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 バスで朝日を浴びていた。ハロー、ハロー、こちら太陽系第三惑星地球、バスは太陽を左手にまっすぐ進んでいた。
 日の熱が生理のときの頭痛のように左頬とこめかみから立ち去らない。しばらく目を閉じた。顔に ....
くぐるのか
こえるのか
あたりまえに
たのしげに
なわの向こうへ
消えてしまった

きっと時代や風にも乗れるのでしょう
できない者にはいつまでも不思議

なわは蛇のようにうねり
 ....
こころもとなくなる
ここを歩いているといつも
どうしてか
砂地には
足跡は残せず
一本の根さえ張れないと思うのだ
ほってごらんと
父は言った
ほりだすそばから
哀し水がしみだし
確 ....
 
あなたとわたし

その狭間にあるわたし

それだけがほんとのわたし



 
継ぎはぎだらけのタペストリー
隙間から柔らかな風が吹いた気がして

離島が点在する
静かな海をゆく船を夢想する

日常は羅針盤もないスケートボード
リュックひとつでバランスをとって乾いた ....
眠れない夜の羊たち
番号を与えられ順番に沈黙に浚われていく
まるでアウシュビッツの塀の中で

私の孤独は刃の欠けた短刀
羊たちの羊毛を剥ぎ取ることも叶わない
そして絶望も錆びれて
 ....
π(パイ)


二畳ほどもある焼き釜は
林檎とシナモンの焼ける
例えようのない良い薫りです

どれほどの林檎が燃え盛る炎に
くべられたか その林檎の数には限りがありません
讃えようも ....
わたしは
あなたが削りとられていくというのに
二酸化炭素のういた水をのんでわらっている

この海はどこにも
繋がらない海です

生活に名前を縫いつけましょう
自殺者百万人
 ....
傷ついているひとを見るとつかれる
かわいそうのエネルギーが
ギザギザになってあたしにぶつかってくるから
ちょっとやめてよ
って離れる
誰もが所詮 人間だ

冬の風すらやさしい
夜の庭で ....
あなたの瞳は
地球ほど小さい
渦巻く星の雲浮かべ
光に濡れる黒い華

――めぐすり ひとしずく

恩恵とは湧き上る涙
乾いた世界に満ちて溢れるもの 

柔らかく羽ばたいた
ひとつ ....
残響、
生まれ絶えることなく
静謐循環回帰スル物質の界

透明な音の響きの渦に呑み込まれ
感情は濾過され
音の響きは音の響きを引き裂き残響
鋼鉄を叩き合い振動増幅し震え震え
宇宙の深淵 ....
できの悪い推理小説のプロット
夢の死に絶えたファンタージェン

造物主のいない創世記  
すべての夢がわずかな因果の隙間に託されるなら
いつもつまずいている僕はニッチな日雇い漂流生活者

 ....
ちからなく たちつくす
たちつくすと きになる
きになると えだわかれ
えだには はが のぞむ

はっぱは かぜをうける
いきたいのか ちぎれても
いきたくないのか くちても

ねが ....
寒い冬の夜に
赤い提灯と屋台の車
そこにおじさんひとり。
マンションに囲まれた
住宅地に赤い光と屋台と煙
香ばしい甘い焼き鳥の匂いと
屋台から流れるラジオの音

"いらっ ....
夕暮れがやって来る頃決まって私の腕に止まる君
ねぐらへ帰る途中なのだろう
一羽であることもあるし
友達を連れてにぎやかにさえずることもある
いやもしかしたらきょうだいだったのかもしれない
あ ....
雪のような歌がある
静かにふってきて
いつのまにか景色を一変する
真新しい一面の白紙を前に
こころ躍らせる者
昨日を忘れてしまい
ペンのように立ち尽くす者
雪のような歌がある


 ....
ごつごつとふしくれだっていくものが
望む形に程遠く
お前を育てていくのだとしても
遠く海を越え吹き渡る風に
しなやかな枝を延べたい願いがある
あの虹は君に向かって架かっているのだろう
消えないうちにクルマを飛ばせば逢えるのかもしれないな

幸せの音がたぶん鳴っているんだろう
庭には綺麗な花が咲いてコドモが唄ってるんだろう
とき ....
とびっきりの笑顔ひとつください
おいくらでしょうか?

こころの痛みを鎮めるお薬ひとつください
どこかにありますか?

曇りのない青空のもと
もうお気に入りの傘も要らないと
言ってくれ ....
3が降っているお店を見つけた。あまりにもたくさん降っているので、ウィンドウの左端に溜まってプルプルと震えてるみたいに見える。これはきっとサンプルなんだろうと思って3の一つをつかんで引く(pull)。す .... 向こうの林の梢の上に
三角からすを止まらせて

昨日のぼくの ろくでなし
あしたに恃む すべもなし

雲にまかれた梢の陰に
三角からすを潜ませて

(三角からすっていうのがいるんです ....
目が口ほどにモノを言う人たちに囲まれて
君の視線のフィラメントが闇のように漂う
人見知りがひとり 見知らぬ人たちと
待合室でチェスの駒みたいに包囲され
遠くから黙々と頭を打つ冷たい秒針は亡霊だ ....
うつむく癖があるのです
うわめづかいに空を
ちらっとみる癖があるのです

ほんの少し
確認するだけでそれでいい

あるのだから
空はいつもそこに
わたしは
わたしのなかの光を
信 ....
スーパーの袋にいっぱいのみかん
向かいの席に座ったおじさん
着いた駅のホームで倒れた
淋しかった夜更けのホームが
めいっぱいの 太陽の色にあふれて 


スマホで救急車を呼ぶ人 
 ....
土から抜かれた細葱を刻んで
食卓にそえる

グラスに水を入れて
残りをさせば
頭と根がのびてくる

日にひとつ
歩みをへらし
粥をへらせば
命でこのよに
帰れるけど

初雪の ....
たいせつをさがしている
大袈裟でもなく控えすぎず弾力をもつもの

空は低いが僕の中にそれをおしあげる力があるだろうか
誰も風化しない星々も変化しないのではちょっと困るのだ

粘土のように塑 ....
前に体重がかかっていますね
と 足型調べる靴屋さん

胸は反らせているはずなんだが
と わたし

町中を歩いて
ウインドウに映るわがすがた横目で眺めれば
なんと言うことだ
前屈みでせ ....
夜が明けたら
真っ白の世界
魔法使いが杖をひとふり
呪文を唱えた
犬は喜び 庭駆けまわり
猫のあたしも
心躍る

歩道橋ですれ違う子どもはみんな
いつもよりはしゃいで見える

い ....
天気予報を見ると、日本のどこかに雪のマークがついている。ツンとした空気の真ん中で、息を吐く。するとその音が思いのほか大きくて驚く。あったかい毛布を肩にかけ、音楽を聴く。ロックを。できるだけ明るいロック ....             151126
稚内から
26時中
わからないから
浮かない顔して
雪虫を眺めてた
あれは15歳の時だった
ナンバー87はと問われ
78ならば受信用5極真空管
 ....
たまさんの自由詩おすすめリスト(4524)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
(1/3)伊勢うどんをマフラーに- 吉岡ペペ ...自由詩115-12-20
なわとびあそび- ただのみ ...自由詩18*15-12-19
砂浜- そらの珊 ...自由詩1815-12-14
わたし- 殿上 童自由詩20*15-12-13
風とスケートボードと- 梅昆布茶自由詩2115-12-13
静かなる睡眠- 乱太郎自由詩17*15-12-13
アップルパイの2乗- るるりら自由詩22*15-12-12
二酸化炭素- はるな自由詩415-12-11
ココアと人間- ユッカ自由詩915-12-9
めぐすり- ただのみ ...自由詩16*15-12-9
楽_音- たけし自由詩7*15-12-8
季節はずれの蜃気楼- 梅昆布茶自由詩1415-12-7
くものうえの_いき- 砂木自由詩11*15-12-6
焼き鳥屋さんの詩- 自由詩7*15-12-6
すべての梢は止まり木である- そらの珊 ...自由詩2315-12-5
歌が聞えてくる- ただのみ ...自由詩20*15-12-5
北の木- Lucy自由詩1515-12-4
あの虹は君に向かって架かっているのだろう- 北大路京 ...自由詩1215-12-4
priceless- 梅昆布茶自由詩18*15-12-1
12,976歩- こうだた ...自由詩4*15-11-29
三角からす- オイタル自由詩8*15-11-28
ひとしれずゆくえしれず- ただのみ ...自由詩16*15-11-28
空色のこころ- 朧月自由詩415-11-27
みかん- 藤原絵理 ...自由詩9*15-11-27
up_down_- mizunomadoka自由詩715-11-27
たいせつの歌- 梅昆布茶自由詩19*15-11-27
前屈み_ー歳を取るとはこういうことか8ー- イナエ自由詩14*15-11-27
雪が積もって- Lucy自由詩14*15-11-27
20分の儀式- ユッカ自由詩1015-11-26
ニロクジチュウ、ウカナイ- あおば自由詩8*15-11-26

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