出た空気を嗅ぐ。
服の折り重なりに手を入れて探り
小さくたたまれた私だっ ....
ただいま。
とは言わずに
疲れた。
と言って玄関を開けると
五年ぶりの父は
風呂にでも入れ、と言った。

ただいま。
とは言わずに
なんだお前か。
と言って五年ぶりの兄は
新聞を ....
夜中に突然空腹が訪れたからって
何もつけてない食パンをそのまま

もさもさ

温かいスープとか
ミルクの入った珈琲とか
作ってくれるお嫁さんが欲しい

よし、
この流れで
お嫁に ....
10日前に言いあった 
苦手な上司と声をかけあい 
皆で円滑に 
お年寄の入浴介助が出来た日 

各々は言葉のボールを 
互いに投げあい 
各々はそれぞれに必要な 
お年寄に手を差しの ....
箍を外すとほうていがへいていしましたが霊気でぬれそぼりました
、箍を外すとらららん星団がシャチのあいだをながれていきまし
た、箍を外すとすでにありづかの収益構造ができあがっていま
した、箍を外す ....
アツクなりきれない太陽も
そろそろ落ち着いて
そんなわけだから戻っても
もういいんじゃないかな

どきどき ばんばん 暴れ出し
駈け出してきたんだろ
吐き出す息も敵にみえて
苦しかった ....
これから先も
これまでも
私たち
出会ってたかも
しれないし
出会ったりする
かもしれないね

それは本当に
おっきなこと
だけど同時に
ちっさなこと

なにかは変わり
な ....
安っぽいラジオから
哀しげなファドが流れて
甘ったるい洋酒が手元にあれば
アイムサティスファイド

おじさんだから、
このファドに抱かれて
この時に留まる。

もしかしたら  ....
窓を開けてみると
音速に乗って
私の部屋に運ばれる
ソプラノリコーダーの{ルビ音=ね}

真っ直ぐでもなく
なだらかでもなく
S字やクランクを走行してる
教習車みたいな音色

先生 ....
{画像=110609020839.jpg}

誰もが想いを求めて立ち止る時
人は静かに息を継ぎ
少しく肩を落として振り返る

回りの木々は色彩を落とし
静かにあなたの瞳を見守るだろう
 ....

彼女を携帯の電話帳から見つけて      
通話ボタンをタッチする。         
コール音が鳴り出す。           
鳴り続ける。               
と 機械的 ....
果てでは
混ざりあう灰色が
涎を垂らしている

むらがる夜の下では
性器をひるがえす少女

果てでは
結ばれたはずの日々も
きっときれいにほどけている

見なかった夢を見るこ ....
粘っこい足跡なんて
振り返りたくはないし
遠くへ行くつもりもないから
マイペースの匍匐前進

アンテナは柔らかいけれど
難しい言葉は受信できないし
とてつもなく臆病だから
ツノもヤ ....
窓辺に頬杖ついてひとりぼっちの夜に
どこからか漂う甘い誘惑
私の胸はざわめいて夜を彷徨い始める
忘れていたせつない愛が今宵蘇る

白い花に抱かれながら
失くした愛を嘆き続けるわ
あんなに ....
あるひ、
人生がながれだして いや
これまでもずっと
ながれている
ことをおもう
おじいさんや女子高生が
目の前をひだりから右にあるいている
雲は勢いにのり ぐいぐいと
きえていっ ....
私たちは
おりがみのくに
二次元を

小さくたたんで
つるになって

おなかの隙間から
ふう、って
息を吹き込めば

祈りを宿した
強い記号だ


メレンゲを
淡く
 ....
ちびっ子がちびっ子だった頃


男の子は半パンにランニングシャツ
女の子はノースリのワンピとかで原っぱを駆け回っていた

いじめっ子、いたことはいたけど
みんな等しく貧しんだって思いでお ....
ゲームはおしまい
うちにかえって眠らなきゃ
きめられた腕のなかで
いつも通りに

それがどんなに退屈でも
ゲームはゲームでなきゃならないよ
気になるあの子からもらった
角が二箇所内側に折られた
秘密のお知らせ。
開くのが惜しくて
放課後でもまだ読んでいない。
カラーのポールペンで
まるっこく書かれた ぼくは
色合い綺麗で
 ....
「扇状地の地層が出ました!」土木技師が言う
「へっ?」
「いいですか、そのオタマジャクシのような目をおっぴろげて
 向こうの山をよーく見なさい。谷の出口があるでしょう
 あそこから溢れた水と砂 ....
見透かされるわ
欲望を
潜在意識に
秘めてある
自分のための
ためだけの
秘かな遊びを
開いたら
そっとフタして
閉ざしましょ
いつか誰かが
気づくまで
そっと寝かせ ....
たまさんの自由詩おすすめリスト(4531)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
みどりになる日- 阿ト理恵自由詩14*11-6-13
- TAT自由詩2*11-6-13
眠ってる君- subaru★自由詩11*11-6-13
そらのからだ- 草野春心自由詩6*11-6-12
緑たち- 結川菜青自由詩411-6-12
- 小原あき自由詩8*11-6-12
- nonya自由詩18*11-6-12
答えは一つじゃない- subaru★自由詩6*11-6-12
薔薇_/_陽の当たる暗闇で- beebee自由詩1211-6-12
夜の夏- 電灯虫自由詩11*11-6-12
家族- かいぶつ自由詩10+11-6-12
i_want_you- 鳴海自由詩2*11-6-12
労働ノ涙_- 服部 剛自由詩311-6-11
モニュメント・エックス_(生体反応の設計)- 乾 加津 ...自由詩22*11-6-11
夕焼けをむかえに- 朧月自由詩511-6-11
原始- 結川菜青自由詩411-6-10
このファドに抱かれて- 御笠川マ ...自由詩511-6-9
私の部屋に運ばれる音色- subaru★自由詩6*11-6-9
立ち止る影_/_人生の痛みこそ- beebee自由詩11*11-6-9
場面場面- 電灯虫自由詩7*11-6-9
果てでは- はるな自由詩611-6-8
カタツムリ- nonya自由詩18*11-6-8
ナイトジャスミン- 未有花自由詩10*11-6-7
むじょう- 唐草フウ自由詩9*11-6-7
おりがみのくに- umineko自由詩22*11-6-6
夕暮れのひと- 恋月 ぴ ...自由詩28*11-6-6
ゲームはおしまい- はるな自由詩311-6-6
そんなやり取り- 電灯虫自由詩7*11-6-6
家を建てる場所- 西天 龍自由詩211-6-5
- 結川菜青自由詩411-6-5

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