すべてのおすすめ
つららが少しずつ短くなった
しずくがきらめいて揺れてる

あたしの頬に触れる指先は
ささくれだって冷たいけど
やわらかな子猫を抱くような
そんなしぐさから伝わってくる

手の冷たい人は ....
紅茶に檸檬の一切れを  
ぎゅ…っと搾ったら
カップの中が
ぱっと明るくなりました

目の前のあなたにも
一日一回
垂らしてみたい
檸檬の滴  
いいたいことは
大体決まっているんだ
真昼間のフクロウが
寝言を言っていた

ジャングルジムのうえ
タバコを吹かす少年のなまえはない
あるのは


ほしぞらと月だけ
でもちっとも ....
露草な心のまま こぶしを天に突き上げ
リズムを刻むたび 霧が 晴れてゆく

遥かな思い出は 縁側の飛行機模型
竹ひごをしならせて 夢は青空 

若くて死ぬことも
老いて生きることも  ....
 
言葉を編み

視線を編む

少しは暖かくなってくれたかな



 
私の記憶が確かならば
去年の今頃は猫がいました
私の膝の上に私とは正反対の
とても品のある猫がいたのです
気づいた時にはもう既に
あたり前のようにいたのです

私の記憶が確かならば
去 ....
手渡しされた新しい年は
少し
湿り気を帯びていて
私の砂時計は
サラサラと流れていかない

古い年に取り残されたものたちが
色を失い
塵、となって積もっては
風に吹かれて
冬空に溶 ....
山の際を淡く染めていく
年の初めの最初の光を
あつめてできるノートがあって
誰にでもあるそれは
こどものうちはとっても厚いの。
書いても書いても尽きることはないの。
大きくなると見返すよう ....
この国は人生だ

答えなどないのに

答えをいまだに探しているから


煩悶して

狂喜して

そんなものを探して

得意や蹉跌を嘗め

黄昏のなかなのに

青春を謳 ....
伯父さんのお葬式の日に
父に会いに行った
病床で 夢と現のあわいを
ゆっくり行き来している父は
「今○○さんが来て行った」と
仲良くしていた兄の名を言う
その人が亡くなったという事を
お ....
栗色のたてがみをなびかせ
どこまでも駆けて行く
その凛々しい姿どこまでも
草原の果て 日の昇る場所
おまえは駆ける 駆ける
休むことを知らない
この大地をどこまでも
おまえはひとり駆けて ....
ことしもあたらしいかなしみがやってくる
それでいいのだと思う

ことしも友が去ってゆく
それはしょうがないこと

遠慮なく時は過ぎひともかわる
すべてをうけいれてはいられない

僕の ....
じゅうたんをほどいてゆく
いろとりどりの糸があらわれる
つむがれていた星々の
ものがたりがきえていった

糸をほどく
きぬの生まれでた
まゆにもどってゆく
蛾のはいた
むすびめのない ....
つまびく。



つまびく。
とおい音がする。

海辺の砂の、さらさらという音にも似ていて、
夕闇の中、季節外れの蝉が最期の力でうたう音にも似ていて、



それでい ....
庭のバケツに張った氷
この氷の大きさはバケツの大きさ

日が差し込む部屋
この部屋の明るさは窓の大きさ

部屋に響く笑い声
この笑い声の響きは安らぎの大きさ

何事もなく流れる時間
 ....
夜を抱いて眠っている
布団の中が宇宙だ
せっかちな朝が起こしに来ても
夜が放してくれないのだから
おれのせいじゃない そもそも
三百六十五日ごとにリセットされる
そんな人生を歩いては来 ....
入学したての小学校の教室の机に
ひらがなで名札がついていた
その席に座ったら
ひとりぼっち
と風がささやいた

家に帰ると
オコちゃん
おやつがあるよ
と母に呼ばれる
近所の子ども ....
麗しい時間が
高速のように
過ぎ去るのは
なぜだろう

新雪を踏む
この一時の喜びも
同じ気持ちなのだろうか

淡い月夜の匂いも
沸騰したての湯気も
机上での思わぬ発想力も

 ....
 
浮気なGigiをききながら

ホットワインで、邪な心をたぎらせる

どうせ凍てつく空気に見透かされるのだから



*YouTube 浮気なGigi(加藤和彦)
 http:/ ....
林檎の花は雪色 蕾は朝焼け
雪に枝を折られながら
木を裂かれても 根は雪を吸う

発芽し実になる芽の成る術を
同じく過ごし 来年の芽は待つ

芽が実になるのは二年越し
熟成は枝から始ま ....
よく わからない

人が
街が
景色が
過ぎた時が

よく わからない

あの日の嘘が
私の中で 歌い 踊り
そして笑っている
そんな日常も
それ自体 嘘のよ ....
  ストライクが入らない
  言葉の投げ方を、忘れたから

  キャッチャーを
  キリキリ舞いさせながら
  交代を告げる声を、待ち望む

  変化球に入れ込みすぎて
  指の関節が ....
今年も届いた母からの小包

まずは
?AKB48みたいな洋服がほしい?
という娘達のリクエストに応え
母が見つくろってくれた 
チェックのワンピースやミニスカート

その下には
ハロ ....
ゆらゆら路地裏に消えていく猫の尻尾
日曜日の午前9時
空がある
雲はない
宇宙がどのようになっているか いつの日か科学は突きとめるだろう
宇宙が何故在るのか 誰も永遠に分からないだろう
テ ....
水星
{引用=みんなより泣き虫な私ですが
もしものときは貴方の熱い涙も、全部
私のそれに溶かして差し上げます。
その代わりといっては何ですが
私からいつもより
少しばかり濃い塩の匂いがして ....
 
とある娘に、とある感情をいだき

とある表情に、頬を赤らめる

とある私



 
明けない夜はないと教えてくれた人は
暮れない昼もないとは言ってくれなかった

やまない雨はないと教えてくれた人は
永遠の晴れもないと言ってくれなかった

幸せの気配を感じるたびに身構える
 ....
その人に投げかけた孤独が
勢いよく跳ね返されてきて
私の胸に鮮やかな痣がプリントアウトされた夜

傷だらけの そのくすんだ球を
手毬のようにつきながら
迷い込んでいくサイバー・ラフォーレ
 ....
だまされたのかも知れない
甘いにおいに誘われて
近づきすぎた

 人だって 
 グルメな匂いに弱い
 縁日の雑踏の中の醤油の臭い
 に誘われて 
 埃と一緒に口に入れる
 焼きと ....
すべては夢

吹く風も

木陰の光も

朴訥な勇ましさも

無声映画の悲しみも

すべては夢


ながれる

夢をみてる

つよく

悲しく

一人立つ

 ....
たまさんの自由詩おすすめリスト(4531)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
ねこやなぎ- 藤原絵理 ...自由詩414-1-7
檸檬の滴- 服部 剛自由詩414-1-6
ラストダンス- マーブル自由詩514-1-6
飛行模型___(第三稿)- るるりら自由詩26*14-1-6
編む- 殿上 童自由詩23*14-1-6
鎖骨を狙え- 左屋百色自由詩12+*14-1-5
明け惑い- 小林螢太自由詩12*14-1-5
日々之遺言- bookofheaven自由詩3*14-1-5
この国のかたち- 吉岡ペペ ...自由詩414-1-4
牧場- Lucy自由詩18*14-1-3
- 未有花自由詩23*14-1-3
ぱたぱた- 梅昆布茶自由詩2114-1-3
機織り- そらの珊 ...自由詩17*14-1-2
つまびく。- 田園自由詩10*14-1-2
大きさ- ichirou自由詩10*14-1-2
一月一日に- ただのみ ...自由詩24*14-1-1
二つの名前- 殿岡秀秋自由詩1214-1-1
位相- subaru★自由詩15*13-12-31
浮気なGigiをききながら- 殿上 童自由詩13*13-12-30
ゆ木- 砂木自由詩15*13-12-29
そんな世界で- 自由詩5*13-12-29
マウンドにて- まーつん自由詩19*13-12-28
味噌漬けと詩集- 夏美かを ...自由詩31*13-12-27
散歩の途中で__take2- 空丸ゆら ...自由詩1913-12-23
惑星ラブレター- 愛心自由詩1413-12-23
とある私- 殿上 童自由詩18*13-12-22
永遠を願う歌- クナリ自由詩11*13-12-19
サイバー・ラフォーレ【電脳の森】- 夏美かを ...自由詩25*13-12-19
ウツボカズラ- イナエ自由詩18*13-12-19
夢をみてる- 吉岡ペペ ...自由詩213-12-19

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